« October 2006 | Main | December 2006 »

November 30, 2006

「海の神話」発売

 タイトル通り。
 朱鷺田の新刊「Truth in Fantasy 73 海の神話」がAmazonで購入できるようになり、カバーアートも見られるようになりました。サイドバーに上げておきますので、興味のある方はどうぞ。 
 おそらく、昨日の出荷という形ですので、都内では週末には店頭に、その他の地域でも来週には入荷すると思います。

「海の神話」
 世界各地の海にまつわる神々の物語を、海域ごとに集めて紹介した一冊です。
 世界各地で人々が織りなしてきた海にまつわる物語を地域ごとに紹介。ポセイドン、アフロディテ、マナナン、タンガロア、マケマケ…。多種多様な神話の海をお楽しみください。

 Truth in Fantasy 73

| | Comments (0)

実相寺監督逝去

 タイトル通り。
 実相寺昭雄監督が逝去された。 →ニュース
 幼少時、「ウルトラセブン」を見ていた口なので、非常に残念である。
 間もなく公開の映画「シルバー假面」が、いかにも、昭和テイストというか、葛葉ライドウというか、懐かしい世界観で、設定はかなりやり過ぎな勢いのある作品であるので、健在を喜んでいたちころなだけに、寂しいものである。
 哀悼の意を表したい。

●メモ代わりのブックマーク

 最近の注目ニュース・ブックマーク

 触ることでアクセスするウェアラブルPDA
 朱鷺田的には、『真・女神転生X』のアームターミナルか、『シャドウラン第四版』のARグローブですね。AR(強化現実)ゴーグルが対応すれば、SR4のワイアレス・ワールドはすぐそこ、という感じです。

 米空軍が「ジェットモグラ」型兵器を開発、地中を自在に進行
 対地下基地用のミミズ型ドリル・ミサイルですね。
 『ブルーローズ』で書いていたことがどんどんリアルに近づく予感。
 昨年のイルカ兵器事件やサイバーアームの一件でも思うのですが、最近の米軍は、かつてのソ連軍、ドイツ軍並のトンデモ兵器開発集団になっているような気がします。そして、それが実際に役立つ戦場があり、実戦投入が続いている……シュールとしか言えないが、それもまたリアルである。

 「ケロロ軍曹」アメリカ進出
 そうか、あれはファミリー向けアニメに発展していたのである。
 しかし、どこまでガンダム・ネタをやれるのかな?

 Yes プリキュア5
 プリキュア新シリーズはヒロイン5人? それはそれでアリかと。
 

| | Comments (0)

November 29, 2006

永遠の冬【35】UP、スケジュールなど

 諸般あって、東京魔法陣の構造と格闘中。

●永遠の冬【35】UP

  「深淵」小説のウェブ連載「永遠の冬」の第35回「闇の声」をスザク・アーカイブにアップしました。

●スケジュール・メモ

12/24 R&Rステーションのクリスマス・イベント
 シャドウラン第四版のマスターの予定。

2007年4月8日 ゲーム・マーケット2007 
 テーブル・ゲーム・フェスティバルにはいけなかったので、こちらは行きたいですねえ。

●東京魔法陣

 参考書籍のメモ。
・東京魔法陣、大江戸魔法陣  加門七海
・アースダイバー 中沢新一
・神社の系譜 ~なぜそこにあるのか?~ 宮元健次
・江戸散歩、東京散歩

◆復刊ドットコム深淵復刊投票

| | Comments (0)

November 28, 2006

深淵:雪の封印と火龍

 雪の封印が晴れるとき
 それは火龍が舞い降りるとき

●大分へ

 昨日夕方、大分より戻りました。
 以前、呼んでいただいた大分のコンベンションにて、「深淵第二版」のGMをしてきました。帰ってきたら、色々あって、今も、英語と格闘継続中です。それで少し遅くなりましたが、生存報告を兼ねて、レポをば。

 大分へ向かったのは夜8時過ぎの羽田発のJAL機。ひさしぶりの夜のフライトで、離陸直後に窓から見下ろすと、東京湾周辺はギラギラと輝いている。自分の住んでいる街ではあるが、それは幻想的、いや、恐ろしいほどに明るい。サイバーパンク的な世界、SR4のNeo-Tokyo Sprawlはすでにここにあると実感させるものである。

 到着したのは、北九州市小倉南区に出来た新北九州空港。九州と本州をつなぐ関門海峡の九州側、小倉のあたりにある。朱鷺田的には、高杉晋作が攻め込んだあたりという感覚。
 そこから、車で南下し、大分へ。その晩は主催者の内田氏の家でクトゥルフで盛り上がる。

 翌日、朝からコンベンション。大分だけでなく、宮崎からの参加者も含めて、10数名のアットホームなイベントである。午前中はボードゲームやカードゲームをしながら、エンジンを温める。「通路」「ゴキブリ・ポーカー」「人狼」を遊ぶ。
 「人狼」は、ダ・ヴィンチ・ゲームズ版ではなく、四角いほう。自分が死んだら、他の誰か一人を倒せる「狩人」の存在がユニーク。こちらのバージョンは初めてだったので、なかなか興味深い。

●雪の封印と火龍

 午後は「深淵第二版」のGM。
 即興・渦型で、雪山に隠された魔族の封印を解きに行くというもの。なぜか、火龍が絡んでくる。

●PC

盗賊ブラッド
運命:封印の解放者、死の約定
 『宝玉の大公』に魂を売り払い、母親を生贄に捧げて、異形の力を手に入れた元盗賊。封印の破壊者としての力を得て、山奥にある雪の封印へと向かう。

吟遊詩人 ルーフェン
運命:無垢、依存症
 無垢なる魂を持つ吟遊詩人。記憶がなく、ただ持っていた竪琴だけを心の支えとしている。竪琴には冬の魔族の紋章があり、それに導かれているのだが、何かの運命でその魂は魔法から守られている。

商人アレクセイ(奇妙な旅人)
運命:自己犠牲、呪われた魔剣
 異端結社「緑の猟犬」に属する異端者。漆黒の魔剣を得て、魔族解放の戦いに身を投じる。

弓兵シオン
運命:親が罪人、教団からの脱出
 父親ハールは、魔法の武器「龍王の大槍」を盗んで逃亡、シオンはそれを追って旅に出た。父の事情を知るため、召喚魔道師たちの秘密結社「雪蛇」に加わるも、世界の滅びを計画するがごとき、邪悪な魔道師たちに嫌気がさしつつもある。結社の命令で、封印の解放者ブラッドを監視するべく、キャラバンにもぐりこむ。

傭兵コンラッド
運命:死霊の守護、不義の子
 平凡な家庭だったはずだった。だが、父ライオネルは、平凡さを偽り、いつか魔族教団のために役目を果たすべく、待機していた隠れ異端者であった。そのゆがみは母メアリーを不義に走らせ、コンラッドは不義の子として生まれた。愛する父との相克の中、森で出会った不思議な女性エリスと結ばれるが、エリスは死に、コンラッドの魂はその死霊に囚われたまま。
 そうした折、父の待ちわびた教団からの指令が届く。「封印へと迎え」と。すでに病床にあった父に代わり、コンラッドは北へ向かう。父の役に立つために。

●雪の封印

 それぞれの運命に導かれ、北へ向かう商人の小さなキャラバンに加わる人々。やがて、山道を進むうち、ルーフェンの竪琴と歌声に呼ばれるように舞い散る雪。その中を舞う雪狼の影。キャラバンは山道を急ぐが、やがて、雪が本格的に降り始め、迫る夕闇に、キャラバンは山中で一夜を過ごすことになる。
 紡がれる夢の中、迫り来る火龍の狂気によって、無垢の封印を解かれたルーフェンは、自らが雪の封印へ、封印の破壊者ブラッドを導く定めにあることに気づく。雪の封印の背後に隠された真の封印を開くために。
 そして、巻き込まれていく人々。
 魔族の力を手に入れたいアレクセイは、同じく異端の匂いを漂わせたシオンに近づくが、監視を命じられたシオンは、アレクセイの異端の気配に警戒する。彼は同じく魔族に関わる結社の一員ではあるが、その秘密結社「雪蛇」は魔道師学院の過激派召喚師が結成したもので、魔族の「管理された状態での解放」を目指していたのである。
 シオンは運命の時が来たのを感じつつあった。おそらく、火龍を呼び寄せたのは、父のハールが盗み出した「龍王の大槍」。それを破壊せねば、封印からの解放を実現しても魔族は火龍の焔に焼き払われる。なんとかしなくてはならない。
 最後まで迷うのはコンラッド。父に向かって、己の「実用性」を証明するため、死んだ恋人エリスのささやきにしたがってここまで来たが、魔族を解放することに対する「正しさ」を見出せない。

 されど、火龍の気配は、人々を追い立てる。

 この雪が晴れたとき、火龍が現れる。
 明確に近づく気配に、人々は馬車を捨て、夜の雪道を封印の村へと向かう。夜半過ぎ、峠を越えた一行は、村の中央で火龍の火を上げる何かを見る。おそらくは「龍王の大槍」。狂気と破壊を招こうとする魔法の武器。
 雪道を駆け下りた一行は、夜明けの前に、龍王の大槍によって焼き払われた村の残骸の中へと駆け込む。村の中央には狂気のごとき蒼き輝きを放つ「龍王の大槍」が大地に突き立てられている。その根元にはシオンの父の屍があった。この村を焼くために血を流しすぎたのか、もはや、冷たくなっていた。
 怒りのままに、大槍を破壊するシオンとルーフェン。

 アレクセイが雪の封印を断ち切ると、そこから、雪の戦姫が出現し、火龍との戦いに飛び立つ。
 空中で交差する雪の戦姫と火龍であるが、魔族さえも凌駕する火龍の炎に雪の戦姫は深手を負い、雪山へと落下する。案内人としての役目を負えたルーフェンは姫君を救うべく、雪山へと走る。

 ブラッドは運命の声に導かれ、深淵を開き、彼の求める真の封印へ向かって飛び込んでいく。
 アレクセイは、それを支援するべく、漆黒の魔剣を構えるも、結社の「真意」を悟ったシオンは、「緑の猟犬」が魔力を手に入れないように、アレクセイを大弓で射る。胸を貫かれ、瀕死の重傷を追ったアレクセイであったが、「黒き翼」に仕える魔剣の力を借りて、飛翔し、火龍へと突進する。一撃を加え、ブラッドがより深く沈んでいく一瞬の時を稼いだが、火龍の吐く炎の中に跡形もなく焼き尽くされた。

 コンラッドは、生き残る最後の手段に賭けた。
 「龍王の大槍」の残骸を掲げ、火龍に呼びかけながら、雪の斜面を駆け上がった。ルーフェンの向かったのとは逆の方向へ。全力で雪の斜面を走るコンラッド。手中の槍の穂先に最初の朝日が当たって輝く。そして、突進してくる火龍。雪の斜面が爆発した。はじけた。コンラッドはその直前に、大槍を投げ捨て、斜面を転がった。

 シオンは残された村で呆然と立ち尽くす。
 皆、消えていった。
 ブラッドは異界に消え、アレクセイは龍に焼かれた。槍を持って走ったコンラッドの後を火龍が襲った。恐らく生きてはいまい。ルーフェンはどこかに消えてしまった。
 おそらく帰る時だ。父の最期を語るために。

 雪の斜面の底で、コンラッドは気づく。
 生きている。
「エリス」
 呟く。
 魂となった恋人の声が聞こえる。
「我らの役目は終わりました」
 生きよう。君の声が聞こえる限り。

 そして、深淵の底で必死にもがくブラッド。
「大公さま!」
 しかし、異界の魔力の前に、人の子はあまりにも脆弱な存在でしかなかった。ブラッドは深淵の中に溶けていった。封印を前にして。

~終~

●感想

 最後は火龍を相手に時間稼ぎの戦闘をしつつ、封印とのバトルロイヤルという派手な展開でした。皆様、お疲れさまでした。火龍と魔族の夢が交錯する夢歩きで、頭を悩ませつつという展開が面白かったですね。

 この後、閉会まで談笑。

 女の子に「Secret of Japan」のキティルフを見せたところ、ツボに入ったらしく、呼吸困難になるほど爆笑してくれました。他の人のSAN値が減るところを生で見せていただきました。
 また、『真・女神転生X』のキャンペーンをしている人とも、お話。今、40レベル前後で、巫女=完全造魔とか、魔人やってますとか、学園物にして、まほら学園のキャラをコネ表に加えましたとか、楽しんでいただけるようでよかった、よかった。魔法系のパワー不足が目立つとのこと、そういう場合には、『退魔生徒会』の追加スキルをどうぞ。
 続く打上では、地元の名物をいただきつつ、色々な話をば。地域の風習や文化というのはなかなか面白いものです。

●宇佐神宮

 月曜日は、宇佐神宮へ。「巫女本」の取材でもあるのですが、どちらかといえば、神域の空気を吸いにいってきました。宇佐神宮は八幡大菩薩(応仁天皇)、宗像三女神である比売大神、神功皇后を祭る八幡総本宮である。古代には、神託の女禰宜がおり、道鏡事件で大きな役割を果たす他、神仏習合の魁となった場所でもある。
 雨が降り出す中、主な社殿を参拝し、宝物殿を見てきました。

 午後の便で東京へ。

 主催者の内田ご夫妻を始め、コンベンション参加者には暖かいお言葉をかけていただき、楽しい三日間を過ごせました。色々お土産をいただきました。アレは家族でおいしくいただいています(現在進行形)。
 色々お世話になりました。

●往復で読んだ本

・マルドゥク・ヴェロシティ 3
 完結。『スクランブル』の背景。そして、濫用に至る葬列。

・ピルグリム・イェーガー 6
 これも冲方丁の原作である、歴史伝奇コミック第一部・完結編。
 葛藤と戦い、決別の歌。
 そして、狂気。
 いいねえ。
 第二部を待っているよ。

・喰霊 3
 退魔系コミック。黄泉編終了。日比谷に封じられた悪霊というと、将門かと思ったのですが、悪魔というか、魔王というか(天狗というがそうは見えない)が出てきました。うむ。

・銃姫 1
 高殿円さんの人気ファンタジーのコミカライズ。魔術を銃弾として打ち出す魔銃士になった少年と、聖女の旅。捜し求める「銃姫」はまだ登場しないが、二人のコンビが面白いですね。

| | Comments (0)

November 25, 2006

出かけてきます

 夕方の飛行機で、大分に行ってきます。
 月曜日の夕方戻りですが、体力の関係で、更新は火曜日になるでしょう。

●学校のメモ

 企画科のライティングで、小学生向けの雑誌を読み、そのために記事を書くという実習を。
 題材は「小学生にゲームデザイナーとは何か説明する」。
 なお、漢字は小学三年生が分かるものに限り、総振り仮名つき。

 ライター科1年にも同様の実習を。
 その代わり「ゲームライターとは?」でも可能。

 これは半年間の結果が見える実習。

●ぴっちぐみ

 今回買った小学生向け雑誌の一冊。
 「おしゃれ魔女ラブAndベリー」中心の一冊。(来年春劇場アニメ化だそうで)

●ダイアモンド

 鈴木銀一郎先生推薦のボードゲームを購入。廃棄されたダイアモンド鉱山にもぐりこんで、残っているダイアを拾い集めるゲームだが、欲をかきすぎると死にます。
 3~8名。20分。
 ときどき、小学校低学年の割り算が出来ないことが判明するゲーム。

| | Comments (0)

『真・女神転生X』退魔生徒会Q&A(仮)

聖華学園退魔生徒会 Q&A(仮)

 『聖華学園退魔生徒会』付属の追加ルールについて、いくつか質問のメールをいただきましたので、回答します。これは仮の措置です。公式なQ&Aは、正誤表とまとめて、公式サイトに掲示しますので、これは「仮の回答」だと思って下さい。「ペルソナ使いとソウルリンク」、「総攻撃チャンス」は重要な修正を含みますので、使用する際は、ぜひ、ご導入下さい。

●総論

Q:「お父さん」と呼ばせて下さい。
A:許さん!

Q:「娘。」のために、レベルの高い悪魔を作成して上げるのは、親馬鹿だと思いますが?
A:「親馬鹿」は認めます。その上で、悪魔PCは人間PCより、5レベル程度上の方が、チームのバランスはよくなります。これは悪魔PCの項目で推奨されるオプション・ルールです。

●絆ルール

Q:武器への絆として、拳など素手への絆を設定してもよいか?
A:よい。絆の対象として「素手格闘」という武器カテゴリーを認める。これを「拳」などとキャラクターにあわせて呼んでもよい。

Q:「武器への絆」と「得意な行動(スキルへの絆)」は重ねてよいか?
A:よい。

Q:魔晶武器への絆は、「武器強化」「見切り」「真武器強化」とつながる。「魔晶剣」「魔晶銃」の場合は分かるが、「魔晶手甲」「魔晶盾」「魔晶杖」の場合は?
A:「魔晶手甲」の場合は、素手強化の側面があるので、「魔晶剣」と同様に扱う。「魔晶盾」は「武器強化」と「真武器強化」によって、「防御修正」と「威力修正」が上昇する。「魔晶杖」の場合、「武器強化」の代わりに「ブースター」を、「真武器強化」の代わりに、「ハイ・ブースター」を習得する。

Q:「ファッションへの絆」と、R&R26号掲載のカスタマイズ「トレードマーク」を併用しても構いませんか?
 もし、可能ならば、第三話の鱗君はもっと強かったのですか?
A:最初の質問への答えはYes。ただし、カスタマイズ1個につき、価格が2倍となり、GPが5上昇することになるのを忘れないで下さい。
 第三話の段階では、R&R26号のカスタマイズのルールは導入されていませんが、もし、そうなっていた場合、鱗君はレベル10のキャラクターで、白衣はファッション(GP1)、1個のカスタマイズでGPが6なので、物理防御点+7、魔法防御点+3のボーナスを受けていたでしょう。

Q:絆ルールを、勢力ルールと併用してもよいですか?
A:絆ルールは勢力への貢献ポイントのルールを拡充したものです。絆ルールを導入する場合には、勢力への貢献ポイントから、絆のレベルを換算して下さい。また、勢力への絆は10レベルを超えることになりますが、その場合、最大を10とし、余剰を第二の絆として下さい。

●ペルソナ使いとソウルリンク

 「ペルソナ使い」と「ソウルリンク」に関する記述に矛盾がありました。
 「ソウルリンク」の項目から、「ペルソナ使い」を削って下さい。ペルソナ使いのペルソナは、その絆に関わらず、PCと同じ経験点をもらって成長できる、として下さい。

●ペルソナ使いの取得スキル

 ペルソナ使いは、取得スキルを選択する際に、ペルソナ悪魔の行動欄のうち、スキルを使わない行動(素手攻撃など)、および、「格闘武器」「射撃武器」、さらにNPC専用スキルを無視してよい。

例えば、レベル3の屍鬼ゾンビ(基本ルールP200)をペルソナとして得た場合、「素手攻撃」「武器攻撃」を無視し、最初に「かみつき」を、次に「毒ひっかき」を習得し、屍鬼ゾンビのスキルを完全に習得したことになる。もはや、ペルソナを変えても構わない。レベル1での追加スキルもペルソナからの習得に当てれば、レベル3で完遂となる。
次に、レベル8の屍鬼ゾンビコップに切り替えた場合、まず、「スーパーショット」を、次に「毒ひっかき」を習得し、スキルの完遂となる。すでに、「毒ひっかき」を習得していた場合でも、それは習得しなくてはならないのであるが、重なったので「特定スキルの強化」に変化する。

●オプション:覚醒とペルソナ使い

 ペルソナ使いは、各レベルでつけられるペルソナの可能性が変わるため、やや高めのPCを製作する場合、どのレベルまでのペルソナをつけられるか、運能力値の成長と合わせて、記録しながら進めなければならない。特に、異能者から覚醒者への覚醒を考えにいれると複雑怪奇なものとなる。
 そこで、以下のオプションを推奨する。
 7レベルで「ペルソナ使い」として覚醒するものとし、レベル7の運能力値を元に、ペルソナを設定、クラスからの取得スキルは「ペルソナ」および選んだペルソナのスキル2個とする。望むならば、レベル1での追加スキルも、ペルソナからの取得に当ててよい。以降、スキル完全習得までレベルと能力値の成長を進め、完遂した次のスキル習得機会があるレベルの直前(1レベル前)でペルソナを切り替えたものとして、進める。

【例】ペルソナ使い=魔術師のクロウは、クラスの初期能力値の合計が「力3、魔7、体3、速4、運3」である。7レベルを割り振り、魔12、運5まで上げた。7レベルで覚醒したということで、7+命運上限値6=13ということで、13レベルまでの悪魔の中からペルソナを選択し、そこからスキル2個を得られる。クロウは夜魔インプを選択、レベル1の追加スキルも使用することにして、「ザンマ」「ドルミナー」「スクンダ」を習得した。レベル10で「一分の魔脈」を、レベル13で「耐呪殺」を習得し、スキルを完遂するので、次のスキル取得機会であるレベル17の直前、レベル16でペルソナの切り替えをしたとして扱う。クロウは9レベル分の能力値成長を割り振り、魔21とした。命運上限値は6のままなので、22レベルまでの悪魔がペルソナとして選択できる。クロウは妖鳥ケライノーを選択し、「ジオ」「ムド」「ラクンダ」「ひっかき」の順に取得する。追加スキルも使用すれば、レベル27で完遂する。次の切り替えは29レベルとなる。

●絆シーンの簡略化・補足

 サマナーは悪魔召喚をすることで、簡略化された絆シーンと見なすことができる。ゆえに、召喚するたびに、貢献ポイント1点を得てよい。アウトサイダーは悪魔変身をすることで簡略化された絆シーンと見なすことができる。ゆえに、悪魔変身するたびに、貢献ポイント1点を得てよい。

●総攻撃チャンス

 総攻撃チャンスは、敵全員が回避不能となった瞬間に1回だけ発生する。
 総攻撃チャンスでも、総攻撃を選択する義務はない。選択しない場合、通常の手順で戦闘が継続される。

 このルールの末尾に以下を追加する。
「総攻撃を受けた場合、生き残った敵キャラクターは、回復判定に自動成功する」

| | Comments (0)

November 24, 2006

二分化された巫女像、メガテン小説

 色々煮詰まった感じで作業中。東京の地形を見直したり、巫女の資料を読んだり、英語の資料を読んだり……。

●近々のスケジュール・メモ

 11/24の金曜日は1日、学校。
 11/25の土曜日の夕方から、大分へ。内田君がまた呼んでくれたので、宇佐八幡神宮取材を兼ねていくことになりました。日曜日は、『深淵第二版』のGMを。初心者が多いとのことで、分かりやすい道中物の渦型をしようと。翌月曜には宇佐神宮を見て帰ってきます。
 急ぎの連絡は携帯まで。

12月8日 タナトス6フライデイナイト   
 アトリエサードの夜のボードゲーム会。
 メインゲストは鈴木銀一郎先生。

12月17日 知人の内輪のゲーム会で『真・女神転生X』のGM。高レベルをよろしくとのご依頼なので、20~30レベルあたりの現代退魔物を予定。

2007年1月28日 深淵CONシキサイ  おそらくGM参加。行けるように調整中。

●二分化された巫女像

 水曜日、恵比寿で「巫女」本の手伝いを頼んだM君と打ち合わせ。世界各地の巫女文化についての話をする。アジア系は何とか見えてきた感じである。

 日本の巫女文化は、神社にいる祭祀補助者「神道巫女」と、憑依降神儀礼を実践するシャーマネスの「憑依巫女」に分かれるのであるが、これが非常に二極化した存在である。巫女=シャーマネスという視点を取ると、そこには、常に、「聖婚儀礼」や「エクスタシー」のイメージがあり、現在のストイックな「神道巫女」のほうが、世界的にはイレギュラーな存在とも言える。
 ここをうまく書かないといかんなと。

●ペルソナ3 オワリノカケラ

 最近、出た『真・女神転生』系の小説を2冊立て続けに読む。
『ペルソナ3 オワリノカケラ』はP3の前日譚で、ゲーム開始前1ヶ月を描くもの。ゲームの主人公はまだ転校していませんので、この物語の主人公は真田先輩。シャドウに狙われたある人物を救うために、戦うのだが、ストイックで天然なところが非常に素敵である。荒垣、美鶴、ゆかりらのキャラクターも、ツボを押さえた登場シーンがあり、原作にハマった身としては感動する展開でした。
 『ミスティックMAD』でデビューされた新人作家さんですが、ペルソナへの愛を感じる筆致でした。

●デビルサマナー葛葉ライドウ 対 死人驛使

 これも『葛葉ライドウVS超力兵団』から見れば、前日譚にあたるオリジナル・ストーリー。東京都内に出没する死人に関する事件を、ライドウが解き明かす、というものだが、どちらかというと、超人バトルもの。本能寺に遡る葛葉の暗闘が描かれたり、初代葛葉キョウジが乱入してきたり、蕪木統文先生、好き放題やってますね。

●鋼の錬金術師 15

 戦争というより、殺戮の記憶。
 やっと明らかになる「焔の錬金術師」とリサ・ホークアイの過去。
 陰鬱な展開ですが、ついに傷の男の過去も語られ、現実の世界での反撃へ向けて、それぞれが時を過ごしていく訳です。

●NHKにようこそ 06

 究極のひきこもり落下生活を描くコミックも6巻目。
 天使が見えたり、ネトゲに逃避したり、実家の両親に病院へ連れて行かれそうになったり……。えーーっと、ここんところ、引き篭もって、原稿を書いている身には妙に辛い話ですよ。

| | Comments (0)

November 21, 2006

永遠の冬【34】UP、のだめドラマ

 原稿作業中。企画書を書いたり、原稿を書いたり、地味な作業中。

●永遠の冬【34】UP

  「深淵」小説のウェブ連載「永遠の冬」の第34回をスザク・アーカイブにアップしました。

●のだめカンタービレ

 月曜日のお楽しみです。
 ドラマ版「のだめ」、意外なほどきちんと原作のネタを拾い上げています。今回はSオケ編からR☆Sオケ編への切り替え時期ですが、元彼女の再起話とか、裏軒でのクラブサンド事件、R☆Sオケ結成への序章、Sオケ解散宴会という色々なエピソードを非常に綺麗にまとめて見せてくれました。楽しい!

◆復刊ドットコム深淵復刊投票

| | Comments (0)

November 19, 2006

ゲームの中はまだ七月

 色々原稿などが押していて、大変。結局、テーブルゲーム・フェスティバルに遊びに行くのを見送り、家で原稿。煮詰まった感じですが、もう一頑張り。
 とりあえず、生存確認と読書メモ代わりに。

●ゲームの中はまだ七月

 土曜日は、リプレイ刊行祝いに、『退魔生徒会』チームが集まって、セッション。
 ゲームの中ではまだ七月。おかしいな(笑)。
 期末試験でひーこら。

●海の神話 Amazonで予約開始

 『海の神話』がAmazonで予約開始になっているので、サイドバーに追加しておきます。

●授業メモ

 金曜日は学校。
 今週のテキストは、朝松健先生の『東山殿御庭』。室町伝奇の傑作ですが、少々早かったかな?
 あと、Kiss増刊として刊行された女性のためのコミック×カルチャー雑誌『Beth』から、『漫画家の仕事』(幸村誠&吉崎観音のインタビューを)。
 午前中のプランナー科では、講読雑誌のアンケートを取ったら、意外にマンガ雑誌が少ないので、せめて、週刊少年誌はチェックしろという。宿題として、小学3年生以下の読むマンガ雑誌1冊以上を読むように言う。

●マルドゥック・ヴェロシティ2

 加速するイメージ。カトル・カールVS09法案チーム。
 そして、運命の女と暗い血族。
 さて、最終巻まで三日。

●ブラック・ラグーン6

 ロベルタ祭開催。背徳の街に始まる新たな戦い。 『真・女神転生X』で言えば、ガンスリンガー/サーヴァントL27って感じで。 (ちょっと悲鳴)

●ヨルムンガンド1

 キレタ兵器商人の少女と少年兵が主人公の戦場コミック。兵器輸出や石油パイプライン争奪にまつわり、暗躍する人々。全員、おかしいのはどうかと。

●コミック 皇国の守護者4 

 おそらく、もっとも戦場らしき凄惨なる戦いと行動。
 そして、ややもすれば、不毛なる死。
 原作の時には、固く感じたキャラクターがコミカライズによって、新たな息吹を得たと感じるシリーズである。

| | Comments (0)

November 16, 2006

永遠の冬【33】UP他

 朝から英語資料と格闘中。とりあえず生存報告までに。
 『マルドゥック・ヴェロシティ2』を読みかけ。カトル・カールの襲撃シーン。うむ。

●永遠の冬【33】UP

 「深淵」小説のウェブ連載「永遠の冬」の第33回をスザク・アーカイブにアップしました。

●追記:石川賢逝去

 漫画家の石川賢先生が急性心不全で急逝されたとのこと。→ニュース
 クトゥルフ的なもの、時代伝奇なもの、SF、その他もろもろをおそるべきエナジーで描かれた作家さんでした。哀悼の意を表します。

◆復刊ドットコム深淵復刊投票

| | Comments (0)

November 15, 2006

『海の神話』校了

 何とか風邪とディスプレイ障害から復帰中。
 各方面にご心配をかけました。

●『海の神話』校了

 本日、新紀元社刊行Truth in Fantasyシリーズ『海の神話』の青焼き校正終了。11月末から12月初旬にかけて、店頭に並ぶ予定です。
 去年からスタートした著作が、結局、1年かかってしまいました。色々な方にご迷惑をおかけし、色々な方にお手伝いいただきました。結果的に、一部を、秦野啓さんに書いていただきました。ご多忙のところ、ありがとうございます。

 校了ついでに、新紀元社さん、アークライトさんと打ち合わせ。『図解巫女』『シャドウラン第四版』と仕事が込んでいますので、年末とか正月はなさそうな雰囲気です。

●傭兵剣士 トンネルズ&トロールズ第七版リプレイ&ソロアドベンチャー

 打ち合わせの席でいただきました。
 朱鷺田はデビューが、昔、T&Tをサポートしていた『ウォーロック』誌なので、T&Tはずいぶん遊びました。懐かしいですねえ。

●『真・女神転生X』リプレイ『聖華学園退魔生徒会』

 帰りに、神保町に寄ったら、リプレイが一部、店頭に並び始めていました。ドキドキ。

 一部、キャラクター・シートに誤りが見つかりましたので、いずれ修正を出します。2話以降、「覚醒者」のはずが「異能者」になっていたり、チャーリーのクラスが「探偵→サマナー」のはずが、なぜか、「探偵→サクセサー」になっていたり、後で公式な修正を出します。
(その辺は笑って流していただけるとありがたいです)

 まあ、他にも突っ込みどころが色々あるはずなので。

 リプレイは、タイトル通りの学園退魔物で、「根性コートの亡霊」「初夏のプラズマ」「姉妹たちの学園祭」の3話です。あと、学園物を再現するための追加ルールや設定資料が合わせて40Pほどついております。追加クラス「ペルソナ使い」と追加ルール「絆」、追加スキルはかなり強力ですので、ご注目を、ば。
 もう少し、続きがありますので、人気があれば、続くかもしれません……と後書きに書いたら、表紙の折り返しには新リプレイ・シリーズって書いてありました(笑)。
 西上柾君のリプレイも続編(TOKYOミレニアム編)が準備中なので、そちらもお楽しみに。

●読書中
 とはいえ、状況は変わらず資料本検索中。図書館で借り出した資料本を一気に斜め読み中。以下、メモ代わりに。

・中国の呪術
 中国の道教術者に関する本。道士、法師、タンキー、誦経団(ずきょうだん)などの実際の儀式から解説する。中国の道教というと、五行のイメージが強いが、仏教や伝統的なシャーマニズムとの習合が激しく、憑依系、交霊系の儀式が意外に多いのは面白い。

・降神の秘儀 シャーマニズムの可能性
 もう一冊、シャーマンの本。本土中国、台湾、朝鮮半島、日本、東南アジアの華人社会でのシャーマンに関する本。

●つぶらら 1
 実はアイドル好きなんだけど、言い出せないうちに、クール・ビューティ&ミステリアスと見られてしまった転校生の少女の奮戦記コミック。微妙に可愛い。

| | Comments (0)

November 14, 2006

『聖華学園退魔生徒会』見本到着

 まず、業務連絡。

 昨夜、液晶ディスプレイが飛びました。

 現在、先代のPCのCRTディスプレイを設置して仮復旧したものの、液晶を置いていたテーブルにCRTを置いたので、使いにくいことこの上なし。仕事場の再配置から直さないと気持ち悪い状況なので、今日一日、仕事場の掃除と再配置の予定。
 ただ、風邪が抜けきっていないので、色々辛いところ。

 急ぎの連絡は電話にお願いします。

●聖華学園退魔生徒会 見本到着
 本日、JIVEより『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』学園リプレイ『聖華学園退魔生徒会』の見本到着。どたばたなリプレイの出来上がり。まあ、笑っていただけると助かります。
 11月16日発売予定。Amazonではまだ、表紙は見えませんが、もう受付開始しているようですので、サイドバーに上げておきます。

 一緒にゲヘナのリプレイ『雨呼ぶ街と煌少女』をいただく。感謝。

| | Comments (0)

November 13, 2006

マルドゥック・ヴェロシティ

 ぐっと寒くなったためか、日曜日に風邪でダウン。結局、本を読みながら、週末を過ごし、明けて今日午前中は医者に。とりあえず、薬をもらって復帰中。

●マルドゥク・ヴェロシティ 1

 冲方 丁氏の傑作、「マルドゥック・スクランブル」の続編にして、前日譚となる三部作の一冊目。7日、15日、22日と一週間ごとに三冊が連続刊行されるという、企画。ドキドキする面白さ。09法案成立とか楽園の話とか、前作を読んでいれば、魅力は2倍か。
 描写のエッジさは、シャドウランの参考になるだろう。

●レンタル・マギカ 鬼の祭りと魔法使い(上)

 みかんちゃんの実家話。鬼との戦い。
 ちょうど巫女本で祓えとか、魂鎮めとか言っているところなので、ストライク・ゾーンで楽しめました。来月の下巻が楽しみですな。

●センゴク11

 お気に入りのリアル戦国絵巻コミック。一乗谷炎上編開始。
 仙石が、秀吉の下に戻った時はちょっと感涙。
 竹中半兵衛が諸葛孔明ばりの軍師コスプレを披露する。

●デトロイト・メタル・シティ 1・2

 連載で読んでいたのではあるが、トチ狂って購入。
 根岸君とクラウザーさんの関係がまさにペルソナとアルターエゴ?。いや、違う。

●授業メモ

 金曜日は朝から学校。
 1年生には、鯨統一郎の「邪馬台国はどこですか?」から「悟りを開いたのはいつですか?」を読ませる。仏陀の悟りを扱ったユーモラスな歴史ミステリである。
 2年生は、11月ともなると2/3ほどが就職活動、もしくは、インターンで出てこなくなるので、コラム添削の後、ボードゲームをする。ルールを渡して、「盗賊騎士」をプレイ。
 しめて6コマ。

●TNF

 学校終了後、タナトス6・フライデーナイトへ。
 アトリエサード主催の夜のボードゲーム会。つくとすでに鈴木銀一郎先生がボードゲームを始められており、私はあぶれた人を集めて、「盗賊騎士」2回、「ウノ・ダイス」1回、「ゴキブリ・ポーカー」1回をプレイする。
 「盗賊騎士」は3人と4人でかなりプレイ感覚が異なる。負け負け。くそー。

 10時過ぎ、今月72歳の誕生日を迎えられる鈴木先生のために、皆で乾杯。
 おめでとうございます。

 鈴木先生に、「朝までルーンバウンド、やろうよ」と手招きされるも、この時点でかなり体調と仕事がかなり危険な状態だったので、頭を下げて11時には家路につく。

●雑記
 土曜日は渋谷で秘密の打ち合わせ。
 終わって家についたら、ぐったり。日曜日には風邪で起きられなかった。
 図書館から借りた資料の返却要請があったので、図書館に資料を戻す前に、重要な本をサイドバーにメモする。

| | Comments (0)

November 10, 2006

イベントとか、年内スケジュール

 翻訳モードで、ちょっとジタバタしているので、イベントその他のスケジュールのメモだけ。

●とりあえず、年内の仕事予定

 月内締め切りが1冊と半分。監修のみは別。
 年内締め切りが2冊。
 全体的に早め、早めの行動を。

●スケジュール

11月10日 夜  タナトス・フライデー・ナイト
 アトリエサードの夜のボードゲーム会
 鈴木銀一郎先生とボードゲームやカードゲームをする会
 学校の後なので、少々遅刻の予定。

11月19日  テーブルゲーム・フェスティバル@東京都立産業貿易センター台東館 4階南側
 遊びに行く予定。

11月25-27日 大分行き。「深淵」のGM。
 帰りに宇佐八幡を取材の予定。

12月8日 夜  タナトス・フライデー・ナイト
 アトリエサードの夜のボードゲーム会
 鈴木銀一郎先生とボードゲームやカードゲームをする会
 学校の後なので、少々遅刻の予定。

12月19日 知人のRPGコンベンションにゲストGMでお呼ばれ。
 ゲームは未定。シャドウランか、『真・女神転生X』か?

12月24日 クリスマス・イブ。もしかするとイベント。
 無ければ、さすがに家族サービスってことで。

金曜日は、朝から夕方まで学校。

●SR4 フランス語版刊行

 少し前の話題であるが、メモしておく。
 ファンプロのシャドウラン・サイト(英語)にて。
 シャドウラン第四版のフランス語版が刊行された。

 我らも頑張らねば(特にオレ)

●チロルチョコ きなこもち

 妻にせがまれて箱買い。45個入り985円なり。
 

| | Comments (0)

November 08, 2006

立冬の月 信長の棺と太閤記 R&R27

 風邪薬の影響でやたら眠たいのですが、生存報告までに。

●立冬の月

 昨日は立冬。夜半にコンビニまで出かける途中、見上げると澄んだ晩秋の空に丸い月がくっきり。月のウサギもはっきり見える。かなりの近視である私には縁のない風景かとも思いつつも、初夏に新調した眼鏡のおかげで、久しぶりによく見える。おそらくこの日の大風で空気も澄み渡っていたのであろう。
 帰宅すると、ニュースで北海道の竜巻の話をしていた。被害者の中には40m以上飛ばされた人も。庭にいた飼い猫が数m巻き上げられるのを見た人もおり、この竜巻がどれほど瞬間的にこの街を襲ったかが分かる。プレハブ宿舎とは言え、2階をもぎ取っていくというのは凄まじい話である。
 被害者のために黙祷を。

 その一方、いささか不道徳ではあるが、クトゥルフ神話に冒され、正気度の低下した脳には、イタクァのことが浮かぶ。何を求めて、この地を襲ったのか?

 11月7日は、ロシア革命記念日であり、鍋の日でもある。

●R&R27

 R&Rの公式サイトが更新されています。11月18日ごろ発売の27号の表紙が見られますね。
 27号には、『比叡山炎上』のシナリオ『冬月の宴』が掲載されます。以前、ここでコメントした『瀬戸内耶蘇郷異聞』を全面改稿したものです。お楽しみに。

●信長の棺と太閤記

 連休中、風邪ッ気が抜けないので自宅にいたので、大河ドラマ『功名ヶ辻』の「関が原」を見た後、テレビ朝日の『信長の棺』を見る。原作を読んでいたが、いかにも俗物っぽい、秀吉と光秀像が新鮮であった。
 破軍星を背にする光秀の謎とか、山の民の話とか、そのまま『比叡山炎上』のシナリオになりますね。

 そして、火曜日には初回を見逃した『太閤記』の墨俣編を見る。
 日曜日には「義の戦いがなぜ敗れる」と頑張っていた端正な三成が、こちらではいかにも人のいい田舎者の秀吉を演じており、ナレーションが柄本明(『功名ヶ辻』の秀吉役)であるなど、なにやら因縁めいた配役。全体的に、秀吉はいい人!という流れで進めていくものであるが、キャラクターのデフォルメ具合が派手な上、定番の台詞を丁寧に使っていくので、話が分かりやすいという。『功名ヶ辻』では、人の顔が見分けられない、と言っていた娘が、こちらは分かりやすく、面白いという。
 ちなみに、娘は、『婆沙羅2』が好きで、竹中半兵衛がどうなるかを見たかっただけらしいのだが、『太閤記』の半兵衛は渋い武士である。この役者さんも昔はアイドル系だったはずだが、紫Xマスクではないですよ。
 来週は、京本政樹の「足利義昭」と、藤田誠の「千利休」が登場。いや、これはこれで楽しみである。

 しかし、7時台に1時間物の時代劇とは、なかなか時代の変革を感じますよ。

●検索とキーワード

 仕事でネット検索を毎日のようにしているのであるが、ちょっと流行りネタを検索しようとすると、どうも明らかに無関係のサイトが引っかかるようになった。例えば、「ガラスのCD」と入れて、料理研究家のパスタ・ブログが検索上位に引っかかってしまうのである。面白いことでも言っているかと思って飛んで見ると、どこにもない。キャッシュで確認した結果、やっと気づいた。
 パスタ・ブログのサイドバーに、注目キーワードやオンライン書店の人気書籍を「自動的に」、表示する機能があるではないか? ここにニュースのキーワードが表示されたところを、検索エンジンが拾ってしまったのである。他にも、RSSリーダーの出力まで拾ってしまう場合もある。ニュースまとめで一言コメントだけのサイトが多くなったのも実感した。ぐるっと回ってコメントしたソースは全部同じだったりすることもある。
 アクセスを稼ぐ楽な方法ではあるが、検索する側から言えば、ノイズ比率が上がった。それぞれのブログの運営方針はそれぞれでよいのだろうが、「ガラスのCD」なら、まだしも同じ頃のキーワードにあった「メイドの番人」とかだったら、逆に迷惑じゃないんだろうかな?
 ここのブログには、注目キーワードを自動的に表示する機能はつけない予定。

●子猫のサッカー

 9月頭に我が家に加わった子猫は、2ヶ月経って、立派な中猫に成長した。どうもぐにゃぐにゃとした猫で、膝に乗せていると、ほとんどスライム状態で、どろりと流れ落ちそうな気分になる。
 最近のお気に入りは、結んだビニール袋を使った遊びで、複雑にバウンドするビニールを両手で弾きながら、追い掛け回す。傍目から見ると一人サッカーのよう。止まってしまったところで投げてやると、空中で飛びつき、そのままドリブルを始める。
 スーパーの薄い買い物袋は噛みがいがあるが、軽すぎて動きが単調である。そこで、本屋でもらう固めのビニール袋を結ぶと、硬さと重さ、あと、転がった時の音がよい。

●神社のススメ

 巫女本の資料として1~4を読了。
 若手神職と女子高校生巫女の恋を中心にした神社コミック。神社の裏側がよく描かれている。

◆復刊ドットコム深淵復刊投票

| | Comments (0)

November 04, 2006

永遠の冬とか、コミックとか

 とりあえず復帰中。R&Rのためのシャドウラン紹介記事を1P書いて送信、あとは資料を読んで作成中の原稿とにらめっこする。

●永遠の冬 【32】雪原

 「深淵」のウェブ小説「永遠の冬 【32】雪原」をスザク・アーカイブに登録しました。少しずつ少しずつ復帰していきます。少々、思いついたエピソードがあるので、また少し横道に逸れそうですが、ウィリスの修行の日々の続きを描いてまいります。

●サイボーグ

 昨夜は、NHKアーカイブにて、立花隆の「サイボーグ技術が人類を変える」の再放送。思わず、ビデオに撮りました。一応、見ているのですが、リアルに進むサイバーパーツの時代を確認させてくれる番組です。
 アメリカ国防総省のパーティでの発言があまりにも、昔のSFそのままなのが、なかなか凄いのですが、サイバーアームの関係とか、子供が怖がるので、後でじっくり見直すことに。
 シャドウランの世界はすぐそこ と再確認させてくれる番組である。

●コミック
・NARUTO35

 頑張れナルト、新必殺技開発編その1.多重影分身で、特訓効率UPというのは凄いアイデアというか、人間の精神に耐えられるのか、と思う。尾獣だからできるのであろうなあ。
 ナルトの属性は風、というあたりで、ちょっと驚き。属性チェック用の紙が出てきたところで、ハンター×ハンターの適性チェックを思い出した。ひそかなストーリーのターニング・ポイントかな。

・D-GreyMan 7
 日本国大決戦、主人公復活編。
 架空19世紀には、日本はそんな国であったのか。ちょっと愕然。いや、確かに欧州人あたりにとっちゃ凄い国に見えたかもしれないが、こう来たか!という感じ。

・月刊COMICリュウ 12月号
 買い逃していたのを発見。
 『銀河英雄伝説』連載開始ということで、とりあえず、『銀英伝』好きの嫁さんに見せる。キルヒアイスが死んだところからの再開なんで、とりあえずは金銀妖瞳のあの方に期待というところですね。

◆復刊ドットコム深淵復刊投票

| | Comments (0)

November 02, 2006

ヤクザガール・ミサイルハート

 低回転中。そこら中の神社で例大祭のシーズンなので、神楽を見に行きたいのであるが、火曜から少し風邪っぽいので、大事を取って、家で資料を読んだり、雑誌の記事を書いたり……遅れている原稿と戦っていますよ。

●ラヴクラフトの世界

 ラヴクラフトに捧げられた短編集『Return to the Lovecraft Country』の全訳。仕事の資料チェックに追われて、横に置かざるをえなかったものを読了。独特の大瀧訳は、妙に時代がかった言葉遣いが、ラヴクラフトめいており、ずいぶん気になるのであるが、おそらく意図的な演出とニュアンスのために選んだ訳語であろうと受け取る。古びたコミューン話から、現代的なダニッチのその後まで、個人的には『裏道』のような辺境話が好きである。クトゥルフ神話物ですが、クトゥルフ自身の出番はほとんど無し。あの神格が意外にも出てくるのは驚き。
 後書きにある、漫然とした読みへの批判は自戒としよう。

●ヤクザガール・ミサイルハート

 謎の異能により、広島への核攻撃が封じられた世界。その「奇跡」から30年余り。
 広島は、彼岸、または異境の力を使うヤクザの鉄砲玉同士が戦う異形の街になっていた。ジュヴナイル・サミットのため、この街を訪れた少年アドルファス・クーリッジは、ヤクザの鉄砲玉である少女、アカリと出会う。
 朝松先生の『果ての街』を思わせる異世界と融合した広島でヤクザの鉄砲玉となって戦う謎の少女、というなかなかキレた設定のライトノベル。タイトルのセンスで買いましたが、独特の筆致が面白かった。続編が出るなら、ぜひ買いたいところ。
 現代異能物のTRPGだと非常に相性がよさそうかな。

●隠の王 3・4

 謎の秘術、森羅万象を巡る現代の忍者たちのバトルもの。
 ……といいつつも、不器用に生きるキャラクターたちの個性が独特で、しごく繊細でガラスめいたもろさと鋭さを持った物語。
 忍者として生きる限り、心が……という苦さを示す。

●斎宮志 伝承の斎王から伊勢物語の斎宮まで

 巫女本用の資料。古代文化叢書。
 タイトル通り、古代天皇家から神の嫁となった斎宮に関する本。
 ちょうど伊勢関係を再チェックしようとしたところなのでありがたい。

| | Comments (0)

« October 2006 | Main | December 2006 »