『真・女神転生X』:クリスマスを守れ!
歳も押し詰まってきて大変な状況ですが、さてさて。
来年4月には、『ペルソナ3フェス』が発売。アイギスの後日談を含め、楽しみである。
『T&T第七版』もAmazonから到着。暇を見て読む予定。
●いただきもの グレッグ・イーガン『ひとりっ子』
SF翻訳家の山岸真氏より、現代SFの名手、グレッグ・イーガンの第三短編集『ひとりっ子』をいただく。ありがとうございます。
さっそく、冒頭の『行動原理』を拾い読んだ。
復讐のため、ナノテクによる人格修正インプラントを使用する男の話。
『シャドウラン』の参考になるかと。
●『真・女神転生X』退魔生徒会の夏休み
週末は『真・女神転生X』ニ連戦。
土曜日は、『退魔生徒会』チームの夏休み、屋久島編。
や、く、しま~!
屋久島の伝承を調べて、お盆ネタに仕上げましたが、色々面白い習俗が残っていますね。棒踊りとか。
詳しくはいずれ、どこかで。
●『真・女神転生X』クリスマスを守れ!
日曜日は知人が主催する、Mixiサークル「TOY BOX」のクリスマス例会にお呼ばれして、『真・女神転生X』のGM。レベル20、聖華学園退魔生徒会の設定で、クリスマスのネタを。
12月17日、やっと期末テストが終わった聖華学園は、12月24日のクリスマス・イブのパーティに向けて盛り上がる。イブのミサの後に開かれる大パーティは、必ず、パートナーをエスコートするのがマナー。それまでに、パートナーをゲットし、なおかつ、退魔生徒会の任務をこなし、赤点組は補習までこなすという学園ドタバタシナリオ。
まず、学力の絆で五科目の期末試験。
いきなり、PC5名のうち、4名が補習送り。1日2サイクルしかない行動時間をやりくりして、2科目から3科目の補習をこなさなくてはならない。
さらに、生徒会長から下されるミッションはなんと「クリスマスに事件を引き起こしそうな学内集団3組を調査し、クリスマスを守れ」というもの。トラブル・メーカーは、何か召喚しそうな「黒魔術研究会」、クリスマスツリーのライトアップを理由に、プラズマ実験を計画する「物理科学部(別名:プラズマ)」、そして、密かに学内秘密トーナメントを計画中の「十武神」。
毎回、恒例の「黒魔術」と「プラズマ」はいいとして、問題は高レベル格闘家の集団、「十武神」であるが、「十武神」のうち、フェンシング部、空手部、中国拳法研究会のトップが女性と知ったPCたちは、パーティのパートナー探しを兼ねて、彼女らの攻略に取り掛かる。
詳細はご想像に任せますが……。
・フェンシング部長の令嬢にアタックするペルソナ使いは、庶民性でアピール。
・中国拳法研究会の会長は、中華料理屋でアルバイト中。大盛り料理に挑む炎の魔術師。
・空手部の女主将「正拳の魔獣」に挑む鬼食い番長。だが、「勇気」が足りず、彼女の特訓場である神社の鳥居をくぐれない。しかたなく、毎日、特訓を重ねる。
・旧体育館の地下に隠された謎のコロシアム。
(愚地独歩はいません)
・プラズマ先生を妨害するために、なぜか増えていく超大型ツリー。
・プラズマ発生の電力をまかなうために、圧電発電システムの上で、競歩の特訓をする陸上部。
・妖魔ラミアである正体を明かした結果、「邪神様」と崇められる美人女教師(PC)。
・橘千晶様の膝でゴロゴロしている猫(PC)。
そんなこんなのドタバタの末。
プラズマ発生を防止し、黒魔術研究会が召喚した天使「パワー」を撃破したものの、「十武神」攻略は、フェンシング部長と中国拳法研究会に留まり、番長との絆が破綻した「正拳の魔獣」は、旧体育館の地下コロシアムで暴れまくりましたとさ。
番長だけがパートナーを見つけられず、オザワ君とともに、朝日に向かって走る予定。
●ベストバウト 2006
終了後、近所の中華料理屋で忘年会。
ひさびさに、呑み助集団の宴会でした。梅酒の一升瓶が目の前で3本あき、店の在庫を飲みきったので、店のおじさんに呆れられました。最後は隣のセイユーで買ってきたSAVINGの紙パックがそのまま置かれる始末。なんていうか、楽しい宴会でした。
忘年会の話題は、「2006年のベストバウト」。
各自が今年遊んだ中で、特に印象深いセッションを語る、というもので、聞いているとなかなか面白いですね。久しぶりのキャンペーンに盛り上がるGMあり、初GMでの苦労を語る新人さんあり、ワースト体験もあり。
朱鷺田としては、色々楽しいセッションがあり、また、プロサイドとしては、出来る限り、すべてのセッションがベストバウトでありたいと思うものではありますが、あえて上げるとすれば、三つ。
まず、「退魔生徒会」でまとめたキャンペーンはある意味、原点に戻った部分があり、非常に楽しいし、次のセッションが楽しみなものであります。
個人のPCの台詞を上げるならば、JGC2006の夜に行った『真・女神転生X』のL40セッション。デビルアームズのPCが情報収集シークエンスに言い放った一言がまず、上がります。
「俺は龍王ガンガーを狩ってくる」
言葉通り、龍王ガンガーと一騎打ちして、一撃のもとに撃破。
かっこいいよね。
あと、滋賀県お泊りCONでプレイした「深淵第二版」のセッション『英雄王の遺産』。
キャラクター作成段階で、少年が、暗殺者の少女に騙され、国の破滅を導くという設定が出来ていく課程と、それにあわせたロールプレイがとにかくダメダメで、感動と爆笑のため、シナリオが始まる前に、満足度がレッドゾーンを突破してしまいました。
また、来年も楽しいセッションの思い出を作りたいものです。
●天王船
宇月原晴明の新刊。ノベルズ版『黎明に叛くもの』に付記された外伝4編をまとめて一冊にした短編集。
『黎明に叛くもの』は、松永弾正と斉藤道三をペルシアから流れてきた暗殺秘術の使い手として、戦国史を語り直した伝奇小説の傑作であるが、この短編集によって、『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュノス』『聚楽 太閤の錬金窟』『安徳天皇漂海記』とリンクする。
宇月原ファンはぜひ読むべし。
『比叡山炎上』のネタが満載なり。
◆復刊ドットコム深淵復刊投票中
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