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January 31, 2007

ハワイ神社と擬人化たんの法則

 血のバレンタインに向かって、締め切り収束中。
 引き続き缶詰生活決定なので、頭を冷やすために、日記をつける。

●ハワイの神社史

 タイトル通りの一冊なれど、なかなかヘビーな神社史。
 明治から戦前にかけて、ハワイ移民によって創建されたハワイの神社は57社に上ったが、太平洋戦争の勃発により、敵国の宗派として、解散、没収、閉鎖、神職の逮捕などの憂き目にあいつつも、信徒組織を維持し、戦後、少数が復活。
 アメリカ社会の中で、20世紀末までハワイ州で生き残ったのがハワイ七社、すなわち、ヒロ大神宮、ハワイ大神宮、ハワイ出雲大社、ハワイ石槌神社、マラネア恵比寿金毘羅神社、マウイ神社、ハワイ金毘羅神社(およびハワイ大宰府天満宮)である。

●擬人化たんの法則

 先週の金曜日。
 ライター科の生徒が『擬人化たん白書』を持ってきた。いわゆる何でも美少女化してみようという一冊。
 当然ながら、早速、実習。

 『擬人化たん』を作ってみよう!

 そこで、考えた『擬人化たん』の法則。

(1)すべて、美少女となる。元ネタが分かるファッション、外見、萌え要素を残すこと。

(2)名称の末尾は「たん」に変更する。
 すでに「タン」で終わっていた場合、表記を「たん」にするのもOK。
 (例:アフガニスたん)
 逆例(びんちょうタン)もあり。
 「たん」の上は、可愛らしい音に丸める。
 (X-BOXたん→エクボたん)

(3)あたり前だが、性別はすべて美少女に。
(例:ジェイソンたん)

●メモ:テキスト

 先週、金曜日の授業のテキストは「魔地図」より田中文雄氏の「旅立ちて、風」。
 老人介護の話から始まるノスタルジーな一編。

●メモ:クトゥルー情報

 東雅夫氏のBlogより。
 学研のブックス・エソテリカ別冊ということで、5月頃「クトゥルー神話の本」(仮題)が出るらしい。楽しみである。これに伴い、文字数800字の「クトゥルー神話小説賞」が開催されている。興味のある人はどうぞ。
 心の余裕があったら、私も書きたいが、とりあえず、血のバレンタインを越えてから(笑)

●バチカンに隠された織田信長の夢

 月曜日に放送していた「信長の夢」ネタ。
 安土城を描いた屏風絵が、バチカンに送られ、それを探すと言うドキュメントであったが、結局、安土町が派遣した調査隊がこれからバチカンでの調査が始めるということ。朝廷のフィクサー、近衛前久(このえ・さきひさ)卿が出たあたりから、ずいぶん、見た感じの話だなあと思ったら、最後に「原作『火の神』&『信長燃ゆ』」と出た。
 『火の神』は『比叡山炎上』の際に参照した小説のひとつである。
 なかなか傑作であった。
 安土城跡を上る加藤雅也がずいぶん大変そうだったが、一昨年、あれを上って、ずいぶん苦労したことを思い出した。

●読んだ本

・ネギま 17
 学園祭編、クライマックス。超を発見するのが、航空部のイアハート女史というあたりで、「ああ、蓬莱だなあ」とホノボノしてみました。妙にマジなVRマトリックス戦とかあって、おかしいなあ。

・コミック版グイン・サーガ 1
 まさに一巻から。ええ、このシーンはりアルタイムでSFマガジンで読みましたよ。

・シュヴァリエ 4
 双子の詩人決着編。

・となりの801ちゃん
 腐女子な彼女との生活を描く人気Blog(4コマ)をまとめたもの。
 Blogも好きだったので、つい、購入。
 全部鉛筆画。

・へうげもの 4
 数寄の側面から戦国を語るコミック。
 本能寺から秀吉が天下人になったあたりで、これに伴い、やっと、織部になった古田佐助の数寄人生。

・クラッシュ 1
 モデルとして生きる青年の愛と苦悩。

●いただきもの

 ホビージャパン社より『GAME JAPAN』2007年3月号をいただく。ありがとうございます。ボードゲーム紹介に怪生物製作カードゲームの元祖『クァークス』! 懐かしい!

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January 29, 2007

深淵:雪原にて 他

その騎士を救いたければ、我が元に来い!

●雪原にて @ 深淵CON~シキサイ~

 日曜日は、ファン有志が開催してくれている『深淵』ONLY-CONである『深淵CON~シキサイ~』第15回へ。前回、フードファイトをやらかし、主催者に「デザイナー卓が毎回、色物なのはどうか」といわれたので、割とまともなシナリオを。脳内は「永遠の冬」なので、タイトルも雪原へ。
 「永遠の冬」執筆へ向けての脳内シミュレーションも兼ねた、高き砦アヴァターへの旅。

 アヴァターの南にある小さな村。
 その雪原に落下してきた風の妖精騎士を、純真な少年が発見し、騎士・魔道師・異端者が高き砦へと運んでいく、というものである。

少年リーン
 (際立った性格:純真、不幸)
 「運命の幻視」とはいえ、絵に描いたような不幸な少年。後で「戦争の傷跡(父を戦いで失う)」までつき、不幸のどん底へ。妖精騎士を発見、救おうとする努力が空回りし、魔族の闇に囚われていく。

女騎士ヴィヴリア・ヴァンガード
(龍の定め、異形の刻印)
 火龍の血を引き、魔族と戦い続ける定めの女騎士。リーンの村の領主。草原の大公マキラスカに呪いをかけられ、首筋から羽毛が生えている(その他の部分には龍の血のため、鱗が)
 リーンと魔道師学院の依頼から、妖精騎士の護送に取り組む。

古鏡の魔道師マリーシャー
(依存症、森の結界)
 時を越え、空間を越える時空の放浪者。学院の密使として、ヴィヴリアの元に派遣されるが、妖精騎士護送に伴い、情報収集などで怪しい動きを見せる。

奇妙な旅人ラスプーチン
(自己犠牲、幻視)
 魔族の解放を目指す異端結社《緑の猟犬》の一員。はっきり言ってテロリスト。
 流星を追いかけて、ヴィヴリアの村へ。
 まじない師と称して入り込み、リーンの信頼を勝ち取って、護送に加わるが、純真な少年の言動に己の過去を重ね合わせ、魔族復活に少年を利用することにためらいを覚え始める。

●高き砦にて

 重傷を追い、物言わぬ妖精騎士を城に帰すという旅は、高き砦の近くに封じられた魔族「四方を見る者」スクラが己の解放を求めた仕掛けであった。
 少年は純真さゆえに魔族に偽られ、妖精騎士の体をスクラのもとへと運んでいく。妖精騎士の体に魂を送り込み、封印から逃れようとするスクラ。しかし、それが世界に破滅をもたらすことを熟知した異端者は、少年を利用することに罪悪感を覚え、少年を目覚めさせようと説得するが、もはや少年は聞かない。
 妖精騎士の城に入りこみ、魔族を撃つ竜の槍を手にしたヴィヴリアと封印の方法を発見したマリーシャーは魔族解放を防ぐべく、山上に上る。その姿を見た異端者は、自ら少年を突き飛ばし、悪の邪教徒として、スクラとともに討たれる。少年を救うために……。

●感想

 「空から妖精騎士が落下してくる」ということで、純真な少年に話をリードしてもらおうとしたら、少年が「純真」で「不幸」すぎて、大暴走、なぜかラスBOSSになりそうに。異端結社の《緑の猟犬》が「魔族の解放はヤメロ」と少年を説得する、という実に稀有な状況に。
 非常にドラマチックで面白かったのです。
 《緑の猟犬》のプレイヤーさんには、最後の最後で背負ってくださり、ありがとうございました。
 初めての方もいたのに、ちょっと説明が不足な点があり、反省しきり。
 このあたりは、今後の改良の参考にさせていただきます。

 その後、いつもの中華料理屋で打上。
 しばらく、純真な少年話で盛り上がった後、現役で巫女をされている女性プレイヤーから、色々取材。細かい所作とか日常業務の話は実に参考になりました。

●SF評論賞パーティ

 金曜日はバンタンの授業の後、SF評論賞のパーティ。高校時代からの友人、磯部剛喜氏が今回、優秀賞をいただいたのである。
 評論のテーマは、ハインラインの「宇宙の戦士」を、冷戦下のアメリカにおけるマイノリティという視点で再検証したもの。主人公のリコがフィリピン人であることの意味とか、当時のアメリカで進んでいたUFO現象と侵略者への恐怖とか、斬新なテーマ。
 個人的には、はるか昔に分岐しつつあった、SF小説とUFO現象学の温度差が確認できた。南山宏氏がSFマガジン編集長であった時代から、現代のSFは別離しているのであるが、それゆえに見えなかったことであろう。詳しくは来月末刊行のSFマガジンにて。
 最近、SF系のパーティには出ていなかったので、旧交を温める。
 大学時代からの友人、山岸誠氏らと話し、「10年前だと思って話すと20年前だった」ということを再認識。注意注意。
 その他、色々面白いこともあったが、それはいずれ。
 AIの研究をしている学生さんがいて、RFIDタグとかパワード・スーツとか現場ではどう? という話を聞く。人工筋肉系サポート・スーツはかなり現実に近いようだ。

●メモ

 土曜日、シャドウラン翻訳のプルーフ・リーディングをしてくれているA君が来る。
 「ここが分かりにくい」という書き込みを色々くれる。
 OK,OK。
 もうひと頑張り。

●読んだ本(後で感想とエントリーを)

・ネギま 17
・コミック版グイン・サーガ 1
・シュヴァリエ 4
・となりの801ちゃん
・へうげもの 4

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January 26, 2007

『真・女神転生X』リプレイ校正

 本日は某所にて、『真・女神転生X』リプレイの校正。
 西上君の書いてくれた『真・女神転生X』リプレイの『TOKYOミレニアム編』(正式タイトルは今後発表します)。2月刊行予定。 タイトルも含め、詳しいことは正確な刊行日その他が決まり次第、Blogにて告知しますが、今回も黒百合姫先生が華麗なイラストを書いてくださったので、お楽しみに。

 校正後、色々な打ち合わせをした結果、もうしばらく缶詰決定。
 もうひと頑張りします。
 詳しくはいずれ。

●クトゥルー神話事典 第三版

 購入。
 同じような本(新紀元社刊行『クトゥルフ神話ガイドブック』、2004年)を書き、その際にはかなりこの事典の第二版を参考にさせていただいた立場ですので、もはや、『お疲れ様です』としか言えない労作です。これを書くための大変さはよく分かります。一から原テキストを読み直されたとBlogにあり、感動いたしました。

 全体の項目数は増えているのに、スリムな感じになっています。
 どこが減ったかと言えば、クトゥルー/クトゥルフ/ク・リトル・リトル神話の多様性を論じていた部分でしょうか?

 特に、TRPG関係の項目がほとんどなくなってしまったのはTRPGデザイナーとして残念。さすがに、拙著『比叡山炎上』を詳細に載せろ、とは……言いたいですがねえ……が、それより、ケイオシアム社(およびTRPG『クトゥルフの呼び声』を日本へ紹介した色々な人々)の功績はもっと認めてもいいんとちゃいますかね? (ちょっと愚痴っぽく)
 コミックや映画の項目もなくなったので、小説以外の作品は全部やめたのかな? 紙幅の関係もあるなあ、と色々推察はいたしますが、おそらく、国内でもっとも権威あるクトゥルフ神話関係の事典であるので、小説以外のジャンルがあまり取り上げられなくなったのは、非常に寂しいものです。『イクサー1』の説明より、事典に書き残して欲しい作品やクトゥルフのムーブメントは(TRPGに限らず)もっとある、と思ったりしますよ。
 第四版が出る際には(おそらくまた5年後かと思いますが)、ぜひ、多様なクトゥルー/クトゥルフ・ムーブメントを総括して、紹介される典拠となっていただけることを望みます。

 そういう訳で、相変わらず、入門者向けガイドブックには、拙著『クトゥルフ神話ガイドブック』をお勧めする羽目に。原点を確認するならば、やはり創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』か青心社文庫の『暗黒神話大系・クトゥルー』をお読みいただくのが完璧ですが、別の情報源としては、『クトゥルー神話ダークナビゲーション』『図解 クトゥルフ神話』、さらに、2月刊行予定の『エンサイクロペディア・クトゥルフ』(新紀元社もどうぞ。

●機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079

 同名のCGアニメのコミカライズをつい購入。
 ああ、愛があるねえ。
 あのシリーズは色々泣けますよ。

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January 24, 2007

永遠の冬【36】UP

 「深淵」のウェブ連載小説「永遠の冬」第36回「旅立ちの予感」を、スザク・アーカイブにUPしました。
 昨年11月末以来、更新できずにおりましたが、とりあえず、接続部分を。舞台はついに、アヴァターの高き砦へ向かって大きく動き始めます。
 次回は2月の予定。
 多忙のため、毎週更新できない可能性がありますが、少しずつ再開していきたいと思っております。

●読書メモ

「特別法第001条【ダスト】」
 青空書店に落ちていたので、拾って読む。
 山田悠介という人はデビューの「リアル鬼ごっこ」以来、えんえん、「バトル・ロワイアル」の後ろ姿を追いかけ続けて、違う場所へたどり着くなあ。結局、チープで、深みのない人間描写とリアルさが足りないディストピアでお約束の展開をするのである。

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January 23, 2007

SR4:ファンプロ社2007年の展望

 シャドウラン第四版を出版しているFanPro社のサイトに「2006年レビュー」という記事(英文)が掲載されています。その中で、バトルテックなどと並び、『シャドウラン第四版』の今年の動きも書かれています。

 Shadowrun in 2007
 Shadowrun in 2007 will see the release of both Augmentation and Arsenal-important rulebooks covering all sorts of technologies, vehicles, and weaponries-along with the second core setting book, Corporate Enclaves, and two plot books: Emergence and one that is yet to be named.

 若干、遅れていた二つの装備系ソースブック「Augmentation」と「Arsenal」、設定ソースブック「Corporate Enclaves」(直訳すると企業の直轄地)、プロット・ブック(シナリオ・ソース・ブック)「Emergence」(テクノマンサー関係らしい)と、まだ名前未定のものがひとつ。
 非常に楽しみです。

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January 22, 2007

R&R29号でSR特集

 引き続き、自宅缶詰中ですが、学校が始まったり、学校の卒業生に仕事を頼んだり、色々あったりしたので、メモ代わりに日記を更新しましょう。

●R&R29号でシャドウラン特集

 2月上旬発売のR&R29号で、『シャドウラン』特集が組まれます。30Pもの大ボリュームで、概説、詳細なワールドガイド、リプレイ、体験版ルールとミニ・シナリオまで。
 ぜひ、お楽しみ下さい。

●イベント

 とりあえず、この週末の関連イベントメモ。

28日 東京深淵CONシキサイ  GMで行く予定。

 26日金曜日の夜は、アトリエサードさんの夜のボードゲーム会「タナトス6フライデイ・ナイト」があり、鈴木銀一郎先生と遊べるのですが、以前、書いた通り、高校時代からの友人、磯部剛喜氏が、SF評論賞優秀賞を取ったので、そちらの受賞パーティに行くため、欠席の予定。

●グーグル革命の衝撃

 日曜日の夜のNHKスペシャル。Googleが情報検索から世界を支配する話。いまさらな話であるが、『シャドウラン』のワイアレス・ワールドはすぐそこにあることがよく確認できました。

●学校再開

 やっと冬休みが終わって、ゲーム学校も後期の残り授業が再開。後4回。
 新年なので、抱負を書いてもらうのであるが、最初は1行で書き、以下、倍倍ゲームで、詳細な言語化を進める。情報だけでなく、具体的な描写に広げていけるかが肝。
 テキストとして、Brutus 2007年1月1・15日号から、大友克洋インタビューと「モスクワはジャパンに萌えている」を。

 昼休みには期末の合評会に向けての生徒指導。
 「人の心の闇」、とかいうので、七つの大罪とか、具現化せよと言ってみる。

 授業後、2007年度の授業打ち合わせ。おそらく、12コマから14コマ。2コマ×3クラスがアナログ・ゲーム、残り半分はライティングである。5・6・7・9月は週2~3日学校と。

●MMOのGM

 MMOのGMの話になる。個人的な解釈ではあるが、MMOのGMにはいくつかの職能があり、それを養成するとしたら、ここの資質をきちんと考える必要があろうと助言する。

・チュートリアル・ガイド  プレイヤーの補助者
・トラブル・シューター   同上
・イベント・コーディネーター  ゲーム内イベントの企画進行
・ガバナー         ゲーム社会の統治機関の官僚(含む警察)

 まあ、実際には「ガンホー」さんとか「コーエー」さんとか、実際にMMOを運営している会社に聞いたほうがよいかとも思うが……。

●Do you whorship Cthulhu?

 水曜日、モバイル仕事のヘルプに卒業生を頼み、紹介がてら打ち合わせ。水晶ドクロとかガイアとかオーパーツとかおかしなことを沢山言う。すまんがよろしゅう。
 その帰り、久しぶりによった新宿のイエサブで、「Do you whorship Cthulhu?」を発見、購入する。デカイが、結局のところ、人狼のクトゥルフ版。人狼の代わりに、クトゥルフの信者が村人を殺戮していくというもの。

●大正二十年の夏へ

 土曜日は定例の「退魔生徒会」収録。
 今回は夏休み、なぜか大正二十年編。
 史実のあたりを調べ始めると非常に楽しいものである。
 さーて、いつ、本になるんだろうか?(笑)

●江戸・東京の地理と地名

 大正二十年編のために、江戸成立から現在の東京になっていくあたりの東京の地理的な変化を解説した本。ちゃんと縄文海進の影響や、街道建設、日比谷湾埋め立て、鉄道や電車の建設などがまとめられていて便利。
 面白かったのは、明治期に、幕臣イジメで行われた都内の再農地化計画。皇居の西側にあった旧幕臣の居住地を全部つぶして、桑畑と牧場にしてしまうという話。桑畑は2~3年でダメになったらしいが、牧場は長く残り、しばらく、渋谷のあたりは牧場だったとか。

●レンタルマギカ 魔法使いのクラスメイト

 三田誠氏の人気シリーズの外伝的な短編集。
 シリーズ・ファンならば、楽しい一冊。
 私は、アディが出てくれば満足ですよ。

●ハチワン・ダイバー

 『エアマスター」の柴田ヨクサルの新作コミック。
 今度は将棋の真剣師がテーマだが、なぜか表紙はメイドさん。
 なかなか迫力があり、続巻が楽しみです。

●レンズの向こう

 日坂水柯の恋愛コミック。雰囲気がいいかな。

●備忘録
 今週、東雅夫氏の「クトゥルー神話事典 第三版」が刊行予定。
 どこかで買うこと。

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January 15, 2007

作業中のため……

 『シャドウラン第四版』翻訳の詰めにつき、自宅缶詰中。
 年賀状すら書いていない状況です。関係者の皆様、失礼しております。作業中のため、月内は更新がかなり減ります。ご了承下さい。
 ウェブ連載の深淵小説『永遠の冬』は早期に再開したいが、月末になる可能性高し。28日の『深淵CON~シキサイ~』には行く約束なので、その前に1回は更新したいと思っております。
 とりあえず、ひとつひとつ終わらせていきましょう。

 それはさておき、ネタがない訳ではないので、メモ書き的に……。

●エアロテック

 近所で新築中の分譲住宅の使用している工法。
 変形したり、飛行したりするメックのことではないらしい。
 残念。
 これだから、FASA好きは……。

●エモティコン

 テキスト・コミュニケーションにおいて感情を表現するアイコン(記号)で、いわゆる顔文字。『シャドウラン第四版』の世界では、多民族文化の発達により、シティスピークやリンゴーにさまざまなジャーゴンやエモティコンが言語の中に取り込まれており……
 ……という訳で、日本発のエモティコン「orz」をFanProに教えてみる。

 「すげええや、俺も使ってみよう」(意訳)

 いや、辞めとけ。

●SR4の種族別浮かびやすさ

 エルフは華奢で軽いので浮きやすい。
 オークとトロールは筋肉質で沈みやすい。
 ヒューマンとドワーフは同じくらい。

●本買いメモ 

 今日は、病院の定期健診のため、久しぶりに半日外出。少しだけ本を買ってきた。感想はいずれ。

・神様のおきにいり3 ぬれおんなの巻
 クトゥルフでお世話になっている内山靖二郎氏の新刊。今度は海水浴編だそうな。

・斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計
 古橋版デモベ第三弾。短編集で、タイタス・クロウ好きはタイトルで悶絶せよ、ということらしい。シュリュズベリイ教授も出てくる。うみ。

・屍姫4  
 世代交代編のはず。

・隠の王5
 「娘。」が最近、読み出した。うーむ。

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January 09, 2007

SR4 Toy Drone //   “文学少女”と繋がれた愚者

 年末以来、自宅缶詰状態で、PCの前で唸っています。
 もうしばらく続く予定。

●SR4 Little Toy Drone

 久しぶりに、某所でSR4のマスター。ほぼテストプレイ。
 ガンスリ娘に戦闘魔術師、カリカリにチューンしたバイオ・ジレットやトリッキーなテクノマンサーのキャラを用意して、「お姫様救出」の話をする。
 あるシーンを思いついてしまうと、一気に話が広がるのみ気づく。テクノマンサーのネタはもう少し、色々できそうな気がする。

●SR4世界観の説明

 サイバーパンク&ファンタジーであるシャドウランの世界は、18年、四つのエディションに渡るだけに、非常に深い。そして、その世界を知れば知るほど、シナリオも面白いものが出来るし、プレイも深くなる。
 だが、知識0のプレイヤーに、「サイバーパンクとは何ぞや」から説き起こすと、まあ、切りが無い。何しろ、『ディアハンター』から始まって、『人間機械論』『下流社会』『セックス・ピストルズ』を経由して、『ジャパニーメーション』に至るのだから。
 とはいえ、『ブレードランナー』や『アップルシード』『サイレントメビウス』ではもう通じない人がかなり増えている。せめて『マトリックス』と『攻殻機動隊』だが、ネオや素子そのものの再現を期待されても困る。ここら辺が日本とアメリカのTRPGの発展の差であろうや。

 サイバーパンクというジャンル自体は1982年のウィリアム・ギブスン『クローム襲撃』に始まる//おお、25年だよ//が、そんなことはもうどうでもいい。おそらく、日本こそがリアルなサイバーパンクの道を歩いているのだから。

Q:サイバーパンクの説明は必要か?
YES。なぜなら、自分の足元を知らないで踏み出すのは馬鹿のやることさ。
NO。なぜなら、俺たちはすでに、サイバーパンクだ。

OR NEW QUESTION?

●“文学少女”と繋がれた愚者

 文化祭の劇の話。過去の因縁に縛られる人々。
 いや、この痛みはまた心地よい。

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January 04, 2007

日々雑記:神杉の風に

 今日はゲームネタではなく、簡単に日記のみ。

 実家より帰宅。

 帰宅すると、仕事場にFAXあり。
 新年、知人のお父上が亡くなられたとのこと。
 哀悼の意を表します。

 そう言えば、私自身も、帰郷した際、若い頃から親戚同様にお世話になっていた隣家のおじさんが、糖尿病の悪化で臥せっていると聞き、寂しい思いをしたところでした。この方は、父の高校時代からの親友で、私が結婚した際には仲人を務めて下さいました。一時、神保町のあたりの小出版社に勤めたこともあり、ややもすれば、得体の知れないといわれがちな私の仕事を応援してくださった方でした。毎年、挨拶に行くと、酒を飲みながら、土産代わりの本を撫でるように読んでくれました。

 高校のSF研究会の同窓会に顔を出す。
 すでに25年余となるが、皆元気である。

 帰宅の前、地元の神社、鎌数の伊勢神宮と、老尾の古社『老尾神社』にお参りしてきました。
 鎌数神宮は伊勢神宮の分社で、江戸時代初期に、この地にあった湖、椿の海が干拓された後に勧請されたものです。ここには神楽殿があり、3月下旬に、神楽舞いがあるのですが、14番あるのが特徴です。
 老尾神社は、延喜式にも名前の残る、つまり、平安時代に遡る古社ですが、小さな神社で、今は宮司もいない無人の社です。樹齢数百年にもなろうかというご神木の神杉を筆頭に、直径1mほどもありそうな杉ばかりの林の真ん中にひっそりと神社が建っていました。
 何度か改修され、今は赤錆びたトタン屋根ですが、奥殿には古い風情が見えます。
 神木に手を合わせると、ざざざっと風が樹上を過ぎていきました。
 神域の空気に少しだけ元気をもらってきました。

 地元の本屋でISBNの無い、郷土史本を購入。

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January 01, 2007

新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

 2007年元旦となりました。
 本年は、デビュー以来、20年目という節目の年を迎え、さらに、ゲーム製作、著述に邁進していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

                スザク・ゲームズ 
                朱鷺田祐介

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 と、言う訳で、年が明けましたが、年明けに締め切りを控える朱鷺田的には今日も今日とて原稿でございます。紅白と除夜の鐘は「ルール確認~♪」とか言いながら、『シャドウラン第四版』のキャラを作りながら、聞きました。微妙に変なキャラを思いついたが、金がかかる系ばかりでよろしくない。
 とりあえず、チャーリーズ・エンジェルズか、旅の仲間を作る。

 我が家恒例の年越しボードゲームは、今年はクニツァの『AFRICA』。子供が好きな、チットを並べてめくっていくゲームです。小学五年生の長男のお気に入り。どんどんめくってポイントを稼ぐ長男ですが、発掘に失敗。金とダイアモンド、工芸品を制して、私が逆転勝利。

 明日から実家に帰省。仕事初めは4日の予定。

 では、今年もよろしくお願いします。

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