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March 13, 2007

形式と類話 ~邪魅の雫、神々の明治維新~

 締め切り進行中。月曜日は不調で病院に行き、薬をもらう。血圧には異常なし。122/75。もう少しで区切りがつくはず。読書日記だけつけて生存報告代わりに。

●形式と類話

 行き帰りで本を読む。昨年から、読み止しにしていた『邪魅の雫』を読了。最後の台詞を書きたかったのだな。うむ。ザッピング描写が行き過ぎで、頭が追いつくのに時間がかかった。
 後半、類話と形式の話が出てきて、興味深い。
 仕事柄、実際の神話が類話へ変化していくという伝承の変化ネタをよく扱うので、別の意味で刺激される。クトゥルフ神話のネタの形式に近いし、その他のゲームのシナリオ作成にも使える。

●神々の明治維新 

 読了。明治初期の神仏分離と廃仏毀釈運動の話。明治3~5年の熱さはなかなか面白い。岩倉遣欧使節団や士族反乱などとあわせて、いずれ何かのネタにしたい。『邪神たちの黒船』かな。

●神道の逆襲

 読了。神道思想再入門としては非常に参考になった。山崎闇斎あたりの土金思想をうまく使いたいところだが、「天保異聞 妖奇士」と被らないように注意、注意。

●古代女性史への招待 ~ 〈妹の力〉を越えて ~

 女性研究者による古代の女性の研究。男女分業体制や女性首長時代から、男権社会への転換などに関する問題を確認できた。冒頭にある村刀自の話は興味深い。

●コミック

 帰りの電車で読む本がなくなったので、コミックを買う。

・素敵探偵ラビリンス 2
 11歳の天才美少年お坊ちゃまが、放棄された東京都(旧都)で、幻夢事件を追う。ただし、ネタは妙にハイテクである。主人公は癒し系だが、周辺とかプロットがやたら、ハイテクで、殺伐としているのはいかがなものであろうか? 違和感あり。

・サトラレNeo 2
 サトラレ第二世代の話。相変わらず、人情ドラマとしてはスマートかつハートウォーミングな感じで見せつつも、人類の進化の話をつきつめていく。いいなあ、これ。

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