黒船、富士山に登る
昨日まで、雨が降っていたので、ほとんど、家から出ないで、原稿を書いていたら、どんどん生活時間が狂っていき、早朝に寝るようになってしまった。その割に、早朝、猫に起こされて餌をやり、その後、また睡眠を取ったり、原稿に煮詰まって夕方に仮眠を取ったりするものだから、日付の感覚がずれてきている。のへほんとしていたら、朝、携帯が止まっていたので、慌てて料金をコンビニで払うと1分で復帰した。
POSシステムは偉大である。
ある意味、僕らの生活は超高速のネットでつながれた金銭情報トラフィックによって成立しているのである。おそらく、コンビニは生活のハブなのだ。ちょっとサイバーパンクな今日であった。
●おそらくは、企業な日々
海の向こうのことは海の向こうに任せるしかないので、こちらは粛々と次の原稿を書く。エコ・テロリストに襲われた場合の、企業魔術師の警備戦闘マニュアルとか、社員が人事課のデータベースを改竄する際の目標値とか、色々ダメなことを考える。間違って、企業ハッカーが《ブラックハンマー》に捕まった場合に備えて、各部署にメドキットがおかれているとか。
『ストリート・マジック』の冒頭に、Rhonabwy(ロナブイ>>「マビノギオン」)というウェールズのグレート・ドラゴンの名前が出てくる。『Dragons of the Sixth World』によれば、どうやら、この赤龍は、リヴァイアサンやエルフと事を構え、街の地下洞窟にこもって経済戦争の準備をしているとかなんとか。反面、音楽好きで、ミュージック・レビューのブログまで連載しているらしい。
●黒船 富士山に登る
今日は図書館から借りてきた「黒船 富士山に登る」を読了。幕末維新の事件の影で、欧米各国領事が富士登山をしたことに関する研究。徳川昭武がスイスでユングフラウを見る話とか。
●伯爵の血族 紅ノ章
「異形コレクション」の新刊をゆるゆると仕事の合間に読む。まだ途中ではあるが、なかなかの傑作ぞろい。タイトルから分かる通り、テーマは「吸血鬼」であるが、どちらかと言えば、クトゥルフ神話ネタのようなものもある。興味がある人は、書店で目次を見てくだされ。
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