美濃牛、オイレンシュピーゲル2
イベントの疲れが1日遅れてくるようになると、歳を感じますね。
とりあえず、整体行きを延期して、遅れていた雑誌原稿と校正を仕上げて返送。企画書とか、翻訳とかに戻る途中です。
世界は夏を迎えつつありますな。
●美濃牛
図書館から借りていた殊能将之の第二作を読む。
奇怪な殺人事件。
奇妙な登場人物。
なるほど、これが「黒い仏」へ通じる道か。
●オイレンシュピーゲル弐 壊れもの注意!
冲方丁怒涛の大攻勢の第二弾(スプライト2は7月)。
衛星落下に始まる、テロのバトン・リレーとケルベロスたちの分離、再結集。
第二話にして始まる、フォイエルとのクロスオーバー。
次々と破壊されるタブーにめまいをしつつ、シャドウランナーには推薦の一冊としておきましょう。
●学校メモ:あらすじとノベライズ
火曜日は1年生のライティング。
テーマは「あらすじ」。
まずは、ブライアン・ラムレイの「深海の罠」を読ませて、あらすじを書く。短編集「黒の召喚者」からの傑作ホラーですよ。原題は「キプロスの貝」で、しばらく海産物が食べられなくなる話。
次に、シギサワカヤ「箱舟の行方」より、1Pのコミック「ウィーク・エンダー」を読ませ、ノベライズさせる。2枚以上。原作を意識して書く事。そして、情報をきちんと提示すること。
参考文献に、中条省平の「小説の解剖学」より、冒頭、書きだしの問題とテーマ性の項目を。いや、もっとも重要なのは、最初の1P、「作家のモラル」の項目である。
次回はキャラクターの問題について。
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