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July 31, 2007

コードギアスとクロスボーン

朱鷺田@色々と剥落

 校正中。あと、リプレイの書き直しとか、テープ起こしとか。
 アレのルール作成とか、コレの準備とか。
 傍らに小説とか、書いてますが、はてさて。

 「深淵」のウェブ連載「永遠の冬」ももう少しで再開できると思いますが、そろそろ、描写に力入れなくてはいかん区画に来ているので、ちょっとタメております。
 色々抜けているところがありますが、少しずつ追いかけていきますので、少々お待ちを。

 とりあえず、ブログにメモをしますよ。

●コードギアス

 深夜に放映した第一期終了編2話を視聴。
 第二期製作決定の流れを受け、やり放題というか、どこから何が飛び出してくるか、本気で分からない、1時間でした。「日本再独立戦争」の首都決戦ということで、右から左へ、激しい戦闘が展開、オレンジさまを始め、派手な大活躍と絶望の死に至るドラマが展開されました。
 製作中という、第二期を期待いたします。

●いただきもの 「クロスボーン・ガンダムX-3」

 少し前になりますが、知人のK氏より、ガンダムフィックス・フィギュレーション#0031 クロスボーン・ガンダムX-3をいただきました。ありがとうございます。
 胴体の海賊マークが凄いなあ、これはこれで別世界のガンダムですね。

 初代マクロスを思い出すのは、レッドカードかなあ。

●浜納豆

 これもいただきもの。Sさんが来た時にいただいた、静岡名産の浜納豆。徳川家康の好物だったとか。
 私は初めて食べるのですが、大豆を麹菌で発酵させ、1年以上寝かせた「塩辛納豆」で、別名、豆味噌。納豆というよりは豆状の味噌でご飯とよくあいます。個人的には、三粒あれば、ご飯が1杯食えるぐらい、おかずとしてよろしい。日本酒や焼酎とも合いますな。
 おいしゅうございました。

●シャドウラン4th:Augmentation

 チェック中。いや、このバイオドローンは面白いですなあ。色々ヒドイ(誉め言葉)。
 何気なく、素晴らしいのがセット価格でエッセンス割引のCyber Suits、とか……。
 「Emergence」ともども、早めにどこかで紹介できればいいなあと思っております。

PS:Amazonで引っかかっていた「ナイトメア・ハンター・ディープ」がやっと到着。たぶん、何かと一緒に頼んだからかな? 暇を見てゆるゆると読みます。

PS2:確認のため、Amazonへ飛んだら、「ブラフ」と「ごきぶりポーカー」が買えることが判明。いい世の中になったなあ。

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July 30, 2007

深淵CON:月光魚の泳ぐ街

朱鷺田@とりあえず、一息ついたような、つかないような。

 昼間に最後の原稿を送り込み、とりあえず、一息。
 そのまま学校の講師会へ。
 帰ってきたら、ぐったりしましたが、次の仕事へ向けて転換開始。

●深淵CON:月光魚の泳ぐ街

「あの魚を、月に返すのです」

 昨日は、深淵オンリーコン、東京深淵CON~シキサイ~でした。
 私は例によって、「深淵第二版」のゲームマスター。

 まず、GM予告の段階で「完全即興型」を宣言。
 「深淵」というゲームは、即興プレイ向けのギミックがこれでもか!と投入されたゲームなので、その場で運命を引いて、作り上げるセッションでもOKです。というか、私は、これが実に楽しい。

 それでも、卓に集まってくれたプレイヤーが4名。
 ありがとうございます。

 マゼンダでコピーしたテンプレート(サンプル・キャラクター)から、選ばれ、「運命の幻視」によって出来上がったのは、以下の4名。

・女傭兵 ライリア
 魔族「蠍の王(濃紺の毒匠)」によって、沈黙の刻印を刻まれた戦士。妖精騎士の導きにより、月光の注ぐ街にたどり着く。

・盗賊ルナス
 英雄を助ける定めを受けた盗賊(チンピラ)。
 問題は、骨肉の争いを続ける弟ザインが、魔族「口の大公」に魂を売り、魔剣をもらってしまったこと。英雄を目指しつつ、人をやめた弟から、逃げ続ける運命の兄であった。

・少年 シャムロック (エルスリート)
 片目だけ、破魔の瞳を持つ少年。
 実は、とある英雄の一族の血を引く生き残りで……。

・夢占い師 シャフト
 破滅の予言を受けた夢占い師。

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 舞台となるのは、滅び去った廃墟の街。
 夕刻、満月が地平線に姿を現した頃、それぞれのPCはひとり、ひとりこの街にたどり着く。

 まず、この街角に立ったのは、運命に導かれし夢占い師。
 そして、弟から逃げ続ける不肖の兄である盗賊。いつ、魔剣使いの弟に追いつかれるか、心もとない盗賊は、非力な夢占い師にさえ、短剣を抜かずにはおれない。頭上の月光に、なにやら、銀色の生き物が泳いでいるのにも気づかない。
 女傭兵が現れ、少年が壁から転げ落ちてくる。

 やっと、月光の中を泳ぐ大魚の存在に気づく。

 街の影の中を走りまわる白いドレスの少女を追いかけ、4名は名も名乗らぬまま、街の奥へと駆け込んでいく。

(暗転)

 街の広場。噴水の前で、この街に見覚えがあることに気づく少年。
 おそらく、ここは自分の故郷か?
 そして、塔の上から響く歌声。

 少年は、自分がかつて、この街に住んでいた英雄の末裔であることを思い出す。

 そこに追いつき、自分たちが運命によって導かれたことを知る残りの3名であるが、内訳話をする前に、盗賊の弟にして、邪悪な毒の魔剣の使い手、ザインが登場し、月光の魚を殺すと宣言する。

「僕を英雄と認めないなら、あなたも食べますよ、兄さん」

 その影からかすかに響くのは、虫のあぎとがギチギチとなる無数の音。
 盗賊は少年を抱えて、慌てて逃げ出す。
 ザインは、占い師と傭兵に仲間となれといわれるが、それを断り、盗賊と少年を追う。ただ、傭兵の片手には、蠍の王が刻んだ刻印があり、「魔族の命に従え」とささやく。

(暗転)

 塔を上っていくうちに、彼らは知る。
 少年と少女は、英雄の最後の末裔。
 彼らは、月光の魚を月に返す定め。

(暗転)

 塔の屋上。
 少年と少女は、月光の魚を月に返す歌を紡ぐ。
 盗賊と傭兵、夢占い師は、ザインの前に立ちはだかる。

「兄さん、早く認めて下さい。
 さもないと、兄さんを殺してしまうじゃないですか?」

 優しい言葉を紡ぎながら、兄に向かって魔剣を打ち込む弟。
 紫の毒がまとわりついた毒針のような魔剣を必死で受け流す兄。
 その傍ら、弟の影から這い出た虫の群れは夢占い師と傭兵を襲う。

 必死の戦いは明らかに弟の優勢。
 なぜならば、弟はすでに人をやめた身だから。

 されど、魔族の呪縛を逃れた傭兵の加勢で、兄はなんとか弟の剣をしのぎ続ける。

 やがて、歌が終わる。
 少年はもはや、自らの命を投げ出してまで、魚のために歌を紡いだ。
 魔力が渦巻き、魚は月へと飛び去っていく。

 そして、残った魔力は少年へと襲い掛かる。
 だが、引き裂かれ、倒れたのはまだ、名も名乗っていない夢占い師だった。

「然り、これが我が定め」

 若き者を救って、代わりに死んだ。

 それに感動した訳でもないが、ザインは剣を止める。なぜならば、魚が月に戻った今、戦う理由はもうないから。

弟「どうします、兄さん。まだやります?」
兄「やらねえ」
弟「じゃあ、僕が英雄だってこと、認めます?」
兄「やだね~」
弟「ここで死にます?」
兄「逃げる!」

 盗賊の兄は、そのまま、塔の下へと身を投げる……いや、密かに用意していたロープで、滑り降りる。こんなときだけ、やたら、逃げ足が速い。

弟「困った兄さんだね」

 弟は、夢占い師の死体を虫たちに食わせると、兄を追って退場。

 残された少年は、少女に問いかける。

少年「これからどうする?」
少女「私の役目は終わったわ。後はこの街で死ぬだけ」
少年「だったら、僕と街の外へ行こう!」
少女「外に出てどうするの?」
少年「分からない。でも、たぶん、ここより、ずっと楽しいはず」

 ~終わり~

●感想

 今回は非常にきれいにまとまり、ファンタジックであるとともに楽しいプレイでした。
 ピュアな少年、やたらチンピラなロールプレイがマッチした盗賊、魔族の葛藤と自己の間で揺れる傭兵、そして、運命を見つめ、少年の身代わりとなる占い師。それぞれが非常にうまく動いて下さいました。
 特に、夢占い師は、ほとんど「然り」とかしか言わないんですが、うまくカードを回転させ、皆を導いてくれましたので、GMはとても助かりました。

 朱鷺田としては、虫の魔剣を持つ弟を即興でロールプレイしていたら、明らかに「ヤンデル」感じで、プレイヤーに受けたので、よかったなあ。兄上のPCが素晴らしくチンピラな味で、掛け合いも楽しかった。

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 その後、近所の海鮮飲み屋で打上。

●読書

・エスコート・エンジェル

 22世紀、ワームホール技術によって作成された《プラスティック・プリンセス》こと、時空潮汐力・特等突破戦闘艦である、二人の少女型戦闘ロボット、シファとミスフィの物語。第一作である「エスコート・エンジェル」では、海外のVIPの護衛任務の中で、彼女らの姿が描かれる。
 敵が、電脳麻薬によって洗脳した人間を「コマ」として扱うなど、ネット系の要素がなかなか強い。

・カスタム・チャイルド

 遺伝子改造が一般化した近未来。
 遺伝子改造中毒の母親から逃げ出し、トランスジェニックが多数住む下町で一人暮らしする三嶋のもとに、謎の少女、マドカが転がり込み、彼女を巡る事件に、彼と仲間たちが巻き込まれていく。やがて、遺伝子医療の大企業である「ダーウィン・ヒルズ」の手が伸び……

 さまざまな遺伝子改造をしたトランスジェニックが多数いる社会が舞台で、設定がなかなか濃い感じで、すばらしいですね。

・ラバーズ7 第六巻

 犬上すくねのラブコメも第六巻。

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July 27, 2007

シャドウラン4th:Augmentation PDF版

 朱鷺田@締め切り
 タナトス6のボードゲーム会に行く暇もなく、作業中です。

●シャドウラン4th:Augmentation PDF版

 タイトル通り、英語版ですが、医療技術に関するコア・ルールブック「Augmentation 」(強化の意)のPDF版が発売になりました。医療サービス、サイバーウェア、バイオウェア、ジーンテック、ナノテク、バイオドローン、サイバーマンシー、サイボーグなどいかにも楽しげなサイバー関係のサプリメントです。

●バンタン 深淵第二版

 今週の学校は、TRPG第三週で、幻想のゲーム化と称して、「深淵第二版」のデモプレイ。運命の幻視と夢歩きでぐるぐる回すが、2時間だとやはりギリギリである。
 非パーティ型のプレイというのは、かなり分かりにくい概念だが、これでもまだ、TRPG発展史の途中。この先は夏休みに自分で体験してもらうことにする。
 9月になったら、「バトルテック」の予定。

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July 25, 2007

ガーネット・オペラ

朱鷺田@作業中
海の向こうで何かが囁いています。

●近々の予定

 とりあえず、今週中に一つ区切りをつけないと……。

7月27日(金) T6FN 夜のボードゲーム会 ちょっと行けるかギリギリな感じ。
7月29日(日) 深淵CONシキサイ  GM「深淵第二版」

●ガーネット・オペラ

 戯曲集。安土城の信長様が戦国の雄や織田家中の武将を集めて、宝探しのゲームを始める、という演劇の台本。割と柴田勝家がいい味を出しています。BASARAとか好きな人は結構、面白いかも。

●読了

 仕事の合間に買ったり、資料と一緒に借りてきたりした本を色々読む。いや、Amazonで引っかかっているものも多いのですが、まあ、来ないなら……

・ポストガール2

 郵便用の少女型ロボットの話。「次世代少女=Post Girl」ですか~。

・夏月の海に囁く呪文

 島に伝わるある伝説(?)をきっかけにした、人々の心の物語。
 全4話の連作短編集。
 1シーンずつ連鎖していく様がなかなか面白かったですね。
 最初は題名だけ見て、クトゥルフ系かと思って図書館で借りたのですが、いい青春のお話でした。

・NHKにようこそ 8

 コミック版完結。
 引き篭もって仕事中の人間には、いつの間にか夏になっていた青空がまぶしいです。

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July 21, 2007

シャドウラン4th:Augmentation

朱鷺田@色々煮詰まった感じ。

●シャドウラン4th Augmenation プレビュー

 シャドウラン公式サイト(英語)にて、サイバー&テクノロジーに関するサプリメントAugmentaion(「強化」の意)のイラスト・プレビューが始まっています。サイバーウェア、バイオウェア、ジーンテックなどの医療関係、つまり、人体改造系を含むアレやコレが紹介されています。印刷開始らしいのですが、いやはや、オイ……というネタがてんこ盛りのサプリなので、お楽しみに。

●シャドウラン4th:精霊の器を作ってみる

 色々煮詰まった作業中なのですが、Sさんが上京するというので、シャドウラン4thを。
 『ストリート・マジック』で登場する新魔法様式、混沌魔術系の魔法企業のラボへ突入する話。『精霊の器』として作られた、呪いの人形に、強力なロアが入っていて……というトラップを仕掛けてみる。演出が怖すぎて、ホラーに。

●『真・女神転生X』ワルプルギスの夜

 木曜日・金曜日はゲーム学校。
 アナログ・ゲームはTRPGの第二回で『真・女神転生X』。
 リプレイで予習させた上、レベル10の覚醒者を1時間で作らせ、残り1時間で、圧縮型のセッションとラスト戦闘を体験。シナリオの基本プロットは、昔、R&R13号に載せたシナリオ「ワルプルギスの夜」である。

 NPCとのコンタクトと、スキルが関わる戦闘をこなす。 ちょっと下品な感じのロード・エルリックを演じながら、腰を振ってみたら、受けた。イヤ、それはどうかと。まあ、ほぼ未経験者しかいない状況で、何とかすべて勝利したが、邪神召喚まで後1ターンとかやばい卓もあり。
 こういうセッションはベーシックで楽しいですよ。

 PCとしての会話や、NPCとのやりとりは、色々面白いので、できれば、もうちょいやらせたいのですが、コマ数が足りないなあ。

●呪海 聖天神社怪異縁起

 三陸海岸にある、人形のお祓いで名高い神社で起こる奇怪な事件。漫画家アシ絡みの話は前半の雰囲気がよいが、微妙にSFオチはちょっと。個人的には、クトゥルフ・オチのほうがよかったかなと。

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July 17, 2007

シャドウラン・ミッションズ JGC他

朱鷺田@作業中。色々果てしないです。
忙しいので、カンタンに。

●シャドウラン・ミッション:Patient Zero

 本家シャドウラン公式サイト(英語)では、7月のフリーシナリオ「Patient Zero」が公開。
 音声ファイル付き。

●JGC2007

 8月31日、9月1日、9月2日の三日間。

 とりあえず、スケジュール調整。
 朱鷺田は、「シャドウラン4th」「真・女神転生X」「深淵第二版」のGMをいたします。
 おそらく合計5回。詳しくは、8月に入ってから。

●萌えの話

 今日の昼間は学校。夏休み前、最後のライティングということで、「萌え」の話を少々。
 萌えの語源から、その変遷、さらに、ヤンデレとか、ツンデレとか、ダメな方向へ。

 ……とはいえ、ゲーム雑誌やゲームメーカーを受験するならば、「萌えは、分かりません」とかいうのもナンなので、夏休みを有効に使ってくだされ。

●読書
・ポストガール
 電撃文庫のライトノベルズ。大戦後の荒廃した世界で、郵便を届ける少女型アンドロイドの話。ポストマンや北斗の拳ではありませぬ。どっちかといえば、キノ系のいい話。

・カペタ 14
 ついに、源との直接対決開始!

・絶対可憐チルドレン 9
 超能力発動編、オバケ屋敷編、外国編など。

・ネギま 19
 夏休み編その2。特訓編が中心だが、重要な伏線からスタートしつつも、各生徒のミニエピソードが多く、こまこまと楽しめる。

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July 14, 2007

無の書 D&Dは10フィート棒持って

朱鷺田@色々あって、SAN低下中。

●無の書

 「無の書」(国書刊行会:現代魔術大系7)を読む。ゴールデン・ドーンとOTOの末裔が、クロウリーのエロス&タナトスとSFのイマジネーション、ニューエイジのエソテリズムによって拡大するという、混沌魔術のテキストです。
 A・O・スペアに始まる、既存のキリスト教系黒魔術の許容量を、SF思考で拡張、シャーマニズムやタントラ、タナトス、悪魔召喚なんでもありですな。カオス理論やカタストロフィー理論が出てきたり、精神集中の訓練に、「ぼくは『ネクロノミコン』が欲しい」とか言い出したり……。

 リアルで「クトゥルフ神話TRPG」の探索者の気分。とりあえず、魔道書の読み流しロールは(たぶん)成功したが、正気度は多分1D6ぐらい下がった。

●魔女の聖典

 新異教主義ガードナー派ウィッカの重鎮、ドリューン・ヴァリュアンテによる魔術書。確認のため、本棚の奥から掘り出す(図書館ロール成功?)「影の書」のテキスト確認。これがあと60年経つと、カヴンのコア・アイテムになるのか。

●D&Dは10フィート棒を持って

 木曜日・金曜日は学校。アナログ・ゲームの授業はやっとTRPGに入った。
 初回はD&D2.5。
 赤箱のルールをD20形式に整理した、超入門編D&DでTRPGの原点を体験する。
 能力値は一発ぶりで1レベルのキャラクターを作成し、ゴブリンとスケルトンの待つダンジョンに向かう。洞窟の入り口には、落とし穴(ここで死亡率10%)、ゴブリンのいる部屋の入り口には催眠ガスのトラップ(ここで解除に失敗すると、催眠ガスが噴出し、セービングに失敗した人は寝た状態で、戦闘開始)という死亡率の高そうなダンジョンだが、合計60名ほどを体験させたものの、死者は合計10名ほどか(全滅パーティ1)。

 最初の落とし穴は、先頭のキャラクターが発見のチェックが出来るのであるが、クラス・ボーナスのほか、10フィート棒で床をつついていると、ボーナスが与えられる。
 ひさしぶりに10フィート棒使ったぜ。

●虎07潜を救出せよ

 日中経済水域の係争中海域に立つ海底ガス田プラントで起こる爆発事故とテロ、そして、事故によって海底に沈んだ韓国海軍の新鋭潜水艦の生存者救出を巡る、シミュレーション・ノベル。

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July 11, 2007

図書館行き ネギま! 実写版 

 朱鷺田@作業中。
 翻訳したり、記事書いたり、学校いったり。

●本の迷路

 調布中央図書館に資料探しに行く。私は三鷹市民であるが、三鷹市と調布市は図書館に関する協定を結んでいるので、調布市立の図書館も使える。両方から別々に本を借りられるので、非常に助かる。特に、調布中央図書館は非常に本が多く、かなりマニアックなものまでそろえているのでかなりありがたい。

 図書館は好きだ。
 まだ読んでいない本がたくさんあることを確認させてくれる。
 冒険小説協会の陳さんじゃないけれど、「読まずに死ねるか」
 まあ、そんな訳で、資料以外に色々本を借りてしまう。
 えー、いつ読むんだろ?

●ネギま! 実写版

 昨日はゲーム学校で、ライティングの授業ですが、まずは、ネギま! ドラマ版の情報を先週のマガジンから。

 「ネギま!」という作品は、非常によくわかった作者が、きちんと狙って作ったコンテンツであり、おそらく、週刊少年マガジンの中で、トップクラスの安定した人気コンテンツである。現代的な意味で。
 アニメ2期に続いて、実写ドラマ化ということで、多くの人々は、ある種の惨劇を想起するかもしれないが、実のところ、ここ1~2年、漫画のドラマ化が加速しており、私は「ついに来たか!」と感じている。同様の企画に「実写版セーラームーン」とか、ミュージカル版「セーラームーン」「テニスの王子様」「ブリーチ」などがあるが、意外にも好成績である。
 おそらくは、アイドル候補生の展覧会(プロモ)的な要素もあり、アイドル・ウォッチャーの注目度も高いのではないかとも思っている。声優経験者もいるようですし。

 学校の授業としては、こうした題材を「将来の飯の種」として分析する視点を持つことが重要。1対1対応の確認、それぞれのキャラクター分析、あと、この31名から出てくるであろう「次世代アイドル」もしくは「次世代のA級子役」の可能性を予想すること。ゲーム雑誌のライターだからって、ゲーム攻略だけやってりゃいい訳じゃないんですよ。どっちかといえば、周辺ジャンルの知識が役立つことが多い。私もデビュー直後は、ポニーキャニオンのPR誌で、アイドル候補生インタビューとかやらせてもらいましたし……。
 朱鷺田の期待は、千雨役の麻生夏子、のどか役の和川美優、刹那役の市川春樹かな。

 後半は「キッパリ!」から人生訓を学んだ後、実習。

 「ニュースを小学3年生の男子に説明する」
 「自分の故郷を小学3年生女子にアピールする」

 難易度は高いけれど、これが出来るようになれば、仕事はありますよ。
 ゲーム雑誌の読者の半分は小学生ですぜ、せんせい。

 次週は夏休み前の最後の授業なので、「萌え」の話を予定。

●怪異いかさま博覧亭

 コミック。『宵闇草子』を思わせる表紙と、江戸の怪異譚ということでジャケ買い。
 やや古めかしい画調とこだわった江戸風物が心地よい佳作。
 わずか一冊で、絵師の絵が進化する過程を堪能できます。
 第一幕、第二幕で絵が小さいなあと思うと、第三幕あたりから、コマの使い方がぐっと大きくなって、のびやかな感じが出てくる、そして、この部分が表紙で正面から見据える主人公の自然な感じにつながる。ああ、いいねえ。

●つぶらら 2

 アイドル好きの女子高生、つぶらの青春を描いたコメディ・コミック第二巻。ついにタイトルの謎が! というか、やっと本論が始まり、つぶらはなぜかアイドルに。
 コミックハイ連載なので、少女漫画的ですが、まあ、楽しいのでヨシ。

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July 08, 2007

レンタルマギカ 極東綺譚 塩バニラ

 朱鷺田@作業中。生活時間帯が混乱し始めていて、気づくと朝だった。忙しくて伸ばしっぱなしの髪がストレスになり始めたので、いつもの床屋に行ってばっさりと切り落とす。
 とりあえず、ネタを書き忘れそうなので、メモ代わりに日記更新。

●レンタルマギカ 吸血鬼VS魔法使い!

 アニメ化も決定した三田誠さんの魔法アクション。
 今回は、北欧ルーン魔術および吸血鬼ネタ。
 予想通りあのネタで来ましたか! 
 アディと穂波の話がいいですねえ。

●極東綺譚 1

 衣笠遊が描く、明治末期を舞台にした妖異譚。大塚英志と組んだ、リヴァイアサンと通じる、近代日本偽史系伝奇コミック。 微妙に、クトゥルフと近接する雰囲気あり。環日本海棲民族論とか。

●朝鮮半島を隔離せよ!

 大石英司さんのシミュレーション・ノベル、特に、サイレント・コアものというのは、微妙に中毒性があって、時々出る新刊が妙に読みたくなる。作家ご本人は一度終わらせてしまったのであるが、実際、人気シリーズの上に、仮想戦記物の仮想たる部分の柱になっていて、シミュレートした「明日、起こるかもしれない戦争」を演出し、ドラマ化するのに欠かせない「デウス・エキス・マキナ」である。
 先週、「戦艦ミズーリ」を読んだら、どうも再発してしまい、三鷹図書館で資料探索中に、つい、借りてしまった。以前、読んでいるのであるが、やはり彼らが出てくると、どんな状況でも心地いい。

 今回も、北朝鮮で生物兵器の天然痘が漏れ出し、日本からの支援部隊の警護としてサイレントコアが出撃、クーデターに巻き込まれるという話だが、隊長の怪物っぷりとか、もう時代を越えつつありますな。

●塩バニラ

 先月末あたりから出回っている、チロル・チョコの新作。
 白いバニラチョコに塩味を加えたもの、ちょっとサクサク感もあり。
 夏チロルと組み合わせて、最近のチョコ摂取の主力に。

 ……と、いうか、「あまおう」と「北谷塩」はどこに行った?

 「チロル・チョコ」「焼き豚」「焼酎」「ヨーグルト」が主要栄養源となっているのは、我ながら、どうかとも思うけれどね。

PS:やや遅まきの話をば。
 菊池たけしさんのTRPG『ナイトウィザード』がアニメ化ということですが、製作スタジオが「ハルフィルムメーカー」佐藤順一さんを中心にした製作会社。「ARIA」とか「ふたご姫」とか)じゃないですか。かなり期待してます。

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July 07, 2007

シャドウラン4th:サムライコンテスト結果発表

 ストリート・サムライ・コンテストに多数応募ありがとうございました。
 
 検討の結果、SIN_Snakeさんの「サムライ・レヴェナント」をコンテスト優勝とし、賞品として、日本語版基本ルール一冊をお送りいたします。

 丁寧にバランスを取ったストリート・サムライから、2070年、第四版ルール下でのメタゲームを読んだ斬新なサムライや、個性のあるキャラクターなど、非常にユニークな作品もあり、色々意義のあるコンテストになりました。
 ありがとうございます。

 また、いずれ、機会を見て、別の趣向でキャラクター・コンテストをしてみたいと思っています。

朱鷺田祐介

(コンテスト・サイトにも同じ書きこみをしました)

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R&R34:シャドウラン4th、『真・女神転生X』、クトゥルフ

 そろそろ巷に、ロール&ロール34号が回り出しているので告知。

●R&R34

 今回、名前だけは3箇所ぐらいありますが、まあ、実質書いているのは、2本。

 「シャドウラン4th」は、狩岡源先生に手伝っていただいたチャート集&ルール・サマリー。
 あると割と便利ですよ。次号は「ストリート・マジック」の予告編的な特集になりますので、お楽しみに。

 『真・女神転生X』は、今後の予告です。
 サプリメントが2本決まりました。
 現代伝奇を扱う「闇のプロファイル」(今晩秋・仮題)と神々の戦いを扱う「ラグナロク」(来年・仮題)です。
 こういうのをやって欲しい! というのはJIVE公式サイトからご意見、ご支援のお手紙をば!
 「退魔生徒会」の3は秋のどこかで、年末年始のあたりには西上氏のリプレイ、新刊も予定しております。

 「クトゥルフの呼び声」は、万延元年(1860年)、横浜外国人居留地にある遊郭・岩亀楼から始まる時代伝奇物です。シナリオはシンプルですが、セッティングとしても使えるようにしてありますので、参考にして下さい。

●シャドウラン4th リプレイ「ストリートの天使たち」 8月に

 「シャドウラン4th」のリプレイ、「ストリートの天使たち」は、8月発売に延期されました。
 すいません。
 色々大人の事情とか、「Emergence」との設定すり合わせとか、色々あって、こうなりました。「シャドウラン4th」初の書き下ろしリプレイということで、より面白く、また、プレイヤーの皆様にも参考になるように鋭意、作業中ですので、もう少々お待ち下さい。

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海をみあげて

 作業中、作業中。「シャドウラン」の仕事なんですが、魔術様式とか、錬金術とか書いていると、気分は『真・女神転生』ですねえ。あれあれ。

●海をみあげて

 空に鯨が泳ぐ街での、ほんわかした恋物語。
 とても優しく、いい話である。

 ああ、ライトノベルズは、萌えだ、メディアミックスだ、と言いつつも、こういういい話に戻ってくる瞬間がある。次世代の読者のために。

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July 05, 2007

シャドウラン4th:Catalyst Game Labs

 色々作業中。忙しいです。

●Catalyst Game Labs

 Fanproから、新たに誕生したゲーム製作スタジオ「Catalyst Game Labs」のサイトに、今後のシャドウラン4thとクラシック・バトルテックの予定が上がっていますので、転載だけしておきます。(英語)

JULY

* Emergence - Shadowrun, Fourth Edition
* Technical Readout: 3050 Upgrades - Classic BattleTech

AUGUST

* Augmentation - Shadowrun, Fourth Edition
* Classic BattleTech Introductory Box Set - Classic BattleTech
* Starterbook: Sword & Dragon - Classic BattleTech
* TechManual - Classic BattleTech
* Total Warfare (2nd corrected reprint) - Classic BattleTech

FALL 2007

* Shadowrun, Fourth Edition (fifth printing) - Shadowrun, Fourth Edition
* Jihad Hot Spots: 3072 - Classic BattleTech

 とりあえず、シャドウランの公式サイト「ShadowrunRPG.com」では、「Augmentation」頑張って作成中と書かれているので楽しみにしましょう。
 私は、「フレッド・セイバーヘイゲン」の「東の帝国」シリーズがナンチャラと書いてあるのも気になりますがねえ~。


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July 02, 2007

シャドウラン4th コンテスト受付終了

 色々な意味で、「シャドウラン」な日々。ちょっとSINレスだったり、ライフスタイル:****だったり、依存症:チョコレート&コーヒーだったり、《虚言》テストしたり……。
 酒飲みの疲れが翌日に残るのはやはり年齢ですなあ。

 JGCに向けて、「シャドウラン」関係の大波が来ているので、行方不明になっていたら、そんな感じで。体調もアレなので、ここで一週、学校を休んで翻訳とか執筆に専念します。
 急ぎの連絡は、メールか電話にてよろしゅう。

●シャドウラン4th ストリート・サムライ・コンテスト受付終了

 ストリート・サムライ・コンテストの受付を終了しました。(投稿済みに関する修正も終わりです)
 最終的に、28体にいたるストリート・サムライ(修正版を含む)が並びました。投稿者の皆さん、ありがとうございます。
 朱鷺田多忙のため、審査にお時間を下さい。今週中に1名を選び、発表いたします。こちらの製作者の方には、朱鷺田より、「シャドウラン4thEdition」基本ルールブック一冊を進呈いたします。

●SR4 エマージェンス序章

 某所にてSR4。
 エマージェンスの序章(2070年4月)を想定して、割とハード目なプロットながら、表層はオロカモノなトラップをしかける。ノコノコ、パクリ。レッグワークの基本は忘れないように。
 ヴードゥー、強いな。

●食 ヤクのジャーキー

 プレイ中、なぜかヤクの肉のジャーキーが出てくる。
 ターメリックをまぶした獣の肉。
 美味しゅうございました。


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July 01, 2007

回転する日々

 頭が色々回転中、回転中。ぐるぐる。
 ちょっと飲んだので、これからダウンします。

●HJ文庫1周年記念パーティ

 土曜日は、ホビージャパンさんのHJ文庫1周年記念パーティ&第一回ノベルジャパン大賞授賞式。

 大賞「たまなま 生物は、なぜ死なない」

 冬樹忍さま、おめでとうございます。

 この文庫ブランド戦国時代に、ライトノベル・レーベルを立ち上げ、1年で約60冊を出版、存在感を築き上げたのは、素晴らしいことです。パーティも実に活気があり、最後には、驚きの発表もありました。

 ウォーハンマー・ノベルズとして、ドラッケンフェルズ三部作の翻訳決定!

 いや、アレの続きが読めるなんて……。
 三部作の翻訳刊行を楽しみにしております。

 個人的には、あいさつ回りに終始しました。色々、旧交を温めたり、営業したり、情報交換したり……いわゆる、レッグワークってやつだったはずですが、懐かしい顔にたくさん会えた上、D&Dの話をしたり、クトゥルフの話をしたり、はっと気づくと、イラストレーターの槻代ゆう子さん、小説家として活躍中の寺田とものりさんと、RPGマガジンの同窓会めいた空間が発生していました。

●オリエント工業と銀座の画廊

 二次会の席で、槻代さんから教えてもらった話。

「人造乙女展覧会」

 銀座のヴァニラ画廊で開催されていたオリエント工業の人形展示会。

 銀座で、この展示会ですか!
 6月30日まで。がーん。

●ディプロ×3

 木曜日・金曜日は、学校。
 ディプロマシー第二回、ということで、かなり離れ業的なトリックスター兼ヴィランを演じる。

 第一組:英国。
 先週ロシアを怒らせたので、今回は、低姿勢モードで、STペテルスブルグから、ベルリンへ逆侵攻しつつ、フランスへのプレッシャーをかける。北欧でロシアに点を稼がれたが、まあ、仕方なし。

 第二組:ドイツ。
 ロシアと同盟を組んでの、電撃作戦で、フランス侵攻。
 ドイツの科学は世界一~。

 第三組:イタリア。
 英国、トルコと組んでの、フランス侵攻から、逆転して、ハンガリーを手玉に取る。
 あ、オレ、悪人?

●おもいで

 二宮ひかるさんの新作コミック。
 短編集ですが、細やかなセンスが好きです。
 いいなあ。

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