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August 31, 2007

そろそろJGCへ出発

 Tマイナス8時間。
 GMモード発動のために、色々フィード中。

●そろそろJGCへ出発

 もう少ししたら、日本最大のアナログ・ゲーム・コンベンション、JGCに向かいます。
 TRPG、カードゲーム、ボードゲームの一大イベントです。
 私は、「シャドウラン4th Edition」→『深淵第二版』→『深淵第二版』→『真・女神転生X』→『深淵第二版』というTRPGセッション・フルコースの上で、『ストリート・マジック』発売記念サイン会(新紀元社ブース)とR&R新作発表会という状況です。
 これから最後の荷造りとコピー。
 例によって「娘。」も同行ですが、今年は娘もゲスト扱いなので、ちょっとゲームのお手伝いをさせます。土曜日夜の『真・女神転生X』の予定。高レベルで「殺る気」満々なのに……。
 まあ、ウロチョロしてますのでよろしく。

 メールその他は、月曜日朝まで対応できないと思いますので、ご容赦を。

●屋久島編終了

 昨日夜中になって、何とか「退魔生徒会」リプレイ第七話屋久島編の初稿が完成。これで3巻目が上がる。とりあえず、編集部に送るが、まあ、お互い、JGCが終わるまでは通常業務は出来ない身なので、直しとかは来週以降か。具体的に出る時期などは、後々。

 屋久島はリアルに、原日本神話のネタが多すぎます。
 例えば、宮之浦の益救(やく)神社の境内にあるコレ。死兆星が見えます……。

世界一華麗なコンピュータ

GIZMODOより。
教会とハイテクってどこか会いますよね。
おそらく、シャドウランにおけるハイテク重視の「混沌魔術」派とか、こういう雰囲気が好きなんじゃないかと。

●ワールドコンの成功を遠くから願う

 TVもほとんど見ない缶詰状態で、時折、ネットに上がるワールドコンの映像とかを見ておりました。

 大学時代のほとんどを、SFファンダムの狂乱の中ですごした身としては、日本SFファンダム半世紀の思いを込めた日本初のワールドコンには色々思うところもあります。車椅子で登壇された小松左京先生の様子を見るに、四半世紀前にお世話になった方々、あるいは当時の朋友たちの中には、おそらく、ここでなければ二度と会えぬ方もいたかもしれませぬが、今年はJGCとかぶったので、伺えませぬ。
 よきイベントになることを、新横浜から願っております。

●忘れないようにメモ

 おうちに帰るまでがJGCです。
 月曜日の夕方には、某社と打ち合わせです。クトゥルフ・ネタを仕込むこと。
 火曜日は朝から学校です。「文藝春秋」と「幽霊理論」をチェック。
 木曜日・金曜日のアナログゲームの授業は「バトルテック」なので、JGCでは「エンブリオ・マシン」を入手すること。さてさて。

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August 30, 2007

明日はJGC

Tマイナス30時間(移動を考えると残されたのはまる一日か)

●明日からJGC2007

明日から、日本最大のアナログ・ゲーム・コンベンション、JGCです。
今日からワールドコンという人もいるかもしれませんが、私はこちらで金曜日夕方から日曜日一杯、イベントの予定です。

今回の私の予定は以下の通り。

8月31日  1900-2400   R-CON 「シャドウラン4th Edition」
           (入門向けながら、『ストリート・マジック』に対応)
           変な精霊に食われても泣かない。

       2500-2800? 「深淵第二版(仮)」体験会 
            (夜中に濃い「深淵」の世界を)

9月1日  1000-1400  R-CON 「深淵第二版」
            (朝から幻想の物語をば)

       1900-2400  R-CON
             『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』
                ルールなんでもありの高レベル卓の予定
                邪神や魔王に食われても泣かない人。

9月2日  900-1330   R-CON 「深淵第二版」
            (朝から狂気と幻想を。三日目の朝かい)

       1400-1430 
            新紀元社ブースにて「ストリート・マジック」サイン会
       1530-1700  R&R新作発表会へ

 5セッションと雑事モロモロでございます。

●いただきもの

 GAME JAPAN 10月号 をいただく。
 デジタル、アナログの各種ゲームを扱うユニークな雑誌であるが、D&Dはじめ、TRPGのページがある。D&Dはエベロンの記事やルリルラであるが、和栗先生の新作「とらぶるエイリアンズ(仮)」とか、高平先生の「メタルヘッドd20」とか、新情報も。

 さて、私は、原稿と明日の準備。

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August 28, 2007

初心に戻り、自己紹介

朱鷺田@色々わたわたしています。

Mixiのほうは色々マイミク養成ありがとうございます。
やっと、この公開ブログ「黒き森の祠」とMixiのリンクが出来たので、コメントのし直しを含め、双方に告知がてら、自己紹介とその他のメッセージを再掲。

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朱鷺田祐介です。
TRPGデザイナー、ゲームマスターというレアな職業をしております。
(詳しくは自己紹介、または、公開BLOG「黒い森の祠」をご参照下さい。

 ハマりやすい自分の性格を懸念して、Mixiには入らない方向だったのですが、仕事の関係上、結局、入ることになりました。今、締め切り前だの、イベント前だのと、細かいケアは出来ない状態なので、日記はこちらの公開ブログ「黒い森の祠」に書き込むことになるでしょう。

 主な仕事は、TRPGデザイン、関連記事、ゲーム翻訳、神話関係、歴史雑学(主に、ミーハーな戦国と幕末ですが)、小説、エッセイその他企画各種承ります。関連製品は右のバーからどうぞ。

 TRPG作品
 『深淵 第二版』
 『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』
 『シャドウラン4th Edition』
 『クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上』

 その他、TRPG関係の質問その他は、できる限り、公式Blog、もしくは公式サイト経由でお願いいたします。公開 Q&Aとして対応しない情報フローを起こしてしまいますので。

 あと、バンタン電脳ゲーム学院というところで、ゲーム学校の非常勤講師をしています。教えているのは、『アナログ・ゲーム』と『ライティング』です。そちらの生徒さん、卒業生の皆さんはよろしく。

●近刊予定

9月5日 『ストリート・マジック』
(「シャドウラン4th Edition」上級魔法ルールブック)
amazonにて予約中

その他、シャドウランと『真・女神転生X』のリプレイを書いております。

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SR4:ストリート・マジック Amazonで予約開始

 Amazonで、「シャドウラン 4th Edition 上級ルールブック ストリート・マジック」が予約開始されました。

 月曜日朝に検索した時はなかったのに。
 表紙も見られます。まあ、英語版のままですが(笑)。

 シャドウラン世界の魔法について、知りたい方はぜひ、ご一読を。

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August 27, 2007

深淵:永遠の冬第42話

 『深淵』小説のウェブ連載「永遠の冬」第42話「邪気」をスザク・アーカイブで公開しました。
 久々の更新となりました。お待たせしました。

 次回はJGC明け、おそらく水曜日までずれ込むかもしれません。

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JGCまでカウントダウン中

エヴァ新劇場版のTVCMを見て、9月の近さを痛感する朱鷺田です。

●やっくしまー!

 もはや8月27日、夏のアナログ・ゲーム・コンベンションJGC2007(新横浜、8/31-9/2)までカウントダウン状態で、準備をしながら、結局、リプレイを書いております。『真・女神転生X』「退魔生徒会」屋久島編ですが、屋久島の歴史がまた、実に面白くて、シナリオが暴走してますよ。なんで、ここで聖徳太子とか、源平合戦とか、ヤマトタケルとか、本能寺とか、豊臣秀吉とか出てくるかね? 江戸時代には、ローマ法王庁からの密使が変装して上陸したとか。

●健康診断

 そんなこんなで、朝が来てしまい、寝不足、時差ボケの状態で、病院に行き、定期健診。
 この状態で、医者に生活サイクルの説明とかしたくないのですが、とりあえず、高血圧ではないらしい。(上が115の下が79)
 JGCのための準備もあって、あちこち電話をかけたり、メールを書いたり……、いくつか情報を忘れないようにメモしておかないと。

●悪魔大王

 先日のクトゥルフの宴で見せてもらった「最近のヤバイ本」。
 いわゆる最近流行の神話雑学カジリ本ですが、クトゥルフ神話TRPGからのネタもずいぶん引かれているようで、オレはいつかコレを買うのか(笑)
 そういえば、以前、某社の編集さんから、戦国系ムックで『比叡山炎上』が参考文献に上がってましたよと、レポが飛んできていたなあ。大丈夫かな、その本(笑)

●大河ドラマが面白い

 戦国といえば、NHK大河の『風林火山』がまた面白い。
 主役の山本勘助が軍師らしからぬ放浪をしている間に、Gackt謙信が陰陽師みないな格好で暴れたり、真田弾正の謀略戦が展開したり、非常に面白いです。
 Gackt謙信に色物を感じる人はいますが、史実を勘案していくと、たぶん、こんな人です。
 無欲で保守的で、かつ、ためらいの無い機動軍団の若き指揮官。京都まで行って、将軍から種子島鉄砲術を習うだけで帰ってきたり、越後から相模まで関東管領を助けにいったり、戦は勝ったのに、そのまま、帰ってしまったり、色々意味不明な人です。
 再来年のNHK大河『天地人』は、この人の腹心、直江兼続が主人公ですが、どこまでキッチュな謙信になるのでしょうや?

 やっと信玄が風格を表してきて、最初はどうなるかと思った信玄役は、梨園の御曹司が舞台で鍛えた「眼力」を発揮し始め、画面を圧倒します。この眼力とGacktのオーラがぶつかるかと思うと、これは川中島の回が楽しみだ。

●クトゥルー神話の本

 9月上旬に、ブックス・エソテリカ別冊として、「クトゥルー神話の本」が出ます。
 学研さんとは全くご縁がなかったのですが、以前に、「クトゥルフ神話ガイドブック」を書いたということでお声がかかり、少しだけ入門編的な記事を書いております。以前、出た「クトゥルー神話大全」からの貴重な記事の再録もあるようです。
 出版社の都合上、「クトゥルー」と書きましたが、TRPG業界的には「クトゥルフ」と言います。最終的には人類の声帯では発音できないので、「Cthulhu」かな。個人的には、映画「Dagon」のヤンデレ妹が「カットゥル・(フ)タグ(ン)」とか巻き舌で発音するあたりを押してみたり見なかったり。

●百万人が居住可能な超高僧マンション

 「シャドウラン」世界のかつての象徴のひとつ、「レンラク・アーコロジー」(今はACHE)という超巨大ビルがあるのですが、同様のネタを実は日本の建設会社が計画していたという話がGIZMODOに。
 
●しにがみのバラッド。3
 
 おや、ライバルが出てきた。なるほど、なるほど。
 非常によい、ラブ・ストーリーが何編か。デジャ・ビューがあるほど、ありふれたノスタルジックな宝探しの話がキレイに、切なくまとまるのは、やはり著者の力量ゆえか。

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August 26, 2007

クトゥルフの宴、杏仁豆腐チロル

朱鷺田@時差ボケ中。
 『真・女神転生X』のリプレイ執筆で、屋久島の山中を徘徊しています。

●クトゥルフの宴

 某所にて、クトゥルフ神話関係の飲み会。
 少人数でしたが、作家の黒崎薫先生とずいぶん久しぶりに会えたり、『デモンベイン』の鋼屋ジンさん、クトゥルフ神話研究では非常に造詣の深い竹岡啓さんやクトゥルフ系サイト「赤虫診療所」の管理人さんなどにお会いできたり、お話しできたので、非常に貴重で、楽しい時間でした。主催の森瀬さんが最近、収集した古いクトゥルフ関係の掲載書籍を見せていただき、盛り上がること仕切り。終戦直後のカストリ雑誌に乗った「インスマウスの影」、オカルト系トンデモ本でのクトゥルフ神話紹介とか。
 こっそり、友野詳さんと「Teenager from Outer Space」とか「パンティ大爆発」とか「クトゥルフ・テック」の話をしたのは秘密(笑) ご友人も紹介いただき、感謝。

 飲む前からボケボケで、オカシナ暴走をしていたような気もいたします。体力的にも限界だったので、終電で戻ってまいりましたが、家に戻ったらバッタリ、昼まで起きられませんでした。朝起きてから、もっとこんな話が出来たんじゃないか、ああ、もっと話したいことがあったなあと思うことしきり。

 おかげで、ちょっとクトゥルフ神話脳が活性化中。
 もう少し、幕末クトゥルフ「邪神たちの黒船」で面白い感じで行けないか、夢想したりしております。

●ショウガ飲料

 ……はっと起きると日曜日の午後で、メールやら何やらを書いて、気づくと冷蔵庫に、昨日、コンビニで酔って買ったらしい「ディアボロ・ジンジャー」が1本。プロヴァンスの飲料水で、ショウガを砂糖やレモングラス、ハーブなどと煮詰めたシロップをグレープ・フルーツ・ソーダで割ったのみもの。
 キリリとして、ハーブ独特の刺激味があるが、飲みやすく、喉に効きそう。

 最近、コーヒーにも、ショウガの切片を入れて飲む私めにとってはこの位の刺激があったほうがいい。

●杏仁豆腐チロル

チロルチョコの「杏仁豆腐」が発売される季節となりました。
たぶん、こいつがマイブームとしてのチロルチョコの始まりかと思います。

●Mixi

 ケアが出来ないのと、はまると危険なので、長い間、断り続けていたのですが、結局、仕事上でMixiを使い始めることになりました。
 Mixi上では、初心者なので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。以前、お誘いいただいた方は断ってすいませんでした。仕事用なのと、ハマりやすいので、少し制限をかけながら、ちょっとずつ広げていく予定です。引き続き、今も、細かいケアは出来ない状態なので、レスが滞ったら、すいません。
 Mixiを書いている暇があったら、原稿書けという状況なので、日記は主にこちらで継続しますが、お仕事関係やゲームのお誘いのメッセージはMixiでも可能となりました。

 『深淵』『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』『シャドウラン4th Edition』『比叡山炎上』など、TRPG関係の質問その他は、できる限り、公式Blog、もしくは公式サイト経由でお願いいたします。公開 Q&Aとして対応しないと、私の時間がなくなってしまいますので。

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August 24, 2007

SR4:医療企業、塩の街(旧版)

JGCに向け、生活サイクル再構成中...

 結局『P3』のサントラCDをかけて、1周したら、コーヒーと塩分、蛋白質、ビタミンを補充し、体をもみほぐすという作業工程管理に落ち着きつつある。

●『真・女神転生X』リプレイ執筆中

 今月の残りはリプレイ執筆で大騒ぎ中。まずは、『真・女神転生X』の「退魔生徒会」シリーズ3を書いています。第二巻の続きと屋久島編ということで、ああ、やっと夏休みに入る、と思ったら、その前に、一学期の期末試験が4人組(主にチャーリー)の前に立ちはだかる! てなノリで。あと、アレの直しがいつまた戻ってくるかと。

●タナトス6

  アトリエサードさんの夜のボードゲーム会、タナトス6のゲームナイトが24日金曜日の夜。鈴木銀一郎先生を囲んで、ボードゲームをする会ですが、今夜は非常に原稿が押し詰まっているので、パスします。ごめんなさい。
 代わりに、告知だけ。

●シャドウラン4th:医療企業

 海の向こうではなにやら次のサプリメントの製作工程が進行しているようですが、とりあえず、翻訳チームは「Augmentation」の解析中。神経精神薬理学とか、医学用語が乱舞中。
 第一章は、2070年の医療事情から始まりますが、医療企業トップ10ということで、ざっと紹介しましょう。

 ミツハマ(表向きは名前が出ないがナノウェアやバイオドローンに傾倒)
 シアワセ(医療技術、医療器具、遺伝子鋳型などで多くの特許を持つ古参企業)
 レンラク(サイバーウェア部門はシャットダウンの被害が少なかった。高品質が売り)
 イーヴォ(人類の進化に役立つものなら何でも作る。メタヒューマン向け)
 トランシス・ニューロネット(ネオネット系で、DNIやマトリクスウェアが得意、開発部門責任者はグレートドラゴン、セレディア)
 ユニバーサル・オムニテック(サイバーウェア大手、その悪行は医学上の必要悪ではあるが……)
 キャラコープ(スリランカの医療企業ヴェーダコープの子会社で、サイバー&バイオウェアメーカー、アジアでの各種医療サービスで有名)
 キュウセイ(サーリッシュ・シー系企業でバイオ流出事故や自然破壊で悪名が高い)
 ジェネシス・コンソーシアム(南米のエコ・フレンドリーな医療メーカー)
 インターニューロックス(新星。神経医学の側面で何かデカイことをやりそう)

 ランのネタにしてくだされ。

●塩の街(旧版)

 先日、図書館に行った際、『図書館戦争』で名を上げた有川浩のデビュー作『塩の街』の電撃文庫版を見つけ、読了。突如、宇宙から東京湾に飛来した巨大な塩の柱により、人々が塩の柱に変化してしまうようになった。崩壊を始めた東京で、寄り添うように生きる男女に、苛酷な現実が突きつけられる...
 アイデアが面白い。
 現代のソドムとゴモラ的な話はどこかでやりたいなあと思っていたのではあるが、こう解釈しましたかと感服。筆力というものを実感する。

●最近買った本/読みたい本

 アマゾンや本屋で入手し、これから読む本
 ・ペルソナ3 シャドウクライ
 ・ホームズ船長の冒険 開港前後のイギリス商社
 ・人類は衰退しました
 ・心霊理論 - 異形コレクション

 とりあえず、図書館から目についた本をいくつか借りてきた。
 ・スカイ・クロラ
 ・インド三国志
 ・樒/榁
 ・快楽殿
 ・清河八郎の明治維新

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August 23, 2007

シグルイ9に、魔法結社の影

攻性防壁展開中...

 昨日、整体に行き、施療用ベッドに横たわった瞬間、意識が途切れそうになる。反動で意識と肉体がグネグネなので、「シグルイ9」を読みつつ、エネルギー充填、原稿書きと翻訳、企画書までやるべきことをリストチェック中。

●シャドウラン4th:シグルイ9に魔法結社の影を見た(笑)

 「シグルイ」第9巻読了。
 まだまだ続く仇討ち試合で、この巻は、牛股、大暴れ。
 いや、迫力があります。もはや、絵に力があるというべきか。

 困ったことに、朱鷺田の脳内回路は、「シャドウラン4th Edition」の魔法サプリメント『ストリート・マジック』(JGCにて先行発売)の余波が残っているので、牛股の過去のエピソードとか見ますと、これは「魔法結社(マジカル・グループ)」でのイニシエーション、それも、自己犠牲の試練付きだ、とか、翻訳解釈してしまいます。「虎眼流」はソード・アデプトの魔法結社で、会員資格がかなり厳しい。(信念、秘密、加入条件、儀式(修行)の排他性)

●脊椎反応の弊害

 企画屋の悪いところで、脊椎反応で適当な雑学を組み合わせた馬鹿ネタを思いつくし、求められれば、その場ででっちあげもするのであるが、弊害として、脊椎とか、舌とか、明らかに前頭葉を経由していないあたりに、連想ネットワークがあり、何を見てもおかしな反応しか出てこない時がある。

 「クトゥルフ神話脳」がどこにあるかは不明だが、「魚民」(うおたみ、居酒屋チェーン)の看板を見て、本店はインスマウスかなあ、と考え始めて、止まらなくなるのはいかがかと。

 ちなみ、「シャドウラン脳」だと、この現象自体が、おそらく、セコハンの偽ブランド知識ソフトを買ってバグが生じているんじゃないかとか。「ビルリーズ・ブート・キャンプ クトゥルフ神話編2070」とか。

●読了
「しにがみのバラッド。 2」
 何か話の進行に慣れてきたらしく、面白くなってきた。

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August 22, 2007

深淵:『永遠の冬』更新

 『深淵』小説のウェブ連載「永遠の冬」第41話「棘(とげ)」をスザク・アーカイブで公開しました。
 久々の更新となりました。お待たせしました。

 次回はできれば、来週、JGCまでに更新したいものです。

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August 21, 2007

シャドウラン4th:昆虫ドローンはすぐそこに

 ネタが違うので、項目を分けます。

●SR4:昆虫ドローンはすぐそこに

 帰宅して、「シャドウラン4th Edition」のサプリ『Augmentation』を解析しつつ、『The Cutting Edge』の章に登場する昆虫群体ドローンを使ったシナリオなぞ考えながら、ネットサーフィンをしておりますと、ギズモードにそのままずばりの記事が。

 DAPRAが幼虫にチップを埋め込み、虫のサイボーグを育てている

 えー、米軍がもう作ってました(笑)
 この前の、戦闘用イルカといい、サイバーアームといい、お前ら……

 あと、ドイツの山火事消火用六脚歩行ロボ。

 そのまま、『シャドウラン』の歩行型ドローンですな。
 シアトルの場合、消防も民営化され、フランクリン・アソシエーツに委託されていますので、あの辺が買って使いそうだなあ。

●その他メモっぽくメディアウォッチ

 まあ、忘れないように、ニュースをメモ。

 香港、フランス合作の実写映画版「ブラッド ザ・ラスト・ヴァンパイア」

 「風魔の小次郎」を実写ドラマで10月から。
  キャスト一覧がなかなか衝撃的です。

 「テニスの王子様」が中国で実写ドラマ化。
 そして、中国でも。北京あたりでは一昨年にアニメが放映され、大人気だそうです。
 真人版「網球王子」新聞通気会っていう看板が。なるほど。

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波切り不動、飯高壇林

 日曜日から一泊二日で里帰り。
 千葉の九十九里海岸沿いの匝嵯(そうさ)市(旧名・八日市場市)というところです。海上(うなかみ)の下に当たるので、クトゥルフ神話的に言えば、海底(うなそこ)郡のどこかです。
 帰省のついでに、自分の原点を確認すべく、故郷の史跡をいくつか回ってきました。

●波切り不動

 匝嵯市は、江戸時代に「椿の海」という湖を干拓した干潟八万石の田園地帯が有名で、農業地帯としての色が濃いのですが、九十九里海岸の中間より少し北側にあり、アカウミガメの産卵地であったり、コアジサシの繁殖地であったりします。
 『クトゥルフ神話ガイドブック』でも書きましたが、成田不動尊が上陸したのも、匝嵯市に近い横芝光町の尾垂浜で、今、ここは史跡となり、波切り不動と呼ばれるお不動様が飾られています。成田の本尊、不動明王は平将門鎮圧のため、弘法大師が開眼したという、呪的戦略兵器でして、関東の制圧に功績があったとされます。

 その上陸地点という訳ですから、対将門戦におけるノルマンディー……いや、ちょっと違うか。

 浜辺が近いので、コアジサシが波打ち際をちょこちょこ走り回って、採餌するのを観察したり、海の息吹を感じたり。太平洋の波が直接打ち寄せる荒波の響きを文字通り、感じてきました。

●星神社

 干潟八万石を見下ろす下総台地の突き出した舌状部分の傍らに、星神社という無人の社があります。妙に原生林と温帯雨林の入り混じった里山の奥、三つの石段を合計80ばかり上がったところにあります。集落の氏神社ではありますので、それなりの世話はされておりますが、全く無人で、人気はありません。
 おそらく、千葉氏など関東八平氏の守護神が妙見菩薩(星の神)なので、これに通じる信仰であろうかと。要調査。

●飯高壇林

 匝嵯市の北側、飯高(いいだか)というあたりに、かつて、日蓮宗の学問所である壇林がありました。天正8年(1580年)の開設と言いますので、織田信長の末期です。もとは地元の豪族の砦だったので、丘の上にあり、空堀、総門など防御のための城構えもあります。当時は目の前には、椿の海という大きな湖がありました。

 これを日蓮宗がもらいうけ、壇林とし、後に徳川家康の側室、お万の方の帰依を受けて、関東有数の学問所として発展しましたが、明治初期の壇林廃止例で解散、ここにいた僧侶たちが東京に出て作ったのが、後の立正大学となります。そういう歴史がありますので、地元では「日本最古の大学」と称しております。
 重文に指定された大講堂はなかなか大きいもので、江戸期の飯高が、実は壇林の門前町として発展していたというのもよく分かります。周囲に三つの谷が設定され、そこに二十ほどの庵が散在し、壇林で学ぶ学僧の住居や学びやとなっていました。

 壇林は解散しましたが、その代わり、飯高寺というお寺が残っています。これがまた、妙見山妙福寺と言います。妙見様です。おそらく、ここにも、星の神がいます。
 いやいや、伝奇小説を地で行きますな。
 いずれ、これを小説に書きたいと思っております。

●郊外型ショッピングセンター

 地元に、巨大な郊外型ショッピング・センターが出来ており、そこで夕食の買い物をしたのですが、土地の安いぶん、とにかく大きくてびっくりします。ホームセンターと一緒の上、都市部なら3階建てにするところをそのまま横に伸ばして、天井の高さは2倍のままです。えーっと端が見えませんが、リングワールドみたいな気分です。

●眠りの扉

 今回は行き帰りとも、房総特急「しおさい」を使いましたが、おそらくナリタ・エクスプレスと同系の新型車両になっていて、椅子のリクライニングが向上しておりました。おかげで、行きも帰りも原稿チェックをしながら、うつらうつらとなり、そのまま眠りこけてしまいました。行きなど錦糸町と松尾の間、熟睡していたようで、風景の違いにやや驚きました。ああ、こういうのが眠りの扉を通りすぎた感覚なのかもしれないと思いつつも。

 今日から仕事に復帰、リプレイなど書いたり、JGCの準備をしたり。

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August 18, 2007

シャドウラン 英文サイト

 「シャドウラン4th Edition」の版元である、カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン・ページ(英文)のアドレスが変わりましたので、右に再リンクしました。

 新作解説やプレビュー、ダウンロード・シナリオ(ただし英文)などがありますので、興味のある方はどうぞ。

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JGC2007:深淵第二版体験会

 日本最大のアナログ・ゲーム・イベント、JGC2007まであと2週間となりました。
 参加者の皆さんには、公式ガイドブックが発送されましたので、告知解禁。

●「深淵第二版」体験会開催

 1997年にホビージャパンより発刊されたものの、長らく絶版となっておりました「深淵」が、第二版となって帰ってきます。具体的な刊行形態、時期につきましては調整中ですが、復活への一歩を踏むことが出来ました。もう少々、お待ち下さい。応援してくださった皆さん、ありがとうございます。

 JGC2007では、金曜日の深夜に「体験会」として、ミニイベントを開催します。例年、開催してきた「JGC夜の深淵ミニCON」が形を変えたものです。
 また、土曜日と日曜日の昼間にも、R-CONにて、朱鷺田が卓を立てますので、興味のある方はぜひ、どうぞ。

●その他のJGCセッション

「シャドウラン4th Edition」
  金曜日夜が朱鷺田、土曜日と日曜日の昼に西上柾のGMで、R-CONにて卓開催。

『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』
 合計4セッションを予定
 金曜日夜 西上柾
 土曜日夜 朱鷺田、松井 (朱鷺田卓は昨年通り、高レベル企画卓になる予定)
 日曜日昼 松井

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……という訳で、今回もめでたく3タイトル、合計5セッションとなりました。
頑張って、準備、準備。

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SR4:『ストリート・マジック』校了

タイトル通り。

「シャドウラン4th Edition」の上級魔法ルールブック、『ストリート・マジック』校了。
これで翻訳チームの手を離れました。ふー。

JGC2007にて先行発売。
各地のショップ、書店には9月5日以降となる予定です。

詳しい内容につきましては、現在、発売中のロール&ロール35号をどうぞ!

*ちょっと修正

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August 17, 2007

日々雑記:海の向こうの噂

朱鷺田@昼夜逆転中

 『真・女神転生X』のリプレイを書いてます。朝まで「シャドウラン」の仕事をしていました。やっと一区切りして、「退魔生徒会」です。雑誌記事とか、ちょっとした本の手伝いとかしたような気がします。何かの校正が郵便で来たのは昨日か、一昨日か? まあ、どこか生活時間がおかしいですが、まあ、修羅場はこんなものか。微妙にクーラー病で体温調節が聞いていないような気がしますが、気にしないことにしましょう。

 BGMとして、『ペルソナ3フェス』のサントラが100回転ぐらいしたので、なぜか『UTENA』と旧『EVA』に変わりました。うちの仕事場は90年代のような気分がしますね。

●JGC2007 パンフ発送

 ……だそうです。
 見ていただくと分かりますが、当日、私は、R-CONで「深淵第二版」を回します。あと、「シャドウラン4th Edition」と「真・女神転生TRPG~魔都東京200X~」。詳しくは近日中に!
 
●その他イベント

 アトリエサードさんの夜のボードゲーム会、タナトス6のゲームナイトが17日金曜日の夜。鈴木銀一郎先生を囲んで、ボードゲームをする会です。
 コミケ出展の関係者が色々現れそうな予感がしますし、朱鷺田も顔を出す予定ですが、某所で最終校正の予定なので、ちょっと遅くなると思われます。行けるのかな~?

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 ちょっと気になるネタをウェブで見たのでURLだけメモを。

●シャドウラン Augmentaion書籍版

 カタリスト・ゲーム・ラボより。
 Augmentation書籍版は8月末なのでよろしく。

 オレたち、徹夜でドライブして、Gen-conまで行ったさ、とか若いなあ。

●次世代D&D

 海の向こうでは、アメリカ最大のゲーム・イベントのひとつ、Gen-Conが始まっています。シャドウランの開発チームであるカタリスト・ゲーム・ラボも行ったまま、戻ってきてないので、色々、ドキドキですが、それはさておき、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が、次期D&Dの製作を発表したようですね。公式サイトはなにやら8時間後ぐらいに何か発表のようです。楽しみ楽しみ。
 2008年春ですか、楽しみですね。

●マングース社 トラベラーの版権を取得

 10日ぐらい前のニュースですが、メモ代わりに。
 アメリカのTRPG系インディーズとして、ルーン・クエストとか、エルリックとか、コナンとか、バビロン5とか、色々気を吐くMongoose Publishingが、トラベラーの版権を取得したとか。
 すげえ、頑張れええ。

●クトゥルフ・テック

 クトゥルフ神話とジャパニメーションとSFとロボット・アニメを融合した新作TRPG

●ギズモード・ジャパン

 何かおかしなネタを次々扱うニュース・サイト「ギズモード・ジャパン」は、シャドウラン・ユーザーには見逃せません。
 シャドウランの先端医療技術ルール「Augmentation」を解析中の身としては、「体内ブラ」とか言われると、どこのコスメティック・サイバーウェアだとか思いますよ。通常の豊胸手術より負担が少ないということは、【エッセンス】の喪失量が少ないってことですよね?

●妄想少女オタク系 3

 いわゆるヤオイ少女を主人公にしたラブコメ・コミック。
 妙に思い当たる節がありますよ。
 個人的には、まっつんを得られた主人公は幸せであったと。

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August 12, 2007

ネオペイガン、深淵CON、電脳コイル

朱鷺田@復帰中

 とりあえず、改稿に光明が見えてきたような気がする。もう一歩、もう一歩。

●ネオ・ペイガン

 「シャドウラン」の上級魔法ルールブック、「ストリート・マジック」のカバー色校正も出てほっと一息。いや、まだまだ印刷所さんの仕事がある訳ですがね。

 さて、その「ストリート・マジック」ですが、ネオ・ペイガン/新異教、または新異教主義という言葉が出てきます。文中では、新異教、または新異教主義と書いて、ネオ・ペイガンと振り仮名を振ります。

 ペイガンは、キリスト教から見て、原ヨーロッパにあった原始宗教のことで、主に、ドルイドとか、北欧神話とか、ケルトとか、あるいはもっと原初的な女神信仰などなどを総称的に指す言葉です。「異教」と訳しますが、かなり軽蔑的なニュアンスもあります。

 ところが、これが、18~19世紀あたりから、ナショナリズム称揚の意味があるとなり、もう一度、本来の信仰に立ち戻ろうという復興運動が始まります。新異教主義というものです。ドルイド結社が再誕し、ストーン・ヘンジで儀式をおっぱじめたため、英国政府に禁止されたという事件も起こります。また、英国魔術教団の影響を受けたジェラルド・ガードナーによって、ウィッカと呼ばれる「あたらな姿を得た魔女」の血脈が生まれ、旧来の魔女術(ウィッチクラフト)や薬草術、ケルトやヘルメス派の術を吸収して、新時代の魔女集団を生みました。一方で、アイスランドの「エッダ復興運動」に始まった、北欧神話の神々の再生は、オーディン、トールらの神々に復活の機会を与え、20世紀末には、彼らを崇拝するアサトゥル(アサ神への信仰)宗派が古代の儀式を再現するようになります。
 ここまでが20世紀までのネオ・ペイガン、新異教主義の流れです。

 そして、2011年、魔法の帰還以降、ネオ・ペイガンと総称されていた信仰集団は、実際の魔力を取り戻し、大きく復興します。2070年の段階でも、彼らはなお、ネオ・ペイガン(新異教)と呼ばれる少數派ではありますが、新異教信徒は十分に強力な魔法様式の勢力になりつつあります。
 「ストリート・マジック」では、北欧様式、ドルイド様式、ウィッカ様式に加えて、伝統的な魔女術などが紹介されています。

●深淵CON

 連絡あり。
 とりあえず、次回は11月11日、亀戸の予定とのこと。
 出来る限り、いく予定。

●電脳コイル

 昨日はお休みでずいぶん、寂しかったのですが、18日も甲子園で休み、25日は自由研究ということで、総集編らしいです。寂しいので、公式サイトに行ったら、用語集が出来ていました。「シャドウラン」の強化現実に興味がある人には、なかなか面白いと思います。

●センゴク外伝 桶狭間戦記

 ウェブにて、1~3話公開中。今川義元側から見た、桶狭間ですが、中世戦国の成り立ちを、地球環境から描きはじめるあたり、通じるものを感じました。たぶん、「ウェザー・ファクター」の影響でしょうが、このシリーズの作者は、通説にこだわらず、あらたな戦国像を提示しているのが面白いと思います。
 本編も非常に面白いので、ぜひ。

●鋼の錬金術師 17

 北方の氷壁編。地下から謎のホムンクルスが出現、これを巡る陰謀が展開する。
 司令官アームストロング少将のキャラクターが冴える一編。
 より大きな謎につながる道も開かれ、物語はさらに佳境へと向かっていく。

●アイオリ・ソース

 「血が足りない」とか、カリ城みたいな台詞を口にしながら、大量のペンネをゆで、トマト、水菜、ハム、サラシたまねぎ、焼いたベーコンと混ぜた上に、アイオリ・ソースで食らう。
 アイオリ・ソースと言っても、オロシニンニクをマヨネーズに混ぜて、あと、安売りしていたオイル漬けナチュラル・チーズの汁とか、アンチョビとかを適当に加えただけ。酎ハイ用のオマケのレモン果汁を少し垂らす。
 うーん、満足。

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August 10, 2007

夏風邪なので、イベント告知だけ

朱鷺田@夏風邪

 かなりボロボロで、整体に行ってきましたが、夏風邪なのか、鼻炎なのか、鼻が詰まったままで、しかたなく、薬漬けになっています。風邪薬の関係でボケボケです。

●イベント告知

 今月は、JGC(8月31日、9月1・2日)まで大きなイベントはありませんが、アトリエサードさんのボードゲーム大会が夏休み向けに3回あるそうです。鈴木銀一郎先生を囲んで深夜までボードゲームをする会です。

★★★ Thanatos6 Friday-night Session ~23,24,25th~ ★★★

日時:
第23回 2007年8月11日(土)
第24回 2007年8月17日(金)
第25回 2007年8月24日(金)

・オープン: 金曜 19時 / 土曜 15時

 詳しくは、右のリンクからどうぞ。

 朱鷺田は、明日、帰省予定でしたのでお休み。実際、この状態なので帰省は19日に伸ばして、明日は家で寝てます。はい。8月17日と24日は顔を出す予定ですが、17日は遅めになりそうです。

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野菜ひとつでできること

朱鷺田@まだ鼻炎

 とりあえず、校正戻し終了かな? 来週あたり、再襲来しそうだが……。
 リプレイ改稿中、鼻炎が治らず、一家に蔓延しているので、ヤバイ感じ。

●野菜ひとつでできること

 とりあえず、缶詰状態なので、気分転換に料理する。
 原弘美さんの「野菜ひとつでできること」は、野菜一種類と少々の調味料、薬味などで作る一品料理のレシピ。とりあえず、いくつか作ってみる。

「にんじんのはちみつ煮」
 まあ、名前通りの料理だが、塩とオリーブオイルで味を調える。ほぼ放置状態で料理できる小鉢料理となり、この時期でも日持ちする。汁は実に甘くておいしい。

「かぶのアンチョビー炒め」
 オイルでにんにくとアンチョビーを炒め、味を移したところへ、茎までざくざく切ったカブをそのまま放り込んで炒める。意外にいける。カブは好きな野菜だが、炒めておいしいのは新発見。

「焼きねぎの南蛮漬け」
 酒、酢、しょうゆ、砂糖、ごま油で作った南蛮汁(少々)に、網で焼いたネギをあえて、10分ほど放置するだけ。面倒くさかったら、フライパンで焼いてもOK。先に作って放置できるのがよい。

「きゅうりのごま油いため」
 きゅうりを1ミリほどの厚みに切って、塩をふり、水が出てしんなりしたところを、ごま油で炒めるだけ。意外においしい。ご飯にあうのが不思議。

 次はアイオリ・ソース(マヨネーズにニンニクすりおろしとオリーブ油をまぜ、レモン汁(たしか酎ハイ用でいいはず)を垂らすだけ)が目標。インゲンとかにあうようだ。

●ハリアー・バトルフリート

 スクラップ・プリンセス・シリーズ5巻目読了。第一部「クドルチュデス編」終了。基本的に、2トップ・ヒロインが物理的に無敵というあたりから来ているので、ちょっと最後は、概念戦闘になりすぎた感もあるが、ネット社会のイメージはかなり「シャドウラン4th Edition」の参考になると思います。

●季刊RPG3号

 SF-TRPG編。メインは新作「カットスロート・プラネット」ですが、個人的には「トラベラー」を代表としたSF-TRPG特集ということで。ああ、「トラベラー」やりてぇ。

 

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August 08, 2007

オクターブラインの少女

朱鷺田@時差発生中

●オクターブラインの少女

 過日、監修として関わりました、ADVツクール・モバイルのゲーム「オクターブラインの少女」がエンターブレインさんの無料コンテンツで再公開されています。ADVツクールに興味のある方はどうぞ。オーパーツものです。

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August 07, 2007

集合的不道徳

 朱鷺田@鼻炎かな

 相変わらず、鼻がずるずるしながら、作業中。
 校正をしつつ、リプレイの作業をしています。

●集合的不道徳

「誰かがやってくれると思ってたらいけないよ」

 家で煮詰まって作業していたら、誰かおばさんにどなられた。
 えっと思ったら、どうも、家の前を通り過ぎた老人たちの世間話である。
 一瞬、幻聴かと思うぐらいグッドタイミングだった。

 不思議なものである。

 その後、気をつけていると、「周辺雑音」というべきものの中に、妙にタイミングのよい「助言」や「誘惑」が色々混じっていることに気づく。一歩間違うと、神経過敏症かと言われそうな事柄であるが、本来、切捨て、フィルターしている周辺雑音や外的な情報の中には、色々な「個人の意見、感想、軽口やジョーク」までが満ちている。
 我々は生存の都合上、フィルターしている情報が我々の内面に影響しているのではないだろうかとも思った。

 そして、米田淳一の「プラスティック・エンジェル」シリーズを読み進めていくうち、脳波操作系の発展により、脳内の軽口さえ、ピックアップされる時代の大事故の事件が語られる。脳内のちょっとした不満や愚痴が拾われ、集合化した結果、特定集団の総意として、電子的なサービス・ネットワークへ拾い上げられ、虚体と呼ばれる作業AIやロボットたちの「好意」で具現化されてしまう。大半はサービスの改良として具現化するが、ある日、ついに、通学路への砲撃という「最終解決策」にまで至ってしまう。

 神経直結(DNI)という現実に近づく今、集合的な無意識ではなく、集合的な道徳性が問われているのかもしれない。

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August 05, 2007

R&R35:SR4 ストリート・マジック特集

朱鷺田@ストリート・マジック校正中

 今月末発売の「ストリート・マジック」の校正が次々飛んできていますよ。ドキドキ。
 水曜日からちょっと熱暴走中(夏風邪とも言う)であります。金曜日は学校があったので、無理に外出したら、鼻がずるずる、喉がひりひりします。
 しかたないので、とりあえず、リプレイとか記事とか書きながら、自宅作業中。

●ロール&ロール35号 SR4:ストリート・マジック特集 

 到着。すでに店頭にある頃かと思いますが、簡単に紹介。
 今回は、JGCで先行発売予定の「シャドウラン4th Edition」のサプリメント「ストリート・マジック」の特集ということで、私が概要、睦月雅明氏が「魔法の世界の驚異と脅威」、西上柾氏が連載リプレイ第四回を執筆しています。

●SR4リプレイは9月で

 「シャドウラン4th Edition」リプレイ「ストリートの天使たち」は、色々あって、全面改稿となり、現在作業中です。発売は9月に伸びました。お待たせしてすいません。
 
●リコミック

 知人が運営する、コミックのクチコミ情報ネットワーク。
 とにかくあらゆるマンガの最新データとクチコミをDB化しようという試みです。興味がある方は、右のエントリーからどうぞ! 毎日、発売予定がずらりと並ぶなど、役に立つと思います。

●読了メモ

 調子がよかろうと悪かろうと本は読む。とりあえず、メモをする。

・NARUTO 39
 サスケ新チーム編。サスケ小隊が結成され、デイダラとの対決に向かう。

・BLEACH 29
 いわゆる十刃落ち軍団と、一護の仲間たちが一騎打ちを展開する。
 一護VSドルドーニ戦、雨竜VSチルッチ戦、そして、チャドが新たな……

・D.Gray-man 12
 ノアとの戦い編。クロウリーの戦いから、アレンVSティキまで。

・イリヤッド 15
 完結編。近年、アトランティスの新候補に上がった、あの場所へ。
 この終わり方は満足です。

・ジオブリーダーズ13
 おい、どこへ行くんだという謎の展開から、自衛隊との海戦へ。

・それでも町は廻っている 3
 適当メイド・コメディ第三巻。
 この適当さ加減がここちよい。
 微妙に先輩がレギュラーとして、安定してきているなあ。

・北走新選組
 鳥羽伏見以降、函館弁天台場までの新選組の転戦とその後を三人の隊士(野村利三郎、相馬主計、土方歳三)の視点で描く歴史コミック連作。

・しにがみのバラッド。
 娘からのもらいもの。白い死神少女が狂言回しとなるいい話の連作。
 悲しくて優しい。

PS:TRPGとは直接関係ない企画だったのですが、渋谷のほうから、ちょっと残念な知らせが届き、ちょっと寂しい気分。まあ、焦らず、騒がず、一歩ずつ。
 そういえば、五反田のほうの原稿はアレでよかったのやら?

PS2:とりあえず、メモ。余裕があったら、書いてみよう。

 『夜想』×旧『幻想文学』プレゼンツ《ヴァンパイア》作品 大募集!!

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