ネオペイガン、深淵CON、電脳コイル
朱鷺田@復帰中
とりあえず、改稿に光明が見えてきたような気がする。もう一歩、もう一歩。
●ネオ・ペイガン
「シャドウラン」の上級魔法ルールブック、「ストリート・マジック」のカバー色校正も出てほっと一息。いや、まだまだ印刷所さんの仕事がある訳ですがね。
さて、その「ストリート・マジック」ですが、ネオ・ペイガン/新異教、または新異教主義という言葉が出てきます。文中では、新異教、または新異教主義と書いて、ネオ・ペイガンと振り仮名を振ります。
ペイガンは、キリスト教から見て、原ヨーロッパにあった原始宗教のことで、主に、ドルイドとか、北欧神話とか、ケルトとか、あるいはもっと原初的な女神信仰などなどを総称的に指す言葉です。「異教」と訳しますが、かなり軽蔑的なニュアンスもあります。
ところが、これが、18~19世紀あたりから、ナショナリズム称揚の意味があるとなり、もう一度、本来の信仰に立ち戻ろうという復興運動が始まります。新異教主義というものです。ドルイド結社が再誕し、ストーン・ヘンジで儀式をおっぱじめたため、英国政府に禁止されたという事件も起こります。また、英国魔術教団の影響を受けたジェラルド・ガードナーによって、ウィッカと呼ばれる「あたらな姿を得た魔女」の血脈が生まれ、旧来の魔女術(ウィッチクラフト)や薬草術、ケルトやヘルメス派の術を吸収して、新時代の魔女集団を生みました。一方で、アイスランドの「エッダ復興運動」に始まった、北欧神話の神々の再生は、オーディン、トールらの神々に復活の機会を与え、20世紀末には、彼らを崇拝するアサトゥル(アサ神への信仰)宗派が古代の儀式を再現するようになります。
ここまでが20世紀までのネオ・ペイガン、新異教主義の流れです。
そして、2011年、魔法の帰還以降、ネオ・ペイガンと総称されていた信仰集団は、実際の魔力を取り戻し、大きく復興します。2070年の段階でも、彼らはなお、ネオ・ペイガン(新異教)と呼ばれる少數派ではありますが、新異教信徒は十分に強力な魔法様式の勢力になりつつあります。
「ストリート・マジック」では、北欧様式、ドルイド様式、ウィッカ様式に加えて、伝統的な魔女術などが紹介されています。
●深淵CON
連絡あり。
とりあえず、次回は11月11日、亀戸の予定とのこと。
出来る限り、いく予定。
●電脳コイル
昨日はお休みでずいぶん、寂しかったのですが、18日も甲子園で休み、25日は自由研究ということで、総集編らしいです。寂しいので、公式サイトに行ったら、用語集が出来ていました。「シャドウラン」の強化現実に興味がある人には、なかなか面白いと思います。
●センゴク外伝 桶狭間戦記
ウェブにて、1~3話公開中。今川義元側から見た、桶狭間ですが、中世戦国の成り立ちを、地球環境から描きはじめるあたり、通じるものを感じました。たぶん、「ウェザー・ファクター」の影響でしょうが、このシリーズの作者は、通説にこだわらず、あらたな戦国像を提示しているのが面白いと思います。
本編も非常に面白いので、ぜひ。
●鋼の錬金術師 17
北方の氷壁編。地下から謎のホムンクルスが出現、これを巡る陰謀が展開する。
司令官アームストロング少将のキャラクターが冴える一編。
より大きな謎につながる道も開かれ、物語はさらに佳境へと向かっていく。
●アイオリ・ソース
「血が足りない」とか、カリ城みたいな台詞を口にしながら、大量のペンネをゆで、トマト、水菜、ハム、サラシたまねぎ、焼いたベーコンと混ぜた上に、アイオリ・ソースで食らう。
アイオリ・ソースと言っても、オロシニンニクをマヨネーズに混ぜて、あと、安売りしていたオイル漬けナチュラル・チーズの汁とか、アンチョビとかを適当に加えただけ。酎ハイ用のオマケのレモン果汁を少し垂らす。
うーん、満足。