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September 30, 2007

校正中:クトゥルフ神話と四大元素説

朱鷺田@校正中

 10月半ばに出る本の校正中。アレです、アレ。
 週明け戻しの素敵なスケジュールは自分の責任なんですけれどね。
 あと、海の向こうから何か飛んできた。うーん。

●合評会終了

 昨日でやっとゲーム学校のライター科合評会も終わり、合評会週間終了。疲れた~。
 同じ日に1年と2年を突っ込むのは辞めましょう(汗)
 微妙に、怒る担当になっていた。

 2年の合評会が終わったのが8時。1年の宴会に顔を出し、またその他のOBの活躍具合を聞き、少し安堵。何とか何とか。

・メモ
 作品は読者を想定して(一般読者? メーカー? 編集部?)
 その作品(企画書や記事)で主張する真のメッセージは何か?
 それを受け取り手はどう見るか?

●クトゥルフ神話と四大元素説

 時々、クトゥルフは水の眷属です、とか言われて、私は困る。

 第一に、私は、ダーレス流の四大元素説には否定的な立場を取っています。
 あれは「理解できないことの恐怖」を表現したい、「宇宙的な恐怖」を、妙に簡単なものにしてしまう。火の邪神がいることを否定はしないが、図式化という安易な理解には反対する立場だと思ってほしい。

 第二に、クトゥルフは海の底に封じられていますし、ダゴンや深きものなど、海の怪奇と結び付けられていますが、水の眷属という「分類」は決して正しくないと思います。
 おそらく、クトゥルフ神話の根幹には、ラヴクラフトの海と異界というイメージがあるのだとは思いますが、同時に、クトゥルフは「夢の神」であり、「大司祭」でもあります。
 テキスト的には、クトゥルフ族は陸棲という記述もありますし、クトゥルフが海底にいるのは海底に封じられたためと読める部分が多いです。そして、ルルイエの浮上(=海底からの脱出)がクトゥルフ復活の印であることを考えると、クトゥルフは「海底に封じられている」というほうが近い、と考えるべきでしょう。

 第三に、四大元素説は、古代ギリシアで言い始められた、まあ、ここ三千年ほどの人間が作った世界観仮説に過ぎません。クトゥルフ神話はもっとスケールの大きなものであってほしいというのが私の願いです。

 そんな訳で私は、四大元素説に安易に流れたくはない、と思っています。

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September 28, 2007

退魔3校正、エマ9

朱鷺田@眠い

 合評会週間3日目終了。
 色々単行本やらムックやらの仕事が峠を迎えつつあり、イラスト・ラフとか上がってきて、感動したり、ちょっと緊張してみたり...

●退魔3校正

 今朝5時までかかって、「退魔生徒会」第三巻の校正終了。
 10月後半予定。
 期末試験編と夏休み・屋久島編です。

 黒百合姫先生のイラストもさらに可愛く、帯は実に刺激的です。

 そして、もー一冊校正中。あれ~。

●合評会三日目

 2時間の睡眠後、学校へ。
 ライター科初日だが、睡眠時間2時間の上に、プランナー科の疲れがたまっていたので、ヤバい感じである。しかし、ライター科のある意味、アット・ホームで話しすぎてしまう。いかん、いかん。
 その代わり、少し、後期に求められる力が少し見えた。

 ・論理的な展開力
 ・一歩先を読む想像力
 ・カミングアウトする勇気

 明日で合評会は終わり。夜は打上の予定だが、校正の受け渡しがありそうで、ドキドキ。

●エマ9

 外伝の短編集。外伝と言っても、ひとつひとつの話で読める。
 第二話はセクシーな大人の話。

●GAME JAPAN 11月号

 ホビージャパンさまより、いただきもの。
 マジックの新サイクル「ローウィン」の予告編。
 ああ、この時期がまたやってきたねえ~。

●新編 真ク・リトル・リトル神話大系 1

 Amazonより到着。
 来た、かっこいいよ。
 ソフトカバーで手ごろなお値段なので、これからと言う人向き。

●アスキー・メディアワークス

 合併の方向へ。ニュース元。

 さてと、……一旦、仮眠を取ってから校正開始の予定。

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September 26, 2007

合評会、エヴァ序、心霊理論

朱鷺田@兵装ビル燃え

●合評会2日目

 今日も朝から合評会。プランナー科2日目。中身のない企画書を読み上げる生徒に怒ったり、「愛が足りない~」と叫んだりしていたら、早く終わった。

 忘れないで欲しいこと。

 旧帝大や六大学出が当たり前に、ゲーム会社を志望する今日、ゲーム学校生の利点は実践的な技術に加えて、「ゲームが好き」という愛のエナジーだ。ゲーム会社側も、新卒には若さと熱意を求める。

 だからこそ、企画のプレゼンは、発表会ではなく、メッセージの表現である。

 愛がない企画なんかいらない。
 追求する熱意のないプランナーなんかいらない。

●エヴァ序:兵装ビル燃え

 予想以上に早く終わったので、新宿歌舞伎町に出て、「エヴァンゲリオン:新劇場版:序」を見る。

 OPなしの、1話から「ヤシマ作戦」まで。前半はCGIでリメイクされたTV版総集編という趣きが強いが、やはり、「ヤシマ作戦」のあたりからぐっと盛り上がる。もともと、「ヤシマ作戦」は、庵野監督の、ウルトラマン、ウルトラセブンへのリスペクトが爆発したエピソードで、非常に燃える話である。シンジとレイの絆が確認されるヤシマ作戦の回が、ほぼ丸ごと新規作画が多数入り、ここでメカ描写の異才と呼ばれた庵野監督らしい緻密な、そして、フェティッシュなメカ描写が展開する。

 ああ、兵装ビルとか、いいねえ。
 生き生きしている。

 次もサービス、サービスらしいので、楽しみ楽しみ。

 帰りにパンフ(というか、関係評論集?)を読んだら、「セルじゃなくなって、フェチが減った」というような庵野監督のセリフがあり、不思議にも共感する。セル・アニメは、どこかフェティッシュな絵なのだな。おそらく、アナログ・カメラとデジタル・カメラの隙間の画素や光やその他もろもろの間に、何か職人芸の「手」があるのかもしれない。

●1エヴァまでは大丈夫

 実は、非常に久しぶり、おそらくは1年ぶりの映画館であった。
 去年、「時をかける少女」と「ゲド戦記」を8月末に連続制覇して以来かな。

 「ロード・オブ・ザ・リング」とか、「ナルニア物語1」とかで、体力の限界を感じていたので、しばらく映画館に近づけなかったというのが、正直なところでしたが、とりあえず、「1エヴァ」(本編・予告編込み1時間55分)までは耐えられるようだ。

●歌舞伎町で、「心霊理論」を読む

 新宿の歌舞伎町についたのが、1時半と、やや中途半端な時間だったので、マックのハンバーガー×2とシェイクで昼飯。それも歌舞伎町映画街の真ん中の昼間にどっかと腰を降ろして、読みかけの「心霊理論(異形コレクション)」を読む。

 今回のテーマはタイトル通り、「幽霊」なのであるが、近年の心霊研究と精神医学、脳マッピング、認知論の発達から、デジタルなハイテク理論とアナログな幽霊の話がクロスオーバーするものがいくつか含まれている。困ったことに、シャドウランのプロット・ブック「Emergence」を想起させる部分があって、何でも、シャドウランに読めてしまう。あれあれあれ。

 帰ってきたら、Amazonから、「漆黒の霊魂」が到着していた。
 ダーレス編のダーク・ファンタジー短編集である。

朧の森に棲む鬼 

 ポスターがかっこいい。
 中島かずき+市川染五郎
 10/6- 新宿バルト9

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September 25, 2007

室内戦用MA:RB-79CZボール改

●合評会週間初日終了

 今週はゲーム学校の合評会が4回と、地獄のスケジュールです。まあ、何とか、1番手間のかかるシナリオライター専攻が終了したが、明日はプランナー専攻、金曜日と土曜日はライター専攻が残っている。
 細かいコメントはアレだが、注意点は三つ。

 1)レギュレーションの意味を考えよ。
 2)仮想敵の情報を収集せよ。
 3)発想した企画案を20回、頭の中でシミュレーションせよ。

●室内戦用MA:RB-79CZボール改

 まあ、合評会では色々寂しい企画もあって、アレだったが、地上100mの空中都市の構造材に、4脚ロボット(2脚から6脚まであり)でぶら下がって戦う、という変な、もとい、ユニークな企画があった。

 企画プレゼン用のイラストはボール(初代ガンダムの連邦軍の量産型MA、いや、救命ポッドに大砲つけただけの丸い奴)に虫の足を4本つけたような代物だったが、ここで講師陣の間で「ボール、かっこいい」派「ボール、ダサい」派の抗争が勃発。講師の皆が「オレは、ボールのかっこよさについて、一晩は語れる」とか言い合う。

 え、オレですか?

 「MS-IGLOO」コミック版に出てきた水中戦用ボールは凄かったよね。
 鮫マークのボールですよ!
 マリン・ザクに水中機動戦を挑むボールのウルフ・パック戦法!

 そんなこんなで、帰り道の電車の中、オレの脳髄を支配していたのは、4本の蜘蛛の足を持ち、要塞の天井をシュルシュル這うボールの姿。

「室内戦用MA:RB-79CZボール改」

 どう? ちょっとかっこよくない?
 室内戦というのがアレならば……

「特殊工作用MA:RB-79CZボール改Ⅱ(隕石偽装タイプ)」とか

「対コロニー戦用MA:RB-79CTボールタンク(キャタピラ付き)」とか

「対要塞戦用突入型MA:RB-79CAZボール・アサルト(大気圏突入可能)」とか。

 ああ、このネタでご飯三杯はいけますよね?

+++一部修正。なんでオレはRB-80とか書いていたんだ?

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September 24, 2007

アザトースは我らを認知するのか?

朱鷺田@雑記モード

 原稿が進まなかったり、学校の課題チェックがあったり、その他、いくつかあって、ストレス解消の代わりに、ブログ再更新。昼書いたブログに加筆訂正&コミック読了分加筆。

●アザトースは我らを認知するのか?

 原稿は、またもやクトゥルフの邪神解説。
 アザトースの解説がうまくまとまらない。
 あー、普段、あまりゲームでネタにしないので、遠い感じがあるよね。

 クトゥルフの邪神というものは、宇宙的であるがゆえに、人間と認知とか意識のレベルが違っており、それゆえに怖いのであるが、アザトースは特に違いすぎて、怖い以前の状況がある。
 さすがに、『エンジェル・フォイゾン』のアザリンでまとめるわけにはいかないので、「カダス」でも読み直すか……。

 ……数時間後。

 えっと、オレはなぜ、グレッグ・イーガンの『順列都市』を読み直している?

 (本読みのありがちなトラップにハマッタ)

 99年刊行だから、ずっと前に山岸氏からもらったもののはずなのであるが、『シャドウラン』を訳した後遺症(?)か、いちいちの仕掛けがまた新鮮に感じる。面白いものである。
 コンピュータの中で生きる〈コピー〉の可能性を論じる最新SF。

●メモ

 どこかモニョモニョする時は、端から細かい用事を潰していく。
 ネット・サーフィンで逃避していても、メモをブログに集めて、脳をリセット。

・ニール・ゲイマン公式サイト
 
 なぜか、築地の魚屋さんのスライドショーが。

・ライアーソフト新作 「赫 炎 の イ ン ガ ノ ッ ク - What a beautiful people -」

 Mixi(Mさん)経由、ライアーソフト。
 新作「赫 炎 の イ ン ガ ノ ッ ク - What a beautiful people -」はドリームランド物?
 アーコロジーとか、色々引っかかる言葉が。
 ああ、18禁です。

・ジオタグ

 もはや『シャドウラン』用語ではなく、現実の用語に。

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 いやはや英語は難しい。
 いや、コミュニケーションが難しいのだな。

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SR4:スカラベ観音

疲れが背中にどっと出てひいひい言っている朱鷺田です。

昨日はR&Rステーションで、『シャドウラン4th』と『六門世界TRPG』のコンベンションでした。
SRチームは、私、西上、睦月の3名。
私と西上は『ストリート・マジック』絡みのシナリオ。
睦月は現在進行中の企画『シャドウラン・ミッションズ』にあわせて、デンバーシナリオを。

●SR4:スカラベ観音

 さて、朱鷺田ですが、『ストリート・マジック』発売後ということで、この辺のひどい敵を入れたセッションをば。

 まず、始まりは日系企業のシアワセ・メタリックから、プラスティール製の仏像が盗まれたので、奪ったテロリスト「黒き沃土のスカラベ教団」を襲撃し、仏像を極秘裏に回収して欲しいというワンナイト・ビズ。
 プレイ時間に合わせて、2段階目、3段階目があるシナリオですが、R&Rステーションのプレイ時間に合わせて、シンプルなショートラン・ミッションで。

 チームメンバーは、コンバット・メイジ、オカルト探偵、エンフォーサー、ガンスリンガー・アデプト。
 大火力&重魔法対抗チーム。
 ハッカーはNPC。

 まず、「スカラベ教団」というあたりで経験者がピクピク反応する。
 情報収集していくと、そいつらがアジトにしているのは、アレス重工の孫受け会社が放棄したケミカル系ラボで、敵の正体が「昆虫精霊」であることが分かる。
 上位次元界の彼方からやってきた「異形」の精霊たちは、侵略者であり、人間を餌食にしたり、人間に憑依したりして、繁殖していくおそるべき存在なのだ。2050年代にどこかから発生した彼らは、最終的にシカゴで大発生し、アレス重工が戦術核を用いて、これを殲滅するに至る(殲滅されていないという意見多数)。

 やばい敵だと分かったPCたちは、殺虫剤を購入する一方、なぜ奴らが仏像を盗んだのかを追う。
 しらべて見ると、その仏像は、球体関節を持つプラスティール・ホムンクルスの材料で、シアワセは偉い仏教僧を呼んで、これに観音様の精霊(人の精霊か水の精霊)を憑依させようとしていたらしい。オリハルコンも使われ、霊験あらたかな観音様が出来るような……
 一方、スカラベ教団は、その名前の通り、甲虫系の昆虫シャーマンが率いる弱小集団である。甲虫系は硬いのが取り得というだけで、アリやイナゴほどの繁殖性を持たない孤立型昆虫精霊なので、なかなか、女王種の召喚に至らない。そこで、そこで、この「器」を盗み出し、もう一歩、強力な精霊の召喚をすることにしたのである。

 何かヤバイものを呼ばれないうちに、と突入する一行。
 直前のアストラル偵察で、虫に憑依された信徒数名、シャーマン、クワガタっぽいオーラを放つ観音像を確認した一行は、殺虫剤をばらまきながら突入、精霊もアストラルから殴り込ませる。敵のアジトは、バルサンを焚いたような状況に。信徒に憑依した昆虫精霊を何とか排除しながら、突入を開始すると、ついに奥からスカラベに憑依されたキンキラの観音様が出現、顕現した炎の精霊を一撃で瀕死状態に追い込む。

 格闘の基本ダメージ 11P (リーチ1)
 通常武器への耐性8 魔法防御4/4
 強靭力12 

 フォース4で、このデータはかなりダメだろう。
 前線のエンフォーサーですら、二撃と耐えられないのではないか?

 ……というところで、ひいひい言いながら、これを倒し、ランナーはこの金ぴか像を回収して報酬をせしめる。
 アレスのヘリが飛んできたが、気づかなかったようだ。

 その後、シアワセ・メタリック社関連の観音寺院が完成。
 その寺院は、なぜか「虫封じ」の効用で名を馳せることになる。

 アレス重工の関連会社がなぜ虫の教団の根城になっていたかは分からない。
 PCたちに出来たことは、地下室に殺虫剤を放り込んで逃げ出すことだけだったから。

***一部加筆修正

●シャドウラン情報

 『ストリート・マジック』好評発売中。
  昆虫精霊以外にも、たくさん、シナリオのネタが詰まっておりますので、必携です。

 リプレイ『ストリートの天使たち』は、さらに遅れました。すいません。10月後半となります。T&Tのリプレイと一緒、というか、『真・女神転生X』『退魔生徒会』もほぼ同時期になるかもしれませんねえ。

 本家公式サイトで毎月掲載中のオンライン連作シナリオ『シャドウラン・ミッションズ』を翻訳する計画が進行中。睦月雅明氏が担当。翻訳の実務もありますので、本家のように無料とは行きませんが、皆さんの手に入りやすい方向を模索中です。舞台となるのは、分割統治され、首長に謎のグレートドラゴン「ゴーストウォーカー」を抱えるデンバー、典型的なメトロプレックスであるシアトルとはまた違った個性を持つ街です。

 引き続き、翻訳は継続の予定。
 現在の筆頭候補は『Augmentation』ということで、版元さんと検討中。医療技術の上級ルールブックということで、サイバーウェア、バイオウェア、遺伝子工学、ナノテクから、医者の問題、バイオドローン、フルサイボーグまで。

 ご支援のメッセージをぜひ。また、このサプリメントを翻訳して欲しいというご意見があれば、公式サイトから送って下さい。

●コミック読了

・Fate/stay night 4
 キャスター戦から、小次郎戦へ。

・怪談と踊ろう
 龍騎士07原作のホラー・コミック。怪談を作ろう!というちょっとした思い付きが拡大し……

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September 22, 2007

ゲイマン迎撃、夜の新宿

朱鷺田@ファンタジー・リハビリ中

●ニール・ゲイマン ファンの集い@角川

 情報というものが軽やかに流れてきたので、持ち前の野次馬根性で、行って来ました。

 学校が終わったのが6時過ぎ、飯田橋までJRで回って角川についたのが7時、ああ、遅刻したと思って会場に踏み込むと、こざっぱりした玄関上の小ホールで、ホームパーティ風の人の群れがいたものの、まだ、ゲイマン氏は到着していないとのことで、物販で新作「スターダスト」と「アナンシの血脈」を購入、サイン会を待つ。

 ブログを見て来ましたという、昔の東京深淵CON時代の知人がいたので、雑談するうちにゲイマン氏到着、来日以来、30以上のインタビューをこなし、かつ、ジブリを訪れ、宮崎駿氏と歓談してきたという挨拶からスタート。

 サインをいただくと、本ごとに違うイラスト付き。
 おお、なんか贅沢な気分。

 サインが終わった後、知人を見失ってしまったので、ワインをすすりながら、一時、ぼーっとする。
 来場者数はおそらく50~60名。おそらく日本在住のネイティブ・リーダーのファンがたくさん、あと、おそらく熱心な女性ファンがたくさん、意外に関係者は少ない感じ。しかたないので、同様に映画のポスターを眺めていた方に話しかけたら、あのラヴクラフト画ニメを企画した方。おやまあ、と言いながら、海外のラヴクラフト映画事情とか、ジム・ヘンソンの話とかを聞かせてもらった。

ミラーマスク、いいですよ!」とか。
「ヘンソンは、ダーク・クリスタル2を作っている」とか、

 いや、これはいいお話を聞きました。
 そのうち、翻訳家の柳下さんと目が会ったので、ご挨拶。何年ぶりでしょうか? 翻訳家の阿保さんもやってきて、「(朱鷺田は)ワールドコンにはいけなかったんですが……」とかしばらく雑談。

 やがて、サイン会が終了。

 残り時間を使って、まず、ニール・ゲイマン氏自身による小説の一節の朗読。

 日本では、あまり行いませんが、欧米では、著者による朗読会というのがひとつのイベントとなっています。私はヒアリングがあまり得意ではなく、朗読されたのも、知らない短編の一部だったらしく、中身はよく聞き取れませんでしたが、英語の音律がよく出ていて、これはこれで気持ちよかったものです。字幕映画が好きなのはたぶんそのせいかな?

 その後、簡単な質疑応答もあり、9時終了。
 満足満足。

●夜の新宿

 飯田橋を出て、そのまま新宿へ。
 西口の陳麻飯で腹を満たし、軽く酒精を取った後、今夜の第二の取材、夜の新宿副都心徘徊へ。
 明らかに、人とは別の方角へ向かう。

 まず、第一のキーポイントは都庁の中庭。
 二本の塔を見上げながら、風と音の向きを調査する。
 道路からの重低音と吹き抜ける風がまるで浜辺のようだ。

 そのまま、新宿西口中央公園へ踏み込む。
 夜10時近い。

 都庁の真裏であるが、植物が多く、鈴虫が圧倒的な声を振り上げている。

 虫、虫、虫、トキドキ救急車。

 すげえ、いい感じ。

 富士見台と書かれた休憩スペースには、常夜灯に煌々と照らされた八角形の石のテーブルがあるではないか? これは、オレにここで日記をかけと、邪神様が言っておられるに違いない。

Coc_table1_2


 ノートを出して、ボールペンでページを埋めること15分。
 書き込み約2ページ。

 いい加減、正気度が下がった。
 クトゥルフ神話の登場人物の気分がよく分かりました。

 そのまま十二社権現に参拝し、西新宿の高層ビル街を路上観察。

 色々オカシなビルや店があって素敵。

 新宿アイランド・タワーのアクアリウムとか、変です。

 そのままアイランド・パティオに下りて休憩。
 またもや、深夜の新宿で日記を書くオカシい人に
 まあ、深夜11時に、パティオでパーティやっている外国人家族(子ども込み)とか、なぜか「ヘラクレスオオカブト」の話を大声でしているカップルとか、アレはアレでシュールな空間でした。

 駅に向かって歩くと、モード学園の新ビル「コクーンビル」の建設現場に。この建物、かなり怪しい形。白いサナギ型ですが、建設現場の外壁には、プロダクションIGの書いたCGが貼ってあったりして、イヤマアと思う。

 街はエキサイティングだ。
 (たぶん、オレの正気のほうがやばい)

●読了
黒博物館 スプリンガルド

***追記:「狐火 または青い音」に関する情報「地図2」
検索キーワード:新宿中央公園、青い音、救急車

Map02

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September 21, 2007

今日のイベント:角川で『スターダスト』原作者ニール・ゲイマン迎撃パーティ

 イギリスのSF作家で、ファンタジー作家としても知られるニール・ゲイマンが、自ら原作と製作を行った映画『スターダスト』の公開が10月に決定したことから、来日し、本日、飯田橋の角川パブリッシングにてウェルカム・パーティとサイン会(映画原作本の先行発売)を行うことになった。

 ニール・ゲイマンの代表作 「アナンシの血脈」(上下)など。
 詳しくは以下の記事を辿ってくだされ。

 ファンタジー好きには興味のある突発イベント。

 私自身、6時過ぎまでは恵比寿で授業なので、間に合うかどうかも分かりませんが。

 以下、SF翻訳者・山岸真氏経由、シネマトピックより。なお角川のサイトによると、参加費は無料。

▼▼▼▼
映画界を席巻する昨今のファンタジー・ブームの中、『スターダスト』は、夢と空想のエンターテインメントでありながらシニカルでエッジの効いた作品になっている。原作は「もののけ姫」の英語版脚本を担当し、世界のファンタジー界で注目を集める作家ニール・ゲイマン。イギリスのSF作家であり世界的なファンタジー作家のプリンスとして知られるニール・ゲイマンの来日も決定した。

9月25日の原作本発売に先駆けて、出版元である角川書店にてサイン会並びにウェルカムパーティが開催される。当日は原作本を先行で販売致します。
振るってご参加ください。

日程:9月21日(金)
    18:30開演
場所:角川グループパブリッシング 2階ホール
    東京都千代田区富士見2-13-3
問い合わせ電話番号:角川書店第一編集部 03-3238-8555
地図:http://www.kadokawa.co.jp/company/
交通:
 【JR】
   □中央線・総武線 飯田橋駅(市ヶ谷駅寄り出口・西口)より徒歩3分
 【東京メトロ】
   □東西線 飯田橋駅(A4出口)より徒歩5分
   □有楽町線・南北線 飯田橋駅(B2a・B3出口)より徒歩4分
   □東西線・半蔵門線 九段下駅より徒歩7分
 【都営地下鉄】
   □新宿線 九段下駅より徒歩7分

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September 20, 2007

深淵:『永遠の冬』更新

 『深淵』小説のウェブ連載「永遠の冬」第43話「歓喜の声」をスザク・アーカイブで公開しました。
 久々の更新となりました。お待たせしました。

●読了
・「樒/榁」 
 返却日を越えていた。ドキドキ。

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September 19, 2007

テーブルゲームフェスティバル2007

 イベント関係なので、エントリーを変えて。

 遊宝洞さんより、ゲームイベントのお知らせが届く。

●テーブルゲームフェスティバル 2007

 11月25日(日) 10時~17時
 東京都立産業貿易センター(台東館) 4階
 入場料無料

 春のゲームマーケットと並んで、国内ボードゲーム・メーカーやゲーム・サークルが参集するイベントとして、定着しつつあるテーブルゲームフェスティバルですが、今年は4階全面を使う規模に拡大。さらに盛り上がりそうです。
 昨年は体調不良もあり、顔も出せませんでしたが、何とか、今年は遊びに行きたいところです。

 出展者募集も始まりましたので、興味のある方はどうぞ。

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アルカサル完結、南米の流星、SR4:未来

微妙に今日はネタは多すぎ……

 昨夜深夜、『シャドウラン』関係の直しを終え、ネタと思ったら、朝、ルール・ミスに気づいて飛び起き、直しを送る。いやはやドウカな、この生き方。

 一旦、区切りがついたので、次の仕事に向け、整体にいって電気をかけてもらって、リセット中。

 今日以降も、クトゥルフ、『真・女神転生X』、「シャドウラン4th Edition」、『深淵』と色々修羅場が続くこと確定。来週は、学校の期末合評会が4連続の予定。

●アルカサル(王城)完結

 青池保子先生の大河歴史ロマン「アルカサル」が10年以上の沈黙を破り、ついに完結。
 プリンセス・コミックとは思えない厚さの新刊。
 実在のカスティリア王ドン・ペドロを主人公にした歴史コミックですので、主人公の死はいずれ描かれざるを得ないものでしたが、彼もまた強い印象を残して去りました。青池先生の描く男たちは、まっすぐな視線の似合う人々が多く、王も王の側近、ロペスなども鋭い瞳が印象的でした。

 作者のメッセージとして、年齢を認識し、決着をつけるという表明もあり、中学生ぐらいから、青池先生の作品を読んできただけに、色々感無量です。

●ハチワン・ダイバー 4

 再起編。
 屈辱的な敗北を喫した主人公は、二こ神の下で新たな将棋修行を再会する。

 それだけを考える、ということはなかなか出来ない。
 でも、それだけを考えれば、強くなる。
 そのために何を捨てられるか。
 捨てたぶんだけ強くなる。
 
 ある意味、分かりやすいことかもしれない。

●南米の流星

 南米に隕石が落下し、地面の穴から出た異臭によって、周辺住民が異常を訴える。
 ニュース

 とりあえず、「宇宙の色」かい? と反応するのがクトゥルフ者の常ですな。

 個人的には、天正10年、信長暗殺の少し前に、安土城周辺で目撃された「流星」を想起します。不吉な印に、調査を命じられた明智光秀に、「宇宙からの何か」が乗り移り……とか、いかがでしょうか?

 『真・女神転生X』的には、コスモゾンビとか、マッドガッサーとか。
 「ブルーローズ」なら、そのまま、宇宙侵略に。

●シャドウラン4th:バイオウェア

 新作サプリ「Augmentation」のチェック中。
 バイオウェアの章。

 新人類の可能性を追求することでは色々エッジなイーヴォが開発した最新のセックスモーフ・バイオウェアは、なんと、数時間で性転換可能な形状記憶型バイオウェア。
 えーーっと、色々チャレンジングな会社だな、イーヴォ。

 ちなみに、まだ当局の許可は下りていませんので、発売は年末以降。

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September 17, 2007

JGC6:深淵:英雄王の遺産

 忘れないうちにJGCレポの最後まで。

●深淵第二版:英雄王の遺産

 三日目、最後のセッションはR-CONでの「深淵第二版」。
 プレイヤーもゲームマスターもいい加減、疲労困憊していることを踏まえて、使い慣れたシナリオ「英雄王の遺産」をば。基本的に、国が滅び、そこから逃亡する途中で、英雄王の城へ迷い込むというお話し。
 2週間も経っているので、細かいところは許してね。

PCは以下の4名

白馬を連れた娘 マリオン
 親が罪人で逃亡中。
 本人は故郷を滅ぼされたことで、敵軍の将軍への復讐を誓う。
 ちなみに将軍には謎の愛人がおり、コイツが、龍王教団の幹部。

赤き石の騎士サー・フー
 森の結界で26年の時を過ごした騎士。どうやら山椒魚の王のもとに留め置かれていたらしい。帰りに、破封の短剣をもらう。家に戻ったら、息子のほうが年上になっていたので、名前を捨て、漂泊の旅に出たが、そうしたら、滞在していた国が龍騎士に支配される隣国に滅ぼされてしまう。

吟遊詩人アジェン
 運命の出会い(恋愛)に翻弄される若き詩人。死者の声が聞こえる「変わり者の叔父さん」オリーの家に居候中。セッションの途中で、自分も死んだお姉さんと会話できるようになってしまいます。

夢占い師メジナン
 兄との骨肉の争いに悩む占い師。色々見えて困る人。

●あらすじ

 龍騎士に攻め込まれ、燃え上がる故郷を背後に、山中を逃げていくPCたちとオリー叔父さん一家。平和に終わらせたい夢占い師や吟遊詩人が色々とどめるが、「変わり者の叔父さん」オリーと、復讐に燃える少女マリオンが暴走し、声に導かれるように、英雄王の墓所である古城へ。
 そこで、なんとマリオンの失踪中の父が出現、マリオンは最後の王の血筋だということが分かる。二階の書庫から、英雄王が用いたおぞましい儀式の真相が明らかになっていくが、すでに「復讐」と「血筋」の二つの呪いに駆り立てられたマリオンと、好奇心の走狗オリー叔父さんはためらわない。
 王の地下墓所へと向かい、龍殺しの槍と岩崩しの王笏を手にしてしまう。

 復讐の代価に父を撲殺し、敵軍を殲滅するマリオン。
 狂気の覇王への道を止めようとする騎士と占い師だが、血塗られた女帝の道に気づいたマリオンは自ら、龍殺しの槍に身を投げようとする。そこで、吟遊詩人が愛の定めに殉じて、自らの命を代わりに差し出す。
 龍殺しの槍は、本来の姿を取り戻し、迫り来る龍王教団の偽龍を撃破する。

 かくして敵は滅ぼされたが、騎士はこれが正しい道とは信じなかった。
 槍と王笏を叩きおり、豊饒を約束する王冠すら叩き壊した。
 二度と悲劇を繰り返さぬために。

 人の子の繁栄は人の子の努力で取り戻さねばならないのだ。

 ~FIN~

●サイン会

 「深淵」が終了後、物販コーナーで「ストリート・マジック」のサイン会。
 大人気の「スピコピ」と新作発売中の「エムブリオ」チームにはさまれ、目立たない感じで、暇をしていましたところ、鈴吹さんと江川さんがわざわざ『ストリート・マジック」を買って、持って来てくれました。
 感謝。いや、あの……色々と感無量です。

●新作情報まとめ(R&R新作発表会のメモ)

・『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』
 退魔生徒会3は第一稿UP、10月予定。第4巻は来年春
 サプリ4「闇のプロファイル」が、その後、晩秋予定。
 年末年始あたりに西上君のリプレイ。
 サプリ5「ラグナロク(仮)」が、来年初夏。

・「シャドウラン4th Edition」(翻訳)
 上級魔法ルールブック「ストリート・マジック」先行発売
 リプレイ「ストリートの天使たち」は、9月下旬。

・深淵第二版
 「エンターブレイン社と調整中」。具体的なことはこれからですが、今回、体験イベントが出来るところまでは来ました。引き続き、頑張りますので、よろしくお願いします。

●打上

 そんなこんなでJGCは終わり。
 近所の居酒屋で打上ですが、もう座ったら、動けません。挨拶回りの体力も残っていませんでした。すいませんでした。結局、エムブリオ・チームの若い人とバトルテック話をしたり、トミーウォーカーのうえむらさんと「ミュータント・クロニクルズ」の話をしたり……。もう一件という話もありましたが、体調的にも限界にあったので、そのまま帰宅。
 皆様、お疲れ様でした。

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JGC5:退魔生徒会の修学旅行

 9月に入って多忙なため、JGCレポの続きが中断していましたが、忘れないうちに短くレポをば。

 2日目、9月1日の夜は、『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』。
 今回は、レベル30覚醒者(悪魔の場合、L36-39)で、セフィロトの魔界巡り。

 ただし、なぜか、卓のすみっこに「千代ちゃん」が!
 「退魔生徒会外伝」ということで、南米に修学旅行へ行くはずが、なぜか、プラズマ先生のおかげで、魔界の修学旅行になりました。

 キャラクターも暴走していて、PCの一人は、「警備システム」。まあ、アレから10年以上経ちましたから、計算速度は100倍以上、おそらくサイズも人間サイズになり……
 なぜか、聖華学園に入学し、通称メカ子ちゃんと呼ばれるオダンゴ付きのツインテール美少女に。えーーっとイラストも「娘。」が書いたんですが、版権上の理由につき、公開しません(笑)

 かくして、一行はもう一度、地上へのゲートを開くために、プラズマ先生のパソコンのパーツを探して魔界を流離います。まずは、ネツァクへ行って、マスターテリオンやガイア教徒を説得します。試練として、『ネクロノミコン』を解読し、狂気への絆を得る人々。

 マルクトは米軍が侵入しているから、エリア51の新兵器を奪取しようとかいう話も出ましたが、メタトロンと正面からやりあうのは何なので、ケテル城へ行き、Wiiにハマっているルシファーさまにすがることに。「スペランカー」大会の果てに、パーツをゲットしたものの、まだ少し足りない。
 そこで、最後のパーツを巡って、「千代ちゃん」に化けていたニャルラトホテップとの対決。

 えー、ニャルラトホテップ様が、BS判定で二度、続けて、SHOCK状態になってたこ殴りされました。

 なぜ、15%以下を二度続けて出す、「娘。」?

 かくして、8インチFDとか、スライム型ディスプレイとか、Wiiのヌンチャク・リモコンとかよくわかんないパーツをつけて復活したプラズマ先生のPCを使って、次元ゲートを開放、無事脱出。

今日の教訓:飛行機の中でオカシナ電子機器を使うは禁止。特にポナペ島周辺ニャル~

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虐殺器官、コヨーテ

 秋はどこに行った?

 しかたないので、オクラを塩もみして、ざくぎりにし、鰹節と醤油をかけて喰らう。
 最後に、柚子胡椒をまぜたら、柚子の匂いが出て心地よし。
 これと浜納豆があれば、ご飯三杯はいけます。

●虐殺器官

 伊藤 計劃氏の現代SF。911以降の「壊れた世界」を総括する。
 世界各地で虐殺を演出する謎の男「ジョン・ポール」を追いかけて、特殊部隊員クラヴィス・シェパードは次々とミッションをこなす。対テロ戦争の名目に従い、加速する管理社会となくならない戦争の現実を対比させた戦争描写が秀逸。SF的なネタはあるが、軍事物と言ってもそのまま通るだろう。IDタグと少年兵を巡るエピソード、ID問題など、シャドウランナーには役立つ知識満載。

●コヨーテ

 ふと立ち寄った古本屋で平野耕太氏のデビュー作「KOYOTE」をゲットする。
 第二次大戦下、狂気の圧制と人種殲滅を進めるナチスの司令官マックスと、戦うレジスタンスたちの戦い。発表が成年コミックなので、それなりの描写もあるが、基本はナチスの狂気VSレジスタンスで、狂気担当のモンティナ・マックス将軍には、「ヘルシング」の原型が……というか、そのまんまですな。
 Amazonで検索したら、もう通らないのか……

●Tシャツネタ

 アルバトロス・フィルム公式サイトの物販コーナー
 『女子高生ロボット戦争』とか『チアリーダー忍者』とか『女子高生チェーンソー』とか。ちょっと欲しくなった。

 もう一丁、Tシャツネタ。
 モノノフ・ブランドの鬼小島Tシャツ。
 シャドウランに出てくる、レッド・サムライとか、こんな感じかな。

●東横のれん街にあの人が……

 たぶん、疲れているか、クトゥルフ脳。

 何日か前、渋谷駅の東横のれん街を抜けようとしたら、目に入った店の名前。

 ル・シュルズベリイ。

 サングラスのあの教授が! 
 そんなわけは全くなく、ル・~シェリイのようなフランス菓子の店でした。

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September 16, 2007

FASASTUDIO閉鎖 深淵:荒野の出会い

朱鷺田@終わらない今日

 寿命診断では70歳だそうです。まだ25年あるか……。

●FASA STUDIO閉鎖だが、シャドウランとバトルテックは終わらない

 カタリスト・ゲーム・ラボより。

 シャドウランやバトルテックの版元であるFASAは激化するゲーム業界の荒波の中で、2001年に、いくつかの会社へ分裂した。ウィズキッズはそのアナログ・ゲーム類の版権を継承し、コレクタブル・フィギュア・ゲームのメーカーとして、ドイツのファンプロと定型関係にある。TRPGの開発スタッフたちが活動していたファンプロLLCの開発チームは最近、開発ラインごと移籍してカタリスト・ゲーム・ラボとなった。

 そうして、もうひとつ、FASA STUDIOとして、バトルテック(またはメックウォーリアー)やシャドウランなどのデジタル・ゲーム部門から派生したのが、FASA STUDIOであったが、このたび、ついに閉鎖されることになった。デジタル・ゲーム化の権利は引き続き、マイクロソフトが維持している。

 この事件は、多くのファンを心配させるかもしれないが、安心してほしい。
 カタリスト・ゲーム・ラボは継続して、RPGのサポートを続けていくし、直接の影響はない。開発陣は2001年のFASA解体も乗り切ったのだ。

 日本側としても同様として行動したいものです。

 なので、急ぎ仕事をば・・・

●深淵:荒野の出会い

 とはいえ、ゲームを出来る時はゲームをするのがゲーマーのサガ。
 土曜日は月例の、Sさん迎撃ゲーム会。
 モードを「深淵」に戻すべく、「深淵第二版」をぐりぐりと回す。

 細かいことは、後で記事に使う可能性が高いので、省略いたしますが……

 運命に翻弄された傭兵、白馬を連れた娘、原蛇の魔道師、奇妙な旅人が雷の大公の封印を解きに行く話。第二版の新構造、「運命の幻視」がぐるぐると絡み合い、人々はともに封印の解放へと向かう。草原の大公の魔剣を持った奇妙な旅人という、危険な生き物が発生したため、戦闘はあっさり、そして、最後は雷の大公の解放で、周辺大破壊に。奇跡的に死者はいませんでしたが、魔剣依存症が悪化した異端者とか、心を病んで妄想に取りつかれた娘だとか、不幸が悪化して任務失敗の責任を背負いつつ、審問の待つ魔道師学院に戻る魔道師とか、他のゲームだったら、おそらくNPC化確定が4名中3名。

●喧嘩長屋のひなた侍

 先日の宴でお話しした作家、芦川淳一さんの「喧嘩長屋のひなた侍」をAmazonで発見、読了。
 藩家老の庶子をやむなく切り、脱藩となった主人公が、江戸の長屋で住まいながら、似づら絵の才をふるって事件を解決していくというもの。
 ぽぅと暖かい始まりに思わず、読みふけってしまう。
 なるほど、ここに行き着かれたのですね。

●彼女の残り香

 陸乃家鴨さんの作品集。
 表題作は5年前に、消えた高校時代の彼女と、社会人になって再会した男の恋。
 わりとこういうノスタルジックな話と絵柄は好きですよ。

 ただし、美少女漫画ですので、18歳未満の人はダメよ。

●碇シンジ育成計画04

 エヴァを見にいけない分、漫画で補完?
 アスカをヒロインと見なすと、まあ、こういう展開も楽しい。

●URLメモ

ファイストスの円盤 (英文Wiki
「Augmentation」のジャックポイントによると、これがギリシアの博物館から盗まれて....


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September 13, 2007

イベント関係:とりあえず9月

朱鷺田@再起動中
MS-DOS ver 2.08 re-installing...........
Check device FD...

 ノリで書いていて、処理速度が遅いはずだと思った。
 チップが86か?
 インテル、入ってない感じ。

●9月のスケジュール:イベント予定など

 まだまだ仕事中。
 睡眠時間が足りなくて、小数点以下の計算が出来ていません。
 やべえ。

 とりあえず、近々の確定イベントだけ。

 9月23日  R&Rステーション 六門世界TRPGセカンド&シャドウラン4th
  SR4thチームは、朱鷺田、西上、睦月の3卓の予定。
  『ストリート・マジック』をばりばり使った敵を出す予定。

 9月15日(土)、28日(金)
  アトリエサードのボードゲーム会。
  詳しくは下記。
  ただし、15日は別件で欠席、28日も昼間、学校の合評会なので、遅れる可能性大。

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 聞こえてくる虫の声の多さも、昼から夜へと移ってきました。
 長くなってきた夜を、アナログゲームで楽しく過ごしましょう!

★★★ Thanatos6 Friday-night Session ~26,27th~ ★★★

日時:第26回 2007年9月15日(土)
   第27回 2007年9月28日(金)
 ・オープン: 金曜 19時 / 土曜 15時
 ・ゲーム開始:オープン後30分~(予定)
 ・クローズ: 終電
会場:タナトス6
   新宿区高田馬場2-8-3 丸石ビル6F
   http://www.a-third.com/thanatos6/e_index.html
会費:1000円
定員:20名(半予約制・先着順、お申込みは↓このページから)
  http://www.a-third.com/thanatos6/tfs_reservation.html
 ※遅刻しても参加可能。会場に余裕があれば当日参加もできます。
予定ゲスト
 第26回 鈴木銀一郎、ほか
 第27回 鈴木銀一郎、朱鷺田祐介、松本富之、ほか

◆アナログゲームのフリープレイ
 国内外のボードゲームをいくつか用意してあるほか、ゲストがデザインした新作や、ゲスト持参のオススメゲームを一緒に遊べたりします。また、皆さんによるゲームの持ち込みは大歓迎。広めたいゲームや、ご自分で遊びたいゲームなどは特にご自分でお持ちください。
 (但し、ご持参されたゲームの立卓保証はいたしかねます。)
 短時間で遊べるゲームのプレイ卓もあるので、遅刻しても大丈夫。

◆ゲームのあい間にドリンクや軽食を
 ガツガツとゲームするだけでなく、ゲームを肴にお喋りしながらドリンクや軽いお食事をお取りいただけます。
 ソフトドリンクだけでなくアルコール類(缶ビール等)もご用意していますが、アルコール類やお食事をお取りいただくにあたりまして、カンパ(おひとり様500円程度)をお願いしております。
 また、JGCで購入されたティーチケットでの割引もあります。

※当日参加も可能ですが、会場に余裕のある場合に限ります。
 予約の方を優先しますので、ご予約をお願いします。
 ご予約のお申込みは↓こちらから
 http://www.a-third.com/thanatos6/tfs_reservation.html

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クトゥルフ、今日の早川さん、美少女ゲームと映画

朱鷺田@これから仮眠

 今朝6時までチェックをして海の向こうに投げ返す。夜明け頃は何かキレていた記憶があるが、15時間も経てば過去の話だ。9時過ぎまで寝て、ダメなオーラを背負って学校へ。

●アナログ・ゲーム最終回

 ロボット戦闘シミュレーションの「バトルテック」2回目ですが、100トン編成のチームを率いての戦闘。
 あちらで、足を叩き折られた軽量偵察型のローカストが地をなめたかと思えば、こちらでは、重量級機、85トンのバトルマスターが集中砲火で装甲の大半を削られつつ、頭部のセンサーまで吹き飛ばされながら、平然としているという、ある意味、ドラマが展開されておりました。
 これはいいゲームだよねえ。

●来年のコンテンツを睨んで

 アナログ・ゲームの授業は前期だけですので、今回で終わり。
 この授業は体験することが目的なので、この体験を生かし、これからも出来る限り遊んでくだされ。ゲームをした深さと時間が未来につながるのである。

 そして、ちょっとだけ講義。

 以前のブログに書いた「ロボテックやゴライオンがハリウッドでCG映画化」のネタを話す。ハリウッドも国内もネタ不足で、おそらく、トランスフォーマーの後追いで、CG映画化ががっと進むと思うので、今、オリジナル・コンテンツのロボット・アニメをやっている人は、おそらく、5年後、10年後のハリウッドに強い影響力を持つことでしょう。
 また、「ひぐらし」実写映画化が成功すれば、美少女ゲーム系のホラーゲームの実写映画化ががっと進むはずなので、皆様、今のうちに、美少女ゲーム化できそうなホラーを書き溜めて……本当か?
 まあ、でも、来年、後半は多分、美少女ゲーム系のホラー実写映画が増えると思いますよ。おそらくネギまの実写も成功すると思います。
 できれば、皆さんで予想しましょう。

 まずは、「スクール・デイズ」あたりからですかね?
 「バイブル・ブラック」とか「ディ・イレ」とか来たら、凄いよね。
 実写版「デモンベイン」は、ちょっと見たい気も。

●UMAの謎と真実

 学研さんよりいただきもの。入門用のムック・シリーズ。
 チュパカブラとか見たい人はどうぞ。

 「ネギま!」アニメ版でチュパカブラを知った息子は、いわゆる撮影写真を見て、「可愛くない」と。
 まあ、そりゃ、そうだ。

●ダ・ヴィンチ/STUDIO VOICE

 黒史郎さんのクトゥルー小説短編コラボを追いかけるために、久しぶりに買う。
 ダ・ヴィンチには、見開きのクトゥルー座談会があり、今回のコラボの主役である作家の黒史郎さん、造詣の山下昇平さんが仕掛け人の東雅夫さんと話すのですが、黒さんと山下さんが『クトゥルフの呼び声』TRPGをプレイしていたことが判明。おおっと!

●薬喰い

 一緒に、月刊PLAYBOYを買う。今回は「男に効くスタミナ料理」(笑)。えー、今、私に一番足りないのはパワーです(笑)。

 すると作家の新藤冬樹さんが生肉を食え、生肉を食ったオレは「虎」だ!と叫んでいるので、早速、安い焼肉用の牛肉1パックを買ってきて、たたき、しょうがとニンニク、卵の黄身を絡めて、適当ユッケジャンとして喰らう。
 これがうまい。
 うまいということは今、体が欲しているのだ(笑)

 こういうのを薬喰いといいます(本当か?)

●祭りの予感

 どこかのブログが炎上した訳ではなく......
 渋谷が明日から日曜日まで、金王八幡宮の例大祭ということで、祭りの気分になっています。神輿も担げる可能性があるようです。

●今日の早川さん

 話題の本読み少女たちの4コマ。
 学生にも聞かれたので、まず、最初に言いますが、この本が本当に楽しめるのは、彼女らの名前の元ネタが全部分かるSFファンだけです。早川SF文庫を100冊以上読んでいない人は、あまり楽しめないでしょう。いや、国生さんと帆掛さんのネタが分かる人だけ読めばよろしいかと。

 個人的には、思い当たるところが多すぎて、アレですよ、ねえ、はあ。

 まあ、本を順番に並べる余裕があるうちが華です(笑)

●イナンナ

 女神が踊るベリーダンス。

●メモ
・名探偵ホームズVSクトゥルフ 

キティちゃん:ホームズ・バージョン

ウィキペディアの一覧

クトゥルフ・ムービー
 あらすじ:A Seattle history professor, drawn back to his estranged family on the Oregon coast to execute his late mother's estate, is reaquainted with his best friend from childhood, with whom he has a long-awaited tryst. Caught in an accelerating series of events, he discovers aspects of his father's New Age cult which take on a dangerous and apocalyptic significance.

 シアトル在住の歴史学者はオレゴン州の岸辺にある、なき母の屋敷で暮らす家族のもとへと戻るが、彼の父親はニューエイジ・カルトに染まっており、奇怪な事件に巻き込まれていく..........


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地球は陰謀仮説(例えば、水晶ドクロ)

 朱鷺田@早く終わらせたいよ

 ……といいつつ、世間が激動しているので、一応、ブログにメモを。

●円谷 身売り

 ウルトラセブンXの話を先日、書いたと思ったら、コレだ。「ウルトラマン」から「タロウ」あたりがちょうど直撃の怪獣少年だった世代としてはちょっと寂しいものがありますが、よくここまで同族経営で生き延びられたともいえますよ。

●インディー・ジョーンズ 水晶髑髏の王国

 MixiでMさんのニュースを見て発見。
 第四作目は、1950年代で、水晶髑髏か。ちゃんと、水晶髑髏と訳してくれるといいなあ。字幕翻訳は、きっと、戸田先生だと思うので、すこしみんなでテレパシーを送っておきましょう……というか、誰か、関係者はこっそり耳打ちするよーに!

 これで終わると寂しいのでちょっと水晶髑髏の話をば!

 水晶髑髏は、ヘッジズが発見し、その娘アンナ・ヘッジズが所有していた最初の水晶髑髏(いわゆる、ヘッジズ・スカル)が有名です。ドイツの水晶加工業者が作ったという、捏造説が強いのですが、一応、オーパーツ説もまだ強く、21世紀になってからドイツで行われた分析では、捏造ではなく、儀式用として長い時間をかけて磨き出された説が復活しています。

 実は、以前、「超古代文明」で書いた通り、大英博物館のもの以外にも、色々な水晶髑髏がありまして、チベットの水晶髑髏とか、テレパシーで会話する「自称マックス君」とか、イエスズ会の水晶髑髏とか……
 13個集めると世界の叡智が得られるそうです。

 最近は簡単に作れてしまうので、ニューエイジ系のショップで手に入ります。日本のニューエイジ・グループがそうやって入手したスカルをわざわざ、マヤまで持っていき、魂を込めてもらってくるという話すらあります。「水晶ドクロ」「神秘」で検索すると、呆れるほどのサイトが引っかかって、楽しいですよ!

●安倍首相退陣に妄想するシャドウランナー

 ストレス性の病気ということで、それは多忙で、大変だろうなあとも思います。先代が小泉さんですから、何をやっても大変でしょう。臨時国会まで開いておいて、交代はちょっと困りますねえ。
 それはさておき、政治スキャンダルに混じって、かなり陰謀史観的な解釈が色々飛んでいて、興味深いですね。どこまで本当かは分かりませんが、こういうのを暴いてくるのも、それを防ぐのも、実は、シャドウランナーの仕事のパターンの中にあったりします。

 安倍退陣で、アニメ株高騰 

 麻生太郎氏は「ローゼンメイデン」の愛読者だったとか、拡大解釈が飛び交っていますが(笑)

●情報メモ

 ネット・サーフィン中に見つけたもの。

・カタリスト・ゲーム・ラボ インタビューPodCast

 バトルテック関係のインタビュー
 その下になんか、モンテ・クック・インタビューとかあります。
 今、私は聞いている暇がないので、お好きな人はどうぞ。

・Gumshoe Games : Trail of the Cthulhu...
 えー、これを見つけた某さんは偉い!

・宮内庁のページ(英文)
 英語で説明されるとちょっと唖然としたり、しなかったり。

・パンティ大爆発 日本語ページ

 ****一部追加:修正

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September 12, 2007

矢のように雨が降る

朱鷺田@あーうー、再起動中

 英文資料と格闘中。
 えっと、オレ、国文卒(たぶん名目)なんですけど?
 おかしいなあ。

●ハワード・フィリップスさん、いま、どの辺でしょうか?

 最近、クトゥルフの仕事が増えた朱鷺田ですが、昔はファンタジーやスペースオペラの人だったり、サイバーパンクを体現したり(若い頃は貧乏で、だめなネットワーカーというリアル・サイバーパンク(笑)、今もだろ、という突っ込みはOK)、謎のコーディネーターだったりする訳ですよ。
 そういうあたりを熟知している、高校以来の旧友(彼のほうが深いラヴクラフティアンである)が、オレがクトゥルー入門記事を書いている「クトゥルー神話の本」を読んで言った。

「時代は変わった」

 いや、オレもそう思うよ。何でオレがこの位置にいて、クトゥルフを語っているかね? 他にしかるべき人材がいるでしょう? とも思いますがね、まあ、オレは好きに語るので、反論がある「しかるべき人」が色々な本を書いてくださると、ラヴクラフト没後70周年もきっと盛り上がるでしょう。

 ねえ、HPL,いま、どのアタリですか?

   (フリッツ・ライバーの「アーカムそして星の世界へ」は夢見るファン・ノベルだとは思うが、今年ぐらい、それでいいだろう・・・)

●情報求む

 で、もって、その友人から聞かれた疑問。

「フォートとラヴクラフトが対面したことがある」というのは本当か?

 ディ・キャンプの発言らしいが、どこに載っている?
 はてさて、詳しい方、教えてプリーズ!

●共振周波数としてのクトゥルフ/クトゥルー

 昨日はバンタンで、ライティングの授業。
 「クトゥルー神話の本」と「心霊理論」を紹介し、黒史郎さんや小中千昭さんの短編を読ませる。
 黒史郎さんの「真黒き街」は確かにクトゥルー的な話だ。これがクトゥルフではなく、ブバスティスになるあたりが、日本なのか? 「Studio Voice」と「ダ・ヴィンチ」にもシンクロニティ企画があるとのこと。

 ラヴクラフトの命日は3月だが、その半年後ぐらいに企画が表面化するというのが、妙に、いろいろ「分かる」部分である。

 小中千昭さんの「共振周波数」は、珍しく(いや、きっとそれは先入観だ!)非クトゥルフ作品で、このタイトルもまさにその通りなのだが、妙に、今日はクトゥルフ脳を刺激する。
 おそらく、クトゥルフが夢の神であるというのは、こうした共振現象を指すのかもしれない。

 えー、変な彫像でも作るべきか?

●矢のように雨が降る

 昨日は、昼過ぎから驟雨。
 矢のように降る雨を斜めに見上げながら、階段を上ると、妙にセンティメンタルな気持ちになる。

 I should be here...

 運命論は好きでは無い。
 ただ、色々な方にお世話になりつつ、仕事を続けている。
 そのありがたい色々なものが結実して、今、オレはここにいる。
 そう思う。

●いただきもの

 サークル「小糸創作所」さまより、夏コミの同人誌をいただく。
 ありがたい。

●コミック読了

 外出は危険。やっぱりコミックを買い込み、読んでしまう。
 簡単に読書メモ。

・獣神演武

 荒川弘新シリーズ。あの絵、あの構図で中国武侠物。アニメ化前提の原作アリ企画だが、満足満足。10月からのアニメが深夜枠とはもったいない。土6でもいけますよ。いやそこには「ガンダム00」が。

・荒魂トライブ 1

 いわゆる現代退魔行系で、鬼御門の姫がツンツン(まだデレを見てない)な感じの片目眼帯美少女というあたりのファッショナブルな新作。中身は想定の範囲だが、「京都の人は帝都を田舎という」とか、妙にツボにはまるセリフがたくさん。いいなあ、いいなあ。

・センゴク14

 浅井小谷城攻略戦その2。廓攻めの激戦が続く。
 羽柴先駆け三人衆の男気が爆発する一方、お市さまがまたカッコイイ。

 年末発売の15巻で第一部完結とのこと。残念というか、お疲れ様というべきか。
 まずは、浅井城攻めをかつ目して待つよ。

・隻眼獣 ミツヨシ 3

 江戸開府直後の水辺豊かな江戸城近辺を舞台に、巨乳美女と化した柳生十兵衛三厳が、異形の怪物と化して復活した真田虫幽士(じゅうゆうし)とバトルするハードアクション。裏表紙の金髪美女は小野一刀斎。バナナが妙に似合う佐助(無論、仮面の美女)とか、虫幽士側も上山徹郎さんならでは、ナイスバディが乱舞する。
 その割には、サイバーパンクな解釈が大きく、レーザービームとか、ハイテクソード(炸薬入り)、格闘戦用忍者種族、甲殻戦車とかかなり出てきます。
 第三巻完全版にて、第一部完。

 個人的には大好きな作品で、この1巻目を読んだときには、江戸開府直後で真田戦記をやりたいなあ、と思ったものです。「シャドウラン」好きもまあ、読め。

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September 10, 2007

As soon as humanly-Possible

朱鷺田@ASAP

 日曜日夜に、海の向こうから謎のMAPだけ飛んできて、「本文も見たい」と言ったのが運の尽き。「As soon as humanly Possible(人間に可能な範囲で至急)」にチェックせよ、とか言って、A4で70ページ近い英文が(笑) 
 オレが悪かった(笑)
 N君にヘルプを頼んだら、「その依頼はドコのシャドウランナーですか?」と……

 そういう訳で、現在、稼動中です。よろ。
 どこか怪しいところで見かけたら、それはストレス発散のステルス行動中と見逃してくだされ。

●いただきもの

 JIVEさんより、「エムブリオマシンRPG:リプレイ マシン・マーセナリー」をいただく。
 ありがとうございます。
 今の騒ぎが終わったら、読みます。

●こあじの塩焼

 ネタがないので、食事のことを書く。
 仕事に飽きて、食事を作る。土曜日に買ったものの調理し忘れていた「こあじ3匹」30円の特売品のことを思い出す。いまさら下手な刺身にするのも何なので、そのままグリルで塩焼きに。フライパンに薄くオイルを敷いて唐揚げもうまそうだったが、まあ、面倒なので、塩焼き。
 傍らで朝の残りの冷やご飯が冷蔵庫から発見されたので、雑炊に。中華スープの塩、焼き豚、ネギ、しょうが、ニンニクを適当に刻んで一緒に煮る。

 ああ、こあじの身が意外にしっとりして美味なり。

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September 09, 2007

日々雑記:宴の余波、SR4クイックスタート

ちょっとグダグダなので、色々メモで更新。

 土曜日、打ち合わせから戻り、どうも疲れたのか、眠くなったので土曜日夜8時頃に仮眠を取ったら、日曜日朝9時前、グレンラガンのEDテーマで目が覚めた。
 12時間は寝ているのだが、体がギクシャクする。

 起きる直前まで、ライオンに追いかけられ、手足が動かないで悶える夢を見ていた。おそらく、もう少しでライオンの爪が背中か首を引き裂くはずであったが……時間だけが引き延ばされ、獣臭い息が背後に迫り……

 おそらく仕事をしろという夢のお告げであるが、「エヴァ」を見に行けとか、そういう話かも。

●宴の余波

 金曜日の宴会のおかげか、何人かの作家の方とマイミクを結んでいただけた。
 こういうのが、いわゆるMixi効果なのだろう。

 そのぶん、仕事をきちんとして、交流の輪に答えねば。
 今後ともよろしゅう。

 今日はリプレイの仕上げと雑誌記事、次の仕事のためのリストアップ作業を。

●シャドウラン4:クイック・スタート・キット(英文)

 ジェンコンで無料で配られた体験セットのPDF版(ダウンロード無料)です。
 カタリスト・ゲーム・ラボおよびシャドウラン公式サイト(英文)で、ゲームマスター用とプレイヤー用がダウンロードできます。

●もはや適当なネットサーフ・メモ

 えー、今、解析は出来ないが、あとあとゆっくり分析したいネット内外のニュースのメモ。
 いくつかは、コミックアニメ情報サイト「最後通牒 こぼれ話」経由。

岡野玲子新作 イナンナ 次号のモーニングから

 『真・女神転生X』を扱う以上、イナンナという女神には色々気になる点がある訳で、岡野さん+メソポタミアの古代豊饒の女神というあたりにドキドキ。

・「百獣王ゴライオン」がハリウッドで映画化?

 「トランスフォーマー」の余波で。「マクロス」の英語版「ロボテック」も? この前、「バトルテック」を学校で紹介し、裏話をしたばかりなので(汗)

・ウルトラセブンX

 宇宙人が来訪するようになった近未来。街頭カメラで監視されるディストピアを舞台に新たなウルトラセブンの戦いが始まる。10月より、TBS系で深夜。12回。

・アメリカ生物学誌の表紙にジョジョ

・エムブリオ・マシン SNE社内タッグトーナメント

 楽しそうに戦っているねえ、やはりゲームデザイナー・チームは強い。
 いずれ、対戦をば。

・メタルヘッドd20

 JGC2007ではFEAR版のMHEと、HJ版のd20が同時に発表されて、話題となりましたが、公式サイトを発見したので、記録。『真・女神転生X』や『シャドウラン』で一緒に仕事をしている西上柾氏が、メタルヘッドとD&Dのヘビーユーザーで、目をキラキラさせておりました。

・南極展

 テケリリ、テケリリ。

・函館妖人無頼帖 ヒメカミ

 マガジンZにて連載開始。函館で伝奇で、新選組で幕末の上に、環望さんですよ。ちょっと注目中。

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September 08, 2007

宴の夜

 これから打ち合わせに出るので簡単に更新。

 昨日は、バンタンで授業をした後、朝松健先生の主催されるイタリアの作家マッシモさん歓迎の宴に乱入。
 年来、ご挨拶にいかねばと思っていた、朝松先生にやっとお会いできました。短い時間ではありましたが、室町期の若狭の話などをお聞かせいただき、非常に楽しい時間を過ごせました。
 他にも、何年かぶりに末弥さんにお会いできたり、時代小説作家の芦川淳一さんとお話しできたり、色々得るところがありました。伏見健二さんのプロの技も見られたし、いやはや楽しい夜でした。

 久しぶりに痛飲し、ちょっと暴れていたような気もしますが……

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SR4:今月のシナリオ

 とりあえず、更新情報。

 カタリスト・ゲーム・ラボの月例シナリオ「By Any Means Necessary」 が公開されています。(英語ですが)

Deniable assets work on jobs that require out of the box solutions. When the Johnson says “by any means necessary,” that just opens the door to choices and trouble.

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September 07, 2007

JGC4:深淵:騎士の嫁取り

 疲れが出たのか、ちょっとダウンしてました。

 目覚めたら、もう朝で、台風が上陸、都内の交通はまだ混乱しているようですが、学校に電話したら、午後はやるというのでこれから出講の予定。学校が終わり次第、池袋に飛んで宴会に乱入、年来、ご挨拶できなかったやっと朝松先生にご挨拶が出来そうです。
 帰ってきたら原稿直しの続きが待っているので、飲みすぎないように。

●JGC4:深淵:騎士の嫁取り

 JGCレポ続き。
 朝5時半に寝て、8時起床。朝マックで朝食を済ませる。「娘。」は朝マックが始めてなので、興味深そうに色々頼んで大騒ぎになる。朝とはいえマック、舐めると大変ですよ。一旦、部屋に戻り、「Reborn」を見るんニャア!とか言う「娘。」を部屋に放置して、私はR-CONの「深淵第二版」卓へ。

 今回、会期中、3回、「深淵」を回すため、GMとして、大よその計画を立てておりました。
 1日目の深夜の体験会は、即興型をハード目にブン回す、2日目昼間はユーモラスで軽快に即興型、プレイヤーもGMも疲労が抜けきれない3日目は、使い慣れた渦型シナリオでスピードアップし、状況を明確にした定番パターンに向けていく。

 今回は、テンプレートをマゼンダでコピーし、ちょっとしたインパクトを与えつつ、第二版用に調整したカードに、赤札を追加するという派手目の展開にしました。あとは全部即興。

PCは以下の4名。

復讐心に燃える弓兵ハンスベル
 なぜか舌に「満月の守り手」の呪いがかかり、寿命と引き換えに、銀の舌が勝手に禁断の知識を語りだすという異形を持つ。今回は、舞台となる砦で騎士の命を狙う。

女王の声を持つ吟遊詩人ライアス=シーカー
 父親は、謎の予言をしたために、人々に殺された予言者で、その背景にはなにやら鏡の魔族が関わっていたらしい。いわゆるミイラ取りがミイラになった人。

プラ-ジュの下級司祭イース
 任務によって赴任した司祭。妖精騎士を目撃したことがある。
 今回、唯一の「深淵」経験者で、ただひとり、事態の解決に奔走した苦労人。

白馬を連れた娘アグリ
 白馬の運命で「近親憎悪」を引いたため、ライバル(本人と同スペックで、運命だけが違う)が誕生する。ライバルは「王者の相」を持つ人気者。その上、自分の運命で引いたのが「不幸」
 なんというか、同じ牧場の娘なのに、この格差はどういうことでしょう。
 ライバルの名はエリザベータ様。

 ここまでが午前の部。
 さて、軽く食べ物を摘んで帰ってきた頃には、少女2名のライバル関係が脳内で回転し始めましたので、ハンスベルの仇敵である騎士ルイ=ブラウフォン卿(征服戦争の英雄にして、自己犠牲の運命を持つ)が、ついに新たに建設した砦で行われる嫁探しのお祭りにそれぞれ乗り込むことになりました。

 ハンスベルは、祭りの騒ぎに紛れて復讐を果たさぬと。
 ライアスは父の罪の真相を知るために。
 イースは、教団の命令でこの砦に赴任するのですが、同時に、この周辺で何か起きるという神託があり、それを確かめるために。
 そして、アグリとエリザベータは、騎士のお嫁さん候補、あるいは、婿探しに……。

●馬ブラシとか、悪夢の声とか

 まず、アグリの持つ「不幸」という運命は、非常にひどい運命で(笑)ルール上、GMは「君は不幸だから……」ということをいくら言ってもいいとルールブックに書いてあります(というか、オレが書いた)

 おかげで、アグリの婿様探しはもう大変です。
 エリザベータが華麗に挨拶して衆目を集めるのに対して、愛馬イングリとともに御前に出てしまい、「馬の品評会じゃない」と言われたり、踊りの練習をしていたら、ドレスの裾を踏んでこけたり……しかたないので、夜は泣きながら、厩で愛馬の世話をして心を癒していたものの、なぜか、そこを通りかかった騎士に向かって、馬用ブラシを投げつけて、命中したり……

 とりあえず、ドジっ娘フラッグを立てまくります。

 他の3人は各自の思惑に沿って、暗躍開始。
 「深淵」というゲームは、各自が独自の目標(運命の解決)を目指す上に、PCがパーティを組んでいる訳ではないので、シティ・アドベンチャー系のセッティングになると、途端に各自がバラバラな行動を始めます。
 まず、司祭として着任したイースが、騎士の執務室に行くと、そこには巨大な魔法の鏡があります。早速、これがヤバイと感じるイースですが、単独で立ち向かうには、その鏡にひそむ魔性は強大すぎるように思え、一度、午前から退いて、対策を練ることに。

 ライアスは吟遊詩人という立場で、騎士に歓迎されますが、父親同様、たちまち鏡の公女エリシェに取り込まれ、同じく支配下にある騎士とともに、娘たちの中からエリシェ復活の儀式に使う生贄を探す側に。初体験ながら、このプレイヤーがノリノリで、GMと悪の側のロールをば。

 ハンスベルはしばらく静かに情報収集をしていましたが、二日目の弓試合に優勝して、騎士の親衛隊に取り立てられます。エリシェの魔手は彼にも伸びますが、エリシェに支配された風体を装い、復讐の刃を研ぎます。

 二日目の夜、嫁取りの二次審査というべき、踊りの披露会が始まる。
 誰もを魅了したエリザベータの踊りの後、アグリが舞台に上がった瞬間に事態が急変した。エリザベータの踊りに魅了された騎士の背中に向かって、ハンスベルが復讐の剣を振るったのだ。その刃は騎士の片足を深く切り裂き、瀕死の騎士はそのまま、昏倒してしまう。

 とどめの一撃を!

と、ハンスベルが剣を振り上げたところ、目の前に飛び込んできたのは、短剣を腰ダメにして体ごと突進してきたアグリである。

「騎士さま!」

 妙なフラッグのおかげか、あるいは、未来の夫を守るためか、必死の一撃でハンスベルを一歩後退させ、騎士を守るように立ちはだかる少女。
 微妙な緊張感が行き交う。
 そこに発生したのが、鏡から響く不可解な気配。そして、次の瞬間、吟遊詩人ライアスが、エリザベータをひっつかんで、騎士の執務室へと走り出した。背負われたエリザベータが悲鳴を上げる。

 ハンスベルとアグリの間の緊張がおかしな感じに崩れる。

「騎士さまをよろしく!」

 今度はライアスを追って、走り出すアグリ。
 妙に気をそがれたハンスベルは、昏倒した騎士を残し、少女の後を追うことに。

 一度、公女に支配されたハンスベルにはわかっていた。
 復讐の一撃を振り下ろす前、騎士を守る公女の力がふっと消えたことを。おそらくは、あの鏡の邪悪さに気づいた司祭イースが何かしたのであろうと。
 騎士が倒れ、鏡の力が消えたことで、そのしもべであったライアスは儀式を急がねばならないことに気づいたのだ。候補のひとり、エリザベータを鏡の前に連れていき、王者の血を捧げればよいのだと。

 さて、舞踏会の合間に、騎士の執務室へ忍び込み、鏡を布で覆ってその力を仮に封じたイースであったが、騎士とライアスに封印を破られないようにしなければいけない。おそらく、騎士はハンスベルがどうにかしてくれるだろうが……
 廊下に出てみると、はたして、生贄候補の女性を抱えたライアスが突進してくる。おそるべき一撃を何とか受け流し、にらみ合う二人。

 しかし、そこに背後からアグリが全力で体当たり。
 エリザベータ、ライアスもろとも、ずってんころりん。
 もはや直前の緊張感漂う剣戟も何もありません。

 どこか、頭を打ったのか、一瞬、エリシェの束縛から逃れたライアスは、自らの持つもう一つの力に気づきます。

「女王の声」

 それは魔族と対等に会話する稀有の力。

「おのれ、シーカー一族、こんな形でしくんでおったか?」

 かくして、エリシェの魔鏡はそのまま封印されました。
 めでたしめでたし?

 一応、後日談。
 騎士の嫁取りの話は征服者が地元の娘を集めて、砦の兵士や関係者との縁を結ぶ「地元融和政策」から来たものなのと、今回の一件で自分が魔族に操られていたことを自覚した黒騎士は、ハンスベルを許し、あえて副官として取り立てます。
 イースは功績を認められ、砦の常任司祭に任命されることに。まあ、魔鏡の管理人とも言いますが。
 ライアスも許されますが、砦の一件を各地に語り、この地域の融和が進み、弓の達人がその軍勢に加わったと触れ回ることを命じられて旅立ちます。

 さて、アグリですが。

 責任感の強く、命知らずな(運命「自己犠牲」)騎士は、自らの命を救ってくれたアグリに求婚しますが、アグリはあっさり断ってしまう。

「ごめんなさい。私はやはり牧場の娘。
 騎士の妻は務まりません。
 エリザベータともども、村に戻って平和に暮らします」

 さりげなく、ライバルを巻き込む娘。
 足に大怪我を追った騎士は納得。
 二人に、嫁入りの時のための持参金を持たせて村に返しましたとさ。

 とっぴんぱらりのぷぅ。

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日々雑記:いただきものやら、何やら

 台風の中、学校へ行ってきた朱鷺田です。

●バトルテック

 アナログ・ゲームの授業も後2回ということで、ロボット戦闘物シミュレーション・ボードゲームの古典『バトルテック』を2回かけてプレイ。初回の今日は、チームごとに、ローカスト、フェニックスホーク、バトルマスターの3機を分担して基本戦術の確認。この150トンチームは意外にバランスがいいな。
 次回はひとり100トンのチームをセレクトしてチーム戦。

 今日の諺「走れないローカストは死んだも同然」

●ウィップアーウィル

 夜も某社の打ち合わせの予定でしたが、 この台風で中止となりました。未明には静岡から東京の間のいずれかに上陸ということで、明日の授業はどうなるんじゃろ? という気分です。
 そうして、仙川まで帰ってきたら、改札前の街路樹に数十羽、あるいは数百羽という小鳥の群れが群がり、チュンチュン、鳴き合っています。葉っぱと同じぐらいおりはせぬかね? と思うばかりの調子です。

 雨がしとしと降る間もややもすれば甲高く、あるいは不気味に鳴き続ける小鳥の木を見て、ふと、「ダンウィッチの怪」のウィップアーウィル(ホイッパー・ヨタカ)は、こんな感じなのかなあと思ってみたり。

●いただきもの

・血の妖石は宿命の道標(JIVE)
 友野詳先生の新作リプレイ。
 「ゲヘナ・アナスタシス」の高レベル・リプレイ。
 これから読みます。

・エムブリオマシンRPG(JIVE)
 以前、ちょっと紹介した秋口ぎぐる先生のロボット戦闘RPG。

 JGC2007で発作的に購入してしまい、呆れられた話はしましたね。いや、その実は続きがあります。JGC三日目、物販でサイン会があったのですが、これに乗じて、秋口氏と開発をした若手、丹野さん、片山さんにサインをしてもらいました。ところがはっと気づくと、裏表紙だと思っていたソレはなんと、コマの用紙だったのです。
 そういう訳でコマは切り離せなくなった私としては2冊目は実にありがたい。

・新世紀大戦RPG(悪の秘密結社シリーズ第三弾)
 南郷隆先生からのもらいもの。かつて、「RPG福袋」で発表された「悪の秘密結社RPG」シリーズ第三弾となる同人誌。平成ライダーをクウガからカブトまで再現するもの。

●クトゥルー神話の本

 学研の別冊ブックス・エソテリカとして「クトゥルー神話の本」が刊行されました。私は入門編のQ&Aをちょっと担当しました。中身の一部は昔出た「クトゥルー神話大全」の再録ですが、菊池先生の「アーカム探訪記」とか、矢野建太郎の「クトゥルー神話絵図」が復刻されたことを喜ぶべきでしょう。あと、カバーとカラー口絵が非常にカッコいいので、許して下さい。

●ロール&ロール36号

 TRPGサポート誌です。
 朱鷺田関係の記事は三つ。

・シャドウラン ワイアレス・ワールド2070 Q&A (朱鷺田)

 質問の多いマトリックス関係の復習編。
 未訳サプリの解説やシナリオ・フック付き。

・『真・女神転生X』 オーディナリー・ミッションズ (西上)

 製作中のサプリメント「闇のプロファイル」予告編ともいうべき追加ルール「個人目標」を紹介。

・アーカム計画 『クトゥルフ神話TRPG』を楽しむためのメディアガイド 

 坂本雅之さんの記事ですが、アーカム・メンバーに混じって、朱鷺田もお薦め作品を五つほど。あ、いや、物を投げないよーに。最初におかれるとは思わなくて(汗)
 でも、真面目な話、「ジェイムスン教授」と「狂気の山脈にて」が同じ年だと見た時は自分でも目を丸くしました。マジかい、いやまあ、確かにそれぐらいなんだけどさ……

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September 06, 2007

JGC3:深夜の深淵第二版体験会

 引き続き、少しずつJGCレポを。

 金曜日深夜25時からは、「深淵第二版」の体験会。

 例年、JGCでは金曜日深夜に「夜の深淵CON」を開催していましたが、今回、エンターブレイン社さんと「深淵」をもう一度、出しましょうという話になり、ついに名称が「体験会」に昇格しました。
 「深淵第二版」の企画は、まだ「出しましょう」という話が始まったばかりで、細かい部分はすべて、これから調整ということなので、現在までに私が作ってきたシステムで体験会を。
 例年通り、東西の深淵コンベンションから、西の在胡さん、東の印南さんに協力を求め、合計3卓を立てました。

●騎士の定め

 私の卓は例によって、即興卓。
 血に飢え、狂気に落ちた騎士ヴァルハザール、漂泊の夢占い師シークウェル、魔法使いの兄によって全てを失った「白馬を連れた娘」ミュウ、魔族の刻印を持ち、さらに幼なじみを寝取られるという苦痛に満ちた人生を送る少年ペインの一行が、魔族の封印を目指す物語。
 狂乱の定めを持ちつつも、予言に従い、騎士たらんとするヴァルハザールは、苦痛にうめく少年にあえて「戦え」といい、運命に向かって突撃する。思いを載せたその槍を受け止めてなお、不敵に立つ魔族の影。
 されど、4名はそれぞれの内なる思いを騎士の剣に託す。

 魔族を滅ぼし、その影でさらなる召喚を目指していたミュウの兄が死んだとき、地上に開かれた深淵の狭間は崩壊し、騎士を飲み込んでしまう。魔法の世界へ飲み込まれていくまま、オノレの戦いをやめぬ騎士に、少年は戦う男の背中を見たのであった。

●感想

 深夜1時から5時過ぎまでのセッションお疲れ様でした。
 かなりハードな感じでしたが、なんとか「叙事詩に残る一撃」が二度回り、強敵を倒すことが出来ました。その過程で、少年と少女がそれぞれ道を見出していく形にロールプレイを進化させていったのが印象的でした。

 この段階で、実はまだ在胡さんも印南さんもセッション継続中でしたが、私はすでに7時からセッション2回目で限界点だったので二人に頼んで部屋に戻り、バタンキュー。まあ、こうなるだろうと思って、最初からイベント自体は流れ解散ということにしておいたのですがね。

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文学少女と慟哭の巡礼者

 先月の営業活動が効いたのか、JGC明けとともに仕事が活性化し、締め切りと打ち合わせが交錯、以前よりためらいつつも、いつかお会いしたいと思っていた方と対面も叶いそうで、複雑怪奇な心地なれども、いまだこの身は缶詰モード。はてさて、ここは慎重にひとつひとつ解決していかねばなりませんが、しかし、あまりにもやるべきことは多すぎ、オノレの無能と意志の弱さ、見得張りの性格をさらけ出すことに。

 そんな心地の中で、あまりにもぴったりの一作を読む。

●文学少女と慟哭の巡礼者

 シリーズ第五巻。
 一度は自殺によって引き裂かれた、少年と少女が再会し、互いの間にあった愛憎を見極める。と書いてしまうには、複雑で衝撃的な人間関係とプロット、そして、文学を食べることで、それを味わい尽くす「文学少女」遠子先輩が語り起こす宮沢賢治の諸所の作品は、あまりにも素晴らしい。
 TRPGゲーマー向けのツボとしては冒頭、遠子先輩がラヴクラフト作品の「味わい」を描写するシーンか。

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September 05, 2007

JGC2:幕間:混沌魔術始末

 原稿の合間の気分転換にJGCレポの続き。

●SR4:混沌魔術

 『シャドウラン』の上級魔法ルールブック『ストリート・マジック』というのは実に難産だった訳ですが、その原因のひとつが、多様な魔法様式で、これが実在の神話や異教再生運動、魔術の流派や今の魔法トレンドにまで基づいているので、それの源流を確認するのが色々大変だった訳ですよ……。
 今まで、『真・女神転生』とか『ブルーローズ』とか『クトゥルフ神話』とか関わってきた身ですが、聞いたこともない話がほいほい出てくる。特に、混沌魔術(ケイオス・マジック)はよく分からず、スタッフのひとりの指摘を手がかりに、結局、秋端勉さんのサイトから発掘し、国書刊行会の現代魔術大系で確認することになり、JGC2007にて何とか先行発売に辿りつきました。

 そして、JGC2007初日。
 ゲスト・ルームの隅に、もはや間違いようもないインバネス姿がひとつ。業界若手の中ではもっとも魔術通という三輪「カイザー」君ではないか? 「カオスフレア」のデザイナーにして、三田誠氏の「レンタル・マギカ」シリーズでも魔法関係の考証協力の立場にある。
 おお、この男なら何か知っているかもしれない。

朱鷺田「三輪君、混沌魔術って知っている?」
三輪君「ええ、私も使いますよ」

 えー、目の前に使い手がいました。

 その後、少し話を聞く。何でもありの混沌魔術は、安い(意外にお金がかからずに実践できる)、幅広い(西欧魔術とアジアの秘儀と科学の融合体なので)、日本人の感覚に適する(アジアの魔術が入っているため)ということで、日本でも人気のようだ。
 まだまだ不勉強である。

(次に書き込むときは「深淵」のセッションの話を)

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スピタのコピタの! 1 & 宗像教授異考録 6

 疲れが2日遅れで来るのは年のせいかもしれません。
 リプレイ直しで缶詰中の朱鷺田です。

 昼前に、アークライトさんから『ストリート・マジック』の見本誌の山(スタッフとか、関係者のぶん)と一緒に、R&R誌掲載のTRPG漫画『スピタのコピタの! 1』(緑一色)が届く。ありがとうございました。

●スピタのコピタの! 1

 R&R誌掲載のTRPGやアナログ・ゲーム紹介コミック。
 著者は緑一色先生。(JGCでは「娘。」がお世話になりました)
 朱鷺田の関係では、『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』の回があります。恵比寿ガーデンプレイスに出没する怪物を退治しに行くという話。他にも「シャドウラン4th Edition」の回があるのですが、それは最近なので、2巻目以降ということで。
 ぜひ、次は「深淵第二版」か、『ストリート・マジック』込みの『シャドウラン』を紹介してくだされ。いや、『比叡山炎上』でも、『邪神たちの黒船』でも構いませぬ。

●宗像教授異考録 6

 日本古代神話と世界を考察する宗像教授シリーズ最新巻。
 「かぐや姫」と「浦島太郎」の関係、日本における星の神話、岩長媛の真実など、相変わらず冴え渡る傑作ぞろいである。第一話「再会」は、ちょうど、『真・女神転生X』リプレイ「退魔生徒会屋久島山姫伝承」で、日本神話の原点を掘り起こしたところなので、ダイレクトに来ました。ぐ。
 また、第三話「黄泉津醜女」における石仮面の話は、最近の発見から来たものですが、私の中ではマヤの頭蓋骨変形とマッチングして、モンゴロイド源流の匂いを感じさせる恐怖が見えました。これは凄い。ああ、いずれ、こういう話が書けるようになりたい、いえ、書きましょうと。

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September 04, 2007

JGC1:SR4:Voodoo Eco Terrorism

忘れないうちに、JGC2007レポートの続き

 いつものように鈴木銀一郎先生の雄叫びで開会式が行われ、盛り上がった後、早速、R-CONにてGM1発目。
 最初はサイバーパンク&ファンタジーRPG「シャドウラン4th Edition」です。「ストリート・マジック」が先行発売されたのに合わせ、「ストリート・マジック」から、「汚染魔法」のルールを用いたシナリオを。
 「シャドウラン」をより楽しく遊ぶには、銃撃戦がリアルじゃないといけないね、ということで、初版「シャドウラン」の銃撃戦ボードゲーム「Downtown Militarized Zone」を持ち込み、エコ・エロリストから、新型バイオ・ドラッグを奪還するミッションを。

●SR4:Voodoo Eco Terrorism

 世の中、無かったことにしたいものをいくらでもある。
 管理の甘い「バイオ・ドラッグの新製品」とか、そいつが過激なエコ・テロリストに盗まれたとか、それは確かに、なかったことにしたいだろうな。開発したキュウサイ・メディシンや、そいつを買い取りたいアレス重工は丸ごと隠蔽する気だが、俺たちのクライアント(どこかは不明)は横からそれをかっさらう気らしい。
 困ったことに、そいつの巣はダウンタウンのコンビニの地下にある。アレスの強襲部隊が、ビルごと焼き払う前に、「新製品」を回収しなくちゃいけない。

 ところで、ローン・スターの刑事から聞いたけれど、問題のエコ・テロリスト「Green & Orange Diagrams」が、エコじゃなくて、汚染魔法を使うヴードゥー系の異端魔法結社というのは少々問題じゃないか? 奴らが核の導師精霊を崇めていると聞いたら、早く駆逐すべきだと思うね。

 そんなこんなで、PC4人がコンビニの地下へ突入するというミッションだ。

●ゾンビ対ガンスリンガー

 いまや、SR4最強の萌えキャラとなった、ガンスリンガー・アデプトを先頭に、エンフォーサー、コンバット・メイジ、ラディカル・エコ・シャーマンの4人がコンビニへ突撃。NPCのハッカーに警報を押さえてもらう間に、銃を乱射しながら、コンビニを駆け抜け、地下室へ。

 しかし、そこに待っていたのは、【フォース】4の労役の精霊を憑依させたゾンビ3体、さらに、自らの肉体も核の精霊を憑依させたボコール(歪んだヴードゥーの神官)。こいつらのひどいところは、《通常武器への耐性》を持っていること。フォース×2までの修正ダメージ値の通常武器は完全に無効なのである。

 おかげで、いつもはさっそうと銃を乱射するガンスリンガーが、なぜか微妙にダイス目が振るわず、ゾンビに傷すらつけられない始末。あわてて、コンバット・メイジが障壁を張ってゾンビを止めたり、無理矢理放逐したりしてどんどん消耗していく。

 機動力を駆使して裏をかこうとするガンスリンガーだが、ロッジの中に逃げ込み、呪文で攻撃してくるボコールにはなかなか近づけない。そうこうするうちに、トロール・エンフォーサーがソファを持ち上げて遮蔽を作った挙句、ゾンビの壁を突破して、ロッジに突撃をかける。

 あいかわらず、トロールの突進は凶悪で、トラック並みのダメージをボコールは必死で避ける。
 これは不発で、トロールは壁にめり込んだが、これが戦いの風を変えたのか、ガンスリンガーの出目が復活、ゾンビを次々と吹き飛ばす。さらに、エコ・シャーマンがアストラル投射して、ロッジに侵入し、二元体となっているボコールとアストラル戦闘を行い、大ダメージを与える。
 ここまでかと覚悟した汚染ボコールは、バイオドラッグをまき散らそうとするが、グリッチして、サンプルの入ったアタッシュケースをお手玉してしまい、そこにガンスリンガー渾身の一撃が叩き込まれて即死した。

「アレスが来るぜ!」

 ハッカーの急報を受け、脱出するランナーたち。
 エコ・シャーマンが仕掛けた泡状爆薬で爆発炎上するコンビニ。

●まとめ

 GMとしては、マップをきちんと使った射撃戦で、ゾンビの恐ろしさを演出できたのでよかったかと。精霊の憑依はシャレにならない脅威ですね。
 コンベンションの体験セッションをいいことに、「元素属性攻撃(放射能)」とか用意していたのですが、ゴジラ・ブレスを吹く暇はありませんでした。残念。

(たぶん、次は深夜の「深淵第二版 体験会」。

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アサッテの人、Moonliht Mile15

朱鷺田@リプレイ直し中

 ……昨夜深夜に戻ってきた直し作業と雑事で大騒ぎしております。
 とはいえ、再開早々休む訳にはいかないので、バンタン電脳ゲーム学院の授業に行って来ました。今日は、ゲームプランナー科シナリオ専攻とゲームライター科のライティングの授業で、芥川賞受賞作の「アサッテの人」を取り上げてみたり、いつものようにコラムを書かせて添削したり、という授業を2コマ×3=6時間行いました。
 夏休みの課題の旅行記は、「ひぐらし」現地レポ、コミケ参戦記から、ガンダム・クライシス、もうネタがなくて、対戦格闘ゲーム修行行脚(それも池袋、新宿、渋谷で惨敗)まで。

 くー、エヴァを見に行きたいが、今は仕事、仕事。

●アサッテの人

 ちょっとおかしくなって失踪してしまった伯父の心の道行きを、作家もどきの青年が残されたノートから再構成したり、小説文をでっちあげたりして語る、という話で、ボンパ!とか奇声が上がるのであるが、どう見ても、筒井康隆が30年前に通過した場所じゃないのかなあ? という一作。
 個人的には、キライじゃないので、このまま、敗北を認めて下さいという気分。

●Moonlight Mile 15

 中国VS米国の宇宙戦争。
 ある意味、非常にリアルで生臭い政争が宇宙にも広がっていきます。

●買った本

・宗像教授異考録 6
・文学少女と慟哭の巡礼者


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September 03, 2007

JGCレポ0:8月31日 会場入り

 とりあえず、少しずつ、JGC2007のレポを書きましょう。

 8月31日、4時前に「娘。」ともども、会場入り。

 とりあえず、部屋に荷物を放り込み、編集のSさんを探して、JGCにて、先行発売の「シャドウラン4th Edition」上級魔法ルールブック「ストリート・マジック」を受け取ろうとするが、発見できないので、物販に回ると無事、各店舗で販売中。ほっと安心。
 これがたくさん、売れてくれれば、アレもコレも訳せるなあ。

 そのまま、ぐるっと物販コーナーを回ると、なぜか手の中には秋口ぎぐるさんデザインのロボットRPG「エムブリオマシンRPG」(JIVE)と槻城ゆう子先生オリジナルイラストの「クトゥルフ・カレンダー2008」(友野詳先生のミニ・ゲーム付き! 新紀元社)が! 

 わーいっと言って、セッションの会場に持っていったら、JIVEのS本さんに言われる。

「来週になったら、『エムブリオ』は送るのに」

 全くだ、オレ、JIVEで仕事しているじゃないか?

「いや、でも、今買わないと、メック、もとい、エムブリオマシンが会期中に組めないじゃないですか!?」

 いや落ち着け、オレ。
 ……というか、仕事しろ。

 結局、JGC会期中は、5時間セッションしては、3時間寝るを5回繰り返した感じで終わり、EMを組むどころか、じっくり読む暇もなし、でも、パーツ組みとか楽しそうなので、ジックリ読むつもりであります。

(きっと続く……)

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なぜか、クトゥルフとシャドウランな日

朱鷺田@再起動中

 JGC2007レポはこれから順次書き込みます。
 8月31日から9月2日まで、JGCだったのですが、明日からバンタンの授業は再開されるし、夕方には某社編集さんとの打ち合わせもあり、リプレイ関係の直しもあったりして、無理矢理、再起動中です。順次、進めていきますので、お許しあれ。

●クトゥルフな時間

 昼前まで寝て、起きると妻が、我が家の庭によく遊びに来ていた近所の子猫が車にはねられて死んでしまった、という。我が家の庭は軽自動車がやっと1台はいるぐらいと実に狭いが、家主が不精にしていたら、草茫々なオープン・スペースになってしまったので、いまや猫の遊び場である。
 飼い主のいない野良の子猫だが、我が家の庭でよく遊んでいたので、責任上、我が家が引き取って、庭に埋めることになる。ざくざくざくと、庭の隅に墓穴を掘り、タオルに包み、花を添えた子猫の死体を埋めてやる。
 悲しいが、毎年、毎年、起こることだ。
 現代の東京は野生動物が住むには不適切な場所だ。

 そのまま、手を洗い、着替えて駅前で某社と打ち合わせ。
 内容が、クトゥルフ神話関係のムックのお手伝いということで。

 墓穴を掘ったその日に、クトゥルフ神話関係。
 少し、自分の正気度を疑ってみたり、みなかったり……

 ところで、クトゥルフ神話の有名人物って誰が思いつきます?

●SR4:Augmentation

 JGC2007のトークでちょっと紹介しましたが、『ストリート・マジック』の次に翻訳したいアレコレの企画を編集さんと相談中。個人的にはワールド・ガイドの『Runner Havens』が素晴らしいのですが、ルールやワールドへの影響を考えると、上級医療技術ルールブック『Augmentation』と、マトリックス関連のプロットソースブック『Emergence』がなかなか無視できない。このあたりはJGC2007で先行発売された「R&R36号」でちょっと紹介しておりますので、ぜひ、ご覧あれ。

 で、JGCで、サイバーウェアをアップグレードした場合のエッセンスコストについては質問されたのですが、前のエッセンス・コストを「エッセンスの穴」として使うルールが『Augmentation』に存在しますので、同系の間のアップグレードならば、差分でよいでしょう。その代わり、あるウェアを除去した場合、そのエッセンス・コストが「穴」として残るそうです。SR4基本ルールとの整合のため、「穴」はそれがサイバーウェアか、バイオウェアかで別々に管理されます。このあたりは正式に翻訳できるよう企画中ですので、ぜひとも、ユーザーの皆様のご支援を。

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JGC2007より戻りました

朱鷺田@へろへろです。

 JGC2007より先ほど戻りました。

 詳しいレポは日を改めて書きますが、「深淵第二版」を3回、「シャドウラン4th Edition」と「真・女神転生TRPG~魔都東京200X~」を1回ずつ、合計5セッションを遊んで参りました。
 遊びにきてくれた皆さん、お疲れさまでした。

●新作情報まとめ(R&R新作発表会のメモ)

・『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』
 退魔生徒会3は第一稿UP、10月予定。第4巻は来年春
 サプリ4「闇のプロファイル」が、その後、晩秋予定。
 年末年始あたりに西上君のリプレイ。
 サプリ5「ラグナロク(仮)」が、来年初夏。

・「シャドウラン4th Edition」(翻訳)
 上級魔法ルールブック「ストリート・マジック」先行発売
 リプレイ「ストリートの天使たち」は、9月下旬。

・深淵第二版
 「エンターブレイン社と調整中」。具体的なことはこれからですが、今回、体験イベントが出来るところまでは来ました。引き続き、頑張りますので、よろしくお願いします。

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