JGC1:SR4:Voodoo Eco Terrorism
忘れないうちに、JGC2007レポートの続き
いつものように鈴木銀一郎先生の雄叫びで開会式が行われ、盛り上がった後、早速、R-CONにてGM1発目。
最初はサイバーパンク&ファンタジーRPG「シャドウラン4th Edition」です。「ストリート・マジック」が先行発売されたのに合わせ、「ストリート・マジック」から、「汚染魔法」のルールを用いたシナリオを。
「シャドウラン」をより楽しく遊ぶには、銃撃戦がリアルじゃないといけないね、ということで、初版「シャドウラン」の銃撃戦ボードゲーム「Downtown Militarized Zone」を持ち込み、エコ・エロリストから、新型バイオ・ドラッグを奪還するミッションを。
●SR4:Voodoo Eco Terrorism
世の中、無かったことにしたいものをいくらでもある。
管理の甘い「バイオ・ドラッグの新製品」とか、そいつが過激なエコ・テロリストに盗まれたとか、それは確かに、なかったことにしたいだろうな。開発したキュウサイ・メディシンや、そいつを買い取りたいアレス重工は丸ごと隠蔽する気だが、俺たちのクライアント(どこかは不明)は横からそれをかっさらう気らしい。
困ったことに、そいつの巣はダウンタウンのコンビニの地下にある。アレスの強襲部隊が、ビルごと焼き払う前に、「新製品」を回収しなくちゃいけない。
ところで、ローン・スターの刑事から聞いたけれど、問題のエコ・テロリスト「Green & Orange Diagrams」が、エコじゃなくて、汚染魔法を使うヴードゥー系の異端魔法結社というのは少々問題じゃないか? 奴らが核の導師精霊を崇めていると聞いたら、早く駆逐すべきだと思うね。
そんなこんなで、PC4人がコンビニの地下へ突入するというミッションだ。
●ゾンビ対ガンスリンガー
いまや、SR4最強の萌えキャラとなった、ガンスリンガー・アデプトを先頭に、エンフォーサー、コンバット・メイジ、ラディカル・エコ・シャーマンの4人がコンビニへ突撃。NPCのハッカーに警報を押さえてもらう間に、銃を乱射しながら、コンビニを駆け抜け、地下室へ。
しかし、そこに待っていたのは、【フォース】4の労役の精霊を憑依させたゾンビ3体、さらに、自らの肉体も核の精霊を憑依させたボコール(歪んだヴードゥーの神官)。こいつらのひどいところは、《通常武器への耐性》を持っていること。フォース×2までの修正ダメージ値の通常武器は完全に無効なのである。
おかげで、いつもはさっそうと銃を乱射するガンスリンガーが、なぜか微妙にダイス目が振るわず、ゾンビに傷すらつけられない始末。あわてて、コンバット・メイジが障壁を張ってゾンビを止めたり、無理矢理放逐したりしてどんどん消耗していく。
機動力を駆使して裏をかこうとするガンスリンガーだが、ロッジの中に逃げ込み、呪文で攻撃してくるボコールにはなかなか近づけない。そうこうするうちに、トロール・エンフォーサーがソファを持ち上げて遮蔽を作った挙句、ゾンビの壁を突破して、ロッジに突撃をかける。
あいかわらず、トロールの突進は凶悪で、トラック並みのダメージをボコールは必死で避ける。
これは不発で、トロールは壁にめり込んだが、これが戦いの風を変えたのか、ガンスリンガーの出目が復活、ゾンビを次々と吹き飛ばす。さらに、エコ・シャーマンがアストラル投射して、ロッジに侵入し、二元体となっているボコールとアストラル戦闘を行い、大ダメージを与える。
ここまでかと覚悟した汚染ボコールは、バイオドラッグをまき散らそうとするが、グリッチして、サンプルの入ったアタッシュケースをお手玉してしまい、そこにガンスリンガー渾身の一撃が叩き込まれて即死した。
「アレスが来るぜ!」
ハッカーの急報を受け、脱出するランナーたち。
エコ・シャーマンが仕掛けた泡状爆薬で爆発炎上するコンビニ。
●まとめ
GMとしては、マップをきちんと使った射撃戦で、ゾンビの恐ろしさを演出できたのでよかったかと。精霊の憑依はシャレにならない脅威ですね。
コンベンションの体験セッションをいいことに、「元素属性攻撃(放射能)」とか用意していたのですが、ゴジラ・ブレスを吹く暇はありませんでした。残念。
(たぶん、次は深夜の「深淵第二版 体験会」。