JGC6:深淵:英雄王の遺産
忘れないうちにJGCレポの最後まで。
●深淵第二版:英雄王の遺産
三日目、最後のセッションはR-CONでの「深淵第二版」。
プレイヤーもゲームマスターもいい加減、疲労困憊していることを踏まえて、使い慣れたシナリオ「英雄王の遺産」をば。基本的に、国が滅び、そこから逃亡する途中で、英雄王の城へ迷い込むというお話し。
2週間も経っているので、細かいところは許してね。
PCは以下の4名
白馬を連れた娘 マリオン
親が罪人で逃亡中。
本人は故郷を滅ぼされたことで、敵軍の将軍への復讐を誓う。
ちなみに将軍には謎の愛人がおり、コイツが、龍王教団の幹部。
赤き石の騎士サー・フー
森の結界で26年の時を過ごした騎士。どうやら山椒魚の王のもとに留め置かれていたらしい。帰りに、破封の短剣をもらう。家に戻ったら、息子のほうが年上になっていたので、名前を捨て、漂泊の旅に出たが、そうしたら、滞在していた国が龍騎士に支配される隣国に滅ぼされてしまう。
吟遊詩人アジェン
運命の出会い(恋愛)に翻弄される若き詩人。死者の声が聞こえる「変わり者の叔父さん」オリーの家に居候中。セッションの途中で、自分も死んだお姉さんと会話できるようになってしまいます。
夢占い師メジナン
兄との骨肉の争いに悩む占い師。色々見えて困る人。
●あらすじ
龍騎士に攻め込まれ、燃え上がる故郷を背後に、山中を逃げていくPCたちとオリー叔父さん一家。平和に終わらせたい夢占い師や吟遊詩人が色々とどめるが、「変わり者の叔父さん」オリーと、復讐に燃える少女マリオンが暴走し、声に導かれるように、英雄王の墓所である古城へ。
そこで、なんとマリオンの失踪中の父が出現、マリオンは最後の王の血筋だということが分かる。二階の書庫から、英雄王が用いたおぞましい儀式の真相が明らかになっていくが、すでに「復讐」と「血筋」の二つの呪いに駆り立てられたマリオンと、好奇心の走狗オリー叔父さんはためらわない。
王の地下墓所へと向かい、龍殺しの槍と岩崩しの王笏を手にしてしまう。
復讐の代価に父を撲殺し、敵軍を殲滅するマリオン。
狂気の覇王への道を止めようとする騎士と占い師だが、血塗られた女帝の道に気づいたマリオンは自ら、龍殺しの槍に身を投げようとする。そこで、吟遊詩人が愛の定めに殉じて、自らの命を代わりに差し出す。
龍殺しの槍は、本来の姿を取り戻し、迫り来る龍王教団の偽龍を撃破する。
かくして敵は滅ぼされたが、騎士はこれが正しい道とは信じなかった。
槍と王笏を叩きおり、豊饒を約束する王冠すら叩き壊した。
二度と悲劇を繰り返さぬために。
人の子の繁栄は人の子の努力で取り戻さねばならないのだ。
~FIN~
●サイン会
「深淵」が終了後、物販コーナーで「ストリート・マジック」のサイン会。
大人気の「スピコピ」と新作発売中の「エムブリオ」チームにはさまれ、目立たない感じで、暇をしていましたところ、鈴吹さんと江川さんがわざわざ『ストリート・マジック」を買って、持って来てくれました。
感謝。いや、あの……色々と感無量です。
●新作情報まとめ(R&R新作発表会のメモ)
・『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』
退魔生徒会3は第一稿UP、10月予定。第4巻は来年春
サプリ4「闇のプロファイル」が、その後、晩秋予定。
年末年始あたりに西上君のリプレイ。
サプリ5「ラグナロク(仮)」が、来年初夏。
・「シャドウラン4th Edition」(翻訳)
上級魔法ルールブック「ストリート・マジック」先行発売
リプレイ「ストリートの天使たち」は、9月下旬。
・深淵第二版
「エンターブレイン社と調整中」。具体的なことはこれからですが、今回、体験イベントが出来るところまでは来ました。引き続き、頑張りますので、よろしくお願いします。
●打上
そんなこんなでJGCは終わり。
近所の居酒屋で打上ですが、もう座ったら、動けません。挨拶回りの体力も残っていませんでした。すいませんでした。結局、エムブリオ・チームの若い人とバトルテック話をしたり、トミーウォーカーのうえむらさんと「ミュータント・クロニクルズ」の話をしたり……。もう一件という話もありましたが、体調的にも限界にあったので、そのまま帰宅。
皆様、お疲れ様でした。