矢のように雨が降る
朱鷺田@あーうー、再起動中
英文資料と格闘中。
えっと、オレ、国文卒(たぶん名目)なんですけど?
おかしいなあ。
●ハワード・フィリップスさん、いま、どの辺でしょうか?
最近、クトゥルフの仕事が増えた朱鷺田ですが、昔はファンタジーやスペースオペラの人だったり、サイバーパンクを体現したり(若い頃は貧乏で、だめなネットワーカーというリアル・サイバーパンク(笑)、今もだろ、という突っ込みはOK)、謎のコーディネーターだったりする訳ですよ。
そういうあたりを熟知している、高校以来の旧友(彼のほうが深いラヴクラフティアンである)が、オレがクトゥルー入門記事を書いている「クトゥルー神話の本」を読んで言った。
「時代は変わった」
いや、オレもそう思うよ。何でオレがこの位置にいて、クトゥルフを語っているかね? 他にしかるべき人材がいるでしょう? とも思いますがね、まあ、オレは好きに語るので、反論がある「しかるべき人」が色々な本を書いてくださると、ラヴクラフト没後70周年もきっと盛り上がるでしょう。
ねえ、HPL,いま、どのアタリですか?
(フリッツ・ライバーの「アーカムそして星の世界へ」は夢見るファン・ノベルだとは思うが、今年ぐらい、それでいいだろう・・・)
●情報求む
で、もって、その友人から聞かれた疑問。
「フォートとラヴクラフトが対面したことがある」というのは本当か?
ディ・キャンプの発言らしいが、どこに載っている?
はてさて、詳しい方、教えてプリーズ!
●共振周波数としてのクトゥルフ/クトゥルー
昨日はバンタンで、ライティングの授業。
「クトゥルー神話の本」と「心霊理論」を紹介し、黒史郎さんや小中千昭さんの短編を読ませる。
黒史郎さんの「真黒き街」は確かにクトゥルー的な話だ。これがクトゥルフではなく、ブバスティスになるあたりが、日本なのか? 「Studio Voice」と「ダ・ヴィンチ」にもシンクロニティ企画があるとのこと。
ラヴクラフトの命日は3月だが、その半年後ぐらいに企画が表面化するというのが、妙に、いろいろ「分かる」部分である。
小中千昭さんの「共振周波数」は、珍しく(いや、きっとそれは先入観だ!)非クトゥルフ作品で、このタイトルもまさにその通りなのだが、妙に、今日はクトゥルフ脳を刺激する。
おそらく、クトゥルフが夢の神であるというのは、こうした共振現象を指すのかもしれない。
えー、変な彫像でも作るべきか?
●矢のように雨が降る
昨日は、昼過ぎから驟雨。
矢のように降る雨を斜めに見上げながら、階段を上ると、妙にセンティメンタルな気持ちになる。
I should be here...
運命論は好きでは無い。
ただ、色々な方にお世話になりつつ、仕事を続けている。
そのありがたい色々なものが結実して、今、オレはここにいる。
そう思う。
●いただきもの
サークル「小糸創作所」さまより、夏コミの同人誌をいただく。
ありがたい。
●コミック読了
外出は危険。やっぱりコミックを買い込み、読んでしまう。
簡単に読書メモ。
・獣神演武
荒川弘新シリーズ。あの絵、あの構図で中国武侠物。アニメ化前提の原作アリ企画だが、満足満足。10月からのアニメが深夜枠とはもったいない。土6でもいけますよ。いやそこには「ガンダム00」が。
・荒魂トライブ 1
いわゆる現代退魔行系で、鬼御門の姫がツンツン(まだデレを見てない)な感じの片目眼帯美少女というあたりのファッショナブルな新作。中身は想定の範囲だが、「京都の人は帝都を田舎という」とか、妙にツボにはまるセリフがたくさん。いいなあ、いいなあ。
・センゴク14
浅井小谷城攻略戦その2。廓攻めの激戦が続く。
羽柴先駆け三人衆の男気が爆発する一方、お市さまがまたカッコイイ。
年末発売の15巻で第一部完結とのこと。残念というか、お疲れ様というべきか。
まずは、浅井城攻めをかつ目して待つよ。
・隻眼獣 ミツヨシ 3
江戸開府直後の水辺豊かな江戸城近辺を舞台に、巨乳美女と化した柳生十兵衛三厳が、異形の怪物と化して復活した真田虫幽士(じゅうゆうし)とバトルするハードアクション。裏表紙の金髪美女は小野一刀斎。バナナが妙に似合う佐助(無論、仮面の美女)とか、虫幽士側も上山徹郎さんならでは、ナイスバディが乱舞する。
その割には、サイバーパンクな解釈が大きく、レーザービームとか、ハイテクソード(炸薬入り)、格闘戦用忍者種族、甲殻戦車とかかなり出てきます。
第三巻完全版にて、第一部完。
個人的には大好きな作品で、この1巻目を読んだときには、江戸開府直後で真田戦記をやりたいなあ、と思ったものです。「シャドウラン」好きもまあ、読め。