« JGC2:幕間:混沌魔術始末 | Main | JGC3:深夜の深淵第二版体験会 »

September 06, 2007

文学少女と慟哭の巡礼者

 先月の営業活動が効いたのか、JGC明けとともに仕事が活性化し、締め切りと打ち合わせが交錯、以前よりためらいつつも、いつかお会いしたいと思っていた方と対面も叶いそうで、複雑怪奇な心地なれども、いまだこの身は缶詰モード。はてさて、ここは慎重にひとつひとつ解決していかねばなりませんが、しかし、あまりにもやるべきことは多すぎ、オノレの無能と意志の弱さ、見得張りの性格をさらけ出すことに。

 そんな心地の中で、あまりにもぴったりの一作を読む。

●文学少女と慟哭の巡礼者

 シリーズ第五巻。
 一度は自殺によって引き裂かれた、少年と少女が再会し、互いの間にあった愛憎を見極める。と書いてしまうには、複雑で衝撃的な人間関係とプロット、そして、文学を食べることで、それを味わい尽くす「文学少女」遠子先輩が語り起こす宮沢賢治の諸所の作品は、あまりにも素晴らしい。
 TRPGゲーマー向けのツボとしては冒頭、遠子先輩がラヴクラフト作品の「味わい」を描写するシーンか。

|

« JGC2:幕間:混沌魔術始末 | Main | JGC3:深夜の深淵第二版体験会 »