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November 04, 2007

アーカム・ホラー、SFとしてのクトゥルフ

 昨日は、作家の内山氏らとともに、ボードゲーム『アーカム・ホラー』をがっつりとプレイする。新版はプレイしていなかったので、いい機会である。

 『アーカム・ホラー』は、アーカムに迫る邪神の復活を防ぐため、異界の門を封印して回るというゲーム。勝利条件は三つ。(1)門を六つ、完全に封印する。(2)復活した邪神を倒す。(3)門の封印か破壊で得られるトロフィーをプレイヤー数以上集め、ボード上のすべての門を閉じる。
 門を完全に閉じるためには、門を探索し、なおかつ、クルートークン5個か、<旧神>の印で封印を施さなくてはならない。

●対イグ戦

 練習ということで、イグと戦う。
 私のキャラクターは考古学者。装備はよかったのだが、体力系で魔法アイテムがほとんど使いこなせないので、途中で仲間に手渡した。ルルイエに踏み込んで発狂したり、ジタバタしたりした挙句の果てに、アーカムが豪雪に襲われ、移動力不足で封印が間に合いそうにない。また、イグは信徒を倒すと復活が進むので、もはや、限界に達したと判断して、ほぼ全員が教会に集合し、火力と祝福でフル武装して、イグを弾幕で打ち倒す。
 約1名、次元の彼方に消滅。

●対ハスター戦

 ランダムで敵を選んだら、ハスター。封印に必要なトークンが8に増えると聞いて全員が絶望感に包まれる。
 キャラクターは、正気度喪失を軽減できるハーヴェイを引き、アイテムで魔法の短剣を得たので、物理抵抗の敵も倒せる邪神ハンターになる。「おぞましい実験」で召喚された怪物をガリガリ狩っては、これを大学や埠頭に持ち込んで金やクルートークンに変え、はたまた、精神病院で正気度を回復しながら、戦闘の日々を送る。途中で「萎縮」の呪文をもらったので、怪物退治屋度がUP。
 一方で新聞社で定期収入を得る人々を見て、ちょっといいなあとか思う。

 最終的に、<旧神>の印でゲート三つを封印、トークンでもうひとつを封印し、ハスター復活の復活にはまだまだ時間の余裕がある時点で会場がタイムアップ。中押し勝ちと見なして上がり。

●SFとしてのクトゥルフ

 その後、焼き鳥屋で一杯やりながら、クトゥルフ談義。
 とあるシナリオの話が上がったのであるが、こういう話をしていると、クトゥルフ神話の「SF的な側面」が浮き彫りにされてくる。1920年代ネタなので、アレだが、SF的なフックに魅力を感じる場合と、コズミック・ホラーとして、当時の科学を超越すべき場所があるように思える。

 私は、どちらかと言えば、トンデモ解釈が割と好きなので、派手な理論のほうが好きだな。

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