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November 09, 2007

クトゥルー神話の謎と真実、発売中

 学研より、「ビジュアル版謎シリーズ クトゥルー神話の謎と真実」が発売となりました。

 基本的に、東雅夫さん監修で、月刊ムーの増刊という扱いですが、非常にビジュアル中心で、イラストレーションやビジュアルが贅沢で、なおかつ、野心的な本です。私も本文をお手伝いしておりますので、よろしくお願いいたします。

 その筋の方には、黒史郎さん&山下昇平さんのビジュアル&テキスト・コラボはもちろんのこと、Nottsuoさんのクトゥルフ邪神群とか、原さんのクトゥルフ人物集とか、絵だけでも涎がこぼれそうな一冊です。魔道書がこれだけビジュアライズされたのもレアケースでしょう。

●ブックガイドの補足:T・E・D・クライン

 朱鷺田は邪神とか人物回りの本文と、ブックガイドをお手伝いしております。

 さて、ブックガイドの補足をひとつ。

 近年の翻訳作品について、紙幅の関係で『地を穿つ魔』『ネクロノミコン アルハザードの放浪』にのみ言及しましたが、もちろん、その他に収穫が無い訳ではありません。
 その筆頭というべきが、T・E・D・クラインの『復活の儀式』(上下)で、英国幻想文学大賞受賞でもある訳ですが、待望のクトーニアンが登場する『地を穿つ魔』のほうが、やはり、クトゥルフ神話的にはおいしいため、紹介からもれてしまっております。拙著『クトゥルフ神話ガイドブック』では、最終段階とこれの発行が重なり、一歩の差で取り上げるに至りませんでした。そういう意味では、不幸なめぐり合わせなので、一応、ここ3年間の第三の収穫であることを付記していきたいと思います。

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