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November 26, 2007

SR4:天使の歌声

R&R-CONのセッション内容を切り分けました。

●SR4:天使の歌声

 ロシアから来たエルフの美人シンガー、魔法の歌声を持つ彼女をめぐり、展開する誘拐作戦や脅迫状に対して、ネオネットは、企業戦争を戦うシャドウランナーたちを投入、彼女の護衛と敵ランナー・チームの殲滅を命じた。

 今回のキャラクターは、基本ルール、『ストリート・マジック』、『オーグメンテーション』を全投入してカリカリにチューンしたサイバー戦士軍団を5名作成し、4名のプレイヤーに選んでもらった。

■護衛チーム

マリア
 ヴードゥー様式を信奉するミスティック・アデプトで、精霊の契約をした「導きの精霊」に守護されつつ、武器収束具と化した刀を振り回す危険な女エルフ。「神経増速」で脳をイジった上、導師精霊は「誘惑する女」。
 あきらかに危険人物。
 収束具依存症の上に、誓約のため、一日1回は剣を振り回す。

おいちゃん
 トロール・2・ガンスリンガー。以前、別館にUPしたものを400BPにボアアップしたら、動くトーチカに。基本武装がグレネード・ランチャーとLMGという火力の塊。

スノー
 白兎(ただし、ザク型の360度モノアイ装備)。外見は明らかに人間大の兎であるが、もふもふして可愛い(資質:第一印象)。でも、蹴られると死にます。
 データは、別館参照。

グリープ
 フルメタル・サージャント。これも以前、別館に上げたフルメタル・ジャンキーを「軍曹仕様」の交渉もできるサイバーソルジャーにしたもの。油圧ジャッキ6で飛ぶ、飛ぶ。

 ちなみ、選ばれなかった五つ目のキャラクター、「ガンボーズ」は、仏教様式のマジック・リガーで、ロト・ドローン×2、強化したバイク「ヤマハ・ミラージュ」(LMG付き)、精霊を同時に操るサイバー僧兵。
 仏教様式は、大気の精霊で戦闘呪文を支援できるので、乗り物系と相性がいい。同じことができるのが神道様式だが、ドレイン能力値の関係で、仏教に。巫女ライダー&ドローンズとか、色々ダメなキャラクターのような気もしますが……

 ほら、サイバーパンクだから!

■セレナ 天使の歌声

 ロシアから来たエルフの美人シンガー、セレナは、超高速超絶技巧のピアノと、人間を越えた帯域まで広がる天使の歌声と大声量、アデプトパワー「美技披露」で、ライブ会場を陶酔させる「歌唱アデプト」。

 野外コンサートですら、魔法の歌声が凄すぎて、敵に煙幕弾を撃ち込まれるまで、会場の全員(PC全員を含む)は1時間10分、夢の中にいました。傭兵の降下部隊「ジャンピング・ジャック」(R&R37号参照)6名は、その混乱に乗じて、会場に降下、PCたちと銃撃戦を展開しますが、セレナの「戦いを止めて!」(アデプト・パワー『命令の声』、結果6ヒット)で動きを止められ、PCたちに降伏する始末。

 おそるべし、「歌唱アデプト」!

 これはヤバイ。
 十大企業のひとつ、ネオネットを敵に回しても欲しい逸材。
 いや、明らかに生物兵器だろう、それ!

 降伏した傭兵たちから、誘拐を仕掛けた謎のフィクサー「スクナヒコ」(謎の美女)の名前を知ったPCたちに、「スクナヒコ」と残党チームの殲滅を命じるネオネット。情報収集して回ると、やがて、なぜか、アレス重工が街で「スズメバチ探し」をしているという。

「えー、それは昆虫精霊ですか?」

 予想もしないダメな敵にぞっとするPCたち。ちなみに全員、『ストリート・マジック』購入済みなので、火力チームと昆虫精霊の相性が悪いことは確認済み。

 あわてて、アレス重工の知人に探りを入れるグリープは、「スクナヒコ」は、アレスの新兵器「スワーム・ドローン」(『オーグメンテーション』より。サイバー化した虫の群れ)を奪取し、それを利用するために、セレナの声を利用しようとしていたことを聞き出す。

 PCたちは一日、探し回って、ついに、「オトヒメ」(スクナヒコの変名、なぜか男性)が港の倉庫にいることを突き止め、強襲する。「オトヒメ」の護衛には、ガンボーズと、ジャンピング・ジャックの残党3名がいたが、閃光弾、催涙弾を立て続けに打ち込まれ、ガンボーズとドローン軍団が倒され、制圧された。

 PCは、「スワーム」を回収し、アレスとネオネットから報酬を受け取る。二重取りしたことはバレたが、何とか、言い逃れ、二大企業から監視対象に。

「また仕事を回すから」

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