深夜+1、トライブス再び
朱鷺田@ぐるぐる
年内納まったよーな、納まらないよーな。
とりあえず、PDF校正を編集部に渡して、色々打ち合わせ。
何か年明け一番締め切りの原稿が結構、あるよーな気がしますが、来年のことは鬼が笑うとも言いますので、とりあえず一段落ということにしておこう。年内ずっと仕事だが……。
……という話をしていたら、『深淵第二版』のカバーが宅ふぁいる便で飛んできた。田口順子先生渾身の美麗なカバーです。素晴らしく美しいので、ぜひお楽しみに。
●深夜+1
打ち合わせの後、西上氏と一緒に、シャドウランナーズの忘年会で、飯田橋へ。十五分ほど早くついたので、ミステリーファン御用達の本屋「深夜+1」へ入る。
えー、あっと言う間に時間が飛び去り、二人とも買い物をぶら下げ、本棚を見上げる。
「この本棚、いくらですかね?」
「うん、欲しいね、中身ごと」
棚全部欲しいと思ったのは、久しぶりだ。
この本屋は魔窟だ。
●トライブス再び
SR翻訳チームの忘年会は、食優先ということで、神楽坂のトライブスでアフリカ料理(正式には、アフロ・フレンチ)。
二度目ですが、食の驚きと喜びを再確認させてくれる店であります。例えば、一見、中華揚げ春巻き風に見えるものが、海老のフライ、マンゴーソース添えで、春巻きを期待して食べて驚き、さらに、マンゴーソースの味に美味いと感じさせてくれる。ワニやダチョウが目につきますが、この辺の焼き物系がジューシーで、独特の風味をかもし出している。クミン入りの塩もよし。
ビールはケニアのタスカー(象印)が安定してうまい。ヤシ酒とバナナビアは、材料を自然発酵させた微発砲アルコール飲料で、雰囲気を楽しむ感じ。バナナビアはかなり甘いので、覚悟がいる。
最初は、テーブル席であったが、マリ共和国のビデオが流れ始め、ヴードゥーっぽい音楽(というか、ヨルバ族の故郷に近い)や、サハラの青い民トゥアレグ族とか、貴重な映像が次々流れ、マスターの解説を聞いているだけで、時を忘れてしまう。
普段は夜中までだが、12月は深夜3時頃まで延長中らしいので、ドキドキである。
●センゴク 15
小谷城陥落編を、持って、第一部完結。
表紙はお市様。
いや、傑作です。第二部が楽しみです。
●凶暴乱舞
韓国の漫画家、渡海(どへ)氏の歴史活劇。
秦の始皇帝逝去後、乱れ行く中国大陸を舞台にした歴史活劇の第一巻。
凄愴、という言葉を体現する筆致に、惚れる。
凄いエナジーを受けた。