In Memorium
高校時代の畏友K氏、逝く。
磯部氏から電話あり。
5年間の闘病の末、本日午後亡くなったという。
高校は違ったが、磯部氏を間に介して、SFの友人として親しんだ。
一緒に、「エイリアン」を見にいった。
早川の銀背や創元の話をした。
ペリー・ローダンの話は最後まで追いつけなかった。
高校卒業後、彼は医師となり、筑波で研究に身を捧げていたという。
最後にあった時には、癌と戦うため、東海村原発の加速炉を使った実験的な療法に挑戦すると、笑いながら言った。医者として、最後まで癌と戦い、ついに逝った。
私は今、言葉を持たない。
代わりに、以前、購入したラヴクラフトへの弔問メッセージ集「Lovecraft Rememerd」から、ヘイゼル・ヒールドの書いた弔辞の一節を引用しよう。
「我々は、彼が長旅に『出発した』のだと考えることにしよう。
そして、いずれ『遥か彼方(Great Beyond)』にて、また彼と会えるのだと」
さらば、若き日の友よ。
オレは、今宵、盃を君に捧げよう。
明日には、また、ゲームに行くが、許せ。
これがオレの生き方だ。
賑やかなほうが好きだろう?