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December 29, 2007

In Memorium

高校時代の畏友K氏、逝く。

 磯部氏から電話あり。
 5年間の闘病の末、本日午後亡くなったという。
 高校は違ったが、磯部氏を間に介して、SFの友人として親しんだ。
 一緒に、「エイリアン」を見にいった。
 早川の銀背や創元の話をした。
 ペリー・ローダンの話は最後まで追いつけなかった。

 高校卒業後、彼は医師となり、筑波で研究に身を捧げていたという。

 最後にあった時には、癌と戦うため、東海村原発の加速炉を使った実験的な療法に挑戦すると、笑いながら言った。医者として、最後まで癌と戦い、ついに逝った。

 私は今、言葉を持たない。
 代わりに、以前、購入したラヴクラフトへの弔問メッセージ集「Lovecraft Rememerd」から、ヘイゼル・ヒールドの書いた弔辞の一節を引用しよう。

「我々は、彼が長旅に『出発した』のだと考えることにしよう。
 そして、いずれ『遥か彼方(Great Beyond)』にて、また彼と会えるのだと」

 さらば、若き日の友よ。

 オレは、今宵、盃を君に捧げよう。
 明日には、また、ゲームに行くが、許せ。
 これがオレの生き方だ。

 賑やかなほうが好きだろう?

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