今日も講師会
朱鷺田@今日も講師会
二日連続でバンタン電脳ゲーム学院の講師会。
昨日はゲームライター学部、今日はゲームプランナー学部。半分は中身が一緒なのですが、カリキュラム調整とか、教材の選定とか、色々あって連続登校せざるを得ません。ゲームシナリオ系のライティングと設定関係の講義が追加されたので、5・6・7・9月は週3日学校の予定。まあ、うち1日はアナログ・ゲームの日なので、一日中、ゲームをしてお金がもらえるというアリガタイお仕事です。3クラス6時間、インストすると声が枯れるのですがね。
2年生向けシナリオ系授業を行うSさんが授業でTRPGをプレイさせるというので、システム選定の打ち合わせ。「クトゥルフ神話TRPG」ということに落ち着きそう。だったら、設定関係の講義でクトゥルフの話をしたり、『比叡山炎上』の話をしたりしてもOKだ!
●質量の衝撃
学校の性格上、やはりデジタル系の講師さんが多いのですが、やはり、どこかでTRPGに触れた方も多く、最近のTRPGのルールブックを持っていくといろいろ懐かしがられる一方で、驚かれます。
『クトゥルフの呼び声』と『D&D』は経験者が多いのですが、やはり、HJ時代、新和時代の方が多いし、若い教務の人にはTRPG自体、無縁だった方もいます。『クトゥルフの呼び声』が今は、『クトゥルフ神話TRPG』となっていることは、もはや引退した方には分かりにくいし、『D&D』に至っては、赤箱の記憶で現在の『プレイヤー・ハンドブック(PHB)』を見ると愕然としますね。実務系から来られた若い教務の女性など、『PHB』を見て絶句し、『どこから読むのですか?』と聞きました。まあ、そうだよねー。
『いや、頭から全部読むのですが……』
実のところ、D&DのPCゲームには、これが丸ごと入っています(英語換算で約30万ワード)が、デジタルで遊ぶ限りは、その質量を感じないよね。でも、ビジネスでゲームに関わるということは、TRPGのルール一冊分以上のデータを扱う訳で、この程度の情報量で驚かれても困ります(笑)
とはいえ、DVD-ROM1枚と300ページ以上の大型書籍では見た目のインパクトが違います。でもねー、WiiやPS3のソフトに比べたら、ずいぶん安いのですよ。
●アスキー、メディアワークス合併
昨日のBLOGで「業界云々」と書きましたら、心配してくださった方からメールをいただきましたが、昨日の話はどちらかといえば、デジタルゲーム業界の話でございます。その風雲の一角について昨日、公式発表がありましたね。
アスキーさんには色々お世話になり、今はそこから分かれたエンターブレインさんから『深淵第二版』その他いくつかの本を出させてもらっている身としては色々、感じるところがありますね。名前は残りますが、会社としては刻々と変わっていきます。まあ、それが出版業界です。
もしも、またご縁があるようでしたら、いつか、アスキー・メディアワークスでお仕事が出来ればと思います。その機会が来るように、精進、精進。
●いただきもの(追記)
HJさんより、GAME JAPAN 2008年4月号が届く。
いつもありがとうございます。
d20メタルヘッドとd20ワースブレイドが3月発売。
楽しみ、楽しみ。
あと、巻末が『塊魂』の王子と王様のカラー(笑)
いいなあ、王様。