永遠の冬【51】出会うべき魂
スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【51】出会うべき魂」を登録しました。
相変わらず、リハビリ中ですが、少しずつ、連載を続けていきたいと思います。次回はできれば、GW明けに。
スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【51】出会うべき魂」を登録しました。
相変わらず、リハビリ中ですが、少しずつ、連載を続けていきたいと思います。次回はできれば、GW明けに。
二連続イベント&飲みの後、明日もR&R-CONなので、今日はちょっとOFF気味に家で作業中。いくつか連絡と作業をしたら、また、「酒の神話」モードに入る予定です。はい。
●深淵CONシキサイ ~ 久しぶりのプレイヤー
日曜日は「東京深淵CONシキサイ」。前日、セーブしたつもりだったのに、やはりモンゴルは最強であった。寝過ごしてしまい、慌てて飛び出し、何とか間に合う。
2月の打上以来、ネタになっているWWWE風「悪の朱鷺田軍団VS新勢力維新GM軍」のGM紹介バトルでスタート。今回は悪の大魔王っぽく、派手なネタでアピール。
ゲイリー・ガイギャックスの49日にちなみ、
ファンタジーの原点に帰って、『旅の仲間』
もとい、ロード・オブ・ザ・リングPART2風に激戦シナリオを!
ドラゴン、でます(でかいフィギュア)
タクティカルです(バトルテックのへックス・マップ)
あと、これが「インスマスからの脱出」です。
ディープ・ワンのフィギュアが100体、入ってます。
我ながら、ヤリスギっぽいアピール。
結果、見事デザイナー卓撃破!
お約束の展開ですが、うわははは、やられました!
……という訳で、久しぶりにプレイヤーやってきました。
補足:毎回の深淵CONでここまでやる訳ではありませんので誤解なきよう。2月の発売記念飲み会で出たネタ企画ですよ。
●桜のプリンセス
という訳で、選んだ卓に行くと、今回の悪の軍団ごっこに巻き込まれて卓が潰れたマスター3名(オレ含む)+暴れん坊娘1名がプレイヤーとして集合。えっと、GM&もう1名のプレイヤーさん、すいません。始める前から、ヒドイ卓呼ばわりされてみたりしますよ。
シナリオは、新種の桜を開発した商人の結婚式にまつわるミステリー。PCは花嫁、花婿、花嫁を育てた執事(魔道師)、花嫁の不肖の兄(吟遊詩人)、花嫁の親友。私は花嫁ユーラの学生友達(ただし男)ライアス。テンプレートは「真理の探索者」。「銀龍亭異聞」に乗っている異端結社系のテンプレートですが、運命「無垢」の結果、魔法の影響を受けず、感知もできないという魔法反対論者の考古学研究者です。
友人の結婚式にいき、式の前の馬鹿騒ぎをするのですが、執事と口裏を合わせて、魔道書を借り出したり、花婿を酔わせて新種の桜栽培の秘密を聞き出そうとしたりしていたら、出生の謎に悩む花嫁と彼女を育てた執事がツンデレ萌え会話とかしており、そのまま、くっつけ~とか応援していたのに、執事が拒絶してしまいます。
もったいないしかたないので、少しずつ、花嫁への縁故を上げておきますが、商家の内情は色々ヤバイ感じなので、もらうものだけもらったら、逃げる気で準備開始。花婿を酒に酔わせて、川に投げ込んだり、執事の本棚から、魔道書をごっそり借りて、ロバの背に積み込んだり……
やがて、魔族絡みの事件で失踪していた兄が出現、ハジの荒野で王になろうとか言い出す。兄さん、頭、オカシイでしょう? その剣が魔剣? 私は何も感じませんよ(運命「無垢」の効果)。でもまあ、ユーラの将来がシアワセになるなら、こんな豪商の家はとっとと逃げ出して、結婚式もやめればいいから、兄さんの与太は重要ですよ。兄さん。
やがて、商人宅で殺人事件が発生したのを機会に、ユーラとライアスは、魔剣使いの兄を連れて出奔。追手が来る予感がしたので、藪に身を隠して、迎撃戦の準備。ええ、この前、図書館で読んだ戦術論の本に書いてありましたよ。
「まず、敵の最大戦力を無力化せよ」
OK,執事ですね。執事。
魔法を使う執事は危険ですからね。
兄さん、ボクが短剣を投げて隙を作りますから後はよろしく。
1ターン目、執事無力化。
2ターン目、花婿無力化。
3ターン目、兄さん死亡。
想定範囲内の被害です。
魔剣はユーラが拾っておきました。
ありがとう兄さん(棒読み)。
花嫁の兄の提案を受け入れ、ユーラとライナスはここで死んだことにして、手に手を取ってハジの荒野へ逃亡し、未来を誓い合う。抱き合ってキスする直前、魔剣を逆手に持ったユーラの姿がちょっと怖かったのは秘密です。一生墓まで持っていくべき感想です。これから世界を支配しますからね、わが姫様は。
兄貴は、不肖の息子という立ち位置を返上し、執事とともに、商家を継ぐことに。
ちょっと可哀想なのは、桜の新種を開発した花婿さん。嫁さんに逃げられ、またもやひとりで、桜の根本に死体を埋める生活に戻る。
ちょっと、不思議なホーム・ドラマでした。
●感想
いつもはあまり遊ばない人間ドラマ型のシナリオだったのと、久しぶりの深淵プレイヤーだったので、序盤はちょっととろとろしていましたが、暴走花嫁ユーラの後を追いかけ、気づくと恋人役になっておりました。暴れてすいません。特に、花婿役を飲ませて潰そうとしたり、殺す気満々のセットアップ・アンブッシュで魔道師を無力化したりと、割とヒドイキャラクターでした。スマソ。
楽しませていただきました。
久しぶりにプレイヤーをやると、自分がやっぱりGM系だなと再認識します。GM泣かせのだめなプレイヤーだな。あと、GMのほうが楽だよ~。
●飲み会
その後、近所の白木屋で打上。
6月末の関東深淵CONさんから、正式なお招きをいただきましたので、ゲスト出席ということになりました。次回の東京深淵CONシキサイが7月第一週、6月第三週は豊橋の「カリオン映画祭」(レイトショウ・オンリーコン)ということで、6月末からイベント続きとなりました。
●いただきもの
家に帰ってみたら、「GAMEJAPAN」6月号が届いておりました。
ありがとうございます。
●読書日記
・復活の地Ⅱ
小川一水の災害復興SF第二巻。
成長する親王スミルとセイオであるが、事態はさらに複雑な方向へ。
さすが、面白い。
・MOONLGHTMILE 16
ムーン・チャイルド誕生編の完結編。
そして、第三次大戦編へ。
さまざまな思いを受け取る。
・センゴク天正記 1
信長に仕えた一武将の目から見た、リアル戦国戦記コミック。第二部に当たる天正編では、安土城を拠点とする信長が、本願寺一向宗と、信玄無きあとの新生武田軍を相手に激戦を展開する。まずは、長篠編。
・月刊プレイボーイ 6月号
「世界を変えた50枚の写真」
●買い物メモ
・文学少女と神に臨む作家 上
・オイレンシュピーゲル
・復活の地 Ⅲ
・エンジェル高校1
・多重人格探偵サイコ 12
●追記:ニコニコ現実
さりさん経由 ニコニコ現実って凄いね。いずれ、真面目に考えてネタにしたいっす。
ニコニコのコメントに埋め尽くされるAR画像……すげえ。
よっぱらいの上に、明日(というかすでに今日!)もイベント(深淵CON)なので、簡単にメモ。
●クトゥルフ・オンリーCON
池袋の小学校でクトゥルフ・オンリーCON。
私は「幕末クトゥルフ、新選組対邪神」のキーパー。
池田屋事件の背後で、謎の国学者・南原歩泥の企てる陰謀と、新選組が戦うというもの。なぜか、「Escape from Innsmouth」のボードが広がって、ディープワンが15体ぐらい並んだの秘密。
死者1名、発狂1名、3人生還。
一応、事件は解決。
えっと、初心者OKと言ったからでしょうか。なぜかオレ、ニャルラトホテップの説明をしていました。
●お酒をいただきました。
スタッフの方から、お土産代わりにと言って、ブルターニュのワインとドイツのリキュールをいただきました。リキュールは早速、いただき、ハーブ系の美味を堪能。おいしゅうございました。ありがとう~。
●モンゴル、モンゴル!
その後、内山靖二郎さんの紹介してくれたモンゴル料理屋「故郷」へ4人で突入。羊肉と牛乳酒を堪能しました。
肉、酒、肉、酒! 以上。
いや、牛乳酒は1回蒸留の16%だとライチのような芳香を放ち、白濁しつつも快適、4回蒸留の46%になるとウォッカのごとき火の味に。うーむ深い。
告知関係をざっとバラで投稿しましたので、ここから日記。
●スプライトシュピーゲル 4
読了。
百万都市で開催される戦犯法廷に集まる6人の証人=世界を操るVIP6名と戦犯の警備を命じられた特甲児童たちに、国際テロネットワークの武装攻撃が叩きつけられる。
次々登場する「侵略の歴史の当事者たち」の夢と絶望、そして、飛び交う戦争と略奪の歴史を描く冲方史観に共感しつつ、この小説を今、ライトノベルとして世に問う氏の勇気を賞賛する。あるいは、それを笑うべきか? Free Tibetと叫ぶのすら偽善と自嘲するべきか? リヒャルト・トラクルは我々自身である、というのも偽善であろうよ。
●TRPG?
おそらく、この本を読んだライトノベルズ読者は本筋とは関係ない疑問を感じられるでしょう。
途中に登場するマルチ・プレイヤー・ゲーム「リヴァイアサン」もしくは「世界統一ゲーム」が、なぜかテーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム(以下、TRPGと略)と呼ばれていることに。
作品とは関係ない、野暮のツッコミと自覚した上で、TRPGデザイナーからコメントしておきましょう。
現在のゲーム分類から言えば、「リヴァイアサン」はTRPGではありません。
1)ゲーム内容は戦略的なシミュレーション・ゲームである。
実際、これに近いものがいくつか存在します。
もっとも近いのは、20年以上昔のPCゲーム『バランス・オブ・パワー』でありましょう。冷戦期の世界を舞台に、米ソいずれかの首脳になって世界の破滅(核戦争)を防ぐゲームです。割と、何をやっても全滅するので、国家元首なんてやるもんじゃねー、と思わせるゲームです。これに『シヴィライゼーション』系の文明処理とか、最近、流行のリアルタイム・ストラテジー・ゲームのオンライン版(例えば、『エイジ・オブ・エンパイア』とか)を混ぜて、あとはPCで戦略サポートすれば、これに近いものになります。
おそらく、各国国防省や外務省で行われる世界動向のシミュレーションは、もっとドライなレベルでこういう話でしょうねえ。詳しくは、シミュレーション・ゲームの神様が書いた本を読んで下さい。いわゆるプロフェッショナル・ゲーミングの世界がほとんどこの世界です。
2)テーブルトークじゃないし……
えー、あと困るのは、これ、テーブルトークでないし……
冲方さんが分からないで出している訳はないので、ある種のユーモアと受け取るべきでしょうが、個々のプレイヤーの会話をあまりさせなかったり、10人近いプレイヤーがPC端末を睨んで最適手法を各自吟味したりするような状況は、現在のTRPGとはかけ離れたものです。オンラインで、リアル・タイム・ストラテジー、あるいは、マルチ・プレイヤーで行う交渉型ゲーム、あるいは、BBS版『人狼』のようなシニカルなサバイバル・ゲームの現状に近いでしょう。
私が解説の事例として、『ディプロマシー』を上げないのは、「リヴァイアサン」には交渉の要素がほぼ存在しないからです。彼らは対応して何かはしますが、協議はほとんどしていません。ここにもきっと作者の何かの意図があるのでしょうがねー。
3)学習ゲーム
その上で、ストーリー上、RPGであるという明言は意味を持っています。
RPGを「役割を演じるゲーム」であると言うならば、特甲児童たちは、国家元首の役割を演じようとし、その苦悩を体験し、そのことが物語りの大局理解につながります。そういう意味で、TRPGの体感型ゲームとしての特色は一応、ある訳です。
その上で、やはり、アレが(私の目指す)TRPGとは違う、と言わざるをえないのは、エンターテイメントではないからでしょう。
どちらかといえば、アメリカなど欧米の歴史の授業でしばしば行われる「ディベート」の授業に似ています。国家の元首として、ディベートを行い、国益を守るシミュレーションをするという授業です。日本ではあまり行われませんが、世界史と政治経済を学ぶためには、よい手法でしょう。そういう意味で、アレは、彼女たち(および読者)に世界の現実を訴求するためには、最適の手法です。
それを、世界を動かすVIPたちが嬉々としてプレイするのは、おそらく、それ自体、シュールな光景であり、あるいは、夢想でもありましょう。夢を見なければ、悪夢は見ない。だが、夢を見なければ……
さて、近未来を舞台にした物語のギミックに突っ込むのは、野暮の極みですな。反省、反省。
告知第二弾
●『真・女神転生X』リプレイ ナイト・テイル
JIVEさんのサイトが更新され、情報解禁となりましたので、告知。
5月30日に、西上柾氏の『真・女神転生X』リプレイ新シリーズ『ナイト・テイル』が発売されます。東京を舞台にした現代伝奇物でございます。当然、『闇のプロファイル』対応、クラス・システム2.0対応であります。以前の『白刃一閃』を主人公としたシリーズとはまた一風変わったスタイルのリプレイですので、ぜひともお買い求め下さい。
あと、夏に向けて、高レベル対応サプリメント『ラグナロク』(仮)が制作開始しております。
●リード&リード02にシャドウラン・リプレイ
R&Rの別冊「Role&Roll EXTRA Lead&Read Vol.2」が間もなく発売です。都内専門店はすでに店頭に並び始めていますね。こちらのほうに、シャドウランのリプレイを書かせていただきました。新東京を舞台に、企業エージェントたちが招集され、極秘裏にあるミッションを行うというもので、普段、シアトルで行うランとは、かなり雰囲気の異なるものであります。また、基本ルール、『ストリート・マジック』、翻訳中の『オーグメンテーション』に加え、未訳サプリメント『アーセナル』および『エマージェンス』を使用してのセッションとなりました。
GWのイベント関係告知
4月25日 タナトス6フライデイ・ナイト 鈴木銀一郎先生を囲む夜のボードゲーム会
4月26日 クトゥルフ・オンリーコンにて、幕末クトゥルフ。
シナリオ・タイトル「洛陽動乱 ~ 新選組、京都池田屋に不逞浪士の会合を襲撃する事 ~」
池田屋ですよ、池田屋。
4月27日 深淵CONシキサイ にて「深淵第二版」GM。
4月29日 R&R-CON 「深淵第二版」GM
そういう訳で4月一杯は目が回るほど忙しいッス。
5月に入ったら、学校が始まる前に、色々暗躍、もとい、取材と原稿執筆しなくてはいけないので、色々じたばたしています。
取材のため、デジカメ CanonPower Shot A59を購入。色々練習中。
●神楽坂で利き酒
整体に行ってぐだぐだした後、神楽坂のトライブから「新しい酒が発見された」というので、夜遅めに神楽坂へ。ちょっと反対側を探検していたら、レベルが違うエリアに踏み込んでしまい、ドキドキする。
さて、トライブにつくと、マスターが奥から瓶を出してくる。
1枚目は、ルワンダのHydromel。
蜂蜜酒(Mead)ですね。
パイナップルと混ぜたバージョンもありました。
2枚目は、左から、ルイボス・リキュール。
ルイボスは、南アフリカの潅木で、お茶にするとよい。
真ん中は、ケニヤ・ゴールド。
コーヒー・リキュール。
濃厚なコーヒー豆の味わいが楽しめる。
右はハーバル・ビター Pellegren。
ジンに落として飲む。
南アフリカのハーブ・リキュール
「カラハリ」
クリームとハーブの香りがする。
タスカー・ビールを片手に、7~8本のリキュールやジンをショットで飲んで帰る。おかげで今日は二日酔い。
●エマ10巻
完結編。
外伝的なエピソードと、結婚式を描く。
20世紀初頭、という時代に変化が見える。
アデーレ関係のエピソードがなかなかいい味である。
やはり、ハッピーエンドはよい。
●箱館妖人無頼帖 ヒメガミ2
「新選組の封印」を巡り、新選組隊士の生き残りを巡って、アメリカ騎兵隊崩れの殺戮集団に襲われる開拓村。これを救うべく、壬生狼「土方彪」は雪原を走る。
個人的には、昔、「上海退魔行 ~新撰組異聞~」で扱っていた時代と通じるところがあるので、注目注目。いや、このあたりのネタは、今、企画中の幕末クトゥルフとも絡むので、重要重要。
土日の疲れが出たのか、体がだるい。
夜には取材があるので、昼間は資料を読みながら、ダラダラする予定。
黄金の蜂蜜酒も効きませぬので、後で整体に行く。
とりあえず、読書日記
●別冊図書館戦争Ⅰ
後日譚というか、あの後、あのカップルが順調に交際を重ねていくエピソードと、図書館と社会情勢の関係を描いた連作短編集。現実の図書館も抱えているであろう、社会の荒廃の影響を示す。リアルだよねー、という言い方すらドライな見方かもしれませぬ。
●人類は衰退しました 3
妖精さんが姿を消すという事態、その一方で、都市遺跡の謎という話。
妖精さんのお言葉は、素敵。
助手さんの絵本もシュールで素敵。
電磁波と妖精の関係とか、妙に、シャドウランな気分。
元祖南洋豆を食べながら、酒の話を書いています。
ディオニュソスからキリストへの流れを踏まえつつも、まずは蜂蜜酒の話から。
●ヨルムンガンド 4
兵器商人の美少女ココ・ヘクマティアルとその仲間たちを主人公とする軍事コミック。基本的には、世界の闇を体現する存在でありながら、トリックと資金力を生かして苛酷な兵器ビジネスを生き抜く姿が痛快である。
●The Complete Mead maker
京都の蜂蜜酒専門店「ミール・ミィ」さんから教えてもらった、蜂蜜酒作りの教科書。
ビールの起源はBC4000年のメソポタミア、ワインも同じくBC3000年のメソポタミアと言った上で、蜂蜜採集は洞窟画の15000年前には行われていたから、蜂蜜酒の起源は氷河期だとそうである。
●Amazonより到着
・ソード・ワールド2.0ルールブックⅠ
文庫横書きですね。コメントは読んでから。
・ペルソナ トリニティ・ソウル1
アニメのDVD第一巻。
スザク・アーカイブに、「深淵」小説ウェブ連載 「永遠の冬【50】間奏:機織り歌」をUPしました。
1月3日以来ですので、4ヶ月も間が空いてしまいました。これから少しずつ再開していきたいと思います。まずは、毎週連載へ向けてリハビリせねば。
次回はGWの間のどこかで。
朱鷺田@バルバル(知力修正-1)
この週末は、二日連続でゲームをしておりました。
土曜日はクトゥルフで、日曜日はD&D3.5・
楽しゅうございました。
また、大分から苺とシフォン・ケーキをいただきました。
こちらもおいしゅうございました。
●レイトショウのイベント
以前、ここでちょっとコメントしましたが、正式なお話がありましたので、告知。
6月後半、愛知県豊橋市で開催されます、レイトショウ・オンリーコン『カリオン映画祭』にお招きいただくことになりました。レイトショウとは、以前、弊社より刊行されました『It Came from the Late Late Late Show 深夜三流俗悪映画の襲来』という、翻訳RPGです。タイトル通り、B級ホラー映画をテーマにしたもので、プレイヤーはB級映画の俳優になり、与えられたテーマで、映画の役を演じるということになります。ある種のメタ視点TRPGの起点というべき作品です。
イベントは、レイトショウ・オンリーコンらしく、映画祭という設定になります。私も監督の一人として参加します。
『カリオン映画祭』
日時:6月22日(日)
場所:愛知県豊橋市
参加方法:mixi内『愛知県でTRPGをやっている人』にて予約登録
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以下、土日の日記
●幕末クトゥルフ:潮風の香る酒
土曜日は自宅月例ゲーム会で、今回は「幕末クトゥルフ」。
生麦事件直後の横浜を舞台に、禁制品の密輸をしているらしい外国船の情報を集めるというミッション。アメリカの捕鯨船、イギリスのティー・クリッパー、プロイセンの軍艦、マハラジャの御座船の間をあちこち行き来して、情報を集める。事件の中心は、お堀端でこっそり開かれている密造酒場。なぜか潮風の匂いのする海草ワインを飲んで皆、海に招かれてしまうという。
最終的には、外国奉行所に酒場を検挙してもらって報酬は得るが……
リーダーだったフランス商人は、深き者の夜襲を一度は追い払ったが、翌日の夜は多数に押しかけられ、護衛を頼んだ狩人とともに、無残にも引き裂かれる。狩人は深きものの群れに囲まれて発狂し、幼児化後、死亡。
「ああ、窓に、窓に、手が……」
刀鍛冶は、プロイセンの館で輸出用の刀を打つ仕事を得るが、ある日、失踪。
「海が呼んでいる~」
隠れキリシタンは、マハラジャの宝物庫に忍び込んだ際、黄衣の老人に見入られ、以降、食事要員に認定された。結果、半月後、魂を吸い尽くされて失踪。
「……が見える」
事件直後、武蔵野に戻った剣道場の娘だけが生き残り、その後、仲間の死を知った彼女は一生、海辺には近づかないようにしてくらしましたとさ。
●ブラディ・マリー
日曜日は某サークルに乱入。
基本的に、酒を飲みに行きました(割とマジ)
本格的なブラディ・マリーを飲む。
用意された酒(ウォッカ)
プーチン 40度
スミノフ 40度
バルカン 88度
スピリタス 96度
主に、後者2本を合わせて、クラマト(貝の出汁入りトマトジュース)で割って飲む。タバスコを1,2ダッシュ、さらにライムを加えてシェイク。
うまいのですが、ライムが強いときつい。
しかたがないので、ライムを抜いて、生のウォッカとクラマトを交互に飲む。
うわ、オレ、ダメ人間だ。
●インスマスからの脱出行
ゲーム・サークルなので、ゲームをしよう。
先日入手した、ボード・ゲーム「インスマスからの脱出」を広げる。「怪盗Xを追え」のクトゥルフ版だと思っていただけると分かりやすい。プレイヤー1名が人間でインスマスに捕らわれた仲間を救おうとし、残りが深き者になって人間を追い詰める。
今回は全員初めてなので、とりあえず、私が人間役となり、他3名が深き者となる。何とか数名の仲間を救い出すが何度かプロットに失敗、あと1人救えば、脱出できるというあたりで、予想を超えた重傷を受けて死亡。
展開は早いし、カードが強力なので、かなり派手な展開になりそうだ。
●D&D3.5:バルバル~
そのまま、そちらのサークルで進行中のD&D3.5キャンペーン卓へ乱入。
内容は鬼が哭く公式シナリオなので割愛。久しぶりのD&Dなので、一番相性のよいハーフオーク・バーバリアンでグレートアックスを振り回す。知力修正-1のロールプレイだ~といいつつ、「バルバル~」とか「ケモノ、デカイ、ニク!」とか、「パラディンってうまいか?」とか叫びながら、前方突出、激怒して打撃を繰り返していたら、半日のセッションで10回ぐらいHPがマイナスになったが、なぜか生き残ってレベルアップした。
パーティ的には、元パラディンが汚名を返上し、パラディンに返り咲けたので、ハッピーエンド。次回は邪悪な寺院に行け、とか神託が下っていたので、彼の戦いはまだ続くに違いない。
久しぶりにがっつり戦闘し、がっつり殴ったので、満足満足。
●探偵はバーにいる
札幌ススキノの夜の街を舞台にした探偵物。便利屋のオレは、大学の後輩から消えた恋人を探してくれるように頼まれ、猥雑なススキノを走り回る。一見、無関係に見えるススキノの事件がどんどん収斂し、事件の裏側を描き出していく構図は非常に快感である。
シャドウラン他、探偵をやりたい人は読め。
●買い物
「図書館戦争」の外伝を買った。
Amazonから「鬼御魂」と「ソードワールド2.0リプレイ」が到着。おいおい、ルールブックはどうした?
付記:一部修正
黄金の蜂蜜酒
京都の蜂蜜専門店「ミール・ミィ」さんから到着。
カナダ国オンタリオ州のクローバーから作成されたブランド「ムンロ」のスウィート。甘くて美味しい。アメリカやカナダには自家醸造の蜂蜜酒が色々あるらしい。ラヴクラフトやダーレスが飲んだのはこれであろうか?
参考サイト
蜂蜜酒専門店ミール・ミィ
朱鷺田@「探偵はバーにいる」読書中
●ウィズとプリメで時代を感じる
昨日は、バンタンのスタートアップ授業2回目。
今回はプランナー科のための「アナログ・ゲーム」。中身はダイスゲーム概論とBLUFFの実践プレイ。時間調整のため、「CANT STOP」のデモを入れたり、デジタル・ゲーム絡みの講義の中身を増やしたりしたものの、基本的にはライター科向けと一緒である。
しかし、授業的には、そのまま、アナログ・ゲーム・プレイングへとつながるものである。詳しい内容はオンライン・レジュメに去年のレジュメがUPされているので参照のこと。
この講義の中、「機能と意匠」の解説で、「ウィザードリー」のキャラメイクから「プリンセス・メーカー」がインスパイアされ、育成ゲームというジャンルが誕生、「卒業」を経て、調教系美少女ゲームへ進化していく話をするのですが、「ウィザードリー」や「プリンセス・メーカー」をプレイした生徒がどんどん減ってきている。ストレートで来ていれば、もはや平成生まれなのだから、しかたない。ネタの更新を忘れずに。
●冷たい雨にシンハー
3クラス、6時間のインストを終え、冷たい春の雨が振る街に出る。
割と気楽な店構えのタイ料理屋があったので、生春巻きと麺をつまみに、シンハー・ビールを飲む。チャーン・ビールは品切れ。タイ料理の辛くて甘酸っぱい味にはあまり冷たすぎないシンハーがあう。うまー。
タイ人の女性がシェフなので、味はしっかりタイ風。麺の横に砂糖と赤唐辛子とレモンがごろり。
店の中では、地元の飲食店関係者なのか、商店街の親父さんらしい人たちが適当に酒を飲んでいるが、タイ本国から出稼ぎらしいおねえさんがいたり、タイの音楽が演歌風に流れていたり、まあ、街の飲み屋という感じ。ちょうど今、東直己さんの「探偵はバーにいる」を読んでいるので、その雰囲気は逆に心地よい。
文庫本を読みながら、辛い麺を頬張って、シンハーで流し込む。
あー、うめえ、と一本、飲みきっても麺が残っている。
見れば、メコン・ウィスキーをオン・ザ・ロックのグラスで350円。
いずれ飲もうと思っていたので、頼んでみる。
独特の匂いにやられる。
オレの負けだ。
●バーテンダー、ソムリエール
メコンに破れ、家に帰る。
活字資料が読めそうにないので、まんだらけで仕入れておいたコミック「ソムリエール」1~5巻と「バーテンダー」1~10巻を読む。西上氏に借りる予定だったが、古本セットを見たら、買ってしまった(汗)
「ソムリエール」は、「ソムリエ」の原作者「城アラキ」氏、監修者「堀賢一」氏という最強の組み合わせで、ワイン・コミックではさすがの味がある。いい話が多いし、ネタとして取り合げる酒のピックアップにセンスがよい。
「バーテンダー」も同じ城アラキ氏の原作。ホテル編が始まり、これまたよい感じで続いている。バーという限定された空間での人間模様でどれだけ語れるか、その技法の洗練具合は、バンタンのシナリオ専攻生にはぜひ読んで欲しい。
●カタリスト:SRチャットON4/19
カタリスト社のページより。今月のSRチャットは4/19。2071年8月半ばに、ジャックポイントの常連(つまり、ベテランのランナー)たちが集まったOPENチャットという設定。こんなネタが出るようです。
・Want to know who won the race for Seattle Metroplex governor?
• Wondering who’s behind the hugely popular bioengineered awakened drug known as tempo?
• Intrigued by the unique high and magical abilities tempo allegedly grants?
• Interested in who just took out the Shotozumi-gumi’s senior sokaiya and why?
• Would like to know which veteran Seattle runner has been killed in the gangland violence?
• Concerned by the impact of the wide-spread syndicate warfare on your business?
• Need to know why the Triads are fighting it out in the streets of Hong Kong?
• Heard the latest buzz about the recent shifts in power among Neo-Tokyo’s Yakuza?
●追記:エア新書
http://airbook.jp/AirSIN/4604
ちょっと欲しい。
朱鷺田@ちょっと腰痛
昨日は久しぶりに、バンタンの授業。
スタートアップという新入生向けのガイダンスで、ダイス・ゲームの基礎を解説した後、ブラッフを楽しむ。ライター科だったので、2年生が遊びに来てくれたが、2年生がルールを忘れて瞬殺されたりするのはどーかと。
その反動か、今日はちょっと腰痛で、昼まで起きられなかった。1クラス2時間で腰に来るとは年を感じますな。
さて、今日の仕事は翻訳と執筆。
その前にここ2、3日の日記
●月曜日:トライブ
資料探しの後、ちょっと雑用があって、また神楽坂トライブへ。
土曜日にワイン勉強会をしたばかりで、ちょっとした物の受け渡しと取材依頼の確認だけだったのですが、カウンターでバナナ・ビアを飲んで帰るつもりだったのですが、マスターからアフリカの酒情報の話を聞いた上、いつの間にかエリトリアの大使やサファリ専門旅行会社MAXSafariの方と名刺交換していた。今、サイトを見たのですが、ジェット戦闘機に乗って、音速突破を体験するとか、凄いツアープランがありました。南アフリカおそるべし。マスター、ありがとう。来週も顔を出します。
マスターには酒の神話の話をしてあったので、「新しい酒が入ったよ」と言って、出してくれる。
南アフリカのクリーム・リキュール「Amarula」。
日本ではBaileysやMozartが有名だが、それをさらにカラメルっぽい味わいにした感じ。一緒に「Wild Africa」と飲み比べてみた。「Amarula」は非常に気に入ったので、もう一杯と頼んだら、次の入荷がまだらしく、最後の一本とのこと。
同じくアフリカのラム(?)「Dzama」。ラムのくどさが感じられなく、甘くて美味しい。これは写真無し。カウンターだったので、隣の人も「Dzama」に目をつける。ついでに、ラムの美味しい店を教えてもらう。
これは、アフリカに多い、ビニール・パック入りの酒。
安いジンの類をビニールに入れて売っているのです。右から「Konyagi」(35度)、「Uganda Waragi」(40度)、「SIMBA」(43度)、一番左はチチャモラーダという南米のジュースの元。
ついでに写真。
左からちゃんとした南米のジュース、チチャモラーダ。
右端がインカコーラ、真ん中がインカコーラ・ダイエット。古くてPETボトルが変形しちゃってますが、南米で飲まれているコーラだそうです。開けようよ、と言ったら止められました。
今日の豆知識1
エジプトのコプト教のコプトとは、エジプトが訛ったもの。
ちなみにエジプトとはギリシア語。
あれ~。
●火曜日:学校でブラフ
火曜日はバンタン電脳ゲーム学院で新入生向けのスタートアップ授業。ゲームの本質論から入って、ダイス・ゲームということで、前説明をした後、BLUFFを遊ぶ。これはダイス・ゲームのはったりと確率論の限界に迫れる傑作。
ライター科ということで、ゲームを遊んだら、攻略しろということを強調する。
●アニメ視聴:『隠の王』と『図書館戦争』
ビデオ録画した春の新作アニメを順次、視聴中。
・『隠の王』
原作に忠実な映像化ですが、冒頭のあのノリはちょっと困る。次回、雷鳴が出てきたら、きっと盛り上がるよね~
・『図書館戦争』
明るい、澄んだ映像。原作どおりのいい話なのですが、そのぶん、かゆいのはきっとオレの魂が汚れちまったからにちがいない。でも、応援しますよ。
ここで体力が尽きたのか、ダウン。
●水曜日:悪夢
朝5時に、猫に起こされる。餌をやり、窓から外が見えるようにしてやり、もう一度ダウンすると、不可解な夢を見た。魚に虫の足が生えた上、尾っぽの上に人めいた口のついた茶色い怪生物と何度も街中で出会う。
●コミック
・BASTARD!! 暗黒の破壊神25
ウリエルとダーク・シュナイダーの決戦。ウリエルが「悲しみ」に壊れていくあたり、ベルゼブブとの会話とか、『真・女神転生X』好きなら、絶対燃えるはず。「背徳の掟編・最終節」って書いてありますが、この先、どうなるのでしょうか?
・BARレモン・ハート 2~4
酒の神話を書くなら、絶対読め、といわれる古谷三敏さんの傑作お酒コミック。酒のうんちくがかなり乗っています。DQ2の話があり、懐かしいというか時を感じましたよ。
・しあわせ
「小説のような」と卒業生のKさんが進めてくれた戸田誠二さんの短編集。あっさりした線でありながら、人と人の感情の奥底を描く物語。
朱鷺田@血圧正常
今日は定期健診。朝から病院に行く。
血圧は128の82で、問題なし。
●R&R43号
R&R43号の見本誌が到着。そろそろ各店舗に回っているころでしょう。都内のイエサブは金曜日にはあった。以前にも書きました通り、今回、私は『深淵第二版』『シャドウラン』『真・女神転生X』の記事を書いております。
『深淵第二版』は、ギュラニン党の暗殺者が魔族の封印に関わることになるミニ・リプレイ。一プレイヤーのカードに着目してみました。
『真・女神転生X』は、聖華学園の十武神のデータを公開。ヒドイ奴らです。
『シャドウラン』は、オーグメンテーション紹介の第二回。アーセナルも先取りして、サイボーグとかのデータも載っております。
ちょっと、1・2点補足と訂正を。
文中「ボディ・スカルピング」は誤りで、正しくは「ボディ・スカルプティング」となります。すいませんでした。
また、CCU対応の全身義体型サイボーグは、基本的にPC用ではありません。使用前に、GMの許可をもらって下さい。なお、「サイバーサイコシス」などの不利な資質が指定される場合があります。
●リード&リード2号に『シャドウラン』リプレイ
4月26日発売予定の、R&R別冊のリプレイ増刊『リード&リード』2号に「シャドウラン4th Edition」のリプレイを書きました。アーセナル、オーグメンテーション、ストリート・マジック、エマージェンスまで突っ込んだベテラン・カンパニーマンものです。
巻末エッセイを書かせていただきました。
第三巻のエッセイが菊池秀行先生だったので、その後がオレでいいんでしょうか? とも思いましたが、折角ですので、いつも通り、与太っぽい神話作品にいたる世界史解説と、クトゥルフ神話系TRPGの紹介をさせていただきました。正式な発売日が分かりましたら、またこちらで告知をばいたします。
●その他のスケジュール
■■仕事
アレの仕上げ中。あと、監修作業中。
「酒の神話」取材中&執筆中……ただの飲んだくれのようにしか見えませんが、仕事ですよ、仕事。そして、果てしないぜ。秘蔵の酒や、レアなアジア・アフリカの酒情報をお持ちの方はぜひ。
リプレイも起こさなくては……
■■学校
15日の午後と17日全日は学校。
新入生相手に、ダイス・ゲームの授業をする予定。
GW明けから7月一杯は、週3回学校。
火曜日は午後から夜までアナログ・ゲーム (2コマ×3)
木曜日は企画科向けライティングと、世界観設定。(合計4コマ)
金曜日はライター科向けのライティング (合計4コマ)
■■イベント&ゲーム
4月19日 テストプレイ?
4月20日 某サークルに乱入?
4月25日 タナトス6フライデイ・ナイト 鈴木銀一郎先生を囲む夜のボードゲーム会
4月26日 クトゥルフ・オンリーコンにて、幕末クトゥルフ。
シナリオ・タイトル「洛陽動乱 ~ 新選組、京都池田屋に不逞浪士の会合を襲撃する事 ~」
池田屋ですよ、池田屋。
4月27日 深淵CONシキサイ にて「深淵第二版」GM。
4月29日 R&R-CON 「深淵第二版」GM
5月3日 SFセミナー で、電脳コイルの磯光雄監督インタビューとかやるそうなので、それを見に行こうかと。
5月17日 仮押さえ テストプレイ
5月25日 仮押さえ 某所ゲーム
6月21-22日 とりあえず、豊橋方面に行ってレレレをやる予定。
詳細はいずれ正式に。
6月29日 熊谷で、関東深淵CONが開催される予定。
こういう各地の活動が『深淵』を支えてくれています。
7月19~21日 京都深淵CON&京滋宿泊CON
8月22-24日 JGC2008
開催日時決定。申し込みは5月21日から。
例によって、私は果てしなくGMをしている予定。
PS:とりあえず、月内にシェリーか、馬乳酒を飲みに行きたいと……
朱鷺田@「酒の神話」勉強中
昨夜はワイン勉強会。昔なじみが、コレクションを飲ませてくれるというので、神楽坂のアフロ・フレンチ「トライブ」に頼み込んで場所を借り、総計5名で、ダチョウやケバブを肴にワインを飲む。ワイン・グラスの持ち方から勉強し直すという素敵な状況でありましたが、ベーシックかつ上質なワインと、野趣とセンスの良さが絶妙なお料理で実に楽しい時間でした。
よく、開けたワインが変わっていくという話を聞きますが、実際に、そうして変わっていくところを体験するのは、なかなか新鮮なものであります。「贅沢な時間を飲む」という言葉が少し分かりました。
●嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 4 絆の支柱は欲望
第四巻読了。初の続き物で、みーくんのオリジンへ迫る前後編の前編。相変わらず、壊れたキャラクターしか出てこないのが素敵。
朱鷺田@ニゴリ……
昨日の余波でちょっと二日酔い。今夜も取材なので、タナトス6のボードゲーム会はいけません(ぺこり)
●暮らしの中のちっちゃいおっさん
Young アニマル掲載。はげ親父(なぜかネクタイだけある)を500CCペットボトル大にした奇怪な生き物「ちっちゃいおっさん」が、現代生活にするりと紛れ込む様子を描いた不条理4コマ。
ちっちゃいおっさんは、基本的に何もしないゴミのような存在で、「ニゴリ」という謎の音を発するものの、そこらじゅうにいる。基本的にゴミとか、廃棄物とか、空き缶とか、ゴキブリとかに近い扱いなのだが、何か習性があって、その辺に並んでいたり、部屋にこっそり入りこんでいたりする。人々は邪魔なので捨てるが、気づくと鞄の中や机の上にあって、非常に邪魔である。
ああ、いい感じだ。
●打ち合わせ@Amigo
昨日は昼間、企画書や雑誌記事を書き上げて、夕方から新宿にて、軽く飲みながら打ち合わせ。問題は4月の週末だったこと。スーツの若者が新宿西口飲み屋街にあふれ、華の舞いは、おろか、刀削麺の西安も一杯。
そこでふと思い出し、十徳の向かいのAmigoさんへ。特撮好きのマスターが開いた特撮カラオケバー。飲み放題、カラオケ歌い放題で1時間1000円。早い時間なので、マスターと雑談している常連さんしかおらず、奥の辺りを占拠して2時間ほど打ち合わせ。
今回は顔合わせ+ネタ出しというレベルなので、とりあえず、作ってみたいゲーム・ネタを色々口にしてきた。形になるといいねー。
しかし、Amigoさんの問題は、特撮ファンの心を揺さぶるBGMとアイテム。仮面ライダー育ちの人とか、かなり来ます。打ち合わせの途中なのに、BGMに反応してしまうオレたちはきっとダメな人たちだ。
その上で、マスターは一言。
雅叙園でコスプレ大会やったよ。
マジですか……
●新宿バロン館
Amigoでの打ち合わせが終わったのが10時。
軽めに上がったので、西新宿でのぞいてみたかった老舗のショット・バー「バロン館」に入ってみる。創業1966年というから、もう40年以上続いているバーである。マスターに「1時間ぐらいで、カクテル1杯、おすすめのおつまみ一つ」と頼んでカウンターへ。ご主人のカクテル作成の妙技を見ながら、オリジナル・レシピ「忘れな草」(ウォッカ・ベース)を楽しむ。まん前で、バーテンダーの仕事を観察させていただきました。シェイカーもダイナミックだが、それ以外のステアの動きにも本当に無駄がなく、流れるような動きが興味深かった。
思わず追加してしまった「マティーニ」で限界を突破したようなので、帰って寝ることに。
帰ったら、雑誌記事が1ページ分足りないというメールが届いている。ページ不足を感じながら、書いていたので、これはありがたい。
●お買い物
・インスマスからの脱出
ホビージャパンさんが輸入し、翻訳をつけたバージョン。
最大100体のディープ・ワンに追われて、逃げ惑う学生さんというヒドイ、ゲーム(笑)
・Arsenal
シャドウランの武器サプリメント。
PDF版はもっているのであるが、書籍版のほうがしっくり来ます。
サイボーグとか、ダメな防具とか、マナテックとか、マーシャル・アーツとか。
・月の海のるあ
野上武志さんのコミック
・新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画5
スピンアウト作品ですが、色々ほのぼのしていていいですよ。
朱鷺田@朝が辛い
校正と締切が迫ってきた。某所のエッセイの校正はすぐ解決したが、リプレイの校正は軽くは終わらない。
●HPはなぜ減るのか?
気分転換のため、ネット・サーフィンをしていて、「HPはなぜ、減らすのか?」という疑問を呈していた人がいたので、発作的に答えてみる。
その方の前提として、「減算式より、加算式のほうが楽ではないか?」という基本前提がある。「一定ダメージを受けたら、そのキャラクターが死ぬ(あるいは行動不能になる)ことを示すだけなら、計算が楽なダメージ加算式のほうがよいのではないか?」という話である。
実際には、もうちょっと詳しく解説されているので、おそらくある種の思考実験なのでしょうが、実は、HPの起源が生死の間のバッファーであったということがもはやゲーム上、失われているからでしょう。剣で斬られれば死ぬ、というall or nothingではまずいので、HPというバッファーがあるのです。その上で、HPが減算式であるべき理由は、私の意見ではこういう話かな。
PCレベル:明確な分岐点(HP0=死)に向かって、下がっていく数値による危機感の演出が、足し算でいつ死ぬか直観できない状況より「ゲーム演出力が上」である。また、HPを下げる作業は、足す作業より「複雑」であるため、死に向かっていることを実感できる。
あと、「残り」に対する直観的な理解力は、減算型のほうが明らかに優れている。(例:パーティの残りHP合計がもう1桁しかない!)
GMレベル:格の異なる複数NPCを同時運用した場合、加算式より減算式が明確に楽である。例えば、加算式は残りHPを把握できないが、減算式は即死状態が一瞬で把握できる。加算式でHP36とHP41を複数体扱うのはややこしい。減算式なら、HP2500とHP1200とか扱えますよ。
筆者のように、HPをコストにするスキルのある『真・女神転生X』をGMする身としては、これを加算式でやれといわれたら、投げますね~。HPを半分支払うとか、HPが1/4になる攻撃とかある訳ですよ。これ、HP加算式では出来ないのですよね。
一応、D&Dの先輩たちの中には、モンスターに与えたダメージをHP加算式で管理している人はいます。その場合、プレイヤーが管理して、「この一撃で倒れたはずだ!」とか、戦闘リソースを調整するまで行っていますね。
●HP以外の方式
簡単に言えば、HP以外の方式は、能力値書き換えか、状態修正か、描写形式です。HPをマトリックス化していく方式は、FASAのセンチュリオンとかロボット系に多いのですが、基本的に、シートの拡大を示し、格闘級シミュレーション系でしか使えません。能力値書き換え式はHPというバッファーを取ってしまい、戦闘リスクを極端に高めますので、成長型キャンペーンには向きませんし、ゲームを複雑化しがちです。
これをうまく解決して見せたのが「へろへろファンタジー」であるが、カード化という限界が生じている。
もちろん、HP形式でレベルが上がれば、HPが増えるという形式は、現代物、SF物を扱っていく時、リアリティが感じられないという部分がある。そのため、HP以外の生命状態表現形式が追求された。シャドウラン、N◎VAなどサイバーパンク系でHPを排除したものが多いのは、「自分が銃で撃たれれば1発で死ぬ」というリアルと、求める世界観の間を埋めつつ、描写力を高めたものである。
『ソムリエ』を読み直しつつ、作業中。
●復活の地Ⅰ
仕事で本を読み、英語を見て、さらに休息代わりにSFやファンタジーを読むのはどうか、とも思うが……小川一水『復活の地Ⅰ』を読了。惑星統一をやっと果たしたレンカ帝国は、首都直撃の大震災に見舞われ、国家の中枢機能を失ってしまう。植民地総督府の若き官僚であったセイオは、亡き上司の遺志に従い、緊急対策に奔走する……
いわゆる非常時体制を扱った仮想状況シミュレーション小説系のSFであるが、実に、これが面白い。ドタバタ、スタッフが走り回り、全力を尽くすが、部署ごと、系列ごとの差異がさらなるトラブルを引き起こす。群像劇として、それぞれの個性もまた感じ取れる。眉村卓の「司政官」シリーズに通じるものである。
困ったことに、これは、イベントの裏側に少しでも携わったものであると、面白さがぐっと変わってくる。この前のTRPG合宿で、久しぶりにSF大会の話とか聞いたことも何かを喚起したかもしれないなあ、と少し思ってみる。
朱鷺田@時差ぼけ
相変わらず、翻訳チェックをしながら、酒の資料を読む日々です。
……てなことをブログに書いていたら、数年ぶりに昔のゲーム仲間が電話してきまして、いつの間にかヘビーなワイン好きとなっていた彼から、コレクションの一部を飲ませてくれるという話に。いやいや、実にありがたい。ワインの知識は昔、マンガ「ソムリエ」を読破したまま、再度勉強中なので、非常に助かります。
●SR4:サイバーパーツ性ストレス症候群
『オーグメンテーション』は、サイバーウェアやバイオウェアなど人体強化手段が多数掲載されているが、実際は、上級医療技術ルールブックであり、その中にはいくつもの、2070年の疫病や敵対病原菌、ナノテク兵器、バイオ兵器が紹介されている。兵器化されたエボラとか炭素菌とか、生体パーツだけを発火炎上させるナノテク兵器「スルト」とか、勝手にサイバーウェアと外部をアクセスさせてしまう「アクティベイター」とか……
防具には、化学防御アップグレードが欠かせない気分になりますね。
その中でも、特定の非常に強力なサイバーウェアを入れると頻発する痙攣発作症状がある。
ただの失敗作じゃないかというコメントにはノーと言っておこう、一応。
すでに、症状を緩和する薬が開発されており、いつでも対応はできるのであるが……シャドウランナーとしてはそのリスクはなかなか見逃せない。だが、強いウェアもいる。このあたりのアンビバレンツな気分がやはりシャドウランの魅力だなあ。
朱鷺田@時差ボケ中
湯河原から戻って、「コードギアスR2」を見た後、ぶっ倒れていたが、早朝恒例、猫に起こされたので、ついでにネットサーフィン。告知解禁されているものがあるので、日記更新。
●R&R-CON 4月29日
4月29日、秋葉原のR&Rステーションで行われるR&R-CONに『深淵第二版』のGMとして参加します。今回はソードワールド2.0あわせなので、グループSNEから北沢慶さん、藤沢さなえさん、刈谷圭司さんが参加する他、『迷宮キングダム』『D&D』という、ファンタジーRPG大会です。
詳しくは、R&Rステーションのサイトまで。
●R&R43号
間もなく発売のRPG雑誌、R&R43号の情報がサイトで公開されています。
R&R43号情報。
今回、朱鷺田は担当3作に関する記事を執筆。
『深淵第二版』は、ルール解説用の手札使用を解説するリプレイ。ややコミカル・タッチのシナリオで、一人のPCの手札に注目し、カードの動きを追いかけてみました。
『真・女神転生X』は、リプレイ『退魔生徒会帝都天外抄』発売記念ということで、『対決十武神』に登場した十武神のデータを公開。シナリオのBOSSに、依頼人に、サンプルPC代わりにお使いくだされ。
『シャドウラン』は、『オーグメンテーション』解説&『エマージェンス』絡みのシナリオ・フックを。風雲急を告げる2070年のトランス・ヒューマンな『今』を体験して下さい。
朱鷺田@MY酒盃
土日は、Mixiの知人たちのTRPG強化合宿@湯河原にお呼ばれし、久しぶりに「ブルーローズ」のGM。ついでに、ちょっとした電車の旅を楽しんで来た。
●意外に近い湯河原
土曜日朝9時前、ゆるゆると酒とゲームを抱えて家を出立。京王線から登戸経由で小田急に乗り換え、急行で小田原へ向かう。ロマンスカーではない。ただの急行を乗り継ぐので二時間ほどかかる。暇を見て読み直そうと『ドラッケンフェルズ』を鞄に入れてきたが、行きだけで200ページを越えてしまう。二巻目『吸血鬼ジュヌヴィエーヴ』を持ってこなかったことを少々後悔するが、小田原から熱海行きのJR快速に乗り換えると、桜の咲き始めた山とのたりとした海が見えてきて、実に心地よい。
11時半、湯河原着。片道1500円ほど。もう少し早くついたら、湯河原ラドンセンターにでもいこうかと思っていたが、12時に待ち合わせの予定だったので、駅前の土産屋を物色し、土産用の盃を手に入れる。つまみはすでにお土産用のサンプルで堪能した。そのまま、残り時間は駅前の道端に咲き誇る桜を眺めながら、蜂蜜酒を傾ける。
まあ、個人的にはここで十分、満足。
その後、他のメンバーと合流し、蕎麦屋でわさび蕎麦とわさび焼酎をいただいた後、ホテルに入って、TRPG強化合宿という名のゲーム大会開始。
●ブルーローズ:神々の糧、または、シャンバラの秘蜜
今回、私は参加者の希望で久しぶりに、「ブルーローズ」のGMを。Mixi関係なので、予告編とプレ情報をネットで流し、サンプル・キャラから選んでおいてもらう形式で、できる限りホットなスタートを心がける。以下、そのプレ情報の一部を公開。
1)予告編
アイルランド北部クロンマクノイズの僧院で、発見された「クー・フーリンのエリクサー」を巡り、シュープリームとの銃撃戦を行うブルーローズのメンバー。
何とか、エリクサーを回収した一行は、ブルーローズ本部に帰還し、その成分分析を行うが、ある種の蜂蜜とユニークな酵母が発見された。蜂蜜はアケメネス朝ペルシアの不死隊が愛飲していたものと一緒であった。蜂蜜の正体を求め、アフガニスタンへ向かうPCの前に、何が……
2)プレ情報
以下のキーワードに注意。
蜂蜜、酒、シャンバラ、アレクサンダー大王
3)カリフォルニア・ニューテクノロジー研究所所長
ブラッド・P・マロリー博士の談話より
「天使と生物学の関係か……その話は少し長くなるな。
節足動物の地上進出は、4億3千万年前、古生代シルル紀のことだ。
天使と虫に何の関係が?
ああ、そうか、君は『恋人たち』という小説を読んでいないのだね。
まあ、いい。
ところで、ガンダムOOは見たかね?」
------------------
……という訳で、本編はアイルランド湾岸の道路で、シュープリームとのカーチェイスからスタート。敵のハマーに襲い掛かられ、頭を押さえられるも、人狼、感染者、退役軍人が飛び乗って、ハマーを無力化する派手なアクションからスタート。
「クー・フーリンのエリクサー」を無事持ち帰ったPCたちは、そこに含まれる蜂蜜の正体を求めて、アフガニスタン北部の高原地帯に隠れ住む、ある氏族の元を訪れる。彼らはかつて世界征服をしたアレクサンダー大王軍団の子孫であり、エリクサーにもっとも近い蜂蜜を所持していた記録があったのである。
しかし、PCたちがついてみると、なぜかすでに、カリフォルニアの電波集団「セレスティアル・ゲート」からドクター・マロリーと助手たちが「人類進化の秘密調査のため」やってきており、状況は混迷を深める……
超古代昆虫人類説とか、アレクサンダー大王が神になった秘密とか、なぜ人は酒を作るようになったのか?とか、メソポタミアやエジプトの創世神話に関する謎が跳梁跋扈し、古代遺跡を抜けて、PCたちはシャンバラに隠れ住む「昆虫生命体」(ラヴクラフトはこの存在にミ=ゴという名前を与えている)と遭遇する。
PCたちはついに、人類進化の謎に接触、エイリアンたちの帰郷のために、ロシアのウォッカを買占め、アフガンに空輸したり、落下したアダムスキー型UFOを修理してアフガンの空を飛んだりしました。
世界はたぶん、救われました。きっと。
●感想
ひさしぶりの、「ブルーローズ」GMであり、ちょっとルールでジタバタしたが、何とか、人類進化仮説のあたりはセレスティアル・ゲート風でまとめられ、プレイヤーの呆れるような笑いが取れたのでよかったかな。
●ランビックの奇跡
終わったのが夜中前後だったので、そのまま、飲み会に。ホテルに泊り込みの強化合宿ならではのものである。仕事の関係で色々な酒に挑戦しているのであるが、今回も、いくつか持ち込み、また、皆で持ち寄ったものを味見させていただいた。
今回、もっとも印象的だったのは、ランビックである。具体的なブランドをメモし忘れてしまったが、ランビックは、ベルギービールの原型に近いという酒だと聞いて、購入。開栓した第一印象は「すっぱくなったワインが発泡している」感じで、雑味と酸味のアンバランス感がどうもダメだった。ところが、酒の師匠の一人、Bさんがカクテル素材として、リキュールとあわせると、これがすきっとした飲み物に変わってしまった。これは凄い。酒の可能性を感じさせてもらった。
●人狼
そのまま、『人狼』をやろうというので、コーディネーターを引き受ける。初めての人も多かったが、気づくと5回も回していた。「人狼」は面白さが分かると「化けるプレイヤー」が続出、2~3回目が実に面白いのである。初めてプレイした女性が非常にクレバーな人狼となって殺戮の嵐を巻き起こしたり、人狼がそ知らぬ顔をして村の議論を誘導したり、人狼の勝利が続いたので、村人が勝つまでやるということになってしまったのである。
疲れたけれど、面白いよ。
●小田原の桜は満開
3時間ほど横になった後、朝風呂を浴びて、徹夜組と酒を飲んでから、チェックアウト。
車で小田原まで移動し、小田原城によって軽く花見をしていく。おでんサミットとか、骨董市とかに混じって、小田原名物の干物をその場で焼いてくれる屋台があったので、満開の桜と焼きたての干物を肴に、焼酎を飲む。まいうー。
さらに、カラオケと「戦場の絆」(ヒマラヤ)という若人たちと別れ、一人電車で帰路につく。ほぼ小田急線全線を乗り切る気分で帰宅。
●6月はレイトショウ
豊橋で6月後半に行われる「レイトショウ」のオンリーコンのお誘いをいただく。
ご存知の方も多いとは思うが、レイトショウとは弊社(スザク・ゲームズ)が創設第二弾として、刊行した翻訳RPG「It Came from the Late Late Late show 深夜三流俗悪映画の襲来」(別名レレレ)のことで、アメリカのステラー・ゲームズが開発したB級映画RPGである。多くのファンに愛され、今でもプレイしてくださっているのである。実にありがたい。
詳しい情報が確定し次第、またここで告知する予定です。
●コードギアス R2
何とか帰ってきて、後始末していると5時になったので、「コードギアス R2」を見る。日5というまた微妙な時間は凄く困るなあと思いつつも、深夜帯のシーズン1と同様のハードで充実したスタートが興味深い。あれから1年後、という展開をうまく組み込み、なおかつ、多くの謎を組み込んで盛り上がりそうだ。
今後も楽しみである。
追記:綴り微修正
朱鷺田@時差ボケ
昨日は、あちこち雑用をこなしつつ、電話したり、翻訳をしたり、ネット検索したり……ああ、端から見ると仕事しているよーに見えませんがな。ORZ
明日の合宿に備えて、色々発掘したり、買出しにいったりせねば。
あと、クトゥルフ・オンリー・コンのGM紹介が更新されております。私は予定通り「幕末クトゥルフ」で、池田屋事件の予定。正気度が下がりすぎたら、「士道不覚悟で切腹!」
●プチ飲み会
夕方から朝松健先生のプチ飲み会へ参加。
新作「真田昌幸 家康狩り」は5月発売とのこと。おめでとうございます。
新作プロットのお話しや業界のあれこれの話しなど聞かせていただき、非常に楽しい夜でした。朝松先生とは、歴史の興味でも通じるところが多いので、聞いていて、色々触発されるものがあります。そのネタは、あー、今、オレの書きかけているアレとなぜかクロスオーバーします。日本酒の醸造技術は室町時代に大きく進化しますが、いわゆる火入れ技法の誕生は平安期とか。そして、鉄と蛇と酒はなぜかクロスするのです。
そして、はっと気づくと某社編集さんにセレスティアル・ゲートの説明をしているオレ。あれ~。
場所は池袋の「座和民」から「村さ来」という分かりやすいコースでしたが、最近、「村さ来」でもワニとかダチョウとかが普通に食べられるのですね。ダチョウの刺身は馬刺しそのまま、ワニの鉄板焼きは普通にうまい。食産業の活性化おそるべし。
●ガンダム人物列伝
飲み会参加者からのいただきもの。ありがたい。こういう文庫系はいずれ企画したいと思っておりましたので、参考にさせていただきます。
●BLEACH 33
一護VSノイトラ編、派手で怪しい展開に。
そして、雑誌本編は、過去編に。分かってはいたが、こいつらが死神の幹部だったとか言われると、色々怪しい世界だ。
●幕末古写真ジェネレーター
MIXI経由。また、おかしなものを。
何でも幕末の古写真風にしてしまうという謎のジェネレーター。→ここ
とりあえず、うちの新刊カバーを古写真風にしてみました。これで幕末に刊行された『真・女神転生X』リプレイに! 世界最古のTRPGリプレイか???
朱鷺田@もはや食事さえも仕事か?
●パンと酒
昼飯代わりに、少し硬くなったフランスパンをかじりながら、酒を飲む。というか、パンをかじる→口に含んだまま、酒を一口あおる→パンが酒で柔らかくなったところで咀嚼し、味わう。
蜂蜜酒、ワインはさすがに相性がよい。特に、蜂蜜酒がうまい。あー、シアワセ。
ワインというのは、基本的に「食事補助用の飲料」として発達してきた。主目的は、シャーマニズム的な要素のある酩酊酒ではなく、「食事補助および栄養補給」である。ゆえに、食事とのマッチングが重視される。いわゆるマリアージュである。
●酒の背景:穀物食文化の進化
メモ。
穀物の食べ方は調理方法とともに進化する。これは、酒の進化にも大きく影響を与えた。
1)炒る
穀物を直接、炒って食べやすくする。炒り米とか。他の野菜だったら、たいてい、これでいけるのにねー。
2)煮る
水を大量に加えて煮る。いわゆるスープの具としての発達がある。
3)粥
水で煮た上で、限界点を見極めつつ、粥として喰らう。薄粥と堅粥がある。欧米のスープのうち、濃いクリーム状のものは、薄粥と考えてもいいだろう。
4)炊飯
粥ではなく、蒸すと煮るの中間で、穀物粒の形を残したまま、炊き上げる。飯は米以外でも炊飯したものを指す。米はもっとも炊飯に向いた作物であろう。
5)餅
炊飯した飯を突き、さらに固めて、携帯可能な固体にする。後に焼いたり、茹でたりして食べる。
ついた直後は柔らかく、粥とはまた違う意味で食べやすい。
6)麺
粉にしたものを練って、麺(あらゆる形状のパスタを含む)とし、茹でた後、様々な汁、ソースに合わせて喰らう。湯麺、パスタ、マカロニなどを含む。
7)饅頭
粉にしたものをパンとした上、他の具材を詰めて蒸す。
肉まんとか。
問題点1:餃子は麺から饅頭への過渡期にあるのか、ここで分岐したのか?
問題点2:粥から発酵した酒粥の存在に注意。
炊飯から誕生する日本酒にも注意。
先週、行った蓮根のホラー雑貨&バー、Breadlineに早速、再チャレンジ。
「まあ、落ち着いてビールから」と言って出てくるのが、SATAN、Duvulにカンナビス(大麻)のビール。初手からこれですかい? 続いて、カクテルは、「ショゴス」に『ネクロノミコン』。ホラー好きのマスターの面目躍如たるところ。ショゴスはなかなか後から来る味、『ネクロノミコン』(下段写真)はマスターのオリジナル。
続いて、フランスの修道院発のリキュール「ラファエル」に、御神酒(おみきと読むが、50度のラム)、なぜか薩摩人が八丈島に流されて作った「斬首(くび)洗い焼酎「丹宗」」。
その他、名状しがたき酒をいただいてきました。
おいしゅうございました。
朱鷺田@反動制御中
えー、色々調整中。『深淵』のシナリオ・ネタを考えつつ、原稿チェック中。
●SR4:インフェクターの夜
『オーグメンテーション』チェック作業中。ナノテクに一区切りがついて、少し気が楽になるが、まだまだ大変だ。
2070年の第六世界は、ナノテク無しには語れない。産業のあらゆる部分にナノテクが入り込み、ナノテク無しでは産業そのものが成り立たないレベルにまで至っている。サイバーウェアやバイオウェアには、多くのナノテクを取り込んでいる。
ナノウェアと呼ばれる注入型のナナイト(ナノマシン)・コロニーは、エッセンス・ロス無しに人体を強化できる最新技術であるが、その代わり、ナノハイブというサイバーウェアをいれないと素早く劣化していってしまう。
さて、今日、注目するのはナノテク兵器「インフェクター」。カルセランド・タイプのナナイトが、他のナナイトを包含した状態にあり、これを装備した場合、体液交換とか、接触とかで他者に接触感染させる。体液交換型は特に悟られにくいので、キスやセックスによって、暗殺対象の体内に感染させるという。
特定のナナイト対策を講じた暗殺者ならば、重要な暗殺の手段として、これを常用できる。
あの女を抱いた男は、奇怪な死を遂げるのだ。
●ランドウォーカーの今
1~2年前にもご紹介しました「ランドウォーカー」を覚えていらっしゃいますでしょうか? 群馬県の機械メーカーが作成した二足歩行型ロボットで、バトルテック好きにはたまらない代物です。
ネットで情報検索をしていたら、なぜか引っかかり、懐かしい思いでサイトを見ていたら、その後、イベント出展の風景、取材や見学に来た人々の写真がサイトにUPされています。新聞社、TV局、雑誌、ゲーム会社に混じって、近所の保育園が見学に来ています。そして、近所の人々。
あー、どの大隊だ、それとも恵比寿のアレか?
PS:今夜はもー一度、蓮根にチャレンジする予定。
朱鷺田@ナノテクと酒の合間で
4月1日である。
エイプリル・フール「万愚節」といい、嘘をついていい日である。 Wikipediaのエイプリル・フールの項目によると、フランス語では「ポワソン・ダヴリル(4月の魚)」といい、魚(Fish)は「間抜け」の意味である。欧州の新年は昔、4月1日だったが、1月1日に変わったため、4月1日を「嘘の新年」として祝ったという説もある。
スリランカの軌道エレベーター・ネタとか、全世界で夢のあるジョークが準備されているようですが、私は、仕掛けネタは今回、用意できなかったので、普通に日記を書きましょう。うんうん。
しかし、告知関係は何を書いても、嘘にしか読めませんなあ(笑)
●ゲーム世界のエイプリル・フール
折角ですので、私の担当ゲームでのエイプリル・フール。
『深淵』
残念ですが、異世界なので、エイプリル・フールそのものはございません。
しかし、どこかの魔族結社が「嘘しか言えない呪い」を仕掛けてしまい……とか、嘘の祭りにPCたちが巻き込まれ、嘘の中の真実を探すという物語が美しいのではありませんかな?
『真・女神転生X』
ペルソナ3FESのアイギス編は、4月1日が来ません……という話でしたね。「時間が空回りする音」は聞こえませんでしたか?
もちろん、エイプリル・フールの日は悪魔たちの暗躍しやすい日付でございます。
『シャドウラン』
エイプリル・フールは、商業的なイベントでもあります。世界を支配する十大企業もまた「ジョークCM」や「ジョーク・イベント」をうまく仕掛けないと存在感をアピールできない訳ですが、ネタが被るとよろしくありません。そこで、エイプリル・フールの宣伝プラン情報を巡って激しい情報戦争が展開します。
さらに、エイプリル・フールの習慣を持たない地域から、エイプリル・フールを狙ったテロが行われ……
なお、霊視されるとジョークがバレやすいので、ペルソナ・ソフトでジョークを隠蔽しようとしたり、オーラを誤魔化そうとしたり……
>>ジョークのネタに困った方は、データソフト『誰でも使えるジョーク集』はいかがでしょうか? 全世界25カ国語(レーティング6)まで対応。ジョーク習得のためのチューター・ソフト『ミスター・ビルビルビーンのジョーク・トレーニング7日間』も発売中。
>>これでダメな場合は、人格固定ソフト『ペルソナ・フィックス』でギャグ・キャラになるとか、4月1日は24時間、エステのヒーリング・ヴァットで寝ているとか?
『クトゥルフ神話TRPG』
実は、4月1日は超古代の祝祭であり、深海に封じられたルルイエの封印がゆるむ日であった。狂気の連鎖が世界を覆い始めるこの日のことはすべて、「嘘」にしてしまうべきだというのが、バチカンの判断だった。
そして、敏感な人々は「嘘の覚醒」に導かれ、この世の理を越えてしまう。
『比叡山炎上』
南蛮より伝わった万愚節の物語に深い嫌悪を抱く織田信長だったが、嘘の可能性に興味を引かれ、秀吉と光秀に、嘘比べを命じる。法螺の得意な秀吉、詭弁の得意な光秀。いずれが勝つのか?
PCたちは、嘘比べのネタを探すべく、稀代の嘘の達人を山中に探し求める。
『ブルーローズ』
エイプリル・フールの発生には、実は、魔術的な意味合いがあり、4月1日にのみ太陽系のアストラル・ネットワーク、アヌ・アガスに生じるバグを反映したオーパーツが起動していたのである。全地球的なエイプリル・フール現象を追い、オーパーツの世界一周リレーが始まる。
『レレレ』
A;もはや倒産寸前の映画制作メーカーに、「4月1日スペシャル24時間CM、生放送!」という美味しい仕事が振ってくる。「24」と「北の国から」と「浅田次郎」と「ジブリ」を混ぜたような「素敵ストーリー」を(3分間寸劇CM×12回)で、放映せよというのだ。
B:『エイプリル・フールの惨劇、携帯電話で繋がる呪いの連鎖』を撮影せよ。ジョーク・メールの連鎖から始まる恐怖の惨劇。メールの連鎖を切らしてしまったら、春一番女に殺されてしまう!
●日本上空いらっしゃいませ2
読了。漂泊する世界の謎が明らかにされ……。
相変わらず、優しい視線とコミカルなドタバタ感がいいですねえ。
●酒づくりの民族誌
図書館から借りてきた資料。
現代も生きる口噛み酒や、バナナ・ビールなど多彩な酒の民族資料が載っている。Amazonで検索したところ、増補版が出たらしい。
●『真・女神転生X』退魔生徒会天外抄
Amazonでやっとカバーが表示されるようになったので、左右のサイドバーを更新。