パンと酒
朱鷺田@もはや食事さえも仕事か?
●パンと酒
昼飯代わりに、少し硬くなったフランスパンをかじりながら、酒を飲む。というか、パンをかじる→口に含んだまま、酒を一口あおる→パンが酒で柔らかくなったところで咀嚼し、味わう。
蜂蜜酒、ワインはさすがに相性がよい。特に、蜂蜜酒がうまい。あー、シアワセ。
ワインというのは、基本的に「食事補助用の飲料」として発達してきた。主目的は、シャーマニズム的な要素のある酩酊酒ではなく、「食事補助および栄養補給」である。ゆえに、食事とのマッチングが重視される。いわゆるマリアージュである。
●酒の背景:穀物食文化の進化
メモ。
穀物の食べ方は調理方法とともに進化する。これは、酒の進化にも大きく影響を与えた。
1)炒る
穀物を直接、炒って食べやすくする。炒り米とか。他の野菜だったら、たいてい、これでいけるのにねー。
2)煮る
水を大量に加えて煮る。いわゆるスープの具としての発達がある。
3)粥
水で煮た上で、限界点を見極めつつ、粥として喰らう。薄粥と堅粥がある。欧米のスープのうち、濃いクリーム状のものは、薄粥と考えてもいいだろう。
4)炊飯
粥ではなく、蒸すと煮るの中間で、穀物粒の形を残したまま、炊き上げる。飯は米以外でも炊飯したものを指す。米はもっとも炊飯に向いた作物であろう。
5)餅
炊飯した飯を突き、さらに固めて、携帯可能な固体にする。後に焼いたり、茹でたりして食べる。
ついた直後は柔らかく、粥とはまた違う意味で食べやすい。
6)麺
粉にしたものを練って、麺(あらゆる形状のパスタを含む)とし、茹でた後、様々な汁、ソースに合わせて喰らう。湯麺、パスタ、マカロニなどを含む。
7)饅頭
粉にしたものをパンとした上、他の具材を詰めて蒸す。
肉まんとか。
問題点1:餃子は麺から饅頭への過渡期にあるのか、ここで分岐したのか?
問題点2:粥から発酵した酒粥の存在に注意。
炊飯から誕生する日本酒にも注意。