深淵Q&A 20080510
「深淵第二版」に関して、寄せられたご質問、ご意見への回答の一部です。細かい正誤訂正のご指摘もいただいておりますが、今回は対応できませんでした。すいません。
なお、一部のルールや世界設定については、物語の再現性を重視するために、ルール的に規定していません。GMが使用するシナリオ、魔族、状況などに応じて調整して下さい。
■魔法(攻撃型呪文および類似した魔力)の射程と視界
攻撃型呪文および類似した魔力の効果、射程と視界について補足します。ルール上、攻撃型呪文の射程は細かく規定されていません。およそのガイドラインは以下の通り。
1)視界の範囲であれば、攻撃型呪文を使って攻撃できる。
視界の影響を受けるが、夢歩き、魔法感知などで相手の行動を把握していれば、魔法をかけることができる。
2)射程は視界内とするが、GMの判断で、遠くなれば、当たりにくくなるとしてよい。GMやプレイヤーが正確な射程を知りたいと考えるならば、術者の「知力+該当する星座の魔力」(m)までを近距離、2倍までを中距離、3倍までを遠距離とするとよい。魔族の場合、召喚値(m)を射程とする。
3)効果範囲が必要な場合、半径で魔力(m)、あるいは、影響値(m)とする。
【Q&A】
Q:「【29】悪意の噂」の内容を、運命カードで決めるというのは抽象的なのですが、具体的にどうするのでしょうか?
A:運命の連鎖のように、新たな運命を引いて、「その運命の持ち主であることを、悪意で解釈した形の噂」が流れています。それは噂の真偽に関わらず、そのキャラクターにとって、不利に働きます。
Q:「【87】おさえきれない感情」(P276左段)で、怒りの対象となる台詞は、あくまで本人を対象とした言葉に限定されるのでしょうか? 第三者への台詞も(発言者への)怒りの発生条件となりますか?
A:なります。
Q:雷の大公メア・ゴーン(p229左段)の魔剣「雷鳴の大剣」の効果(効果値8)は一時的だそうですが、どれくらいの期間保つのですか?
A:ひとつの物語の間(または1シナリオ)
Q:「【19】炎の大公ヴァニール(p187左段)」の攻撃1、炎の吐息に「投射型」というものがありますが、どういう風な型なのでしょうか? 距離や範囲はどうやって決定するのですか。
A:攻撃型呪文だと思って下さい。
Q:「生贄に捧げる」とはいかなることでしょうか?
A:召喚の一部として、ある生物を供犠とすることです。
供犠の手法は、呼び出し、助力を請う相手(魔族、火龍その他)によってまちまちです。生きたまま、受け取り、彼らが自分たちの流儀で殺す、食う、仕えさせるなどしますが、一部では、術者が儀式的に生贄を殺すことで「召喚の作業値を下げる」場合もあります。
Q:魔族に生け贄に捧げられた者は本人の意思でなくても葦原の国に行くことはできないのでしょうか?
A:行けません。なぜならば、「生贄に捧げられる」ということは、その魔族が先に魂(場合によっては、肉体も)を手に入れてしまうからです。
Q:「【34】死の約定」(p254右段)を結んだ者が死んだ後、魔族諸侯に仕えるとは、具体的にどうなるのでしょうか?
A:魔族によります。死後、死霊のまま仕えさせる場合もあれば、死後、あるいは、死に瀕した際に妖魔化する場合もあります。その者の命運が尽きた時、魔族が生きたまま、その者を食らい尽くしてしまった例もあります。