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May 14, 2008

混成酒の日

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●今日の酒「サングリア・ポルティコ

 赤ワインに、オレンジやレモンの風味を加えた家庭向けの甘いお酒。7度。フランスパンにアンチョビを載せてトーストしたものを一緒にいただくと実に美味である。
 近所の輸入食品店チャーン「カルディ・コーヒーファーム」で買ってきた。ワイン、チーズ、パスタなどのスタンダードな洋風から、エスニック系のものまで輸入食材が充実しており、揃っているのがよい。

 昨日のアナログ・ゲームがややハードだったので、今日は、ややオフ気味な行動で進行。
 まず、遅めに起きて、シャドウラン記事の直しをしてメール。「アーセナル」のヴィークルとかドローンの話。続いて、「永遠の冬」を書いてアップロード。九州の赤酒メーカー、瑞鷹さんから貴重な資料をいただいたので、日本酒の神話に加筆し、経過報告メールを書く。何事も「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」

●混成酒の日

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 さきほどのサングリア・ポルティコもそうだが、醸造したり、蒸留したりした酒にさらに何かを混入するというのは、お酒業界ではよくあることである。日本の梅酒や玉子酒だって混成酒だし、カクテル、チューハイ(焼酎ハイボールの略)、ホッピーなども混成酒である。ワインにわざわざブランデーやコニャックを混ぜる酒精強化ワインというものもある。ポルトワインは、そうした酒精強化ワインを、船底に積み、世界一周させたら、えもいわれぬ熟成を果たしたというものである。

 実は、私も似たようなものを作っている。
 酒を混ぜて、運ぶことで熟成を果たすのである。
 ボトルは「いいちこ」ですが、中身は宝焼酎の25度。これに、島トウガラシ(沖縄のトウガラシ)を一本投入、さらに、酒の量の1/10ほどの蜂蜜を投入する。アロマ代わりにハーブ・リキュールを少し垂らす。この段階では、上の写真の通り、中身が分離している。いわゆるフロートな状態。
 
 口をしっかりしめた上、ビニールでくるむ。
 これを鞄に入れてお散歩。
 家から駅前まで、丘二つ越えて約1キロ、隣駅まで行って整体に行き、さらに図書館で資料漁りをした後、帰宅してみると、下の写真のような黄金色の液体に。

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 辛さと甘さが渾然一体となった謎のお酒完成。
 カクテルを作っているようなものである。
 先日、知人に飲ませたところ、「島トウガラシが余計」との意見をもらったが、まあ、この辛味があるから酒として飲めるし、軍用食としての酒の効用があり、元気になるかな。以前、「いいちこ」に普通の赤トウガラシを入れたものを作ったら、26周年のTRPG文華祭で某先生に飲み干されてしまった。
 あきらかに、エネルギー補給用なので、よい子は真似しないように。

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