D&Dだからロールプレイするんだよ
最近、酒とゲームがなぜか切り離せない朱鷺田です。
今週末には、「カリオン映画祭」(レイトショウ・オンリーコン)で、豊橋方面へ伺います。こちらの募集はMixiです。
●今日の酒:響30年
日曜日は知人のサークルで「邪悪寺院、再び」の3回目。D&Dをかっちりキャンペーンでプレイするというのは、やはり価値ある体験でありまする。
……とはいえ、今日の目玉はコレ。
国産ウィスキーの雄、サントリーが渾身で作り上げたブレンド・ウィスキー。山崎、白州の二大醸造所から集めた酒齢30年以上のモルトをすべて手作業でブレンドした円熟の一品。
参加者の一人が、頑張った自分への誕生日プレゼントとして、自分と同じ年の酒を購入したそのおすそ分けをいただきました。
栓を開けただけで漂う芳醇な香りは、それだけで別の酒が飲める。
口に含めば、濃密でありながら、純粋な味わい。アイス、チーズ、ジャーキーなどを合わせて見るも、つまみに一切負けない存在感を主張する。オン・ザ・ロックか、5:5の水割りがベストであろう。
●D&Dだからロールプレイするんだよ
ある意味、飲みながらTRPGを遊ぶという、ストイックな方にはちょっとお薦めできない方法ですが、それが出来るので、酒とゲームの両方を同時に経験値UPとか、ドサクサ紛れな説明をしながら、今回も目標のダンジョン「邪悪寺院」へ……行けませんでした(ORZ)
私のキャラは例によって、バルバルなハーフオーク・バーバリアン。前回の遭遇で、『ジョジョの奇妙な冒険』に出てきそうな石仮面を拾ったので、これを着用し、『ばるばる、うりゅりゅー』とか叫びながら、バトルアックスを振り回して、敵にダメージを与えたり、与えられたりする係。
前回、ダンジョンの入り口を掃討したパーティは、一端、ベースタウンに戻って、準備と情報収集に取り掛かる。なぜか、街中の色恋沙汰に巻き込まれて、街最大の情報源になるはずのNPCが失恋の末、へべれけの酔っ払いに。
困った。
えー、私のPCはハーフオークのバーバリアンで、知力と魅力の修正がマイナス1、「交渉技能って何? それオイシイ?」という状態ですから、データ上、対応できません。
しかし、その時、ずいぶん若い頃、故・大貫昌幸さんから聞いたD&Dの話を思い出しました。
「D&Dだから、ロールプレイするんだよ」
大貫さんは、新和版D&D(いわゆる赤箱から始まるシリーズ)の監修をする傍ら、WARPSなど、先進的なロールプレイ指向を持つ作品をデザインされておられました。
私がお会いした頃は、D&Dが主流でありつつも、HJやツクダのRPGに続いて、T&Tが台頭し、SWへのブレイクが始まる前夜でした。D&Dのマスターたちが集まる例会で、マスター技術を交換する話の中、D&Dでいかにロールプレイするかがよく話題に上がっておりました。
近年ですと、D&Dはコアな「戦闘ゲーム」と見られておりますが、実のところ、D&Dには、アライメントやクラス、種族の個性など、ロールプレイの要素は沢山あります。
……という訳で、ハーフオーク・バーバリアンに出来る数少ない慰め方をロールプレイ。石仮面をつけ、酒樽と食い物を抱えて、NPCの家の扉を蹴破った後、酒樽をどんと置いて……
「飲め、食え」
プレイヤーがすでに酒を飲んでいたから、ではありません(たぶん)。
その後、他のPCの手助けがあり、何とかNPCは復活。彼女もゲットして、ラブラブに。
問題は、ラブラブすぎて、情報源になるタイミングが減ったことでしょうか?
残り時間で邪悪寺院に向かったら、ランダム・エンカウンターでひどい敵が2回も出て、全滅しかけたので、街へ戻る。レベルアップした上に、銀貨13000枚とか、途方にくれそうな財宝が出て、D&Dの奥深さを確認した一日でした。
●今日の酒その2:BOCKビール 6兄弟
パラディンとともに、ボック・ビールが6種類。
独特のイーストで、濃厚な味わいのビールを造ったというもので、色々な味わいがあるので、あわせて6種類を、「響」を買ったプレイヤーへの誕生日祝いということで。
なぜか、ビールを氷結させて、濃厚にしたアイス・ボック、特殊発酵と長期熟成によって、17.5度というワイン、日本酒並みの高いアルコール度数を誇るトリプル・ボックまで。
みんなで開けて飲んだら、エンカウンターで死にそうに。
トリプル・ボックはついに開かず。
●今日の酒3:百歳酒とサンザシ酒
以下、私の持ち込み酒。
以前、新大久保で買った韓国のお酒。
もち米で醸した酒に、高麗人参など10種類の薬草を漬け込んだ「色々体によさそうな薬草酒」。やや黄色い透明なお酒。冷やすと飲みやすいが、やはり、高麗人参の粉っぽい味が好き嫌いの分かれ目か。
これが「うまい!」ときは、多分、体が何かを欲しているかもしれない。
これも新大久保で買った中国製のサンザシの酒。
淡い紫色の甘い酒。
サンザシの大人しくもこっそり支配的な香りがよい。
オンザロックにするととても飲みやすい。
国内でも何社かが出している。
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以下、日記。
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●『真・女神転生X』邪神の軍団
土曜日は、我が家で『真・女神転生X』のテストプレイ。
開発中のサプリメントのチェックのため、高レベルPCをガリガリ作って、セフィロトの魔界を掃討しにいく。ジャージー・デビルの大群があっという間に吹き飛んだり、邪神セトの率いる巨大トカゲ軍団を切り開いて邪神の復活をとどめたり、派手な戦闘を。
●みゆぞう♂襲来
金曜日は学校。小学生以下の雑誌を検討するという授業の回であるが、みゆぞう♂先生が襲来。ライター仕事の苦労した点とか、話してくれた。
ついでに、生徒のコラムの添削までさせてしまう。
おつかれさまでした。
ジャックポットは、しゃれた店内で、創作料理のバリエーションが多く、おいしくて、サービスもいい上に、6時半までに入ると、飲み放題1000円と安い。おかげで最近はかなり混んでいるが、少人数なら、するりと入れてくれることもあり、ちょっとお薦め。
香港食堂は、ランチでよく使う中華料理屋さん。粥がうまいのが流石である。
●消えた少年
東直己の「ススキノ探偵」シリーズ第三作。
「俺」は、偶然、出会った中学生、中島翔一の失踪事件(とその友人の猟奇殺人事件)を解決するべく、ススキノを走り回る。
●酒仙
南條竹則の酒ファンタジー。
千年に一度、酒霊が浄化される時、酒の救世主に選ばれた主人公が、古今東西の酒を飲んで飲みまくる。
聖杯は、世界の上位意識が酒によって浄化されるためにあったのだ!