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June 30, 2008

戦姫の帰還@関東深淵CON

朱鷺田@色々な意味でラグナロク

 昨日は、関東深淵CONで、埼玉県熊谷市に行ってきました。今週末の日曜日は東京深淵CON。再来週の土曜日はクトゥルフ.CON、以降、京都、小金井とJGCまでイベント行脚の予定です、ハイ。

●戦姫の帰還@関東深淵CON

 ……という訳で、日曜日朝、やってきました熊谷市籠原。
 30名もの参加者で、関東全域からプレイヤーが集まり、6卓が成立しました。

 朱鷺田の卓は北関東のプレイヤーばかり5名。だいたい2~4回と、適度に「深淵」に触れたことのある皆さんが揃いましたので、色々はっちゃける感じで、渦型のセッションを。
 選択されたテンプレートは、漂泊の戦姫、魔道師候補生、騎士、踊り娘、白馬を連れた少女。
 0から運命の幻視でセッションへと構築します。

漂泊の戦姫エヴァンジェリン・アザリア・ローゼンベルグ
 幼い頃、「銀光の誓い」なる奇怪な雷神系教団に国を滅ぼされた貴族の姫君。「深淵の魔族」を信仰するチラの十二獣宮の聖剣「深淵の曲刀」(運命:魔剣)を入手し、深淵を切り開き、妖魔の群れを招き寄せることができる。この剣を得たことで、国を取り戻す戦いを始める。聖剣には不吉な影が宿っている。
 宿敵ゲルハルトは、変身の首飾りを持ち、巨大な狼に変身できる。

騎士エルフレード・フォン・ハイデルベルグ
 「大いなる予言」と「記憶不全」を抱える騎士。エヴァに忠誠を誓い、そのサポート役を務める。なにやら、その出生には秘密があるらしい。

魔道師候補生ライナス・ブンカール
 チラの十二獣宮の守護者として生まれた青年。才能を認められ、魔道師学院に学ぶが、彼自身、自分の過去に関わる疑念を払拭できないでいる。

踊り娘ヴェーチェル
 「銀光の誓い」教団に育てられ、自己犠牲を強いられる踊り娘。戦姫エヴァを罠に引き込むため、エヴァの下へ送り込まれる。

白馬を連れた娘ティア
 白馬ヴォードを家族のようにして育った牧場の娘。ヴォードとともにいる時は、死者の声を聞くことが出来る。チラの十二獣宮に復讐を誓う恋人レイフのため、エヴァの小間使いとして接近するが……。

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 ヴェーチェルからの「ローゼンベルグ領に神の子が降臨する」という情報を受け、復讐の好機と決断した魔剣の戦姫エヴァンジェリンは、山道から故国へ潜入しようとするが、「銀光の誓い」の眷属とおぼしき稲妻の猟犬が天空を駆け始めたため、ヴェーチェルの案内で洞窟へと。

 その洞窟は、ローゼンベルグ家代々の霊廟であり、その奥には「蒼き死の公女」の右目が封じられていたのであった。魔族とシンクロした戦姫エヴァの魔剣は、より強力なものとなり、「死の公女」を解放する鍵へと成長する。同時に、エルフレードは己もまたローゼンベルグとともに、封印を守護すべき家系であることを思い出す。ライナスは己の出生の秘密(不義の子)に気づき、腹違いの姉であるエヴァを守る決意をする。
 一方、ティアは、恋人レイフの考えに色々な不安を抱き始める。やがて、戦姫にスパイと見破られたヴェーチェルが、「教団は、魔族と共感した姫君を教団の若手幹部・レイフと結婚させるつもりだ」という証言が登場するに至り、レイフの心変わりを知る。

 そして……

 姫君を迎えるため、姿を現したレイフは、優しい言葉を紡ぎながらも、もはや姫君を得て、ローゼンベルグの新たな支配者になろうとする野心を隠そうともしない。利用されることをよしとしないエヴァ、利用されたことに怒るティアは、力をあわせて、魔剣を抜き、レイフと対峙する。
 変身の首飾りを外され、雷鳴の猟犬という真の姿を現したレイフは、一行に襲い掛かる。稲妻を放ち、あるいは、心を縛ろうとする魔力を放つも、騎士の突撃を受け、さらに、怒りに燃えた戦姫の魔剣に切り裂かれ、レイフは倒れた。

 幹部であり、魔族の眷属であったレイフを倒された「銀光の誓い」は、戦姫エヴァを「神の子」として迎え、国民として臣従することを誓った。エヴァは戦いの狂気に捕らわれながらも、国を守る戦いの先頭に立つのであった。それをサポートするのは、騎士エルフレードと魔道師候補生ライナスであった。
 ヴェーチェルとティアは、国を去ることに決めた。ヴェーチェルは教団から逃れた自由と戦姫の武勲を語りつぐことにした。傷心のティアは安らげる場所を求めていたが、まだ彼女には死者たちの声が聞こえていた。

 -終-

 まったく初めてのメンバーで非常に新鮮なセッションでした。
 おつかれさまでした。

●深淵:質問その他

 イベントの前後で、いくつか「深淵第二版」のご質問をいただきました。以前からいただいているご質問もたまっており、まことにすいません。
 いくつかの質問は、回答することで誤解を招くといけないので、回答いたしません。設定の細かい違いや、ゲーム運用の細かいティップスは、各GMで適宜、セッションにあわせて対応して下さい。
 「深淵」というシステムは、「美しい物語(セッション)を参加者全員で作り上げる」ためにあります。

●京都の蜂蜜専門店ミール・ミィさん、新宿高島屋に出展

 蜂蜜酒の件でお世話になった京都の蜂蜜専門店ミール・ミィさんが、7月2~8日まで、新宿高島屋地下催事場に出展されるとのこと。世界の蜂蜜や蜂蜜製品を並べる他、蜂蜜酒もあるそうですので、黄金の蜂蜜酒を入手されたい方はどうぞ。

 以下、メーリング・リストより

━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
03: 新登場:蜂蜜酒「ミード」のご紹介
━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 それは、やっぱりスカイリバー社の『ミード』各3,150円
         ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 初上陸の「スウィート」を引連れて、3年ぶりの登場です。
 アメリカ西海岸のカナダとの国境に近いワシントン州のサルタンという処でロッキーからの清らかな水とリンゴやメロンの花の蜂蜜とで醸造された蜂蜜酒です。スッキリした味わいは女性大好評です。夕刻お食事前にお立ち寄りいただき、テイストしてみて下さい。絶対に美味いッス!
 
 
 その他、わざわざミール・ミィのために製作して下さったバーソロミューミード(西豪州)のハーフサイズ(1,890円)やビンテージミードもご用意しております。「一度飲んでみたかったの」という方。この機会をお見逃しなく。独自輸入ですから、一般の酒屋さんでは買えないアイテムばかりです(^^)
 

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June 28, 2008

インディ・ジョーンズの帰還

朱鷺田@ゲームと酒の日々

 明日は関東深淵CONで籠原へ行く予定。
 8時過ぎ新宿か。

●インディ・ジョーンズの帰還

 木曜日、学校の後、「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」を見てきた。
 第一作から見ているものにとっては、非常に懐かしく、また面白かった。最初から最後まで「インディ」だった、というのがまさに適切な感想であろう。まあ、色々な意味で「ブルーローズ」だったので、インディは我らの師匠だったのだと再確認しました。

●SR:カタリスト、SRやバトルテックの小説ラインを復活!

 カタリストのシャドウラン公式サイト(英文)にて、カタリストがこの秋から、バトルテックとシャドウランの小説ラインを復活させ、マイケル・A・スタックポールらが参加するとのこと。まずはバトルテックで、来年初めに「シャドウラン」の小説が出るとのこと。
 期待、期待。

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●フィーヴァードリームの「秘薬」

 酒の神話・取材中。
 レアな酒のネタを募集したところ、『フィーヴァードリーム』のジョシュアの酒はいかがですか? というコメントをいただいた。ワインとブランデー、リキュールを混ぜた濃紅の秘薬(エリクシール)で、やや特異な味がする。
 この作品は、「ワールド・オブ・ダークネス」に大きな影響を与えた吸血鬼物で、鮮血の代用品として、羊の血をベースに作られる。日本では、血液は食品として入手できないので、トマトジュースで代用し、再現してみました。リキュール次第ですかね?

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●西新宿シンドバッドでラクを飲む

 「インディ」までにちょっと時間があったので、西新宿のレバノン料理屋「シンドバッド」(スパイス・ロード内)でアラビアの蒸留酒「ラク」(アラック)を飲む。58度と強い酒で、そのまま飲むと舌が一撃でやられるので、添えた水に落として呑む。加水すると透明な酒が白く濁る。薄めに作ると、アニスの香りが豊かに香る清涼飲料水となり、心地よく涼しげな甘さがすと残る。水の上面に浮かぶフロート状態が美しい。ゆらりゆらりと揺れる風情もまた、涼しげである。

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以下、日記。
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●泥中蓮

 木曜日・金曜日は学校。
 1年生のライティングでは、朝松健先生の一休物「泥中蓮」を読ませる。室町伝奇ホラーに、古典的な水妖の風味を加えたものである。

●今週のMJ
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 MJとは、ユニークなジュースを愛好することである。

 右から。
 コカコーラ+ビタミン。ビタミンC入りのダイエット・コークである。色々突っ込みどころが多いが、味はアルギンZをコークで割った味わい。
 ペプシ・ブルーハワイ。青い色合いにパインの味わい。昨年のアイス・キューカンバーのような惨劇は起きないようだ。
 キリン・マセドニア・グレープ。ワインでフルーツを煮込んで作ったスイートなドリンク。非常に美味。我が混成酒に添加する予定。

●『比叡山炎上』:生野銀山の怪

 木曜日の午後は、世界観の授業で『比叡山炎上』。
 歴史の解釈の仕方とか、色々解説しつつ、後半は簡易シナリオ「生野銀山の怪」を簡単に回す。開かれたばかりの生野銀山で、ミ=ゴが資源奪取のため、暗躍しているというもの。

●『真・女神転生X』:吉祥寺の雷鳴

 さらに、ライター科の1年を使って、『真・女神転生X』。
 レベル25で、吉祥寺に出現した雷神トールと戦ってみる。

●インスマスからの脱出

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 金曜日の夜はタナトス6のボードゲーム会。
 電気ブランを飲みながら、「インスマスからの脱出」をプレイ。
 ディープ・ワン側が2名だったので、学生を逃がしてしまう。あーうー。

●屍姫・8

 アニメ化とのこと。GAINAXがどう料理するか楽しみである。

●コンビニDMZ2

 好調戦場のコンビニ・ギャグ。

●ジオブリーダーズ14

 昭和51年ミグ事件の背景に……という話。
 そういや、この話、昭和なんだよねーと。

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June 25, 2008

ディプロマシー、COC-CON4

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●学校で「ディプロマシー」

 火曜日は学校で、アナログ・ゲームの授業。今週と来週は、戦略シミュレーション・ゲーム『ディプロマシー』をチーム戦で遊ぶ。『ディプロマシー』は20世紀初頭、第一次大戦前夜のヨーロッパを舞台に、外交戦を戦うというもの。ハードな交渉とシンプルな戦争再現ルールが素晴らしい。アメリカではハイスクールの教材としても使われ、旧アバロンヒルの資金源になっていた。

 プランナー科A/B/Cクラスで2時間の前半戦を。
 一応、左の写真が授業終了時の配置。

 Aクラスは21名ちょうどなので、3名ずつ7カ国に分けてプレイ。女子3名がトルコ・チームになったので、ヘルプとして入り、色々暴れる。女子チームの利を生かして、オーストリア・ハンガリーを恫喝しつつ、バルカン半島に覇権を広げていく。いや、ここから戦争も起こるよね~。

 Bクラスは6チームになったので、一人で、余ったイタリアを担当、四方に戦線を広げつつ、トルコとオーストラリアに反撃されて大変なことに。来週は潰滅の予定か?
 何しろ、生徒には交渉の余地があるが、オレにはないのだ。

 Cクラスは完全に国連ことジャッジに専念。
 ヘタリアとかオロシャとか、謎の国名が飛び交う。

 来週も続きをプレイする予定。
 終わったら、TRPGだな。


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●今日の酒@トライブス

 例によって、火曜日の夜はトライブス。次の仕事の仕込みも兼ねた取材とか、飲み打ち合わせとか。あー、とりあえず夏の仕事追加予定。

 1枚目の写真は、南アフリカのビール「キャッスル」。
 割とすきっとして本格的な味わいですが、現在は、会社統合のあおりを食って、日本に入っていないとか、ちょっと残念ですね。
 「タスカー」もそうですが、アフリカなど南のビールは、熱い日本の梅雨時にあいますね。

 2枚目の写真は、恒例のヤシ酒。
 最近、グラスで飲んでいましたが、頼むとこういう大型ヒョウタンで飲ませてくれます。顔と同じサイズ。大杯を仰ぐという感覚がよく分かる。

●COC-CON4 メモ 『邪神たちの黒船』:五稜郭、北辺の新選組

 7月12日のクトゥルフ・オンリー・コンにゲスト出演するので、その告知用の内容。ここ2~3回、やっている「幕末クトゥルフ」のキャンペーン・シナリオの最終回の予定。

1)キーパー名:朱鷺田祐介
2)シナリオタイトル:『五稜郭、北辺の新選組』

3)使用システム・サプリメント:”Cthulhu in 幕末日本”(企画中)

4)時代背景:1860年代日本

5)募集PL人数:3~5人(推奨4人)

6)TRPG初心者対応:不可(新選組とクトゥルフのクロスオーバーを笑って楽しめる人)

7)CoC初心者対応:不可(土方副長に粛清されても泣かない)

8)探索者作成:ハンドアウトによる推奨職業選択による作成。
(”比叡山炎上”に近いルールですが、差異ありの予定)
PCは土方歳三と共に蝦夷地・箱舘入りした新選組隊士生き残りとなります。

9)シナリオ内容:
明治元年秋、戊辰戦争末期。
新選組は最後の戦場を求め、榎本の幕府艦隊と合流する。
最後の死に場所を求める武士たちが向かうのは函館五稜郭。
そして、土方歳三の胸中には、もう一つの戦いの決着をつけるための秘策が存在していた。

10)特記事項:
コンセプトは……

 幕末クトゥルフ「邪神たちの黒船」
 新選組・対・邪神神話。

幕末維新の動乱の陰に、邪神信徒の暗躍があった。 という訳なので、幕末にある程度、興味があり、土方副長に粛清されても泣かない人、希望。 正気度が下がり過ぎた場合、「士道不覚悟につき、切腹」。

●ヴィンランド・サガ 6

 トルフィンとトルケルの激闘、そして、王子の覚醒。
 これが凄い。凄い物語だ。

●真田昌幸 家康狩り(1)

 朝松健先生の戦国伝奇アクション。真田幸隆の子、源五郎(後の真田昌幸)の波乱万丈の一生を、道々の輩との関わりから描く。痛快なり。

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June 24, 2008

永遠の冬【57】短い夏の終わり

 スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【57】短い夏の終わり」を登録しました。

 ちょっと今回は短いグリスン谷の風景。
 次回は来週に。

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June 23, 2008

カリオン映画祭

Lateshow

朱鷺田@再編成中

●カリオン映画祭

 土曜日、日曜日と豊橋、浜松方面へ行ってきました。
 愛知でTRPGをしている人々のMixiコミュが主催するレイトショウ・オンリーコン「カリオン映画祭」』にゲスト出演してきた訳です。

 *「イット・ケイム・フロム・ザ・レイト・レイト・レイトショウ 深夜三流俗悪映画の襲来」は、B級映画の俳優になってホラー映画などの俗悪三流映画を撮影するという、メタTRPGです。

 非常に楽しいイベントで、41名、8卓ものレイトショウが立卓し、それぞれバリエーション豊かなB級映画の撮影を行いました。いまも「レイトショウ」を熱く応援してくださる皆さんの存在に感動しました。
 主催の葬送隊長さん他スタッフ、参加者の皆さん、皆さん、ありがとうございました&お疲れさまでした。

●旅日記

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 ……という訳で、21日朝。新幹線で浜松へ。
 まずは、浜松の「ダームの塔」を見つつ、浜松名物「餃子の福みつ」で昼食。店名の通り、餃子しかありません。メニューは「餃子 10個~50個」「定食・大・中・小」「ビール、お酒、ジュース」のみ!
 それだけで3階建ての店が埋まる。

 確かにおいしゅうございました。

 その後、浜松のゲームショップ「マスターズギルド」さんのプレイ・スペースを借りて、主催者の皆さんと『真・女神転生X』のセッションを。

●『真・女神転生X』世界樹の種

 とある神社に集う退魔師たちは、ある晩、影時間にTVを通して異世界「ミッドガルド」に踏み込んでしまう。そこで、謎の美女から託されたのが「世界樹の種」。霊力のある地にまいて、七日間、願いをそそげば、種から世界樹が生え、願いをひとつ叶えてくれ、望む世界に運んでくれるという。
 しかし、それに気づいた米軍や国津神が夜毎に襲ってきて……

 と、ここまでは、『Nocturne』のコトワリ系のシリアスな感じのシナリオでしたが、PC間の関係表で「奇妙な趣味」(乗り物)が重なり、PC2名が無上の機関車トーマス・ファンに! これで、新世界のコトワリは、「トーマス」に決定!

 あー。

 その後、豊橋の焼き鳥専門店で、鶏肉の焼き物と鳥鍋を堪能。ついでに、豊橋の蔵が作っている日本酒を各種飲ませていただきました。

●カリオン映画祭その1:『Kekkon シャンバラ水晶髑髏の呪い』

 22日は朝から豊橋市民センターにて、Mixi-レイトショウCON「カリオン映画祭」にて、レイトショウの監督をば。
 テーマが「けっこん」ということでしたので、まずは、22日公開の某映画(まだ見てないよ!)をパクった、リスペクトしたB級冒険活劇を撮影するため、なぜかチョモランマへ! 非常にドタバタしながらも、無事撮影を終え、帰国できました。
 どこかKekkonだったかは、実に不明ですが、古今のハリウッドB級ホラーにはよくあること。

●カリオン映画祭その2:『血痕 木枯らしの鳴く村』

 1本目が手早く撮影できたので、そのまま2本目の撮影にクランクイン!
 今回は、来年ブレイク予定の美少女ゲームの実写映画化ということで、木枯らし村木枯らし谷で起こる謎の連続殺人事件を題材にしたホラーを撮影。
 人気ロールに成功すると殺人鬼が襲ってくるよ、という状況で、まず、村人が殺害され、いつの間にか、俳優のひとりが鉈を持った連続殺人鬼になり、聖なる神社の池に沈むことに。

●カリオン映画祭その3:まとめ

 その後、トークショウとか、オスカー賞やラズベリー賞の授与式。
 トークショウでは、ゲームのことより酒の質問ばかり来ました(笑)、状況を鑑み、引き続き、ゲームと酒の日記で頑張りたいと思います。
 ちなみに、初心者向けのお酒という質問に対して、ご紹介した蜂蜜酒(ミード)の入手先はこちら、京都の蜂蜜酒専門店「ミール・ミィ」さんをどうぞ。

 その後、豊橋駅で豆腐田楽と菜飯をいただきました。美味。
 口直しに、角砂糖を置いてあるのは面白いですね。

 帰りは、東京深淵CONの印南君と一緒に新幹線で酒飲んだり、雑談したりしていたら、あっと言う間に東京へ。雨に追いつかれてしまいました。印南君とはまた来週。
 えー、来週日曜日は、埼玉県籠原に行き、関東深淵CONに出席の予定。

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●訃報:神戸みゆきさん(響鬼・立花日菜佳役)

 帰宅して、ネットをチェックしていたら、『仮面ライダー響鬼』の立花日菜佳・役をされていた神戸みゆきさんが急逝されたとのこと。体調を崩して仕事を休まれているという噂は聞いておりましたが、あまりにも若い死に愕然。
 『響鬼』の立花姉妹の妹役で非常に印象深い方だっただけに残念です。
 ご冥福を祈ります。

●死図眼のイタカ

 一迅社文庫の新刊。タイトルからも分かるように、クトゥルフ・ネタを深く埋め込んだ和風伝奇ホラー。クトゥルフは出てこないが、GOOをはじめ、分かる人には分かるクトゥルフ・ネタが各地に散見する。

●探偵は吹雪の果て

 東直己のススキノ探偵シリーズ第四作。
 第三作から15年後の現代を舞台に、40代になった「俺」が道北、斗己誕(トコタン)へ届け物をすることになるが、田舎町はそれをきっかけに、奇怪な緊張に包まれることになる。

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SR4:Unwired PDF版発売

 カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン公式ページ(英文)で、マトリックス関係上級ルールブック「Unwired」のPDF販売が開始されました。
 マトリックス全般のルール、新しいソフトとハード、テクノマンサーやマトリックス上の現象などさまざまな新情報が入っています。

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June 21, 2008

SR4:Unwired preview04、イベント

朱鷺田@ゾンビ軍団

 金曜日も学校。ついでに、生徒を捕まえて、ゾンビ軍団と戦わせてみたり……。

●SR4:Unwired Preview04

 カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン公式ページ(英文)で、マトリックス関係上級ルールブック「Unwired」のプレヴュー記事第四回が掲載されました。
 ハッカーズ・ハンドブックとマトリックス上の現象という章について、AI、ゴースト・イン・ザ・マシーン、共振力領域などヤバい雰囲気の言葉が並んでおりますね。

●旅する大樹とミスリルの姫君

 JIVEさんよりいただきもの。
 「りゅうたま」のリプレイ第二巻です。

●カリオン映画祭へ

 明日朝より、レイトショウのイベント「カリオン映画祭」で、豊橋方面へ行ってきます。

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June 20, 2008

探偵はひとりぼっち、イベント

金曜日は学校。
ライティングでは、「酒の夜語り」から南條竹則「六号コウ(ウ冠に告)の手」および「グレートメカニクスDX5」から「富野監督、ザクを語る」&「MS IGLOO2 重力戦線」対談。

●『比叡山炎上』:出雲逃避行

 午後の世界観は『比叡山炎上』で、クトゥルフと戦闘システムの差を説明し、システム上の再現性の話をする。ついでに、戦闘中心のミニ・セッションを。

 織田VS毛利の状況が加速する天正9年、出雲大社の巫女とその護衛が京都政情の確保と織田家への密使として山陰路を走る。しかし、この外交密使に反対する一向衆が彼女たちに襲い掛かり……
 怪物に追い回され、怪物は倒すものの、巫女など2名死亡、1名逃走となる。

 かくして、毛利・織田の講和はならぬまま、本能寺へと歴史は進む。

●今日の酒:ネパールのチャン

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恵比寿で発見したネパールのクンビラで食事。ついでに、酒取材でライス・ワイン「チャン」をいただく。
フルーティな乳酸発酵系の味わいのあるあっさりしたお酒。

ストローで飲む固形の酒、トゥングはその場で作る形式になるため、日本では飲めないとのこと。残念。

●探偵はひとりぼっち

 思わず読了。
 殺されたオカマのマサコちゃんの謎を追うオレは、政治家とそれを巡る暗闘に巻き込まれる。

●九月病 上下

 シギサワ・カヤの幻のシリーズ。
 危険な関係を続ける兄妹、兄に恋するOLとその先輩、兄の別れた恋人……
 色々な人々の危険な恋愛模様がモザイク状に語られる。

●めがねのひと

 めがね好きな人向け。エロスですが、品はよろしいかと。

■イベント・スケジュール

 火曜日の午後、木曜日の昼間、金曜日はゲーム学校。
 火曜日の深夜は、某BARにて飲み。
 週末はゲームかイベントなので、水曜日をオフ気味に。

■スケジュール

6月21-22日  豊橋方面。レイトショウ・オンリーコン「カリオン映画祭」に監督出演。
6月27日 タナトス6 夜のボードゲーム会
6月29日 関東深淵CON
7月05日 テストプレイ
7月06日 東京深淵CONシキサイ 
7月12日 クトゥルフ・オンリーCON@池袋
 例によって、「幕末クトゥルフ」。たぶん五稜郭。
7月19-21日 京都深淵CON
7月27日 某所イベント

8月22-24日 JGC2008

 9月以降、色々恐ろしげな言葉が飛び交っていますが、まずは目の前の締め切りを頑張るのですよ。とりあえず、今週から7月末まで続くデス・ロードを乗り切るのが目標。

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June 18, 2008

人狼、ザクという文化

朱鷺田@正気レベル5.69 Buggy(死霊憑き)
HPLHS SaniTest(英文)
たぶん、ディオニュソスの呪いで正気度が低下中。

●人狼

 昨日は、学校でアナログ・ゲームの日。今回は、マルチ・プレイヤー・ゲーム入門ということで、クラス全員で汝は人狼なりや?」を遊ぶ。

ゲーム解説:
 東欧の村で、誰かが人狼になってしまい、村人を食い殺し始める。村人に出来るのは、人狼と思われる「被疑者」を吊っていくことだけ。誰が人狼なのか? 

 人狼と村人のチーム戦ですが、人狼の正体が分からないのが特徴です。理不尽な状況で死んでいくしかない人々。だが、会話や話し合いによって、人狼を推理し、絞っていくしかありません。

 各クラスで2~3回ずつ遊ぶが、1回目はよく分からないまま、ドキドキしていた生徒たちが、2回目以降、人狼として生き生き暗躍し、村人としても推理に目覚めていくのは面白い風景ですね。
 8回中、人狼の勝利が2勝。人狼に誘導されちゃダメだよね。

 実は、人狼って民主主義の誕生を体験するゲームであったりもしますよ。

 来週からはディプロマシーをチーム戦で。

●ザクという文化

 さすがに6時間、「人狼」のコーディネーターをするとボロボロ。
 心を癒しに、神楽坂のトライブスへ。
 途中、「深夜+1」によると、グレート・メカニクスDXの5巻が出ていた。今回の特集は「ザクという文化」。ガンダム・シリーズの影の功労者というべき、ジオン軍の量産機MSだが、その存在は、たぶん、ガンダム世界をぐっと深いものにしたと言える。

 巻頭の「00 メカ・デザイナー・インタビュー」も秀逸。
 ティエレン、かっこいいよ、ティエレン。

●ヤシ酒カクテル

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 さて、神楽坂のアフロ・フレンチ「トライブス」に顔を出す。
 タスカー・ビールでのどを癒した後、さて、次は何を飲もうか?という話をしていたら、前回のラファティの酒を思い出し、「じゃあ、ヤシ酒カクテルの新たなバリエーションを試してみよう」という話になる。
 ヤシ酒(パーム・ワイン)の持ち味は、乳酸発酵の酸味。
 では、そこにジンジャーとペッパーを入れてみる。
 まず、ジンジャーをすりおろし、なぜか出てきた鷹の爪(キッチンの人の私物。私物?)とともに大振りのグラスに入れて、パームワインを注ぐ。ついで、料理のため、糸状に切った赤トウガラシを散らす。
 カルピス状のヤシ酒に赤い糸が浮き、神秘的である。味もぴりっとした辛さとヤシ酒の甘酸っぱさが相まってなかなかいける。
 弱点は、糸トウガラシが口に入ること。

「そういう時は、アイスを入れて沈めるのですよ」

 あ、なるほど。
 ちょっとしたコツですな。

●パンとワインを巡り、神話が巡る

 読了。ディオニュソスからキリストへの流れが、父権制、母権制の視点から解説されています。

●呪術本

 先週、生徒から「いざなぎ流」に興味があるといわれたので、左のサイド・バーにAmazonから検索した何冊かを並べておきます。


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SR4:Unwired preview03:technomancer&sprite

 カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン公式ページ(英文)で、マトリックス関係上級ルールブック「Unwired」のプレヴュー記事第三回が掲載されました。

 取り上げられているのは、テクノマンサーとスプライト。
 テクノ・シャーマンとか、パラゴン(仮想現実存在である、テクノマンサーの神?)とか、フリー・スプライト(自由精霊のスプライト版)などが紹介されているとのこと。

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June 16, 2008

永遠の冬【56】出陣

 スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【56】出陣」を登録しました。

 しばらく間があいてしまいました。
 夏に向けて、イベントが続き、学校や締め切りも重なって色々多忙ですが、少しずつ、連載を続けていきたいと思います。次回はできれば、来週明けに。

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D&Dだからロールプレイするんだよ

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最近、酒とゲームがなぜか切り離せない朱鷺田です。
今週末には、「カリオン映画祭」(レイトショウ・オンリーコン)で、豊橋方面へ伺います。こちらの募集はMixiです。

●今日の酒:響30年

 日曜日は知人のサークルで「邪悪寺院、再び」の3回目。D&Dをかっちりキャンペーンでプレイするというのは、やはり価値ある体験でありまする。

 ……とはいえ、今日の目玉はコレ。

 サントリーウィスキー「響」30年。

 国産ウィスキーの雄、サントリーが渾身で作り上げたブレンド・ウィスキー。山崎、白州の二大醸造所から集めた酒齢30年以上のモルトをすべて手作業でブレンドした円熟の一品。
 参加者の一人が、頑張った自分への誕生日プレゼントとして、自分と同じ年の酒を購入したそのおすそ分けをいただきました。
 栓を開けただけで漂う芳醇な香りは、それだけで別の酒が飲める。
 口に含めば、濃密でありながら、純粋な味わい。アイス、チーズ、ジャーキーなどを合わせて見るも、つまみに一切負けない存在感を主張する。オン・ザ・ロックか、5:5の水割りがベストであろう。

●D&Dだからロールプレイするんだよ

 ある意味、飲みながらTRPGを遊ぶという、ストイックな方にはちょっとお薦めできない方法ですが、それが出来るので、酒とゲームの両方を同時に経験値UPとか、ドサクサ紛れな説明をしながら、今回も目標のダンジョン「邪悪寺院」へ……行けませんでした(ORZ)

 私のキャラは例によって、バルバルなハーフオーク・バーバリアン。前回の遭遇で、『ジョジョの奇妙な冒険』に出てきそうな石仮面を拾ったので、これを着用し、『ばるばる、うりゅりゅー』とか叫びながら、バトルアックスを振り回して、敵にダメージを与えたり、与えられたりする係。

 前回、ダンジョンの入り口を掃討したパーティは、一端、ベースタウンに戻って、準備と情報収集に取り掛かる。なぜか、街中の色恋沙汰に巻き込まれて、街最大の情報源になるはずのNPCが失恋の末、へべれけの酔っ払いに。

 困った。

 えー、私のPCはハーフオークのバーバリアンで、知力と魅力の修正がマイナス1、「交渉技能って何? それオイシイ?」という状態ですから、データ上、対応できません。
 しかし、その時、ずいぶん若い頃、故・大貫昌幸さんから聞いたD&Dの話を思い出しました。

「D&Dだから、ロールプレイするんだよ」

 大貫さんは、新和版D&D(いわゆる赤箱から始まるシリーズ)の監修をする傍ら、WARPSなど、先進的なロールプレイ指向を持つ作品をデザインされておられました。
 私がお会いした頃は、D&Dが主流でありつつも、HJやツクダのRPGに続いて、T&Tが台頭し、SWへのブレイクが始まる前夜でした。D&Dのマスターたちが集まる例会で、マスター技術を交換する話の中、D&Dでいかにロールプレイするかがよく話題に上がっておりました。
 近年ですと、D&Dはコアな「戦闘ゲーム」と見られておりますが、実のところ、D&Dには、アライメントやクラス、種族の個性など、ロールプレイの要素は沢山あります。

 ……という訳で、ハーフオーク・バーバリアンに出来る数少ない慰め方をロールプレイ。石仮面をつけ、酒樽と食い物を抱えて、NPCの家の扉を蹴破った後、酒樽をどんと置いて……

「飲め、食え」

 プレイヤーがすでに酒を飲んでいたから、ではありません(たぶん)。
 その後、他のPCの手助けがあり、何とかNPCは復活。彼女もゲットして、ラブラブに。
 問題は、ラブラブすぎて、情報源になるタイミングが減ったことでしょうか?

 残り時間で邪悪寺院に向かったら、ランダム・エンカウンターでひどい敵が2回も出て、全滅しかけたので、街へ戻る。レベルアップした上に、銀貨13000枚とか、途方にくれそうな財宝が出て、D&Dの奥深さを確認した一日でした。

●今日の酒その2:BOCKビール 6兄弟

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 パラディンとともに、ボック・ビールが6種類。
 独特のイーストで、濃厚な味わいのビールを造ったというもので、色々な味わいがあるので、あわせて6種類を、「響」を買ったプレイヤーへの誕生日祝いということで。

 なぜか、ビールを氷結させて、濃厚にしたアイス・ボック、特殊発酵と長期熟成によって、17.5度というワイン、日本酒並みの高いアルコール度数を誇るトリプル・ボックまで。

 みんなで開けて飲んだら、エンカウンターで死にそうに。
 トリプル・ボックはついに開かず。

●今日の酒3:百歳酒とサンザシ酒

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 以下、私の持ち込み酒。
 以前、新大久保で買った韓国のお酒。
 もち米で醸した酒に、高麗人参など10種類の薬草を漬け込んだ「色々体によさそうな薬草酒」。やや黄色い透明なお酒。冷やすと飲みやすいが、やはり、高麗人参の粉っぽい味が好き嫌いの分かれ目か。
 これが「うまい!」ときは、多分、体が何かを欲しているかもしれない。

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 これも新大久保で買った中国製のサンザシの酒。
 淡い紫色の甘い酒。
 サンザシの大人しくもこっそり支配的な香りがよい。

 オンザロックにするととても飲みやすい。
 国内でも何社かが出している。

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 以下、日記。

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●『真・女神転生X』邪神の軍団

 土曜日は、我が家で『真・女神転生X』のテストプレイ。
 開発中のサプリメントのチェックのため、高レベルPCをガリガリ作って、セフィロトの魔界を掃討しにいく。ジャージー・デビルの大群があっという間に吹き飛んだり、邪神セトの率いる巨大トカゲ軍団を切り開いて邪神の復活をとどめたり、派手な戦闘を。

●みゆぞう♂襲来

 金曜日は学校。小学生以下の雑誌を検討するという授業の回であるが、みゆぞう♂先生が襲来。ライター仕事の苦労した点とか、話してくれた。
 ついでに、生徒のコラムの添削までさせてしまう。
 おつかれさまでした。

 その後、生徒も交えて、ジャックポット香港食堂で軽く飲み。

 ジャックポットは、しゃれた店内で、創作料理のバリエーションが多く、おいしくて、サービスもいい上に、6時半までに入ると、飲み放題1000円と安い。おかげで最近はかなり混んでいるが、少人数なら、するりと入れてくれることもあり、ちょっとお薦め。
 香港食堂は、ランチでよく使う中華料理屋さん。粥がうまいのが流石である。

●消えた少年

 東直己の「ススキノ探偵」シリーズ第三作。
 「俺」は、偶然、出会った中学生、中島翔一の失踪事件(とその友人の猟奇殺人事件)を解決するべく、ススキノを走り回る。

●酒仙

 南條竹則の酒ファンタジー。
 千年に一度、酒霊が浄化される時、酒の救世主に選ばれた主人公が、古今東西の酒を飲んで飲みまくる。
 聖杯は、世界の上位意識が酒によって浄化されるためにあったのだ!

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June 14, 2008

SR4:Unwired preview02

 カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン公式ページ(英文)で、マトリックス関係上級ルールブック「Unwired」プレヴュー記事第二回が掲載されました。
 第二回は、マトリックスの地形とセキュリティの関係です。
 ネット・セキュリティに関する追加ルールが含まれるようです。

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June 12, 2008

SR4:Unwired preview

 カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン公式ページ(英文)で、マトリックス関係上級ルールブック「Unwired」プレヴュー記事が始まりました。「Unwired」の冒頭の章では、強化現実と仮想現実が極限まで発達した第六世界では、どんなことが起こるかについて、詳述されるとのこと。その他、テクノマンサーやAIにも言及される予定。

 華麗なイラストだけでも一見の価値あるかと。

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ラファティの酒

朱鷺田@ディオニュソスの迷宮奥深く……

相変わらず、作業中。
来週末、6月22日は豊橋でレイトショウ・オンリーCONの予定。
どのタイミングで、「インディ・ジョーンズ」を見に行ったらいいものか?

●ラファティの酒

 先日、「酒の神話」に関するネタを募集したら、Mixiでらっぱ亭さんがSF作家、R・A・ラファティの作品に出てくるユニークなお酒をいくつか教えてくださった。「とどろき平」(早川書房刊・「どろぼう熊の惑星」所収)に出てくる特製カクテル"緑蛇の鼻嵐(Green Snake Snorter)”などなかなかユニークなネタをいただきました。感謝します。
 そのうち、未訳作品「Mr. Hamadryad」に出てくるカクテル「Stony Giant」を再現してみようと思い立った。

"Stony Giant"(スーダン北部のDongolaにあるThird Cataract Clubの特製カクテル。巨大なゴブレットに椰子酒を満たし、ご当地の塩っ辛い岩のかけらを振りかける。コウノトリの卵を殻ごと砕いて浮かべ、アラディンの胡麻を加えたらできあがり)

 スーダンとか、ヤシ酒とかいうキーワードで、最近、お世話になっているアフロ・フレンチ「トライブス」のことが脳裏によぎり、マスターのくにさんに再現してとメールしてみる。

くにさん:殻はちょっと。でも、卵を使ったカクテルならあるよ。

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 ……という訳で、火曜日の夜、伺ってちょっとご無理を言って、ヤシ酒&卵のカクテルを作ってもらいました。卵の殻は残念ながら、ナシです。

 にこやかに、シェイカーを握るマスター。
 最近、お世話になっております。

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 出来上がり。
 卵は、鶏の全卵を使用。

 もともと、生卵を使ったカクテルはいくつかあり、まろやかな口当たりで知られておりますが、これも、ヤシ酒の酸味と卵のまったり感が混じってまろやかな感じに。酸味が落ちるので、比率は検討が必要かと思いますが、十分オイシイ味わいです。塩で味を調整すればOK。
 ただし、殻は辞めよう。殻は。
 絶対に口当たりがひどくなるはずなので……

 結局、この晩は飲みすぎたのか、家についた途端、ダウン。

●備忘録

 火曜日は学校で、アナログ・ゲーム。
 マジックの第二回目で、ミニ・トーナメント。
 プレインズ・ウォーカー強し。
 次回は、マルチ・プレイヤー・ゲームの暗黒面をば。

●小学生の雑誌

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 今日はGK/GGのライティング。みんなで小学生低学年が読む雑誌を持ち寄る。まずは、並べてみるとかなりショッキングな、小学1年生と小学6年生。表紙がARASHIですよ。6年生は、女の子向けの芸能記事やグルメ記事と、男の子向けのゲーム攻略記事が入り混じり、なかなかシュールな様相に。

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 小学1年生の付録。
 ポケモン・レジャーシートに、恐竜キング・水鉄砲、きらりんレボリューション団扇。なかなか贅沢なラインナップです。オモチャの出来もよい。

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 「ちゃお」と付録。
 折りたたみ式プラスチック・ランチケースと布製ポーチがなかなかおしゃれ。
 低学年向きだからと言って馬鹿にはできません。
 別冊子になった豪華プレゼントのクイズも注目。

 「ちゃお」の別冊DXを買ってきた人もいましたが、それは全然、小学生向けじゃないっす!

●狐御殿@『比叡山炎上』

 午後の授業は世界観と称して、『比叡山炎上』のキャラ作成とミニ・セッション。
 別の先生が、シナリオの授業で「クトゥルフ神話TRPG」を行っているので、そちらと比較して、世界観とシステムの差を体感してもらう。

 1時間目にキャラを作り、2時間目にミニ・シナリオ「狐御殿」を体験。

 比叡山の尾根筋に化け狐が出るので、退治してこいと命じられたPC。
 早速、山に入り、迷っていると、平家物語を語る琵琶法師の庵にたどり着く。ここは不気味な山の演出。琵琶法師の庵で聞いた館に向かった一行だが、なぜかそこでは、公家と白拍子たちが飲めや歌えの大騒ぎ中。偵察がてら踏み込んだ陰陽師は早速、酒を飲まされて昏倒。仲間も次々酔い潰され、寝ている隙に生命を吸われる。
 ひとり、残ったマタギが機転を使って、「火事だ、火事だ」と騒ぐと、公家や白拍子が慌てて、まさに尻尾を出す。彼らはこのあたりに住む化け狐で、旅人を騙しては血をすすっていたのである。
 正体がばれてしまった公家は、化け狐(狐僧正)となり、PCに襲いかかる。火を吹き、陰陽師を爪で引き裂くも、陰陽師の召喚した護法童子の剣に貫かれて果てる。

 やれやれ何とか化け狐を退治したが、狐どもの巣であった廃屋で眠るのもたまらぬと、琵琶法師の庵に引き返すが、そこもまた廃墟であり、かの琵琶法師が亡霊であったと分かり、一行は恐怖を感じる。

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 短い怪談調のセッションで、情報収集も何もないが、4名中、重傷1名、発狂1名。まあ、こんなところで雰囲気を体験してもらった。さて、次回には、もう少し歴史ネタをば。

●妄想少女オタク系4

 実写映画にもなった、BL好き女子高生とノーマル男子生徒の恋愛コメディ。
 ヒロイン(心の中ではBLな受け男子)が、級友の男子同士のスキンシップで始まった関係も進んだような、後退したような……。とはいえ、感情を共有できる二人のヒロインの関係にちょっと懐かしく、ちょっと羨ましいものを感じてみたりもしますよ。

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June 09, 2008

酒の神ディオニュソス

今日は「酒の神話」の取材。スペイン・ワイン&フードのテイスティング試飲会で、芝浦のインターコンティネンタルホテルへ。

●酒の神ディオニュソス

 行きの電車にて読了。
 神話に取りつかれた作家、楠見千鶴子が、ギリシア神話の酒の神ディオニュソスを求めて、ギリシアを放浪する。ディオニュソスとアポロンの相克、生と死の繰り返し、己の内なる闇を暴発させる酒神の祭祀。
 酒のもたらすもの、農耕儀礼における供犠、男権社会の影に流れる両性具有神とタブーの物語、そして、一度死んで蘇るワインの神。
 『真・女神転生X』で、この荒ぶる神の話がやりたいねえ。

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●試飲会へ

 という訳で、スペイン・ワインの試飲会へ。32社ものスペイン関係輸入業者のブースを端から回って、ワインのお勉強。
 今年の目玉は、カヴァ(CAVA)。スペイン・バルセロナあたりのカタルーニャ地方で飲まれるスパークリング・ワインで、比較的安く、シャンパン風の発泡ワインが楽しめる。やや辛口が多い。
 個人的には、スペインのシェリーを期待して行ったのであるが、今年はカヴァを押したいので、追加でカヴァを増やしましたというブースが多かった。

 私自身は、酒の勉強を始めたばかりで、テイスティング試飲会自体が初めて。酒の師匠Bさんを見習いつつ、バケットの乗った皿を片手に、あちこちのブースを端から回って、何本かずつ味見させてもらう。味見した後は、メモを取り、口とグラスをゆすぐ。結局、バケットをかじり、チーズやイベリコ豚のブースを活用して何とか一周。
 写真はとりあえず、綺麗なエチケットを取ったものの、後半は対応できていない。とりあえず、UP。

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●ヴェネンシア

 下手な写真ですが……

 ヴェネンシアの様子。
 シェリーを専用の長い柄杓で、空中からカップに注ぐ。いわゆる酒を開かせる効果があり、飲み比べてみると確かにふくよかさが違う。

 特においしかった記憶をメモから再現。

・アスンブレ・ベルデホ
 樹齢60年以上の老木から作った白。非常に幸せな一杯。とりあえず、「しあわせ」とだけ書くのはヤメロ、オレ。

・ウィリアム&ハンバート カスタナ・クリーム
 甘いオロロソ・シェリーに、ペドロヒメネス種の甘口ワインを加えたもの。私の甘口好きが反映されたもの。

・ボガデス マウロ2005
 「ふくらみ」のあるワインというのが少し分かったような気がしました。同じブースで飲ませていただいたパイサール2002の濃厚さも印象深い。

・グラン・カルタ・ネバダ・セミセコ
 フルーティな香りとかすかに甘い後味が秀逸な一杯。

 よい経験をさせていただきました。

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June 08, 2008

バーにかかってきた電話

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 色々な人のおかげで、引き続き頑張っています。感謝、感謝。
 まずは「深淵」の記事を書いて「ラグナロク」とか「酒の神話」とか、仕事は山積みです。ガンバレ、オレ。飲みながら、ですが。

●本日の酒:桂花陳酒・麗紅(リー・ホン)

 桂花陳酒とはキンモクセイを漬け込んだ酒という意味。普通は老酒だが、これは赤ワインに3年間、漬け込んだキンモクセイ・フレーバーの赤葡萄酒。非常に甘口で飲みやすい。もともと、桂花陳酒は、私と相性がいい。薄紅のエチケットに惹かれ、近所の酒屋でひょいと仕入れたのであったが、これは正解。くいくいと飲めてしまう。
 ちなみに、その酒屋さん、いつの間にかカーブまで作り、ワインに力を入れ出している。安めの面白いワインも置いているので、様子を見つつ、チェックの予定。

●バーにかかってきた電話

 東直己さんのススキノ探偵シリーズ第二作。
 ススキノで便利屋をしている「俺」は、バーにかかってきた「コンドウキョウコ」なる女性からの依頼で、札幌の闇に埋もれたある事件と関わり、ヤクザや右翼を相手に、札幌を走り回ることになる。

 傑作の噂に違わぬ迫力、スピード感のあふれる展開がよい。時期的にああいうことがあった時期に、これを書けるのか、という色々あり、唸ることしきり。次は「消えた少年」か。確か、神楽坂の深夜プラス1に続刊があったはずだ。火曜日にでも買うとしよう。

●悲しい話ばかり

 午後半ばまで仕事をして、ふと、ネットを見ると、秋葉原で大事件が発生している。どう見ても見覚えのある場所である。亡くなられた方のひとりが19歳と聞き、誰か友人や学校の生徒が巻き込まれてないか、心配になる。
 しかし、なぜ、このような悲劇を引き起こすのだろうか?
 人生に疲れたからと言って、わざわざ、レンタルしたトラックで歩行者天国に突っ込んでくるとは? 初期の報道では「暴力団員」という報道もあり、推理小説を読んでいたばかりの頭には、「計画的なテロ」というよろしくない想像までよぎってしまった。平和な国・日本が崩れていくようで、非常に悲しい。

 亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、このような事件が二度と起こらないことを祈ります。

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June 07, 2008

R&R45、夏越しの大祓

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 神田明神から、夏越しの大祓のお誘いが来る。
 郵便で届いた紙の人型に名前を書いて、息を吹きかけ、返送すると6月末の大祓で海に流してくれる。悪いことは海に持って行ってもらうのである。

●R&R45号

 TRPG雑誌「R&R45号」が発売中です。うちにも見本誌が到着。
 今回、朱鷺田関係の記事は三つ。

『真・女神転生X』は、西上柾氏による、「東京夜話200X」。新リプレイ「ナイト・テイル」と次期サプリメント「ラグナロク」の紹介記事。スキルの成長に関する紹介あり。

『シャドウラン』は、「魔女狩りの季節 ~ テクノマンサーを狩り出せ!」と称して、未訳のプロットブック「エマージェンス」から、シナリオ・ソースとなる香港事件およびテクノマンサー狩りの紹介を。後半は武器サプリ「アーセナル」から、非常によろしくない武器とか、ドローンとかの紹介。すべて、悪用したくなるあたりが、シャドウランナーの悪いところ。

『深淵 第二版』は、「候補生の午後」と題して、魔道師学院の概説と大書庫を舞台にしたシナリオ・ジェネレーター。追加テンプレートは「魔道師候補生」。魔法を学ぶ悩める若者。

●読書日記

・逆撃の獄は宿命の終焉
 ゲヘナ高レベル・リプレイ。最終巻。世界の運命を左右する激闘に、きちんとした決着をつけるというのはなかなか難しいものです。おつかれさまでした。ヤムリーハ様ですな。

・孤独のグルメ
 日常の食事をどれだけ楽しむか。
 非常に共感できる今日のこのごろ。

・FRONT MISSION:DOG LIFE&DOG STYLE2
 『フロント・ミッション』の戦場を舞台に、太田垣康男とC.H.LINEが苛酷な戦場を描く連作。
 『猟犬の群れ』 ヴァンツァー・ハンター歩兵(機甲猟兵とでも呼ぶべきか)小隊が、敵侵攻から撤退する味方を守ろうとする死闘を描く。
 『楽園の果実』 ヴァンツァーを失い、敵地に残されたヴァンツァー乗りは、脱出の途中、ひとりの少女を救う。敵軍の戦術は完全な殲滅戦。彼らの脱出は?

・あぶない! 図書委員長!
 眼鏡っ子委員長を描かせたら右に出る者のいない西川魯介さんの新作。
 色々とダメです(誉め言葉)

・なるたる1
 古本屋で思わず拾ってしまった。
 この人、絵もキャラも可愛いのですが、話はかなりキツイ。

●空襲警報

 来週の金曜日は面白くなりそうだ(ニコ)

 さて、原稿原稿。
 暇を見て、D&D4thも読まねば。どこかで遊びたいねー。

●追記:URLメモ

アニメ情報

夏期スタート分のアニメ GIGAZINE

ガンダム00公式  雑誌展開の紹介、00P、00V、00F

ウルトラ・チャンネル@You Tube 
 円谷プロの傑作がネットで見られる。

BK1 怪談大賞
 800字以内の怪談賞。創作・実話ともOK。7/22まで。一人最大3編。

6月22日は、豊橋でレイトショウ・オンリーCON「カリオン映画祭」です。
詳しくはMixiにて。

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新橋でマンドラゴラを飲む

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 今日は、学校。
 その後、取材で新橋へ。

●本日の酒:マンドラゴラ

 マイミクのThornさんからの情報で、新橋のスペイン料理屋「バル・デ・オジャリア」に、マンドラゴラなる酒が入ったと聞き、学校の後、新橋に回る。
 バル・デ・オジャリアは、日本のおじやの原型になった(?)というスペインの雑炊料理「オジャ」を出すバー。実はここ、名著「シェリー酒 ~ 知られざるスペイン・ワイン」の著者、中瀬航也さんがおられるお店でもある。以前、蓮根のアブサン・バー「Breadline」で、「シェリーのことが知りたければ、中瀬さんに聞きなさい」といわれていたのを思い出し、ちょっとビビッたりもしましたが、飲みたい酒を飲むというダメなポリシーで突撃してきました。

 バル・デ・オジャリアは、新橋と有楽町の間、コリドー街にある。
 花の金曜日で混雑するバーを抜け、たどり着いたバーの席で、エビのオジャ(雑炊)、イワシのアヒージョ(オイル煮)をつまみに、マンドラゴラを味わう。ナバーラ産。リコリス(カンゾウ)のような柔らかくエキセントリックで複雑な甘味のあるハーブ・リキュールである。甘いハーブ酒好きにはたまらない味だ。試しに入れてみたら、美味しかったので、今後、入れる予定だが、今はこの1本だけとか。
 オジャはエビの出汁がよく出て美味しい。イワシのアヒージョは、やや塩辛いが、この塩味がパンと組み合わさると最高である。

 珍しいスペインのシェリーがまだ多いとのことで、再襲撃を考えておきたいところ。

●学校メモ

 木曜日・金曜日は学校。
 ライティングは、インプットの確認。

1)今、読んでいる雑誌(ゲーム誌、漫画雑誌含む)
2)今、見ているアニメ・特撮
3)今、見ているTVドラマ
4)見た事のあるガンダム
5)見た事のある仮面ライダー
6)見た事のある魔法少女物(変身ものあり、アニメ・特撮ともに可能)

 その後、各項目ともベスト3を選び、その理由を書け。

1)はライター系なら当然。というか、ゲーム学校の生徒なので、ゲーム誌、漫画雑誌の合わせて数冊ぐらいはチェックしておいてほしい。少年ジャンプぐらいチェックして欲しい。

2)のアニメ特撮は、今期も週50本以上放映している訳でちょっと上げたら、十本にはなる訳ですよ。せめて「コード・ギアス」ぐらい見てほしい。あと、ゲームに絡みそうなものを。

3)ドラマは他よりは少なくてもいいが、まあ、基礎教養という奴で、1~2本はネタ用に。

4)ガンダムは必須教養でしょう。最大20タイトルとか来ますね。

5)仮面ライダーは、特撮系なので、ちょっと落ちますが、有名タイトルなので、基本として。

6)魔法少女物もぜひ、チェックを。

 そして来週は、小学生向けの本をば。

●D&D4th到着!

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 AmazonさまよりD&D第四版コア・ルール・セット(PHB、GMG、MM)箱入りで到着。ひー。

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宇宙大元帥に黙祷を

 取材より帰宅し、Mixiにて訃報を知る。

 SF翻訳家にして、宇宙大元帥・野田昌宏さんが亡くなられた。

 昨年のワールドコンを病気で欠席されたと聞いた日からいつかこんな日が来るのでは? とは思っていたが、やはり来てしまうととめどなく、悲しい。
 ある意味、私にとって最初のSFは、氏が翻訳された「キャプテン・フューチャー」や「スターウルフ」など一連のエドモンド・ハミルトンのスペース・オペラでした。あの野田節ともいうべき名調子の翻訳に育てられたようなものです。ありがとうございました。

 心より冥福をお祈りいたします。
 天国でハミルトンと宇宙の話をしていてくだされ。

 そして、同時に、小説家の氷室冴子も亡くなられたと聞く。
 「なんて素敵なジャパネスク」の作者である。
 享年51歳と聞くと、あまりにも若いことに驚く。

 悲しい夜である。

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June 04, 2008

酒の神話ネタ募集中

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「酒の神話」と「ラグナロク」で大騒ぎな気分の朱鷺田です。なぜかHDDが酒の写真で埋まっていく今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

●酒の神話ネタ募集中

 ……という訳で、「酒の神話」を書いています。ワイン編に入って、ディオニュソス教とか勉強しておりますが、なぜか、『真・女神転生X』の仕事をしているような気分に。

 Mixiでも知人に問い合わせたり、飲み屋に通ったり(えー、たぶん仕事ですよ!)
 もしも、お酒関係の面白い神話をご存知の方がありましたら、ぜひ、アドバイスいただけると幸いです。実在でも架空でも、ファンタスティックでユニークな酒が出てくる作品。それに絡めた印象的なエピソードや神とか神話とかが絡むとベスト。特に、蒸留酒、カクテル、馬乳酒など希望。

 「異形コレクション:酒の夜語り」は持っております。

●本日の酒1:江戸白練酒

 本当は博多あたりからやってきた白酒を、江戸風に再現したもの。
 甘く、オンザロックか、ソーダ割りがベスト。

●学校メモ:久しぶりにマジック

 火曜日は学校。TCGの授業で、講義の後、マジックを使った実習。ローウィンとモーニングタイドを使ったシールド戦用デッキの構築。実際の試合は来週、ミニ・トーナメント形式で。

 デモ用に、赤ゴブリンとバベルを持参するも、バベルは三戦敗退。弱くなったなあ。赤ゴブリン・バーンはスタンダード準拠にして、《火葬》4枚装備にしたほうがよいのだろうが……、さて、どこに放り込んだやら?
 次回、略式スイスドローで。

●トライブスにて久しぶりに

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 「酒の神話」執筆のため、バーに通うというライフスタイルを模索中。どんどんダメ人間になっていくだけのようにも思えますな(事実、ダメ人間である)。火曜日は、学校が終わった後、神楽坂のトライブスへ。

 すると、カウンターには、小粋なスタイルの鈴木一也さんがいるではありませんか!
 鈴木さんは、神楽坂に事務所があり、しばしば、トライブスにも来ておられるとのこと。今回、ついに接近遭遇、ひさしぶりに、神話の話で色々盛り上がりました。今、書いている酒の神話の話をしたところ、古代日本神話の解釈で素晴らしいご助言をいただきました。ああ、神話の話になると、さすが、慧眼である。

 写真は、鈴木さんが飲まれたZibib。アラックの一種で、普段は透明な蒸留酒ですが、水の上にフロートさせると、白く濁る風情が素晴らしい。

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 やたら、ボロボロの瓶で、「アマゾニア」とか、シャドウランナー脳が刺激されそうなことが書いてある南米の酒Chuchuwasy(チュチュワシ)、甘くてとろりとしたリキュール。私は甘い酒が好きなので、これはいい!

 と思ったら、最後の一杯だった。

 南米の親父さんが自分で瓶詰めして作っているお酒で、次の入荷は未定とか。

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 これは酒でなく、調味料。
 いわゆるトウガラシ系のどろりとしたソースである。

 手前にある焼肉串は、スヤというナイジェリアの辛い香辛料がたっぷりかけてあり、私はヒーヒーいいながら食べていたのであるが、辛いモノは大丈夫という鈴木さんが全然問題なしという風情。そこで、マスターが投入したのが、写真のNanto。少しだけ甘味はあるが、基本的にトウガラシ・ソース。辛くて美味しくて、ちょっと後味が甘い。

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 南アフリカのブランデー、Klipdrift 46度。

 いちじくのアラック、ブッハ・オアシスをいただいた後、ヤシ酒で〆る。
 美味しいお酒と楽しい時間でした。

 では、また飲みましょう~。

PS:手塚治虫の漫画で、鼻から酒を飲むのって何ですかね~。


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June 02, 2008

SR:リアルLTAドローン

朱鷺田@作業中

ノッツオさんのMixi日記経由。
リアルLTAドローン。
1:クラゲ型
2:エイ型

CGではありません。

癒される~といいつつ、悪用方法を考えてしまう、ダメなゲーマーですな。
シャドウランナーとしてはもう……
ケミカルかナナイトですね。
センサー機としてもOK。

詳細はこちら。

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June 01, 2008

SR:ミッションズNY編移住ガイド

 カタリスト・ゲーム・ラボシャドウラン公式サイト(英文)で、ウェブ公開キャンペーンシナリオ「SRミッションズ」の新シリーズ、「ニューヨーク・シティ編への移住ガイド(キャラクター作成および持ち込みのガイドライン)」が公開されています。アーセナルの使用に関するアドバイスやFAQもあるので、興味のある方はどうぞ。

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江戸の食い道楽、雨の狂宴

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 土曜日は酒取材で、銀座から日比谷へ。
 その後、ゲーム仲間と酒を飲み、ちょっと今日は二日酔い気味。

江戸茶話会@銀座 茶子溜まり

 人形作家・岩下深雪さんの江戸食べ物トーク。
 場所は銀座のシックなお蕎麦屋さん。

 主に、初物食い(初鰹!)や江戸のファーストフード(寿司、蕎麦、天婦羅)の話であるが、江戸時代、醤油が普及する前に調味料として使われていた煎酒(いりざけ)など、非常に興味深い話を聞く。

●本日の酒1&2:江戸元禄の酒

 煎酒を扱っているお店が近くにあるというので、さっそく向かう。銀座の江戸情緒を再現する酒屋「三河屋」さん。博品館の近くです。
 ついでに江戸時代のお酒について聞いたら、教えていただいたのが、江戸元禄時代の酒を再現したという2本の酒。濃厚でとろりとした甘口のお酒である。

 白酒のモデルとなった濃厚な「白練酒」もあり、これと煎酒を購入。

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オクトーバー・フェスト2008@日比谷公園

 夜に約束していた飲み会まで少し時間があったので、そのまま、日比谷で行われている海外ビールの販促イベント、オクトーバーフェスト2008へ回る。地下鉄駅から上がると、日の落ち、雨の降る日比谷公園の中から、やたら元気な声が響いている。
 ドイツ・バンドの曲に合わせて、ビール好きが大騒ぎ。
 雨降る中、カッパまで来て、ビール飲んでいる。
 さすがだ、この人たち。

 PIEROTHのブースで、ドイツワインの白を2種試飲。非常に甘くて美味。
 さらに、ドイツ・ビール「Optimater」をビンで1本。

●新宿で飲み会

 8時半に新宿三丁目で、mendo師匠らTRPG系の友人と待ち合わせて、末広亭向かいのぼでごん亭にて、飲み会。
 
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 小林正親さんのご推薦の店ということで、美味い、安い、居心地ヨシ。
 江戸茶話会の影響か、無性に梅酒が。梅酒、梅酒。
 そのうち、酒の師匠Ballanさんが現れたので、またもや酒談義。あっという間に、2時間余りが経過してしまいました。

 おかげでちょっと飲みすぎ、今日は家で大人しくしている予定。

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 深夜の新宿地下道で太鼓を叩き続けるストリート・ミュージシャン。響き渡るビート、頭にはなぜか稲荷狐の面。

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