ラファティの酒
朱鷺田@ディオニュソスの迷宮奥深く……
相変わらず、作業中。
来週末、6月22日は豊橋でレイトショウ・オンリーCONの予定。
どのタイミングで、「インディ・ジョーンズ」を見に行ったらいいものか?
●ラファティの酒
先日、「酒の神話」に関するネタを募集したら、Mixiでらっぱ亭さんがSF作家、R・A・ラファティの作品に出てくるユニークなお酒をいくつか教えてくださった。「とどろき平」(早川書房刊・「どろぼう熊の惑星」所収)に出てくる特製カクテル"緑蛇の鼻嵐(Green Snake Snorter)”などなかなかユニークなネタをいただきました。感謝します。
そのうち、未訳作品「Mr. Hamadryad」に出てくるカクテル「Stony Giant」を再現してみようと思い立った。
"Stony Giant"(スーダン北部のDongolaにあるThird Cataract Clubの特製カクテル。巨大なゴブレットに椰子酒を満たし、ご当地の塩っ辛い岩のかけらを振りかける。コウノトリの卵を殻ごと砕いて浮かべ、アラディンの胡麻を加えたらできあがり)
スーダンとか、ヤシ酒とかいうキーワードで、最近、お世話になっているアフロ・フレンチ「トライブス」のことが脳裏によぎり、マスターのくにさんに再現してとメールしてみる。
くにさん:殻はちょっと。でも、卵を使ったカクテルならあるよ。
……という訳で、火曜日の夜、伺ってちょっとご無理を言って、ヤシ酒&卵のカクテルを作ってもらいました。卵の殻は残念ながら、ナシです。
にこやかに、シェイカーを握るマスター。
最近、お世話になっております。
出来上がり。
卵は、鶏の全卵を使用。
もともと、生卵を使ったカクテルはいくつかあり、まろやかな口当たりで知られておりますが、これも、ヤシ酒の酸味と卵のまったり感が混じってまろやかな感じに。酸味が落ちるので、比率は検討が必要かと思いますが、十分オイシイ味わいです。塩で味を調整すればOK。
ただし、殻は辞めよう。殻は。
絶対に口当たりがひどくなるはずなので……
結局、この晩は飲みすぎたのか、家についた途端、ダウン。
●備忘録
火曜日は学校で、アナログ・ゲーム。
マジックの第二回目で、ミニ・トーナメント。
プレインズ・ウォーカー強し。
次回は、マルチ・プレイヤー・ゲームの暗黒面をば。
●小学生の雑誌
今日はGK/GGのライティング。みんなで小学生低学年が読む雑誌を持ち寄る。まずは、並べてみるとかなりショッキングな、小学1年生と小学6年生。表紙がARASHIですよ。6年生は、女の子向けの芸能記事やグルメ記事と、男の子向けのゲーム攻略記事が入り混じり、なかなかシュールな様相に。
小学1年生の付録。
ポケモン・レジャーシートに、恐竜キング・水鉄砲、きらりんレボリューション団扇。なかなか贅沢なラインナップです。オモチャの出来もよい。
「ちゃお」と付録。
折りたたみ式プラスチック・ランチケースと布製ポーチがなかなかおしゃれ。
低学年向きだからと言って馬鹿にはできません。
別冊子になった豪華プレゼントのクイズも注目。
「ちゃお」の別冊DXを買ってきた人もいましたが、それは全然、小学生向けじゃないっす!
●狐御殿@『比叡山炎上』
午後の授業は世界観と称して、『比叡山炎上』のキャラ作成とミニ・セッション。
別の先生が、シナリオの授業で「クトゥルフ神話TRPG」を行っているので、そちらと比較して、世界観とシステムの差を体感してもらう。
1時間目にキャラを作り、2時間目にミニ・シナリオ「狐御殿」を体験。
比叡山の尾根筋に化け狐が出るので、退治してこいと命じられたPC。
早速、山に入り、迷っていると、平家物語を語る琵琶法師の庵にたどり着く。ここは不気味な山の演出。琵琶法師の庵で聞いた館に向かった一行だが、なぜかそこでは、公家と白拍子たちが飲めや歌えの大騒ぎ中。偵察がてら踏み込んだ陰陽師は早速、酒を飲まされて昏倒。仲間も次々酔い潰され、寝ている隙に生命を吸われる。
ひとり、残ったマタギが機転を使って、「火事だ、火事だ」と騒ぐと、公家や白拍子が慌てて、まさに尻尾を出す。彼らはこのあたりに住む化け狐で、旅人を騙しては血をすすっていたのである。
正体がばれてしまった公家は、化け狐(狐僧正)となり、PCに襲いかかる。火を吹き、陰陽師を爪で引き裂くも、陰陽師の召喚した護法童子の剣に貫かれて果てる。
やれやれ何とか化け狐を退治したが、狐どもの巣であった廃屋で眠るのもたまらぬと、琵琶法師の庵に引き返すが、そこもまた廃墟であり、かの琵琶法師が亡霊であったと分かり、一行は恐怖を感じる。
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短い怪談調のセッションで、情報収集も何もないが、4名中、重傷1名、発狂1名。まあ、こんなところで雰囲気を体験してもらった。さて、次回には、もう少し歴史ネタをば。
●妄想少女オタク系4
実写映画にもなった、BL好き女子高生とノーマル男子生徒の恋愛コメディ。
ヒロイン(心の中ではBLな受け男子)が、級友の男子同士のスキンシップで始まった関係も進んだような、後退したような……。とはいえ、感情を共有できる二人のヒロインの関係にちょっと懐かしく、ちょっと羨ましいものを感じてみたりもしますよ。