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June 08, 2008

バーにかかってきた電話

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 色々な人のおかげで、引き続き頑張っています。感謝、感謝。
 まずは「深淵」の記事を書いて「ラグナロク」とか「酒の神話」とか、仕事は山積みです。ガンバレ、オレ。飲みながら、ですが。

●本日の酒:桂花陳酒・麗紅(リー・ホン)

 桂花陳酒とはキンモクセイを漬け込んだ酒という意味。普通は老酒だが、これは赤ワインに3年間、漬け込んだキンモクセイ・フレーバーの赤葡萄酒。非常に甘口で飲みやすい。もともと、桂花陳酒は、私と相性がいい。薄紅のエチケットに惹かれ、近所の酒屋でひょいと仕入れたのであったが、これは正解。くいくいと飲めてしまう。
 ちなみに、その酒屋さん、いつの間にかカーブまで作り、ワインに力を入れ出している。安めの面白いワインも置いているので、様子を見つつ、チェックの予定。

●バーにかかってきた電話

 東直己さんのススキノ探偵シリーズ第二作。
 ススキノで便利屋をしている「俺」は、バーにかかってきた「コンドウキョウコ」なる女性からの依頼で、札幌の闇に埋もれたある事件と関わり、ヤクザや右翼を相手に、札幌を走り回ることになる。

 傑作の噂に違わぬ迫力、スピード感のあふれる展開がよい。時期的にああいうことがあった時期に、これを書けるのか、という色々あり、唸ることしきり。次は「消えた少年」か。確か、神楽坂の深夜プラス1に続刊があったはずだ。火曜日にでも買うとしよう。

●悲しい話ばかり

 午後半ばまで仕事をして、ふと、ネットを見ると、秋葉原で大事件が発生している。どう見ても見覚えのある場所である。亡くなられた方のひとりが19歳と聞き、誰か友人や学校の生徒が巻き込まれてないか、心配になる。
 しかし、なぜ、このような悲劇を引き起こすのだろうか?
 人生に疲れたからと言って、わざわざ、レンタルしたトラックで歩行者天国に突っ込んでくるとは? 初期の報道では「暴力団員」という報道もあり、推理小説を読んでいたばかりの頭には、「計画的なテロ」というよろしくない想像までよぎってしまった。平和な国・日本が崩れていくようで、非常に悲しい。

 亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、このような事件が二度と起こらないことを祈ります。

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