宇宙大元帥に黙祷を
取材より帰宅し、Mixiにて訃報を知る。
SF翻訳家にして、宇宙大元帥・野田昌宏さんが亡くなられた。
昨年のワールドコンを病気で欠席されたと聞いた日からいつかこんな日が来るのでは? とは思っていたが、やはり来てしまうととめどなく、悲しい。
ある意味、私にとって最初のSFは、氏が翻訳された「キャプテン・フューチャー」や「スターウルフ」など一連のエドモンド・ハミルトンのスペース・オペラでした。あの野田節ともいうべき名調子の翻訳に育てられたようなものです。ありがとうございました。
心より冥福をお祈りいたします。
天国でハミルトンと宇宙の話をしていてくだされ。
そして、同時に、小説家の氷室冴子も亡くなられたと聞く。
「なんて素敵なジャパネスク」の作者である。
享年51歳と聞くと、あまりにも若いことに驚く。
悲しい夜である。