D&Dの日、コーニイ、開運の酒
大学時代からの友人で、SF翻訳家の山岸真氏より、マイクル・コーニイ「ハローサマー、グッドバイ」をいただく。ありがとうございます。
この本は、ちょうど大学の頃、SFのサークルで知り合った山岸氏がサンリオSF文庫版で出た本作を非常に押しており、私も青春SFの傑作として読んだ。サンリオSF文庫はニューウェーブを中心に、翻訳SFの新しい潮流を巻き起こしつつも、その後、絶版になってしまった。2005年には作者がなくなるという状況ながらも、今回、これを「マイ・フェイバリット」とする山岸氏自身の翻訳で復活したということは実にめでたいことであります。
傑作ですので、ぜひ、読んでくだされ。
未訳の続編もあるそうなので、楽しみです。
●開運の酒
浜松のゲームショップ、「マスターズギルド」さんより、浜松の名酒「開運」をいただく。平成20年の新酒コンテストで金賞を取ったお酒の中取り、直詰めでございます。ありがとうございます。
さっそく、よく冷えたあたりを一杯。
きりりとしつつ、薫り高く、後味にかすかに甘味が残る。
実に美味しいお酒です。
「酒の神話」を書いているおかげか、よいお酒をいただくことが増えました。本当に感謝いたします。
●D&Dの日
火曜日はバンタンでアナログ・ゲームの授業。
やっとTRPGに入り、今週はD&D2.5版。第四版が出ている昨今ですが、今回は30年前のRPGの原点を辿るというものなので、赤箱をベースに、D20対応の調整を入れたルールで、キャラメイクとミニシナリオをば。
もちろん、レベルは1、能力値は一発振り、その後、赤箱のクラスを選ぶ。
ほぼ経験者が皆無の状況で、ゴブリンの巣穴に突入し、落とし穴、催眠ガスの罠を切り抜け、スケルトンをターン・アンデッドしつつ、ゴブリン3体、ホブゴブリン1体と戦う。3クラスで3~5名のパーティを組ませた結果、死亡率20%強、13パーティ中、全滅パーティは一つだけという結果に。
相変わらず、パーティ全体のHPが合計4点(PCは3人)とか、ダンジョンだけど、番犬は買いますか?とか、10フィート棒の使い方とか、D&Dの初期は楽しいのお。
次回は、『真・女神転生X』で現代伝奇アクションを。
●ダチョウ、ダチョウ
授業終了後は、神楽坂トライブスへ行き、マスターとの打ち合わせを兼ねた飲み。秋に書く本の根回し。
ついでに、先週残したスプリングボックとダチョウのパテの缶詰を開けてもらう。ボックは小型のインパラ系なので、しっかりとした肉質が美味、トーストしたパンに載せるとジビブ(アフリカのアラック)とよく合う。
ダチョウは、トライブスの名物料理にもあるが、パテはややあぶらっこい感じ。フロンティアの赤ワインも合わせてみたが、やはりスピリッツのほうがいいかな?
お隣のお嬢さんが奇怪な缶詰に興味を持たれたので、進めつつ、話を聞くと、なぜか大学でナチスの研究をしたとか。この店は面白い人が多いなあ。
ネルソン・マンデラの誕生日を祝いつつ、乾杯。
●ブラッド・ミュージック
『エムブリオ・マシンRPG』のリプレイ第三巻。読了。なぜか「息子。」が愛読してしており、しばらく戻ってこなかった。中学の読書の時間に読んでいたらしい。次に読む本が欲しいというので「人類は衰退しました」1~3巻を渡す。
それはさておき、やはり、ドリルか?
中身は結構面白かったのですが、タイトルは、グレッグ・ベア好きとしては、ちょっとねー。「ドリルの音高く」でよかったのでは?