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August 25, 2008

JGC04:二日夜:『真・女神転生X』闇のデュエル

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 二日目夜は、『真・女神転生X』のGM。今回は9月初旬発売予定の「ラグナロク」対応のセッション。「ラグナロク」で対応される神族覚醒を済ませた27レベルPCによる悪魔退治物のシナリオをプレイ。

●周摩留市

 今回のシナリオの舞台となるのは、「周摩留(しゅまる)」市。
 日本海沿岸の工業都市で、最近、ギルガメッシュ・プロジェクトによって、ハイテク・タワー「ジッグラト」が建設され、以来、街には定期的に怪しい霧が発生、それに紛れて奇怪な悪魔が出没するようになる。これと密かに戦うデビルバスターがPCたちという設定である。

・龍樹の巫女 勝見ハヅキ
 岬の上にある周摩留市の守り神、神仏習合の海王院神社の巫女。須弥山神族に覚醒した、巫女=魔術師で、PCの身にありながら、BOSS悪魔専用スキル「蜃気楼」を放つ。

・カムドの剣 荒海辰也
 地元の周摩留市立高校に通う18歳の候補者=サマナー。魔獣オルトロス、妖精ハイ・ピクシー、女神アリアンロッドとともに、悪魔と戦い続けてきたが、龍王ヤトノカミに出会い、国津神に覚醒し、火ノ山の加護を受けるようになる。カムドの剣を授かる。

・獅子座の軍神ヘラクレス 神代英雄(かみしろ・ひろ)
 ベトナム戦争の影で、自衛隊によって開発された強化人間=サイボーグ。オリュンポス神族に覚醒、獅子座と火星の加護を得た英雄「ヘラクレス(ヘラ神の誉れ)」となる。

・軍神シグルド 右左衛 時雨(うさい・しぐれ)
 ゲルマン神話の英雄シグルドの転生体である剣士=格闘家。ファーガスの剣を獲得し、気合い+会心で、PC中、最大火力を誇る。命中率200%は越え、最大ダメージは1000点を越えるとともに、防御時には、250点を受け止めることが可能。

・メシア教会の異端審問官 天沼司狼
 なぜか巫女の幼なじみであるメシア教徒=ガンスリンガー。黄金銃を持ち、天使エンジェル2体を引きつれ、悪魔を狩る。途中、黄金銃が魔晶銃に。

●闇のデュエル

 物語は、デビルサマナーTCGの強豪小学生が行方をくらませたことから始まる。
 冒頭で、魔人ゴーストQを倒したPCたちは、小学生デュエリスト失踪事件を解決するべく、小学校や商店街で聞き込みを。すると、デビルサマナーTCGの強豪小学生に、闇のデュエルを挑む「デュエル・キング、ネビュロス」の噂を聞く。
 スラムに潜むヒルコから、入門用デッキをもらったPCは、そのデッキでネビュロスに闇のデュエルを挑む。6ターン後には、即死コンボが発動するという危機的な状況で、ネビュロスの手先、ドールを倒し、ネビュロスを倒すも、実は、ジッグラトを建設したギルガメッシュ・プリジェクトのミスター・エンキドゥこそが真の黒幕であることを知った一行は、新作ブースター「邪神ダゴン:星の叡智」発売に合わせた公式トーナメントに乱入、「デュエル・エンペラー」ミスター・エンキドゥに挑戦する。
 バベル神族の加護を受けた人間型悪魔=剣士=サクセサーである獣人ミスター・エンキドゥは、毎ターン300点オーバーの剣撃に、夜桜の舞いやギロチン・カット、気合いを交える超打撃系キャラクターの上に、誘拐した少年デュエリストを使い魔とし、「謎の即死コンボ」(6ターン経過するか、運判定でクリティカルすると、BOSS専用即死スキルが全体に飛ぶ)や、「バーン・デッキ」(毎ターン、マハラギオン)を放つトンデモBOSSであるが、PCたちは、彼の弱点が「呪殺属性」であることを知るや、呪殺属性の魔界にシーンBGMを変更し、自滅を誘う。飛び交う神威で、宿敵宣言がなされ、火山は噴火する。
 CHARMに弱い英雄という痛恨の弱点を持つメンバーもいたが、仲間の支援で救われ、夜桜の舞い(CHARM付き全体攻撃、「震脚」こみで400点オーバー)の嵐を切り抜ける。飛び交うクリティカルの嵐に、ついにエンキドゥも倒れ、闇のデュエルは終焉を迎えたのである。

 ~終わり~

 コンベンション用のネタ設定シナリオでしたが、神族覚醒と組み合わせ、派手な火力と妄言が飛び交う派手なセッションに。周摩留市もシナリオだけの設定でしたが、凄い勢いで設定が追加されていき、面白かったですね。

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