永遠の冬【60】鏡の飛翔、BreadlineでHPLを語る
スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【60】鏡の飛翔」を登録しました。
●BreadlineでHPLを語る
昨夜は、「図解クトゥルフ神話」の森瀬さんと、蓮根のショット・バー「BreadLine」へ。ここはホラーとスピリッツの融合する素敵な場所であります。アブサンを積極的にサポートするバーでありますが、それ以外のお酒も実に豊富で、毎回、楽しみな飲み屋さんです。
ここで、先日、ラヴクラフト・カントリー巡礼から帰還された森瀬さんの、お土産話を聞こうという趣旨。先週末、トライブスでも開かれたようですが、私が参加できず、別件で打ち合わせることなどもありましたので、久しぶりに出張。
ラヴクラフトの生家や晩年の家などをはじめ、ラヴクラフト作品の舞台となったプロヴィデンス、セーレムなどを多くの写真を見せていただきました。
さらに、Breadlineならではお酒を堪能。
まずは、ビールにホップが使えなかった頃の、アブサン草を加えたハーブ・ビール「Purl」。
さらに、バラとキニーネのリキュール。「Elixir de Rose」と「Elixir de China」。
さらに、マスターお勧めの「今、一番美味しい」アブサン」Elixir du Pays des Fees。比較したフランス産「La Blandred」が幻になってしまいそうなほど薫り高く、飲んだ後、もうひとつの波が口の中に広がります。
〆は、現在執筆中のウォッカのために、マスターお任せでウォッカ4種。
最近人気のロシアウォッカ「セブン・サムライ」。黒澤の映画にあやかった名前ですが、スイカの果汁を加えることで、飲みやすさが増している。
ブルガリアの「バルカン・ウォッカ」は、ハードで濃厚な味。
世界最強96度のスピリタスは、もはや酒の領域を超えるギリギリの存在。強さが半端じゃない。マスターも、ジュースの風味を殺さず、強いアルコールが貫けるので、カクテル向きと。以前、酒の師匠Bさんが作ったブラッディ・マリーはこれを使っていました。
最後のウォッカは、Froggy。
40度以上なのに、やわらかく飲みやすい一品でした。