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September 27, 2008

SR4:パラゴンとストリーム、新撰組!のワイン

 ぐっと涼しくなって、秋の気配です。
 ああ、こうなると、焼き茄子の美味しい季節ですよね。

●SR4:ストリームとパラゴン

 明日は、シャドウランのセッション。
 「Unwired」を投入するべく、テクノマンサーにとって、魔法使いの様式に当たる「ストリーム」と、導師精霊に当たる「パラゴン」のメモを作成する。

 基本ルールで紹介されているテクノマンサーは、「サイバーアデプト」というストリームにあたり、マトリックスから発生する電「氣」(E-qi)を操る異能者である。その他に、VRこそ真の現実だとするEスケイピスト、マトリックスの霊を感じるテクノシャーマン、自ら、AIを越える進化の特異点とみなすシンギュラリタリアンなど、これはなかなかいいネタばかり。

 さらに、パラゴンも、完璧なコードの化身「01」とか、情報分析の女神「デルファイ」、盗聴傍受により世界を監視する「エシュロン」、ヴァーチャル・アイドルにして情報操作の化身「あいどる」など、これまた個性的な面々がそろっている。
 さてさて、どれを使おうかね?

Img_0510

●新撰組!の酒

 「酒の神話」はリキュール編に突入。錬金術師とメディチ家の媚薬とハイランダーのファンタジー世界が展開中。なかなか怪しいですよ。
 その辺をカバーするために、近所の酒屋に眠っている酒のサーベイ中。すると駅前の酒屋に、「新撰組!」のロゴ入りの白ワインが最後の一本だけ転がっていました。
 冷やしてからゆっくり飲む予定。

 かわりに、ハバナクラブを一杯。

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September 26, 2008

もふもふっ 珠枝さま! COCへのメモ

 とりあえず、「酒の神話」リキュール編に突入。梅酒からシャルトリューズ、アブサンまで……と考えるとまだまだあるが、カクテル編と合わせてガンバレ、オレ。リプレイもガンバレ、オレという状態。

 知人の結婚パーティが10月第二週前後に二件ほど来る予定。
 めでたい、めでたい。

●もふもふっ 珠枝さま!

 『クトゥルフ神話RPG』でお世話になっている内山靖二郎さんの新刊。
 稲村家の家神、珠枝様がもふもふを探して暴れまわるラブコメ。前シリーズ「神様のお気に入り」を継承するものの、今回は、主人公・稲村智宏が通う学校がメインの舞台となり、前にもまして、もふもふな美少女が次々に登場することに。

●クトゥルフ:COCへのメモ

 10/4のクトゥルフ・オンリーCONのためのメモ。

・基本的なルールは『クトゥルフ神話RPG』に準拠。

 一部データを『マレウス・モンストロルム』『比叡山炎上』『Basic Role Playing』『Dream Land』『Dark Mirror』から流用。舞台は2008年夏、ラヴクラフト・カントリー。世界観の一部に、『クトゥルフ・テック』その他が混入。

・キャラクター作成:実名プレイ。

  「自分」に対応するキャラクターを作る。
  EDU以外の能力値は8から18、EDUは12から21の間で、自分自身を表現する形で割り振る。技能も、自分ができそうなことに割り振る。(「夢」や「希望」を加味してもよい)

・追加技能「幻視(Dreaming)」

 初期技能値=POW×1%
 夢を見る技能であり、感知する能力でもある。夢の世界に向かうためには、これと「銀の鍵」が必要である。高い技能値を持つ場合、夢の世界の法則に干渉できる可能性がある。
 「幻視」に成功した場合、「運命カード」を引ける。

・運命カード

 謎の文章が書かれたカード。
 ゲーム開始時の手札として3枚を配布する。最大手札は3枚。
 補充は「幻視」に成功するか、正気度ロールに失敗した場合に、1枚与えられる。

 使い方
 1)「幻視」を行う。その「語り部」欄が現実に干渉する。
 2)追加アクションを行う。
 3)自分が与えたり、受けたりするダメージの内容を、出したカードの内容に置き換える。
 4)%ロール以外のダイスを振る際に、ダイス1個の結果をカードのカラーナンバーと置き換える。

・夢の国

 いわゆるドリームランドは、地球の夢のひとつに過ぎない。

●ナムル・ブーム

 突然、我が家では、ナムル・ブームが到来。
 あまったもやしにナムルの素をぶっかけただけですが、子供たちに大好評なので、次は自作か? とか考えております。基本的に、ゆでた野菜を白ゴマとゴマ油で合え、にんにくやトウガラシをかすかに加えるだけらしいのですが、もう一息、韓国風の出汁を加えるとよいらしい。

 あと、適当に漬け込んだ、一夜キムチがいい感じに。

 おかげで昨夜の酒は「二東マッコリ」でした。

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September 24, 2008

永遠の冬【61】激突

 スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【61】激突」を登録しました。
 新聞小説なみの短さですが、クライマックスなので、来週に続きます。

●日々のメモ

 「酒の神話」で泡盛と焼酎編進行中。今月末にはUPしないと。
 平行して、『真・女神転生X』のリプレイが来て、あの仕事も進行中。
 ガンバレ、オレ。

 P4は、どこまでハーレム化できるか検証中。

 今日の酒:本格焼酎 月の女神 泡盛瑞泉 麦とホップ

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September 23, 2008

合評会、箱舘妖人無頼帖ヒメガミ4、京都宵

 復帰中。

●合評会

 先週末から昨日まで、バンタン電脳ゲーム学院の前期合評会でした。

 基本的に、怒ったり、意味不明の質問をしたりする担当。
 緊張していた生徒も多かったのですが、業界に出れば、もっと辛い対応もあるので、そういうことで。今回は、「~~に愛がない!」の回数がちょっと少なくて済んだが、でも、そこが逆に不安でもある。まあ、BL系に進もうとしていた男子は、もう少し覚悟を決めたほうがいいと思うよ、ウン。
 プランナー科シナリオ専攻も、さらに企画検討をこなしてください。

 結構、三日ともハードでした。

●箱舘妖人無頼帖ヒメガミ4

 さらに加速する異国の陰謀。
 黒蜘蛛楼に潜む悪意の罠。

●ルーンマスカー@Comic リュウ

 復活とのニュース。懐かしいねえ。
 久しぶりに読むと、なかなかマニアックな雑誌になっとりますね~。

●屍姫9

 アニメ化決定。
 イツキと弦白のサイド・ストーリーから、カーリーとの決戦へ。

●京都宵

 異形コレクション最新刊。ゆるゆると読み始めました。
 京都弁で語られる和の怪談がなかなかここちよし。

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10/4 クトゥルフ・オンリーCONに参加

 先週の金曜・土曜、さらに今週月曜と、ゲーム学校、バンタン電脳ゲーム学院の合評会続きでブログの更新ができませんでした。少しずつ復帰、復帰。

●10/4 クトゥルフ・オンリーCONに参加

 クトゥルフ・オンリーCONは、池袋の廃止された小学校で開催されている、クトゥルフ神話関係TRPGオンリーのコンベンションです。残念ながら、もう参加者もキーパーも締め切ってしまいましたが、一応、ゲスト・キーパーで、トチ狂ったシステム・クロスオーバー・シナリオをやる予定。コアはBRPクトゥルフ神話TRPGの現代ですが、『ドリームランド』から『比叡山炎上』、『クトゥルフ・テック』や『深淵第二版』とか、「混ぜるな危険」状態で、ラヴクラフトの生家を見物に行く予定。

----- 以下テンプレート

1)キーパー名:朱鷺田祐介
2)シナリオタイトル: プロヴィデンス幻視行

3)使用システム・サプリメント: 特殊
 『マレウス・モンストロルム』「Dream Land」「Dark Mirror」「Cthulhu Tech」『比叡山炎上』「深淵第二版」「BRP」

4)時代背景: 2008年現代

5)募集PL人数: 3~5 人(推奨4~5 人)

6)TRPG初心者対応:不可。

7)CoC初心者対応: 不可。ラヴクラフトの小説が好きな人向けのシナリオです。実際のラヴクラフトおよび、クトゥルフ関連映画などにも興味がある人ほど楽しめると思います。

8)探索者作成: 『クトゥルフ神話TRPG』基本ルールを使用し、「自分に近いキャラクター」を作成していただきます。名前も自分の名前をつける方向で。

9)シナリオ内容: 20世紀前半の恐怖作家H・P・ラヴクラフトの生家と墓をプロヴィデンスに訪ねるという、マニアックなツアーに参加した日本人が、旅の間に体験する奇怪な出来事……これは現実なのか、否か?

10)特記事項:

その1: 「幻視」(Dreaming)という追加スキルを導入し、奇怪な幻想を体験していただきます。妄想と狂気の狭間、時に時間と空間さえ越える体験は、皆さんをめくるめく混迷に導くでしょう。

その2:クトゥルフ神話に、朱鷺田的な異形の解釈がクロスオーバーします。キーパーはたぶん、多くの与太を言いますので、心の広い方希望。

----- 以上

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September 22, 2008

SR4:2008年9月公式チャットより,来年はSR20周年!

シャドウラン・チャット2008年9月 メモ

 2008年9月20日、カタリストのシャドウラン公式サイト(英語)で行われた公式チャットのログが公開されました。以下は、そこからのピックアップ情報です。

1)シャドウラン小説

 アンソロジー、次に長編が出る予定。

2)2008年の残りの予定

Ghost Cartels(ゴースト・カルテル):キャンペーン・ブック。
Feral Cities(フェラル・シティーズ//野生都市):都市ソースブック第三弾。シカゴ(昆虫精霊との戦いで焼き払われた街)、ラゴス・アフリカン・スプロールがメインとなる。追加エリアとして取り上げられるのが、ボゴタ(ゴースト・カルテルの魔窟)、GeMiTo、カラバン(中央アジア、クルディスタン)、ジュネーブ(えっと、国連本部は?)、サラエボ。

3)2009年の予定

Dawn of the Artifacts(ドーン・オブ・アーティファクツ、遺物の夜明け):4編の独立したアドベンチャーからなるキャンペーン。
Vice(ヴァイス、犯罪):暗黒街と犯罪組織のソースブック。
Running Wild(ランニング・ワイルド):クリッターを中心に扱ったソースブック。ペットから、バイオドローンそのほか、かなりヤバイいきものまで。

4)シャドウラン20周年記念アイテム

 実は2009年は、シャドウラン誕生20周年であります。

Seattle2072:シアトル・ソースブックの最新版!
The Sixth World Almanac:第六世界の地図帳!

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September 17, 2008

永遠の冬【60】鏡の飛翔、BreadlineでHPLを語る

 スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【60】鏡の飛翔」を登録しました。

●BreadlineでHPLを語る

 昨夜は、「図解クトゥルフ神話」の森瀬さんと、蓮根のショット・バー「BreadLine」へ。ここはホラーとスピリッツの融合する素敵な場所であります。アブサンを積極的にサポートするバーでありますが、それ以外のお酒も実に豊富で、毎回、楽しみな飲み屋さんです。
 ここで、先日、ラヴクラフト・カントリー巡礼から帰還された森瀬さんの、お土産話を聞こうという趣旨。先週末、トライブスでも開かれたようですが、私が参加できず、別件で打ち合わせることなどもありましたので、久しぶりに出張。
 ラヴクラフトの生家や晩年の家などをはじめ、ラヴクラフト作品の舞台となったプロヴィデンス、セーレムなどを多くの写真を見せていただきました。

 さらに、Breadlineならではお酒を堪能。
 まずは、ビールにホップが使えなかった頃の、アブサン草を加えたハーブ・ビール「Purl」。
 さらに、バラとキニーネのリキュール。「Elixir de Rose」と「Elixir de China」。
 さらに、マスターお勧めの「今、一番美味しい」アブサン」Elixir du Pays des Fees。比較したフランス産「La Blandred」が幻になってしまいそうなほど薫り高く、飲んだ後、もうひとつの波が口の中に広がります。

 〆は、現在執筆中のウォッカのために、マスターお任せでウォッカ4種。

 最近人気のロシアウォッカ「セブン・サムライ」。黒澤の映画にあやかった名前ですが、スイカの果汁を加えることで、飲みやすさが増している。
 ブルガリアの「バルカン・ウォッカ」は、ハードで濃厚な味。
 世界最強96度のスピリタスは、もはや酒の領域を超えるギリギリの存在。強さが半端じゃない。マスターも、ジュースの風味を殺さず、強いアルコールが貫けるので、カクテル向きと。以前、酒の師匠Bさんが作ったブラッディ・マリーはこれを使っていました。
 最後のウォッカは、Froggy。
 40度以上なのに、やわらかく飲みやすい一品でした。

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September 16, 2008

R&R48,深淵:旅する戦姫@山梨

 週末あちこちに進出し、ドタバタでした。

●R&R48発売

 TRPG雑誌「R&R」の48号が到着。
 今回は、「深淵」と「シャドウラン」の記事が載っております。

 「深淵第二版」は、「辺境見聞録」第三夜ということで、月光の廃墟アマリクサスを尋ねる伝書使アンウェンのお話。テンプレートは「伝書使」です。
 「シャドウラン」はシナリオ「ZOO:ヒューマン・エラー」。バイオペット・デザイナーのラボに突入し、新作バイオペットを奪い取ってくるという仕事であるが……。

●バンタン・メモ

 金曜日はバンタンの授業。ゲームライター学部も前期分がおしまい。2年生はどんどん就職先が決まり、研修にいったり、雑誌ライターとして現場へ投入されたり。スパロボ攻略班は「今回も」大変だそうです。どう大変かは、お手元の攻略本の厚みをご参照ください。

●タナトス6

 金曜日夕方、放課後の予定がひとつ延期になったので、イエサブにいき、シャドウラン・サプリメント「Unwired」と「Runners Companion」の書籍版を受け取る。PDF版はあるのですが、やはり、紙版のほうが気楽です。
 そのまま、新宿西口の酒屋により、輸入ビールとフレイバード・ウォッカ「ネミロフ」を仕入れる。ネミロフが、蜂蜜と唐辛子が入った、濃い味のウォッカ。昔、蜂蜜酒を蒸留して、ウォッカを作っていた頃はこんな感じだったのかもしれませんね。

 酒をぶらさげ、高田馬場のアトリエサードへ。夜のボードゲーム会「タナトス6フライデーナイト」である。

 鈴木銀一郎先生が試作版の新ゲーム(やや複雑なブラフ系)をプレイされているのを横目で見つつ、こちらは
枇杷さんが持ってきた「ピーナッツ」をプレイ、円形のコースをダイスで移動しつつ、トップ目を狙うゲーム。場所買いの要素が勝利条件になっているが、ダイス・コントロールとリスク計算が重要なゲーム。4人と5人でプレイしたが、マックス6人の熾烈さがやはり楽しそうだ。

 その後、「通路」を2回プレイしてUP。

●退魔生徒会、出雲へ。

 土曜日は、退魔生徒会の収録。修学旅行の最終行程、出雲神在月の玉造温泉、忌部神戸(いんべかんべ)の神の湯へ。次の次の巻あたりに収録できれば……。
 出雲ネタの収集のため、古代出雲事典を読むのだが、ここもネタの宝庫ですな。

●ワイナリーでワインとバーベキュー

 日曜日は「酒の神話」の取材とゲームのために、再び山梨へ。

 GWに取材したワイナリー「東晨洋酒」から、ワインの仕込が始まったから、バーベキューにいい季節だよというお招きをいただいたので、ゲーマー仲間と一緒に、山梨へ。静岡や中部からも人が集まり、12人。ぶどう園でワイナリー直送のワインと肉で宴会です。
 地元のきら君が、「家の畑からもって来ました!」という、見事なブドウがテーブルに並ぶ。甲斐路、甲州、ベリーAの見事な房、さらに、葬送体調さんの車で静岡から大量搬入された三河地鶏8キロ(!)、その他、飯田の馬刺しとラムなど、大物量作戦が展開される。
 今年の新作ワイン(白の甘めなもの)に加えて、本来、門外不出の一升瓶ワインが並び、絞りたてでろ過直後のワインや、熱処理工程前のスパークリング状態のワイン、さらに本格いも焼酎 魔界のXO ど黒(どくろ) まで! どーんと並びます。熟成や熱処理が味わいに影響する部分を体験できたのでは、非常に貴重でした。

 昼前にスタートしたもの、行きの各駅停車から、すでに飲んでいた私は、とりあえず、一通り味見したところで、一旦轟沈、野戦病院のごときテントに収容されましたが、額に張ったヒエピタのおかげで、何とか1時間ほどで何とか戦線に復帰、4時過ぎまで、ミッションがんばりました。

 日暮れも迫ったので、撤収。
 山梨名物「ほったらかしの湯」で一時間以上、まったりとする。ブドウシーズンの三連休の始まりということで、大混雑でしたが、山の上から見る夜景はなかなかでした。

 この晩は、地元きら君の家に一泊。

●深淵:旅する戦姫@山梨

 翌日は、「深淵第二版」布教のため、地元の施設で、TRPG大会。
 私は、当然、「深淵第二版」で最近、コンベンションでよく使用する辺境騎士団セッティングの渦型。今回は、ティプティシュアの血を引く漂泊の戦姫シアーローズ・アールブルクが、黒魔の女王ゲッシに奪われた故国を取り戻すため、三つの勢力に外交密書を届けるという話。

・PCたち
漂泊の戦姫シアーローズ・ザ-ルブルク
 黒魔に国を滅ぼされた姫君。泉の守り手ティプテシュアの血筋を引き、ラルハースの支援を受け、外交特使として、辺境に旅立つ。

傭兵シーカー
 黒魔の女王に復讐を誓う傭兵。

盗賊マード・レイアール
 ギュラニン党から送り込まれた暗殺者。姫の行動を監視する。死んだ恋人リュカは新世界教団の熱心な信徒であった。

プラージュの司祭トール
 魔法関係のアシスタントとして教団から派遣された人物。妖精騎士から銀の小石をもらったことがある。任務には忠実であるが、心が揺れる。

「死の乙女」に従う夢占い師ネラ
 過去の記憶が一部欠落した、異端ルハーブ派の夢占い師。姫君に取り入り、魔族の封印の情報を得ようとするが、旅の途中に、狂気と妄想に取り付かれていき……

少年ラキ
 不幸な少年。色々見えてしまい、蛮族に恐怖をいだく。なぜか、姫君の雑用係に。

・物語

 泉の谷間を発した一行は、黒魔侵攻の予兆を感じつつ、月光の廃墟で異端者アダマス(奇妙な旅人)との盟約を結び、さらに、新世界教団の聖堂、蛮族に制圧された炎の大地へと向かう。
 それぞれ異なり価値観を持つ三つの勢力とのコンタクトで、自分の運命を見直す一行。
 夢占い師と暗殺者は新世界教団の「希望の未来」に取り込まれ、不幸な少年ラキは、異端者アダマスに救いを感じる。政略結婚という現実を突きつけられつつも、姫は故郷の奪還と復興を願い、傭兵はただ復讐を願う。
 無事、三つの勢力を味方に引き入れた一行は、南下した黒魔の女王ゲッシとの戦いに赴く。混乱する戦場の中、司祭トールが、戦車から転げ落ちるも、新世界教団に救われ、転向を決意する。
 そして、アダマスの策謀により、女王ゲッシとの一騎打ちの機会を得た姫は、傭兵とともに、これを討ち果たし、故郷を取り戻す。

 ただ、6名いた外交特使たちの中で彼女の下に残ったのは、傭兵だけであった。黒魔に食い尽くされた国には、もはや生存者もいない。この国を体現するのは、姫のみ。
 ただ、三つの勢力の均衡によってのみ生き残っている国に過ぎない。

 シアーローズ姫の本当の戦いはこの廃墟で今から始まるのである。

~終わり~

 初めてお会いする若いプレイヤーさんばかりでしたが、運命カードの回り具合がなかなか派手で、面白い展開でした。これで「深淵」の面白さの一端をご理解いただけたならば、幸いです。

 今回は、現地で色々お世話になったきらさん、ワイナリーのマスターさん、幹事役を引き受けてくれた印南さんなど、多くの方にお世話になりました。ありがとうございます。

付記:今夜は某所蓮根方面にアブサン探索の予定。オレの肝臓は大丈夫なのか(笑)

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September 11, 2008

クトゥルフ:白肌のウィルス

 911から7年。時代の経過と記憶の風化を感じます。
 できるならば、世界が少しでも平和になり、我々がこのまま、ゲームやエンターテイメントを楽しんでいられる世であらんことを願います。

●クトゥルフ:白肌のウィルス

 今日はバンタンにて授業。
 GK/GG08のライティングは、今回が最終回なので、「文学少女と死にたがりの道化」の冒頭を配布し、3題話のネタを振る。

 午後の世界観は、クトゥルフ神話TRPGとハイテクということで、インターネットのエロ画像ファイルに巣くう怪物との遭遇をプレイする。IT会社のサービスマンが、新宿の雑居ビルでのウィルス騒ぎで、思わず回収してしまった画像ファイルに魅入られ、死んでいくという話。1名死亡、2名入院。事件は解決せず。

●嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 6 嘘の価値は真実

 壊れた人々の世界に起こる、理不尽な暴力事件。
 学校に乱入するライフル魔。
 微妙に、あちこち飛ぶ描写は、不可解な流れだが。

●写真制限?

 ココログのアップロード容量が一気に40Mから1Mに下がったため、お酒写真のUPが出来なくなっています。少し解像度を落として対応しようかと思いますが、結構、面倒ですねえ。

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September 10, 2008

バトルテック、ピンガ

 相変わらず、ゲームと酒の日々を送っています。
 R&R48号の表紙がアマゾンでも見られるようになったので、サイドバーに追加しておきます。

 あと、先日の日記にミスがあったので、ちょっと修正。
 メールくれた方に感謝。

●スピタのコピタの 3

 R&Rに好評連載中のRPG紹介漫画「スピタのコピタの 3」献本いただきました。ありがとうございます。今回は「深淵第二版」が載っております。

●バトルテック

 昨日は、バンタンでアナログ・ゲームの最終回。合計100トン以内というレギュレーションで、チーム戦。ローカストに惚れた学生が教室のそこここで、ローカスト軍団を運用、大騒ぎになっていました。

 「バトルテック」は実によく出来たゲームで、大火力重装甲機体と、高機動軽装機体の戦術的な意味合いを正しく体感できるものです。本当は一ヶ月ぐらいかけてやりこんでみたいゲームですが、授業スケジュール的に難しいところです。

●カシャーサ@トライブス

 授業後、神楽坂のトライブスへ。
 「酒の神話」でスピリッツ編に入った話をすると、なぜか戸棚の奥から、カシャーサ(南米のスピリッツ、ピンガ系)の酒2本、グラッパ(ぶどうの粕取りブランデー)、チェコのリキュール「ヴェチョロヴカ」、さらに、アビシニアの「エチオピア・ウォッカ」とか出てくる。
 ありがたく、テイスティングさせていただく。
 最初はおとなしくなめていたのであるが、やがて、気づく。ピンガは、お上品にすする酒ではない。かっと喉に放り込んで熱さを楽しむ酒だ。ウォッカも同様。

 うむ、また勉強になりました。

●向こう端に座った男

 東直己の「俺」シリーズの短編集。痛快さと世の無常の間で生きる感触。
 ススキノの闇のあたりで何が起こるか。
 ああ、短編も面白いねー。

●聖女のちょっとした受難

 エムブリオ・マシンRPGのリプレイ新シリーズ。
 娘。にもっていかれたのが戻ってきたので、読了。
 色々はっちゃけたプレイヤーが暴走してますな。
 地形を変えるアイテムとか、色々面白い。

●スケジュール

 どこか色々スケジュールが混雑してきたので、整理。

9月11日 学校。GK/GG08のライティングと、上級生向けの世界観の授業。SFクトゥルフをキーパーする予定。

9月12日 学校。GW08/07のライティング。午後、卒業生が来るので、近場で軽く飲み。その後、タナトス6のボードゲーム会へ回る予定。

9月13日 自宅にてセッション。出雲か。

9月14~15日 山梨方面へ。以前、うかがったワイナリーを訪ねた後、ゲームの予定。

9月19、20、22日 学校にて合評会。
 20日は、昔、大変、お世話になったSFサークル「科学魔界」の会誌50号記念パーティがあったのですが、色々考えると、行けそうにないので、結局、キャンセルすることにしました。恵比寿より盛会をお祈りしております。

9月21日&28日、仮押さえ

9月30日より 後期授業開始。火曜日と金曜日。

10月4日 クトゥルフ・オンリーCONへ。ネタは考慮中。

10月12日 東京深淵CON シキサイ

9月13日&25日 仮押さえ

11月1~3日 大分方面

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September 08, 2008

永遠の冬【59】火龍の雄叫び

 スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【59】火龍の雄叫び」を登録しました。

 ついに、グリスン谷へ、《霧の龍王ファーロ・パキール》襲来、《棘のある雛菊》は、いかにこれを迎え撃つのか?

●邪悪神殿でモスコミュール

 昨日は、知人のサークルへ行き、モスコミュール(ウォッカをライムで割ったもの)を飲みながら、邪悪神殿にアタック。レベルがかなり上がってきたので、とんでもない戦いに。私の担当するハーフオーク・バーバリアン(別名、バルバルないきもの)は、例によって、激怒して殴る係りでしたが、前衛が突貫したら、逆に、中央突破されて、大変なことに。

●週刊スピリッツ 再創刊

 ヤンサン休刊の余波で、「クロサギ」「とめはね!」「鉄腕バーディー」など大量移籍を迎えたスピリッツが、付録つきで再創刊。これはこれで大変そうですな~。

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September 06, 2008

宗像教授異考録 8

朱鷺田@作業中

●宗像教授異考録 8

 各地の考古学的な事象を追いかけるシリーズ。
 今回は伝説の瓜生島を、歴史的な側面から再現する。
 近世遺跡が持つ独特の可能性が面白い。

●学校

 木曜日、金曜日は学校。
 ライティングの購読テキストは、月刊PLAYBOYから「人生が変わる旅の本100」および「SEX AND THE CITY」特集。映画の前に予習復習。
 「世界観」の授業は、クトゥルフ神話TRPGとSFの関係を語っていたら、2時間が過ぎてしまった。次回、SFクトゥルフの実習かな。

●無印良品にミード?

 ……という情報を得て、学校の後、新宿で探索、酒を扱う店舗のみということで、靖国通りのMUJIにて、発見。日本では数少なく一般売りされていた、「ドクター・ディムース ハニーワイン」である。ドイツのフルーツ・ワイン・メーカーが一般市場向けに大量生産しているもので、11度。蜂蜜の味わいが強く残った弱いお酒です。安いので、ミード入門用にはいいかと思いますが、ややエグミを感じる人もいるかと思いますので、その場合は、ジンなどで割ると飲みやすいかと。

 ついでに、新宿バルト9のあたりを散策。
 「SEX AND THE CITY」の関係で、バーが、SKYYウォッカとのコラボをしていた。

 面白そうな店をいくつか発見。
 いずれ飲みに行きたいところではあるな。

 ビフィーターを飲みきったので、プリマス・ジンに移行。

●SR4:Unwired

 解析中。パラゴン回りが色々面白いので、いずれどこかで紹介したいところ。
 とりあえず、次回のR&Rはシナリオですので、よろしく。

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September 05, 2008

『真・女神転生X』神族覚醒PC、泡盛とゴーヤ

 項目を変えて、日々雑記。
 「酒の神話」とリプレイを執筆中。

●神族覚醒PC

 「ラグナロク」も発売されたので、JGCで使ったレベル27神族覚醒キャラクターを公開。
 WORDファイルです。L27です。「l40mxjgc2008.doc」をダウンロード

●泡盛とゴーヤ

 「泡盛の考古学」の冒頭に書かれた泡盛に会うつまみがうまそうだったので、ゴーヤの塩もみを作る。ビアハムと鰹節で合えただけだが、塩辛くて、苦いゴーヤが、氷を入れた泡盛に合う!
 泡盛は瑞泉の古酒。

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ラグナロク:ナタクのスキル

 「ラグナロク」が発売され、いくつかのエラッタ報告が寄せられております。
 正式なエラッタは、どこかでタイミングを見てまとめたいと思います。

 とりあえず、そのままではプレイできないものを一箇所。

●ナタクのスキル

 P63 悪魔データのナタクの行動が、上の悪魔ウコバクのコピーそのままになっておりました。申し訳ありません。以下のように修正いたします。
 ブログでの表記のため2行としています。
 WORDでよろしい方は「NATAKU.doc」をダウンロードをどうぞ。

1d10 スキル    種別    コスト 対象 
判定値 基本威力 修正 合計 相性 追加効果/備考

1-2 なぎ払い  格闘攻撃   -    前列 
241% 格闘    80  160   剣

3-5 スクカジャ 支援魔法   12MP 全体 
自動  -      -   -    -  判定値を1d10上昇

6-7 真空斬り  格闘攻撃   5HP  1   
241% 格闘    95  175   衝撃 STONEの場合即死50%

8-9 気合い   支援魔法   5MP  自分 
自動  -      -   -    -  次の格闘攻撃の威力を2倍にする

*  デカジャ   支援魔法  10MP  全体 
自動  -      -   -    -  能力強化を解除

*  猛反撃    特殊回避  -     前1 
50%  格闘    80  160   剣 回避の代わりに反撃する。防御点無効

*  二分の活泉 自動効果  -     -   
-    -      -   -     -  HP倍率8

*  格闘武器   自動効果  -     -   
-    -      -   -     -   格闘武器を装備していることを表す

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September 03, 2008

ラグナロク、バトルテック、落下の王国

 水曜日はオフ気味に。
 歯医者に整体。あと、図書館と銀行。
 でも、原稿があるねー。

●ラグナロク、まもなく発売

 『真・女神転生X』サプリメント第五弾「ラグナロク」が今週末発売です。一部の専門ショップには入荷しつつある模様です。アマゾンでも書影が見られるようになりましたので、サイドバーに追加しました。神族覚醒、シネマティック・バトルなど神族大戦争を遊ぶための追加ルール集です。

 あと、JGCで買いそびれていた8月下旬~9月初頭発売のTRPG関係がアマゾンから次々到着。『カオスフレアSC』に『あやかし』、『人狼VS吸血鬼』など。

●バトルテック

 昨日から学校の授業再開。とはいえ、前期の残2週間を運営し、合評会週間2週をはさんで後期という変則スケジュール。大学風の前後期制なのである。

 火曜日はアナログ・ゲームの授業ということで、ロボット戦闘ゲームの名作「バトルテック」をプレイ。フロント・ミッションを全部、アナログでプレイする、という大雑把な説明からスタート。ロボテック・サーガ人気から、FASAのバトルテックが「戦場の絆」を20年先行する祖先であることなどを説明しつつ、デモプレイから練習ゲームへ。
 実際、初めて見ると、ゲーム的には非常に分かりやすく、非常に盛り上がるゲームである。練習のため、適当に選んだ機体でバトルしてもらったが、各地でローカストとバトルマスターが大活躍していた。フェニックスホークはやはり難易度が高いか?
 次回は、一人100トン以内のレギュレーションで部隊構成を。何機、ローカストが走るやら……。

 「エムブリオ・マシン」も軽く紹介しましたが、プロット制とスクウェア・マップのおかげでかなり雰囲気が違っていますよね。

●落下の王国@トライブス

 久しぶりに、神楽坂のトライブスへ。

 なぜか知人がおり、次回、クトゥルフ・オンリーCONのお誘いを受ける。行くことにしました。「深淵クトゥルフ」とか、色々ネタも考えております。「新撰組INドリームランド」とか、「織田信長:The Dreaming Gods」とか、たわけたことを考えつつも、それはゲスト卓として、いかがかと。(それを言ったら、おしまい)。
 いずれ、詳しい情報を。

 マスターから、今週末から公開の映画「落下の王国」のチラシをもらったので、リンクをば。
 トライブスでは、この映画とタイアップした各国料理スタンプ・ツアーに参加中とのこと。映画の半券をお持ちの方には10%オフ。また、映画の内容に合わせたオリジナル・カクテル「アレキサンドリア」と、オリジナル・メニュー「蝶の形のクスクス」を提供するとのこと。

 「アレキサンドリア」は、試飲させていただきましたが、クリーミーでやさしい一杯。ヒロインの少女にささげられたカクテル。

 さらに、チュニジアの甘いリキュール「セドラティン」、南アフリカのクリーム・リキュール「ワイルド・アフリカ」などをいただく。「ワイルド・アフリカ」は、豹の毛皮を模した外見が特徴であるが、瓶のキャップに、かわいい金の肉球が描かれている。

●バドワ

 さらに、今度、キリンが輸入開始したフランスのスパークリング・ミネラル・ウォーター「バドワ」のサンプルをいただく。発泡性のある硬水のミネラル・ウォーターである。あとで、フランスの酒に合わせてみよう。

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September 01, 2008

ブランデー片手に愚民どもが!

 『酒の神話』もスピリッツ編に入り、ネタ拾いに困ってます。
 蒸留酒になるとさすがに10世紀を越え、神様の時代ではなくなりつつありますのでね。

 ちょっと調べ物中、誰か知っていたら教えて!

 よく、悪の黒幕が摩天楼の最上階でブランデーのグラスを揺らしながら、下を見下ろして「愚民どもが!」とかやるシーンがありますよね。
 あの起源ってどの辺か知っている人がいたら、教えてください。

「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー閣下の前にたぶん、洋画であったかと思います。「ジェームズ・ボンド」か「ナポレオン・ソロ」あたりのような気がするのですか……

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永遠の冬【58】霧の濃い朝

 スザク・アーカイブに、深淵小説ウェブ連載「永遠の冬【58】霧の濃い朝」を登録しました。

 ずいぶん間が空いてしまいましたね。3ヶ月ぶりか。前回に続き、短いグリスン谷の風景ですが、《棘のある雛菊》が戦線に介入。
 次回は来週に。

●仕事メモ

 『酒の神話』ウィスキー編終了。ブランデー他のスピリッツへ。ちょっとワインに戻って、書き加えることもありそうだ。
 あと、昼間の間に『リプレイ』起こしも進めると。
 明日は、バンタンにてアナログ・ゲームの授業再開。『バトルテック』をやりますよ。
 その後、久しぶりに神楽坂のトライブスに顔を出す予定。

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