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March 30, 2009

リード&リード05:深淵リプレイ「外交特使」

 リプレイ作業中。なんとか目処が見えてきた。
 企画書を書き、テストプレイ。なぜかマリー・セレスト号で、レムリアンと戦う。

●リード&リード05 深淵リプレイ「外交特使」

 現在発売中のRPG雑誌「ロール&ロール EXTRA リード&リード」の第五号に、『深淵第二版』のリプレイを書きました。最近、回している渦型支援シナリオ「外交特使」の総決算ともいえるリプレイです。なんとプレイヤーが7名という状況で、『深淵』の渦型構造を回しました。
 付録テンプレートは、「貴婦人」。
 田口順子さんの美麗なイラストが今回もさく裂しております。

●ミール・ミイのミードが・・・

 4月から、伊勢丹新宿本店、地下、ワインコーナーで、ミール・ミィの蜂蜜酒「ミード」の販売が開始されますとのこと。4月1~8日は、試飲コーナーもあるとのことですから、蜂蜜酒に興味のある方はぜひどうぞ。

●OO 完了

 TVシリーズ最終回を見る。
 ある意味、非常にきれいにまとまった。そして、最後のバトルにおいて、リボンズの乗るガンダムがまさに初代をリファインした造形であったことが妙に印象的であった。
 そして、2010年、映画版へ。
 おそらくは、初代、SEEDと二大シリーズで遠大な設定の中に取り上げられつつ、未消化であった木星がついに視野へと入ってくる。

●読書メモ

 先ごろ亡くなった伊藤計劃追悼の意味で、最新作「ハーモニー」を読み始める。現代の延長にある現代的な未来が舞台。

 三田誠「イスカリオテ」1・2巻読了。
 神に迫る獣との戦いにおいて、聖人と信仰、真実と嘘をテーマにした現代伝奇アクション。

 ゼラチン
 「Robot」の系譜を継ぐカラーコミック。

 ヘルシング10
 完結。ほろびの美学と再生への願い。いい意味で切れた奴らがよい。

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March 28, 2009

いただきもの:GAME JAPAN他

 整体に行き、覚悟を決めてリプレイ起こしに専念していたら、あっと言う間に週末だ。後、何冊か企画書を書いて送ったり、プランニングしたりする予定。

 「歌の龍王」の続きは、来週以降の予定です。

●いただきもの:GAME JAPAN

 いつものようにいただきもの。GAME JAPAN2009年5月号が到着。
 メイン特集は「デュエルマスター」ですが、D&D4thとか色々面白そうな記事が。
 あ、そろそろ4thのMMが来る頃だな。


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March 24, 2009

日々雑記:文華祭とか、英語版MaidRPGとか

 昨夜から肩凝りがひどく、仕事に集中できないでいる。疲れが出たようだ。
 午後から整体に行く予約を入れた。

●TRPG文華祭 補足

 昨日、一応のレポを挙げたが、書き忘れたことを思い出したので補足。

・新作関係
 3月末に出る「Role& Roll Extra Lead & READ05」の「深淵第二版」のリプレイを書きました。小林正親さんのアヤカシが表紙で、あと、岡和田さんの「D&D3.5 エベロン三部作完結編」です。
 『真・女神転生X』のリプレイ「退魔生徒会京都百鬼行」が発売中です。次の第七巻は、出雲編+クリスマス編で、現在制作中。6月あたりになるかと思います。西上柾氏の「ナイト・テイルⅢ」が5月の予定。
 『真・女神転生TRPG 魔都東京200X』は、バージョンアップの内容を調整中。タイトルが過去にならないうちにどうにかしたいという方向で、JIVEさんと調整中です。今年後半ということで。できれば、夏合わせで一本サプリが作りたいところ。
 その他、いくつか企画進行中ながら、発表までいたらない状況です。ご期待ください。

・お酒
 最近、「酒の神話」を書いている関係上、お酒をいただくことが増えました。
 今回も、金滴酒造の濁り酒「コタンの雪」をいただいた他、多くの方から、「うちの地方の酒も飲んでください!」とお勧めいただき、宴会部屋でご紹介いただきました。非常においしゅうございました。ありがとうございます。

・つぎはぎ本舗の愛甲さんから、英語化された「MaidRPG」を見せていただく。刊行されたサプリ三冊を合本した上、アメリカのユーザー向けに加筆したもの。非常に出来が良いので驚く。
 その上、裏表紙の内側に次回予定作。「次は天羅だ!」

・久しぶりに、門倉さん、藤波さんら懐かしい顔にお会いできてよかった。
 娘。は門倉さんGMのアヤカシに参加し、楽しませてもらった。門倉さんがこうしたイベントに参加されるのも久しぶりなら、公の場でGMされるのも久しぶり、実に、貴重な体験であろう。いや、うらやましいぞ。
 父は状況からGMだけでした。まあ、プレイヤーとしては暴走しますので、ここは自重自重。

・藤波さん、南郷隆さんから同人誌をいただく。ありがとうございます。

村祐 

過橋米線

・四月もいくつかイベントがあるが、多くのプレイヤーさん、幾人かのゲストのみなさんとは「次はJGCで」ということですかね。
 JGC09は、9月4-6日とのこと。

・娘はずいぶん楽しい三日間だったようです。
色々遊んでいただいた皆様、GM諸氏に御礼申し上げます。
あと、よからぬことを吹き込まないように、→その辺。

・改めて楽しい三日間でした。主催者のばんゆうさん、おつかれさまでした。

●シグルイ12

 月曜日は、朝からバンタンに行って講師契約の更新。
 09年度の前期(5~9月)は火曜日の朝から夕方までということになった。

 帰りに本屋で「シグルイ12」を買う。
 見ただけで人が死ぬ、心の闇とは…

●アニメとか

 帰ってきて、テープ起こしの続きに取り組むが、肩凝りがひどく集中できないので、シャワーを浴び、とりあえず、日曜日のアニメや特撮を見る。

・ガンダム00
 最終回一回前ということで、色々吹き飛んでいますが、予想より展開が早いところ。
 さて、来週が楽しみ。
 そして、さ来週からは新しい「鋼の錬金術師」である。

・シンケンジャー
 悪口王。
 悪口だけで人が次々爆発するというネタ。
 青い人はどれだけ****なんだい。

・ディケイド
 カリスに加えて、轟鬼まで出てきて、大騒ぎ。
 次はカブトらしいが、どう収拾するのか分かりません。

・プリキュア
 OPが映画版になっていて、初代のアクションのすごさを再確認。
 中の話はキュアビタンを作るというものだが、ファンタジー世界の素材を現代日本で再現する共感魔術的解釈がオカシイ。そして、戦闘シーンになった瞬間、別番組かと思うぐらいの書き込みと絵柄がさく裂。おいおい。

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March 23, 2009

サブカルチャーとケルト文化

Fate_cg_e02

 22日午後は、日本アイルランド協会のイベント「2009年 セント・パトリックスデーの集い」というイベントに出席、「日本のサブカルチャーとケルト文化」というトークセッションに参加してきました。

 日本アイルランド協会は、ゲームとは全く無関係のまじめな海外文化研究組織で、アイルランド文化大好きな皆さん(多数のアイルランド文化研究者を含む)が集まって、交流するものです。
 昨年、聖パトリックとクーフーリンに関する松岡先生の講義が聴けるというので、取材に伺ったご縁で、今年の新テーマに合わせて、ゲームに登場するケルト文化の紹介を行ってきました。
 依頼をいただき、同じトーク・セッションでレポートされる方に、「猫のフォークロア」などのアン・へリング先生、さらに、大学でライトノベルや児童文学と、英文学を比較研究されている鈴木章子さんがおられると聞き、こちらの立ち位置が決まったものの、PCゲーム系で落ちがありそうなので、急きょ、「堕天使がわかる」「図解クトゥルフ神話」の森瀬繚さんを巻き込んで出撃します。

 当日の開場は天王洲アイルのアイリッシュ・バー「ラウンド・ストーン」。
 ごあいさつしたら、鈴木さんがエルリックなどファンタジーの翻訳で名高い井辻朱美先生のお弟子筋であることがわかり、どきどきします。

 さて、トーク・セッションですが、まず、鈴木さんの「日本のサブカルチャーにおける妖精のイメージ -バンシー-」。英文学のバンシーと、コミック「クリスタル・ドラゴン」、ライトノベル「お留守バンシー」の比較研究で、ケルトを源泉とするバンシーのイメージがどう変容したかを紹介します。アカデミズム、特に児童文学サイドからの検証でしたので、状況を了解した朱鷺田は予定通り、ネタに走ります。

 まず、『真・女神転生X』のクー・フーリンのフォトを見せます。

 画像検索例
 Wikipediaの画像。

 美形化されたクーフーリン像とか、女性化したアーサー王(Fate/Stay Night)マギノビなどの写真を紹介しながら、現在、ゲーム、アニメ、マンガなどでのケルト・モチーフを紹介、萌えとエンターテイメントにおけるケルトの変容を印象付けます。

 その後、森瀬さんにバトンタッチし、「神話がなぜ、用いられるか」のお話をしていただきました。アーサー王もののTVアニメ、「燃えろアーサー」の話は色々インパクトがあったようです。

 その後、アン・へリング先生が、アメリカ日常社会に生きるケルト文化(アイルランドの個性)を紹介されましたが、「日本でのケルト・イメージには、ケルト民族が不在である」という苦言もあり、色々勉強になりました。

 その後の質疑応答で、なぜか、「謎の円盤UFO」とか、「ウルトラセブンにおける沖縄の政治性」とかの話で答えていたのは、自分でもちょっと暴走していたかなとか思います。非常に刺激的なセッションでしたので、また、どこかでこういう話をしたいものです。

 


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SR:ミッションズ他

「セント・パトリック・デー」レポの前に、いくつか。

●シャドウラン・ミッションズ

 カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン4th公式サイトで、新ミッションズの1本目、「Everyone's your Frieds」が公開、無料ダウンロードできるようになっています。英語です。
 デンバーから逃げ出した魔術師、リン・シャオを追うために雇われ、ニューヨークへ向かったPCたちは…

 なお、これと並行して、ピーター・テイラーがシャドウランのライン・ディベロッパーを辞すというメッセージが発表された。20周年記念ルールブックを完成させたことで一区切りがついてしまったようだ。今後も、著者としてはシャドウランに参加するようなので、とりあえずは、おつかれさま、というべきであろう。

●ロッキード・マーチンの実用軍用パワードスーツ

 小太刀右京さんのブログ経由。
 ロッキード・マーチン社がアタッシュケースに入る実用パワードスーツを開発したとのこと。
 世界はどんどんサイバーパンクの世界に近づきますね。

●訃報:伊藤計劃

 『虐殺器官』の伊藤計劃さんがご逝去されたとのこと。
 プロの病人、ガンと闘病中というプロフィールを知りつつも、来るべき時が先であることを願い、『虐殺機関』『Indifference Engine』のような作品を待たずにはおれなかった、われらが言うべき言葉は、彼の作品がもう読めないという事実への嘆き、そして、「オレたちは、あなたの作品を忘れない」」という言葉だけか。
 黙祷。

●メモ:5月13日火曜日 オトコノコ★ナイト

 知人の女装メイド&ゲームライター、来栖美憂さんからの情報。5月13日にロフトプラスワンで、「オトコノコ★ナイト」なるイベントが開催予定。うむうむ。その日は学校なので、終わったらのぞきにいこうかな。

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TRPG文華祭その他

 20-22日は、本郷で開催されたTRPG文華祭に、娘。ともども参加して来ました。二泊三日、日本旅館に宿泊し、ゲームとお酒三昧の日々でありました。主催者、ゲスト、参加者の皆さま、おつかれさまでした。
 娘。も、四つのセッションに参加、ずいぶん楽しかったようです。
 ありがとうございました。

●深淵:外交特使

 最初のセッションは、最近、使っているシナリオ・ツール「外交特使」を回す。
 火神教団の軍団と戦うため、獅子王教団の城砦ラドホリ、新世界教団の聖堂、月光の廃墟を訪れ、援軍を募るという流れになりました。キャラクターは騎士、漂泊の若き騎士、戦災孤児、傭兵、弓兵ですが、戦災孤児が魔剣持ちとなり、高度打撃チームに変身。妄想持ちの傭兵とか、不幸な弓兵、記憶のない騎士とともに旅します。

 獅子王教団の城砦で傭兵契約を結んだ後、月光の廃墟で難民と接触した後、記憶のない騎士と妄想王が、廃都の奥に隠された蒼き死の公女の封印に引き寄せられ、解放しそうになる。どうやら、鏡の公女エリシェにもてあそばれたらしい。

 その後、新世界教団の聖堂を味方にした一行は、同盟軍VS火神教団の蛮族軍との戦闘に参加、炎の燃えさかる戦場を突破し、ウルスラと一騎打ちに持ち込む。ここで、戦災孤児の持つ魔剣がさく裂、わずか二撃でこれを撃破してしまう。
 勝利を得た人々はそれぞれの道を歩み始める。
 漂泊の若き騎士は、恋人のもとへと帰る。
 不幸な弓兵は、新世界教団で再起を図る。そこへ妄想の傭兵王がやってきて、世界征服へと向かう。
 記憶のない騎士は、月光の廃墟へ戻り、鏡の公女エリシェから自分が彼女の作った玩具に過ぎないことを知らされるが、蒼き死の公女の封印を独占しようとする戦災孤児の魔剣がその体を貫いたのであった。

 ~終わり~

 その後、安田先生、他のゲストのみなさんと近所の韓国料理屋で食事。
 トークショーでは、安田先生が語るTRPG黎明期の「今だから語れる」あれとかこれとかをメインに、各ゲストの新作情報とか。色々しゃべっちゃいけないネタばっかり。
 11時を回ったので、ゲスト・ルームでの酒盛りに参加。
 以下、その惨状の予兆である酒の山。
 
Img_07521

 ちなみに、これが最初の3人分に過ぎない、というあたりで色々ご想像いただきたい。この後、一升瓶数本、ワイン半ダースを含むとんでもない酒が追加されていた。私は昼間の疲れがどっと出て、二時過ぎに撤収。

●『真・女神転生X』:バッカイ

 朝風呂に入って二日目に突入。
 二日目昼間は、『真・女神転生X』。以前、JGC2008で使ったL27神族覚醒キャラクターを使った、スマル市シナリオ。
 スマル市の影時間に出現する怪物サイクロップスを倒した一行は、五体を引き裂かれた犠牲者の少年の遺体を発見、警察に引き取ってもらうが、翌日、警察の神埼署長から「少年の死体が消えた」という知らせを受ける。警察署に集まったPCたちが推論していくと、なんと、犠牲者である少年が生きて、ちゃんと高校に登校しているというではないか?
 少年の名前は、平井桐人。
 その謎を解くように依頼されたPCたちは、平井桐人にまつわるディオニュソス神話の秘密に遭遇する。

 いずれどこかでまた使いそうなので、こんな感じでとめておきますが、NPCの名前で展開を相談してください。

 その後、トークショー2回目。
 3回目のセッションが「一般GMのもとで、ゲストがプレイヤーとして参加する」というテーマだったので、「GM、プレイヤーとしての自分」をテーマに、皆さんに語ってもらう。朱鷺田は、GM専業派で、プレイヤーとしてはあまりいい存在ではありません。どのくらいやばいかは、「娘。」にばらされました。

 一応、明確な朱鷺田の新刊予定は以下の通り。

 3月末発売、R&L05号に「深淵第二版」リプレイ掲載。
 5月に、『真・女神転生X』リプレイ「ナイト・テイル3」(西上柾・著)の予定、「退魔生徒会」の第七巻「出雲編+クリスマス編」(仮称)もその後に続く予定です。

●シャドウラン:新作呪文を強奪せよ

 さて、三日目に仕事で抜けるため、朱鷺田は二日目夜も通常通りにGM。
 『シャドウラン4th』で、ラボ襲撃シナリオ。設定の基本は、以前R&Rに書いた『バンカー・バスター』と同系のものですが、ヴァジュラ&アーヴァタール・テクノロジー社を襲撃し、同社が新開発した新作呪文の呪文式と専用呪文収束具を盗み出すというもの。『バンカー・バスター』ほど強い魔法使いはいないが、先日、紹介したナルタキのストリート・サムライに、精霊を憑依させたものがラスボス。重装備SSが全力で叩いても打ち砕けないSSの精霊装備を、ガンボーズ(サイバー仏教リガー)が放逐して何とか撃破する。
 トラップ用のナノテク兵器も仕込んでおいたが、これはトロールしか感染せず、生還。

 ゲーム終了が午前4時。
 ゲストルームで、軽く飲みながら、雑談して5時には床につく。
 翌日は、秋葉原で主催者のばんゆう君や、イラストレーターの佐々野悟先生らと、過橋米線のランチを堪能する。わずか8時間後に、打ち上げでまた来るのに、朝から来てしまうオレタチってどう?

 12時からのセッションを抜け、品川天王洲アイルのラウンドストーンでのイベント「セント・パトリック・デーの集い」へ。こちらは項を改めてレポートの予定。
 イベント終了後、戻ってきて、過橋米線での打ち上げに参加。やはり、ここの飯はうまい。
 今回も楽しいイベントでした。

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March 19, 2009

深淵:R&R54 獅子の戦姫

 明日からTRPG文華祭。準備をしつつ、リプレイのテープ起こしで一日終わる予定なので、簡単に。
 あと、トマトの果実酒を仕込んだ。熟成に一カ月の予定。

●深淵 R&R54 獅子の戦姫エラッタ

 ファンの方からご指摘いただきましたので、修正。
 こちらの見落としでした。すいません。

Role&Roll vol.54(2009年3月24日発行)
P58 
テンプレート31:獅子の戦姫
武器/戦闘技能
誤)防御
正)吸収

誤)長剣 5+3=8 2 2 10
正)長剣 5+3=8 3 4 20

以下を追加
魔法
【黒剣:魔力1:刻印:漆黒の瞳】
呪文:剣の強化(2)

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March 18, 2009

SR:Nartaki SS

 ずいぶん春めいてきました。
 久しぶりに秋葉原方面へ出て、打ち合わせ。R&Rステーションにちょっと寄り道したら、大学TRPG系クラブの交流コンベンションをしていた。いいねえ。

●SR:Nartaki SS

 TRPG文華祭用に、Runners Companion準拠で、四本腕のヒューマン・ヴァリアント、Nartakiのストリート・サムライを作ってみた。詳しくは「シャドウラン4th別館」にて。
 4本腕でカラリパヤットで四連打する、アデプトも考えてみたが、今回はMove by wireを入れたサムライで。あ、スキルソフトを買ってないので、それは適宜。

●数学ガール

 日坂 水柯さんの新作マンガが目に入ったので思わずGET。
 数学で愛を語る女性と、数学好きの男性、その後輩の女子という奇妙な三角関係を描いた作品のコミカライズ。こういうのは、好きです。数Ⅱでいろいろロストした記憶はあるが(笑)

●今日の酒

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 大分麦焼酎 二階堂 吉四六

 ガラスのとっくりが妙にラブリーだったので、確保。

 あと、レモンとパインの果実酒の漬け込み開始。
 ホワイトリカー、氷砂糖、あと適当な広口瓶があれば、いつでも果実酒に挑戦できるな。

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March 17, 2009

歌の龍王【06】、イベント

 もう17日。春の足音が近づき、ずいぶん暖かくなりました。

●歌の龍王【06】

 スザク・アーカイブに「深淵第二版」ウェブ連載「歌の龍王」の第六話「敵の名は…」を登録しました。

●イベント関係メモ

3月20-22日 TRPG文華祭

 TRPGの日本上陸27周年を祝う宿泊コンベンション。なぜかゲスト・ルームが地獄の宴会場に変わる・・・・・・あ、最近、オレの行くコンベンション、みんなそうだ(笑)

 私は『深淵第二版『『真・女神転生X』『シャドウラン4th』のGMの予定。
 データを作らねば。

『深淵第二版』 渦型サポートツールの新テンプレートを導入予定。
『真・女神転生X』 こちらは入門用のL15-20あたりで。
『シャドウラン4th』 ランナーズ・コンパニオンあたりを導入したいところ。

3月22日 2009年 セント・パトリックスデーの集い

 文華祭の三日目を抜けて、22日は日本アイルランド協会のイベントで、ちょっとトークをしてきます。
 テーマ「日本の大衆文化とアイルランド伝承」

 私の担当は、ゲームにおけるアイルランド神話、ケルトの影響ということで、指輪物語からD&D、ティル・ナ・ノーグやFFへの流れを説明する担当らしい。PCゲームの絡みをフォローしていただくために、森瀬繚さんと一緒にしゃべってきます。

4月25日 クトゥルフ神話オンリーコン
 ゲスト・キーパーとして出席決定。
 ひさしぶりにまともな現代物シナリオとか考えておりますが、伝統的に、オレは色物担当じゃねーの、とか毎回、思う部分がない訳でもございませんよ、という訳で、クトゥルフテックを読んだ方がいいのかな(笑)

4月26日 東京深淵CON シキサイ

●邪悪寺院でワインを

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日曜日は某所で、邪悪寺院に入れないまま、バトル中にワインをいただく。

左から
オーストラリア Yarra Yernig ピノ・ノワール1996
アルゼンチン ボデガス Callia ALTA シャルドネ・トロンテス 2008
イタリア Primitivo de Manduria 2006
イタリア Casale de Vechio 2007
ドイツ Weingut Joh. Haart 2007

 最後の白いドイツワインがなかなか極上でした。
 甘めの白ワインが好きなので、そこは上乗せしてご理解ください。

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March 16, 2009

日々雑記:R&R54、センゴク、わさび漬け

 昨日は、ラヴクラフトの72周忌。
 すぐれた先達に献杯。

●R&R54号

 見本誌が到着。
 今回は、「深淵第二版」の記事、「辺境見聞録」で、獅子王教団の話。テンプレートは「獅子の戦姫」です。

 あと、鈴木銀一郎先生のコラムで、以前、うかがった大分のコンベンションでの「人狼」が紹介されております。私は、瞬殺されましたよ。あー。

●センゴク天正記4、センゴク外伝桶狭間戦記2

 宮下英樹のセンゴク・シリーズが正伝、外伝の両方同時発売。
 天正記は、長篠の合戦の真相に迫る話。外伝は信長の父、信秀と経済支配の話。
 いずれもなかなか興味深い。

●日々雑記

 土曜日は、退魔チームのリプレイ収録でしたが、ホワイトデー。ゲーム内は冬休みで、まあ、色々。さて、どこまで行けますやら。
 日曜日は、某所でD&D3.5。我らがバルバルした生き物は、もっとバルーバルーした生き物に遭遇、瞬殺されましたが、何とか復活。愛用の戦斧(1d12)に追加効果がついて、1d12+2d6の武器に。
 イタリア、ドイツ、オーストラリア、アルゼンチンのワインを次々味見しつつ、ゲームな日々でした。

●わさび漬け

 トリニティ・ヴィーナスTRPGのリプレイ「ささやきのモノクローム」を読んでいたら、白いご飯にわさび漬けを乗せ、醤油をたらすと絶品、という話が出てきて、無性に食べたくなる。確かにこれは絶品。あー、幸せ。

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March 13, 2009

日々雑記:SR4A、モロッコの錬金術師

 ディオニュソスの神話を読みながら、明日のセッション準備中。スタックした本3冊を順次解決中。仕事とスケジュールは果てしなくつまる。某所よりROMも届くらしい。色々大変なのだけれども、まだ頑張る。
 土曜日はリプレイ収録なので、黒のホワイト・デーとか、ゲーム学校のOB会とか行けません。日曜日はなんとかしたいものだが…

●SR4A シャドウラン4th 20周年記念コアルールブック

 カタリスト・ゲーム・ラボから先日PDF版が発売されたばかりの「シャドウラン4th 20周年記念コアルールブック」を、ちょいちょいチェック中。イラストがかなり変わっている上、初版にあったエルモアのカバーとか、懐かしいイラストの再録もちょっとあったり。書き下ろし小説が追加され、レイアウトが一新されたのがかなり印象的である。
 サンプル・キャラクターは、コンバット・メイジ、ガンスリンガー・アデプト、ウェポン・スペシャリストをのぞき、新規イラストへ。ストリート・サムライとスマグラーのデータがかなり大きく変わっている。あと、ラディカル・エコ・シャーマンが電話を持っている(笑)
 アンワイアードまでのコア・サプリメントの解説が入り、総合索引から検索できるようになっている。

●モロッコの錬金術師

 某所取材中に、アフリカで活動するNGOの方から、現地の魔術話とかオカルト話を聞く。モロッコの旧市街の奥には、今も呪術師の他に、錬金術師がおり、アルカヘスト(万能溶解液)とか、プリマ・マテリア(第一原質)とか研究しているという。「もうすぐ、アルカヘストが出来る」とか、1988年頃に行っていたとかいないとか。

PS:日曜日はラヴクラフトの命日ですね。
 ガイギャックスの一周忌はコメントしそこねましたが、そういう時代なのだなあと思います。
 はてさて。

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March 12, 2009

歌の龍王【05】待ち伏せ

 スザク・アーカイブに、「深淵」のウェブ連載「歌の龍王【05】待ち伏せ」を登録しました。

 青龍の魔道師ザンダルと魔性の女の最初の対決です。

 次回は来週の予定。かなりスケジュールが詰まってきているのですが、なんとか、TRPG文華祭までには何とかしたいかと思います。TRPG文化祭は3月20-22日に開催される宿泊型コンベンションで、アマチュア主催ながら、ゲストがなかなか豪華ですので、余裕がある方はどうぞ。門倉直人先生、安田均先生、鈴木銀一郎先生の揃い踏みがみられるのはなかなかないでしょう。申込は今週日曜日までの予定。

 朱鷺田は、『深淵』『真・女神転生X』『シャドウラン4th』のヘビーローテーションの予定。

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シャドウラン20周年記念コアルールブック

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 カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン公式ページ(英語)より。
 FASAがシャドウランの第一作を発売してから20年目の今年、カタリスト社は20周年記念製品をいくつか出しますが、その第一弾「20周年記念コア・ルールブック」(英語です)がPDFで発売されました。フルカラーのルールブックです。
 この他、「ランナーズ・ツールキット」が制作作業中とのこと。入門用シナリオ、シャドウランの概要解説、修正値表、成長パック・ルールなど、シャドウラン4thのプレイをサポートするツールを含めた便利セットのようです。

 さらに、20周年記念アイテムが続きます。

●バンタンGW合評会

 昨日は、バンタンのライター科合評会。
 年々、DTPのスキルアップが著しいところなので、コンセプト勝負とマクロな視点での勝負になった。かなりひどいこともいったが、勇み足で怒られるのも若いうちならではのこと。来年からは早速、就職活動なので、頑張ってほしい。

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March 07, 2009

卒業式、退魔生徒会京都百鬼行

 昨日は、バンタンの卒業式。午後から謝恩会に顔を出し、夜の打ち上げまで付き合ってきました。これで07生も卒業、昨今の状況はずいぶん厳しいものがありますが、デジタル・ゲーム業界はある意味、落下の少ないあたりでもあります。ぜひとも生き残り、自分の道に邁進していただければ幸いです。

 そういう私は、谷櫻を飲み干しつつ、神話本の直しとリプレイの起こし。次の仕事も迫っているので、色々急ぎたいところ。あれもこれも。今年もやりたいことがたっぷりあります。

Photo

●『真・女神転生X』退魔生徒会京都百鬼行 見本到着

 今月発売の『真・女神転生X』リプレイ『退魔生徒会京都百鬼行』の見本がJIVEさんより到着。やたら可愛い豊野香苺と関西の退魔生徒会に属するイケメン2名が表紙です。来週後半には店頭に出始めると思いますので、よろしくお願いします。
 アマゾンでの予約も始まったようですので、一応、サイドバーに。

 同時に、エムブリオ・マシンの新サプリメント『練兵都市』も到着、EM乗りを育成する学園都市を扱ったサプリメントである。

●URLメモ

侵略の書 Lebhar Gabala

酒のメモ  黒霧島越之景虎くどき上手

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March 05, 2009

退魔生徒会京都百鬼行は3/13

Photo

 JIVEさんのサイト更新。
 『真・女神転生X』リプレイ「退魔生徒会 京都百鬼行」の紹介が掲載され、発売が3/13となりました。
 今回は京都・奈良方面へ修学旅行、関西の退魔生徒会が登場、苺を巡って大騒ぎとなります。

●イベント

 近々のイベント予定。
 3/20-22のTRPG文華祭は、『深淵』→『真・女神転生X』→『シャドウラン』のヘビーローテーションGM。できれば、もー一回、GMをしたいが、三日目は、品川でおしごと。
 こちらはセント・パトリックスデーのトーク・イベントで、森瀬さんと一緒に、ゲームとケルト文化の関係を話す予定。

「ゲームにおけるケルト文化の題材」
Celtic Elements in Digital and Analog Games
:From Children of the Dungeons & Dragons.

●読書メモ

・レンタルマギカ 旧き都の魔法使い
 あれ~、こちらも京都へ修学旅行です。ぎゃああ。
 アストラルに危機迫る! という感じであります。

・宗像教授異考録10
 出雲大社の謎のあたりは、クラカタウ異変が気になる私はちょっとにやにや。なるほど、そうまとめましたか。

●気になるタイトル

這いよれ! ニャル子さん (GA文庫 4月の新刊)

●酒のメモ

 東晨洋酒さんの今年の赤ワイン。
 山梨の日本酒、谷櫻

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March 03, 2009

深淵: 歌の龍王【04】滅びの日

雪がちらつくひな祭り。

●歌の龍王【04】滅びの日

スザク・アーカイブに、「深淵」ウェブ連載「歌の龍王【04】滅びの日」を登録しました。
中原南部、龍の飛来する湖の街モーファット伯爵領で、青龍の魔道師と謎の女の戦いが始まります。

●山梨深淵CON 補足

 イベントの冊子付録についたテンプレートは、「侍女」。
 メイドさんでした。
 運命は「借金」。

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March 02, 2009

山梨深淵CON 

土曜日、日曜日は「山梨深淵CON」のため、山梨へ行って参りました。当日は、スタッフ、GM、参加者合わせて51名もの方が集まり、計11卓もの「深淵」が遊ばれました。では、簡単にレポをば。

●前泊

 土曜日朝、高尾にて東京組と合流し、各駅停車の旅。毎回、思うのですが、山梨は意外に近い。各駅でも、我が家から3時間である。高尾で開けた焼酎「原酒青潮」(37.5)が大月で乗り換える前に、開いたのは秘密。原酒の度数は時期により41度から35度の間で変わるらしく、ボールペンで度数が手書きだったのが好印象。
 大月から甲府まではやや込んでいたので、禁酒。
 甲府駅前で主催者のきら君らに迎えられ、根性のあるうどん屋で中しめ。二郎のラーメンぐらい腰と量のあるうどんに負けました。この屈辱は明日のほうとうで晴らす予定。

 午後は愛宕山にある宿泊施設に移動して、前泊イベント。
 まず、前泊参加者で3時間ほどゲーム大会。朱鷺田は、「深淵」を軽く回す。最近、使っているシナリオ・ツール「外交特使」のうち、新世界教団の聖堂領訪問シーンと最終大会戦シーンをプレイ。戦災孤児が赤札で特攻したのち、騎士がランス・チャージで魔族を撃破…したはずというEDに。
 食後は、イベント用のミニ・ゲーム「深淵人狼」を1回回し、何とかいけそうだという手ごたえをつかむ。ルールを軽くしたので、軽くなりすぎるかなとも思ったのである。
 その後は泊まり部屋でゲームをしたり、酒を飲んだり。静岡から来た「初亀」や、山梨でいつもお世話になっている醸造所門外不出のワイン(一升瓶入り)など貴重なお酒が色々並び、たっぷりと堪能。「初亀」はおいしゅうございました。

●当日:深淵人狼

 さて、当日です。開場直後、片方の会議室を使って、ミニゲーム「深淵人狼」を遊びます。
 まず、これは「深淵」のテンプレートを使って、有名なマルチ・プレイヤー・ゲーム「汝、人狼なりや?」っぽいサバイバル・ゲームをするというものです。

使用するもの
・テンプレートのコピー一式
・投票用紙
・時間の測れるもの

適正プレイヤー人数 10名以上 最大30名まで

ゲームの進行
1)情報交換(5分)  各自、生存している他のプレイヤーと情報を交換し、投票用紙に記入する。
2)投票用紙への記入内容
 (1)投票者のテンプレート
 (2)訴追したいキャラクター
 (3)特殊能力の使用

3)裁判  GMは開票し、投票数のみを発表する。上位の2名が死亡する。2位が複数いて決まらない場合、候補の一言弁明を聞いた後、挙手にて再投票。

4)暗殺  ギュラニン党が生きていたら、誰かが暗殺される。

5)勝利条件の確認  生存者が1名になれば、ゲーム終了。(場合により、2名でも終了)
 3名以上ならば、1へ戻る。

勝利条件
生き残って魔剣を手に入れる。

テンプレート
以下の6枚だけが特殊能力を持ちます。他のテンプレートはあくまでイメージのみです。

・漂泊の戦姫  特権:投票の際、2票持っています。まとめても分けてもOK。
・吟遊詩人  演説:毎ターン、簡単な演説ができます。
・奇妙な旅人  道連れ:自分が死んだ際、他の1名を道連れにできます。
・夢占い師  幻視:2ターン目以降、以前の投票内容を確認できます。
・ギュラニン党の暗殺者 毒殺:毎ターン、1名を毒殺する。
・漂泊の若き騎士 守護:守る人を指定。その人が毒殺、または道連れにされることを防ぐ。

 だいたい、1時間弱で終了。当日の展開では、吟遊詩人がアジテーションをしかけて殺されるという状況に。全泊組では、漂泊の戦姫が権力を誇示しすぎて、国民一致で訴追されることに。
 手ごたえとしては、なかなか面白いものになりそうです。改善するならば、漂泊の若き騎士の能力を拡大したいところですね。騎士にもこの能力を与えるとよいかも。

【改善案】

・漂泊の若き騎士 守護:1名を指定、その人はこのターン、訴追、毒殺、道連れによって死なない。訴追から守った場合、訴追の効果は3位に移行する。

●当日:外交特使

 さて、イベント本番。朱鷺田は初心者卓ということで、5名の方を相手に、先日も使った最近、使っているシナリオ・ツール「外交特使」を回します。故郷を滅ぼされた貴族が復讐戦を挑むため、各国を回るという渦型シナリオの枠で、その他は、各自の運命で決まります。
 運命の幻視をした結果、決まったのが……

外交特使団の長:漂泊の戦姫
敵国:屍の城  
支配者:死霊の公子スナーダル
回る国の候補
・忘却の森
・新世界教団の聖堂領
・槍の王国
・蛮族の支配する炎の大地

 上から三カ国をぐるぐると訪問。「不幸」な傭兵がうっかり「菫色の公女フェレス」様の迷宮に迷い込んだり、漂泊の若き騎士が老婆にストーカーされたり、借金持ちの少年が魔剣を押し付けられたり、騎士が愛馬を巡って槍の王子と腕比べをしたり、漂泊の戦姫にプロポーズが集まったりしつつも、なんとか連合軍を糾合、屍の城へと突撃していく。
 乱戦の中、漂泊の戦姫と死霊の公子スナーダルの一騎打ちとなり、スナーダルの死の大鎌の一撃で「叙事詩に残る一撃」がでるも、姫は盾を犠牲にしてなんとか生き残る。そこへ、傭兵と若き騎士が突撃し、見事にこれを撃破する。

 かくして、姫はスナーダルを倒して、故郷を回復する。王者の相を持つ傭兵は「不幸」にも逃げそびれて、漂泊の戦姫の親衛隊長に就任、そのまま、槍の王国の王女と結婚し、王者への道を歩み始める。少年はなんとか借金を返済、魔剣の導くまま、新たな生き方を探して旅立つ。漂泊の若き騎士は、愛する恋人が魔族の呪いにかかっていることに気づき、彼女とともに呪いを解くため、旅立つ。
 残る騎士は、槍の王国の次男坊と意気投合する一方、スナーダルによって屍の騎士とされた友人との一騎打ちをするべく、最後の戦いに向かった。

 ~終了~

●当日:閉会式

 なんとか無事シナリオ終了。
 楽しんでいただけたようで感謝、感謝。

 これだけの方がご来場いただけたことは喜ばしい限りであります。
 本当にありがとうございます。
 スタッフ、GMの皆さんもお疲れ様でした。

 その後、ほうとう屋で無事、前日の雪辱を晴らし、帰京しました。

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