TRPG文華祭その他
20-22日は、本郷で開催されたTRPG文華祭に、娘。ともども参加して来ました。二泊三日、日本旅館に宿泊し、ゲームとお酒三昧の日々でありました。主催者、ゲスト、参加者の皆さま、おつかれさまでした。
娘。も、四つのセッションに参加、ずいぶん楽しかったようです。
ありがとうございました。
●深淵:外交特使
最初のセッションは、最近、使っているシナリオ・ツール「外交特使」を回す。
火神教団の軍団と戦うため、獅子王教団の城砦ラドホリ、新世界教団の聖堂、月光の廃墟を訪れ、援軍を募るという流れになりました。キャラクターは騎士、漂泊の若き騎士、戦災孤児、傭兵、弓兵ですが、戦災孤児が魔剣持ちとなり、高度打撃チームに変身。妄想持ちの傭兵とか、不幸な弓兵、記憶のない騎士とともに旅します。
獅子王教団の城砦で傭兵契約を結んだ後、月光の廃墟で難民と接触した後、記憶のない騎士と妄想王が、廃都の奥に隠された蒼き死の公女の封印に引き寄せられ、解放しそうになる。どうやら、鏡の公女エリシェにもてあそばれたらしい。
その後、新世界教団の聖堂を味方にした一行は、同盟軍VS火神教団の蛮族軍との戦闘に参加、炎の燃えさかる戦場を突破し、ウルスラと一騎打ちに持ち込む。ここで、戦災孤児の持つ魔剣がさく裂、わずか二撃でこれを撃破してしまう。
勝利を得た人々はそれぞれの道を歩み始める。
漂泊の若き騎士は、恋人のもとへと帰る。
不幸な弓兵は、新世界教団で再起を図る。そこへ妄想の傭兵王がやってきて、世界征服へと向かう。
記憶のない騎士は、月光の廃墟へ戻り、鏡の公女エリシェから自分が彼女の作った玩具に過ぎないことを知らされるが、蒼き死の公女の封印を独占しようとする戦災孤児の魔剣がその体を貫いたのであった。
~終わり~
その後、安田先生、他のゲストのみなさんと近所の韓国料理屋で食事。
トークショーでは、安田先生が語るTRPG黎明期の「今だから語れる」あれとかこれとかをメインに、各ゲストの新作情報とか。色々しゃべっちゃいけないネタばっかり。
11時を回ったので、ゲスト・ルームでの酒盛りに参加。
以下、その惨状の予兆である酒の山。
ちなみに、これが最初の3人分に過ぎない、というあたりで色々ご想像いただきたい。この後、一升瓶数本、ワイン半ダースを含むとんでもない酒が追加されていた。私は昼間の疲れがどっと出て、二時過ぎに撤収。
●『真・女神転生X』:バッカイ
朝風呂に入って二日目に突入。
二日目昼間は、『真・女神転生X』。以前、JGC2008で使ったL27神族覚醒キャラクターを使った、スマル市シナリオ。
スマル市の影時間に出現する怪物サイクロップスを倒した一行は、五体を引き裂かれた犠牲者の少年の遺体を発見、警察に引き取ってもらうが、翌日、警察の神埼署長から「少年の死体が消えた」という知らせを受ける。警察署に集まったPCたちが推論していくと、なんと、犠牲者である少年が生きて、ちゃんと高校に登校しているというではないか?
少年の名前は、平井桐人。
その謎を解くように依頼されたPCたちは、平井桐人にまつわるディオニュソス神話の秘密に遭遇する。
いずれどこかでまた使いそうなので、こんな感じでとめておきますが、NPCの名前で展開を相談してください。
その後、トークショー2回目。
3回目のセッションが「一般GMのもとで、ゲストがプレイヤーとして参加する」というテーマだったので、「GM、プレイヤーとしての自分」をテーマに、皆さんに語ってもらう。朱鷺田は、GM専業派で、プレイヤーとしてはあまりいい存在ではありません。どのくらいやばいかは、「娘。」にばらされました。
一応、明確な朱鷺田の新刊予定は以下の通り。
3月末発売、R&L05号に「深淵第二版」リプレイ掲載。
5月に、『真・女神転生X』リプレイ「ナイト・テイル3」(西上柾・著)の予定、「退魔生徒会」の第七巻「出雲編+クリスマス編」(仮称)もその後に続く予定です。
●シャドウラン:新作呪文を強奪せよ
さて、三日目に仕事で抜けるため、朱鷺田は二日目夜も通常通りにGM。
『シャドウラン4th』で、ラボ襲撃シナリオ。設定の基本は、以前R&Rに書いた『バンカー・バスター』と同系のものですが、ヴァジュラ&アーヴァタール・テクノロジー社を襲撃し、同社が新開発した新作呪文の呪文式と専用呪文収束具を盗み出すというもの。『バンカー・バスター』ほど強い魔法使いはいないが、先日、紹介したナルタキのストリート・サムライに、精霊を憑依させたものがラスボス。重装備SSが全力で叩いても打ち砕けないSSの精霊装備を、ガンボーズ(サイバー仏教リガー)が放逐して何とか撃破する。
トラップ用のナノテク兵器も仕込んでおいたが、これはトロールしか感染せず、生還。
ゲーム終了が午前4時。
ゲストルームで、軽く飲みながら、雑談して5時には床につく。
翌日は、秋葉原で主催者のばんゆう君や、イラストレーターの佐々野悟先生らと、過橋米線のランチを堪能する。わずか8時間後に、打ち上げでまた来るのに、朝から来てしまうオレタチってどう?
12時からのセッションを抜け、品川天王洲アイルのラウンドストーンでのイベント「セント・パトリック・デーの集い」へ。こちらは項を改めてレポートの予定。
イベント終了後、戻ってきて、過橋米線での打ち上げに参加。やはり、ここの飯はうまい。
今回も楽しいイベントでした。