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July 01, 2009

北海道戦記2:妖魔の市@札幌深淵CON

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 カタリスト公式ページより、印刷版「シャドウラン4th記念エディション」。はやく国内に来てほしいところ。

 さて、北海道レポの続きを一気に。

●二日目:札幌入り

 初日は函館温泉に宿泊。意外にも北海道は温泉が多い。函館も明らかに港町であるが、浜辺のホテルまで、温泉が完備されている。
 昼前、函館取材をほぼ終え、いくつか貴重な構想を得て函館駅からスーパー北斗に飛び乗る。特急で3時間。札幌までの距離はずいぶんと長いが、大半を眠って過ごす。
 札幌に到着する。途中、主催者の連絡先を忘れると言うおおぽかがあったが、知人の助けで事なきを得る。
 前夜泊の場所は、幌平橋に近い中島公園の中の公共施設。

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 道外組や旭川などの遠方組で止まる。
 早速、テーブルの上に並ぶ酒や北海道限定のジュース。リボンナポリン、コアップガラナ、液状の白い恋人たち。お酒も、クラシックを始め、チェリージュース、20年物のメロンブランデーでつけた梅酒・・・
 いや、これが北海道クオリティ、らしい。

 その後、前夜祭ということで、キリンビール園でジンギスカン&カニの食べ放題。翌日のGMと色々話しつつ、ひたすらカニを食う。
 すすき野から市電に乗り、温泉系銭湯で汗を流す。ブルガリアンローズの湯というのがあった。

 宿舎に帰り、地元GMの千鳥足さんを交えて飲む。「戦国深淵」(私の背中には、信長様の御霊が宿っておるのだ!)とか、楽しい話を聞く。こうして、地元のGMさんが、独自の視点で遊んでくれている様子は、デザイナーにとって、大きな刺激である。

●三日目:妖魔の市@札幌深淵CON

 明けて、三日目は札幌深淵CON当日。時計台を見物した後、会場入り。「通路」をプレイして地元ゲーマーと交流しつつ、イベント開始。今回は、渦型ツール「妖魔の市」を「導入なし、無制限モード」で使用する。

 運命に導かれた人々が妖魔の市で魔族から買い物をするという話。
 途中は、色々起こるが、お話は混迷しているので、結論のみ。

・漂泊の戦姫ブリガンディ・ミア・リーゼロッテ姫
 故郷を失った上に、ひとり、森の結界に迷い込み、20年の時を越えてしまった時の迷い人。彼女の国を奪った宿敵はすでに次世代に至り、復讐者の存在を忘れ、平和の中に暮らしている。
 絶望に狩られた彼女は、妖魔の市に希望を託すが、求める力を得ることができぬまま、市を去る。後に名を変え、宿敵の弟を誘惑し、焚きつけ、クーデターを起こすことになる。享年54歳で、「ラスト・エンペラー」冒頭の西太后のように死ぬ予定。

・死の乙女に仕える夢占い師ミヒャエル
 魔族の封印の地図を求めて妖魔の市に踏み込むが、王者の相を持っていたため、魔族や異端者に追われることになる。任務に準じる覚悟を決め、龍の影なる者オーブリンが営む本屋で、自らの命を担保に、古代の魔道書を購入、火龍の羽をもらって師匠の元に飛び去る。エンディングで生きながら、オーブリンに食われてしまう。

・奇妙な旅人ガルガンチュア
 魔族の封印情報を集めるべく、妖魔の市に至る。ミヒャエルを生贄候補として狙うも失敗、妖魔の市で出会った鏡の公女エリシェの下僕となることを望む。エリシェの鏡の一つに投げ込まれ、鏡の奥から宿敵の人生を見はりつつ、千年に渡る放置プレイを受ける。

・魔道師候補生ジュジュ
 記憶がない上に、虫が怖い魔道師候補生。師匠の命により、魔法の買い物に行く。
 自らの記憶を取り戻すも、サソリの王の眷族から作られた存在であったことが分かり、絶望するも、猫の王に記憶を消され、何もなかったかのように学院に戻る。またもや1年落第。相変わらず記憶はない。

・傭兵クラウド・ウィスパー
 嫉妬深い恋人(際立った性格:嫉妬、縁故5)に誓いを立て、愛を証明する魔法の指輪を買いに来た若き戦士。不和の侯爵が「お題はあなたの善意で」と売っている金塊に目がくらみ、骨肉の争いを忘れ、狂気に囚われる。最後には、嫉妬深い恋人まで登場。漂泊の戦姫と一緒のところを目撃され、ヤンデレな感じで、短剣で切りつけられるも、ダメージは・・・

「攻撃側と防御側が絡み合って転倒する」

 そのまま、ベッド戦闘へ突入。流血の愛を全うし、その後は、「ミザリー状態」(足を折られてベッドに軟禁)で彼女との愛の日々を過ごす。プレイヤーはなぜかとても幸せそうだった。

~終わり~

 最後の夢歩きをかなり自由にやってもらうと皆さん、暴走する、する。

 大通りの蛇之介に移動し、打ち上げ、ルイベや鮭児など北海道ならではおつまみをつつきながら、楽しい時を過ごす。参加者の一人が、旧コスモ・エンジニアリングのスタッフでずいぶん懐かしかった。

●三日目:観光は戦いだ(笑)
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 翌日、地元の方が車を出してくださったので、市内から小樽方面へ観光。
 まずは、サッポロビール博物館を見学、開拓使ビールを飲み、塩コショウジェラートを食べる。

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 続いて、札幌名物スープカレーを食べようと、「マジック・スパイス」本店へ。インドというか、ヒンドゥー系のかっとんだ内装。「涅槃」級の辛さに、マジック・マッシュルームをトッピングする。
 カレーというより、スパイス薬膳スープで、汗がだらだら出る。
 この店では食事を「旅立ち」というが、まさにどこかに行ってしまいそうな感じ。

 その後、小樽まで足を延ばし、オルゴール博物館、万華鏡博物館を見て楽しむ。さらに、千歳まで送っていただき、本当に助かりました。車中では、地元のゲーマー事情を色々聞く。

 AIR DOに乗り、月曜日の夜には帰宅。
 ほとんどそのままばったりでした。

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 いただきもののお酒。
 日本最北の酒蔵が作る「国稀 大吟醸」
 濃厚な味わいが特徴です。

 チェリービール。
 チェリーの味がする。

●そのほか、日々雑記

・闇狩り師 黄石公の犬
 同シリーズ21年ぶりの新刊。相変わらず、迫力ある筆致がすばらしい。

・とめはね! 3~5
 旅行中に読んだ。途中で雑誌が移籍するという事件があったものの、とても素敵な書道コミック。

・GAME JAPAN 2009年8月号
 いただきもの。
 デュエルマスター映画化決定とか!

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