京都深淵CON、R&R-CON
『ブルーローズ・ネクサス』制作作業で大騒ぎですが、三連休はイベント三昧。
●京都深淵CONへ
土曜日・日曜日は京都深淵CONへ。前夜祭もあるので、土曜日早朝の新幹線に飛び乗る。
10時には琵琶湖岸の浜大津の会場についたので、届いたばかりのドミニオン:海辺を回す。「宝の地図」が炸裂し、デッキの上に金貨4枚が置かれる。おやおや。派手になる一方で、遅延系の効果もある。密輸人は要注意。
●深淵:龍の山へ
昼になり、まずは、一度目の深淵。
完全渦型でしたが、呪われた天才剣士とか、剣の侯爵に恋人を捧げて白銀の聖剣をもらった人がいたので、容赦なく火龍(召喚値130)をぶつける。
龍の山に、導かれるように集う人々、それを迎え入れる貴婦人と侍女(全部PC)。
貴婦人と侍女の組み合わせが楽しそうでした。
龍とのバトルは、龍の三連撃で聖剣使いのカードが吹き飛び、混戦へ。
それでも生命力を半分がた削ったところ、主催者から「そろそろ時刻ですよ」のコール。
おりしも、龍に与えたダメージで、龍が夢歩き。
山札から開いたカードが語る。
我が運命はまもなく終わり、時代は変わっていくだろう。
どうも運命カードは空気を読む能力が実装されているようですね。
●BRN:イスカンダル・カーチェイス
夜の部は旅館に移動し、『ブルーローズ・ネクサス』。
インドのマハラジャからオーパーツをもらうために、陰謀組織とカーレースをするというシナリオ。
ブルーローズ、シュープリーム、《龍三合》、セレスティアル・ゲート。
●深淵:タルタスの崩壊
日曜日は京都深淵CON本番。
私は、JGCの深夜イベント以来、何度も取り上げてきた辺境騎士団領の街タルタスを舞台にした渦型シナリオをば。
「東方からの蛮族軍団が迫る。外交密使たちがかき集めた同盟軍も崩壊。
崩壊の時が迫るタルタスは、最後の決断の時を迎える」
選ばれたPCは貴婦人、侍女、傭兵、伝書使、そして、死の乙女に従う夢占い師。
夢占い師は第二の運命として「血の渇き」を獲得。ラスボスになる気満々。貴婦人をたらし込み、地下に隠されたルハーブの封印を破る生贄にせんと、暗躍する。一方、貴婦人は領主の夫とともに、タルタスを救うため、決断を迫られる。
街に迫る蛮族の脅威を感じつつも、プレイヤーがノリノリで運命の効果を絡めていった結果、セッションはどろどろの宮廷陰謀劇になっていく。ナセンシアの末裔で謀反を企てていると噂される伝書使は死んだ妻の資料に捕らわれているのだが、妻を殺したのは夢占い師であり、妻が苦悩する結果を作り出したのは、彼女の言動を誤解して追放した貴婦人だった。貴婦人は意を決して、伝書使に思い出を語り、和解するも、その密会を逆手にとって、夢占い師は貴婦人の不倫と領主に吹き込もうとする。
どろどろの決着はルハーブの封印へ至る地下道。
不出来な領主の息子を唆し、ルハーブを解放しようとする夢占い師だったが、領主と貴婦人の愛は貫かれ、傭兵と伝書使に追い詰められ、領主の息子とともに、奈落へ身を投げた。
かくして、タルタスの封印は守られたが、戦況は悪化するばかり。
やむなく領主は「獅子王教団」導入を決意し、同時に妻子をラルハースに逃がそうとするが、貴婦人は夫とともに残ることを選び、若い姫君を信頼する侍女に託して、ラルハースへと送りだした。
タルタスは滅びのドラマを演じることになる。
貴婦人と夢占い師の人がノリノリでドロドロの宮廷陰謀劇をリードしてくれました。
●R&R-CON:深淵:タルタスの崩壊 B-バージョン
月曜日はR&Rステーション4周年記念のイベント「R&R-CON」にて、「深淵」。西上が『ブルーローズ・ネクサス』。
私は、今回もタルタス崩壊を舞台にした渦型をプレイ。
選ばれたテンプレートは魔道師候補生、傭兵、奇妙な旅人、侍女。
傭兵が「故郷を滅ぼされ」て、そのために戦う正統派ヒーローとなり、ついでに、領主の若き姫が恋人という設定になった。従って、侍女は姫のおつきになるのだが、悪意の噂が流れ、姫を狙ったギュラニン党の暗殺者と恋仲になった上、心中に失敗して自分だけ生き残ってしまったというトレンディ・ドラマばりの裏設定がかってにねつ造されてしまう。
魔道師候補生も、姫の従兄弟になる。過去に記憶の欠落があり、毎晩、地下で根っこに縛られる悪夢を見る。その上、魔族教団に入り、逃げ出した過去まであるが、タルタスの危機で呼びもどされた。
そこへやってくるのが、ルハーブの封印を解く気満々の「奇妙な旅人」。友なる動物が出来、水鳥になったので、アヒルにしたら、刻印がつき、双頭の妖魔ブリンの魔力を持っている、すなわち、猛毒アヒルに!
アヒルを抱いた異端者が暗躍するのだが、その背後では、不出来な領主の息子が血筋のよい妹へのコンプレックスから酒におぼれ、堕落の道を辿る。魔道師候補生が悪い友達から引き離そうとするが、金狼教団のティコンダ子爵が堕落を加速させようとする上、魔道師候補生の喪われた過去をえぐり出す。
子爵:5年前の一件、忘れたとは言わせないぞ!
候補生:・・・(記憶がないのだけど)
NPCの若き姫君は英雄たる傭兵を婚約者としているが、どうも何か複雑な感情があるようだ。侍女の前で「兄上様」と呟いて涙を流したり、「これも定め」とか言ってみたり。英雄たる傭兵以外が全員、黒い発言を繰り返す。
決着は地下の迷宮。
第一の封印を守る根の侯爵を撃破したところで、姫君の運命が発動。地下に封じられていた銀鏡の龍を身に降ろす。最終的な契約には「愛する者を生贄に捧げることが必要だった」ので、英雄を食らうことに決意した。それこそが「心変わり」で英雄を裏切り、人柱にすることにしたのだ。
そこで火龍復活に反対する奇妙な旅人が姫を襲うが、傭兵は裏切られたにも関わらず、姫への攻撃を代わりに受けて、倒れる。不出来な兄もその姿を見て姫の前に立ちはだかり、異端者は血まみれで立ち上がった傭兵と候補生、侍女に倒される。
こうして傭兵は愛する姫を守ったが、その運命はここで終わった。
完全な火龍と化した姫は傭兵を食い殺し、龍となって地上に飛び去ったのである。
生き残った侍女と候補生は、不出来な兄を英雄と仕立て、タルタスを守ることとした。
かつて姫であった火龍は、蛮族を殲滅した後も、タルタスの上空を待っている。
●告知
閉会式にて、今後の告知。
・『ブルーローズ・ネクサス』
12月後半発売に向け、最終シークエンス中。GUNDOG ZEROをベースに、現代トレジャー・ハンターアクションです。
・『真・女神転生X』
もろもろ、大人の事情がありまして第二版は来年末に伸びそうです。その代わり、来年初頭に、いくつかのサプリメントを増刷する他、JGCまでにサプリメントをさらに制作する形になりそうです。
リプレイは、「ナイト・テイル4」が来年1、2月の予定で制作中。シリーズ最終巻で、龍の住むビルのメンバーは、木星に向かいます。最終決戦はエウロパの予定。
●いただきもの
京都にて、以前、「比叡山炎上」の取材におつきあいいただいたOさんから、都鶴酒造の清酒、都鶴辛口「龍馬」をいただく。栓を開いただけでただよう濃厚でフルーティな吟醸香。口に含めばすきっとして心地よい。ああ、よい日本酒であります。ありがたい。
追記:7-11を経営する親戚から、ネスカフェのカセット式コーヒーメーカー「ドルチェ・グスト」とカセットを各種いただく。おかげで、「カフェ・ルンゴ」「エスプレッソ」「カフェ・マキアート」などが簡単に飲めるようになった。コーヒーのカセットが16杯分で800円弱、コーヒーとミルクの2カセットを使うラテ・マキアート系で8杯分800円弱と、ランニング・コストはそれなりにするが、さすがに香りがよいし、カセット式なので、準備と手入れが手軽なのはありがたい。