« December 2009 | Main | February 2010 »

January 30, 2010

ナイト・テイル4発売、いただきもの

 『真・女神転生X』リプレイ「ナイト・テイル4」本日発売です。

●いただきもの:ゲームジャパン 2010年3月号

 いつものように、ホビージャパン社さんからのいただきもの。
 特集は「ガンダムウォー」TCG。

●ゆで卵の味噌漬け・その後

 以前の日記で書いたネタですが、検索してみると、江戸名物にまで遡る由緒ある料理だった。一般的なレシピは、味噌にみりん、酒などを足した味噌床を作り、ゆで卵と一緒にビニールパックに入れて漬けるというものだ。軽くもんだりすると、味噌が少なくて済むらしい。うちのように味噌パックにそのまま突っ込むのはちょっと手抜きらしい(笑)。

 東京土産 江戸たまご

●Twitterのフォロワーの分だけ値引きしてくれるボードゲーム屋さん

 高円寺のボードゲーム・ショップ、「すごろくや」さんがGIGAZINEで取り上げられていました。

●日々雑記

 iPadが微妙に欲しい今日この頃。外作業用のPCが少し欲しいけれど、うーん、もうちょい様子見。本日は、追加作業のはずがちょっと空いたので、企画書書いたり、状況の整理をしたり。明日は東京深淵CONシキサイなので、テンプレートの見直しとか……のはずなのに、「深淵ガンダム」のための運命変換作業をしている自分に気づいて愕然とする。

|

January 29, 2010

『真・女神転生X』ナイト・テイル4、明日発売

Photo

 色々グネグネしながら、働いております。
 携帯の電池の持ちが悪いので、困ったなあとドコモ・ショップへ行ったら、後2日待てば、無料で交換できます、とのこと。ガンバレ、オレ。

 週末は、東京深淵CONシキサイで、GM参加の予定。

●『真・女神転生X』ナイト・テイル4、明日発売

 昨夜、JIVEさんより、西上柾君の『真・女神転生X』リプレイ「ナイト・テイル4」の見本誌が到着。正式発売日は1月30日ですが、都内の専門店だとそろそろ店頭に出ている頃でしょうか?

 『ナイト・テイル』シリーズも、この巻が最終巻です。
 今回の舞台は、木星!
 ぜひ、お楽しみに。

 お問い合わせの多い『真・女神転生X』のサプリメント増刷ですが、近々に、増刷される方向で動いております。2月の間には店頭に並ぶ、と思っておりますが、版元さんのご都合もありますので、具体的な部分は後日、ご報告いたします。

●BLOG 関係

 どうもよく分からないのですが、BLOGの右サイドバーに出しておいたはずの関連サイトリストが、私のブラウザでは表示されなくなっています。念のため、『ブルーローズ:ネクサス』サポートBLOGへのリンクをここに。

 『ブルーローズ:ネクサス』サポートサイト

 最近、こういうことが多い。
 試しに登録したツイッターも弾かれるし。
 結局、Mixiのボイスで呟いてます。

●バンタン 08生へ

 木曜日は学校。実はこの日で08生の授業はすべて終了。
 あっという間の二年間でしたなあ。
 次に会えるのは卒業式かな。

 いつものように贈る言葉。

・3年、生き残ってください。
 就職が決まった人は3年、そこで頑張ってください。ライター科はフリーで仕事をする者も多いので、ややニュアンスが異なりますが、その場合は、業界で3年、頑張ってください。そうしたら、何か見えるはず。

・クラスメイトを大事に
 バンタンで学んだことは色々あるかと想いますが、ここで得たクラスメイトはみなさんの最初のコネであり、人脈です。大事にしましょう。なんだかんだ言って10年以上続いたゲーム学校です。色々な場所に先輩がいます。

・必殺技を
 ひとつ、得意とする必殺技があると生き残りが楽になります。専門分野、こだわり、芸風、性癖……なんでもいいですから、「あなただけの特徴」を技に磨き上げてください。

●SRミッションズ

 カタリストのシャドウラン公式サイトにて、ミッションズ第三シーズン、ニューヨーク編のオンライン・シナリオ(有料)の新作「Jacknifed!」の告知あり。

●『ブルーローズ:ネクサス』ネタメモ

 世の中、『ブルーローズ:ネクサス』のネタが多すぎるよ。

恐竜(中華竜鳥)の色が判明。
 メラニン色素が確認されたので、オレンジから赤黒い感じ?

スペース・シャトル 中古売ります。1機26億円。
 アトランティスが残っているそうな。地元の空港まで配達してくれるそうなので、ここはひとつ、ジェシカお嬢様に買ってもらおうかな。

●『真・女神転生SJ』英語に移植中、翻訳は大変だ

 『真・女神転生ストレンジ・ジャーニー』の英語版を作っているアトラスUSAの人の苦労話(英語)。
 色々な意味で、相通じるところがあって、そりゃ大変だよねと思う。
 それをまた、日本に紹介してくれる記事があって面白い。
 (あれ、経由した記事のブックマークがない汗)

●ドミニオン、次は錬金術。

 これは楽しみだ。元記事。

●読書メモ

・とある魔術の禁書目録 13・14
 魔術VS科学の戦い激化。アヴィニョンですか、そうですか。
 14巻のアヴィニョン強襲シーンは、シュープリームが銀の暁を襲っているみたいですな。

・死体が多すぎる
 カドフェル2冊目。イングランド内乱を背景に、ミステリーを。
 死体を隠すなら、死体の中に!

|

January 27, 2010

電光石火を飲む

Img_13461

 仕事中ですが、酒の話。

●電光石火を飲む

 九州の内田さんにわがままを言って探してもらった酒「電光石火」が届く。清酒、生酒、にごり酒の三点セット。にごり酒には「開栓注意」の札までついている。

 早速飲む!

 清酒は、うまい。
 開栓直後にただよう吟醸香のフルーティさだけで素晴らしい。口に含めば、水のような柔らかさと吟醸ならではうまみが口に広がる。飲みやすく、ライトな風情ながら奥深く華やかな酒だ。舞い散る桜の下で酒盃を傾ける歌舞伎者、隆慶一郎が描いた前田慶次のような酒だ。

 この源流を探るべく、生酒「あらびかり」に向かう。
 生酒らしい、きつい味わいだが、その底にあるうまみ、香りが素晴らしい。

 さらに、にごり酒。
 まだ生きている酒は開栓とともに発泡を生じる。
 まず1杯。上澄みを味わう。生酒と同じ強烈なパワーが身を貫く。
 そして、2杯目。浮き上がってきた麹を含んで白濁した酒を口に含む。
 あらあらしい酒だ。発泡する炭酸の苦味が舌を叩く。
 だが、うまい。

 ここで清酒に帰る。
 火入れ、ろ過、熟成という過程がもたらした「優しさ」を味わう。
 うまい。

 さらに、こういう機会にしか出来ない贅沢を。
 にごり酒を温め、砂糖を加えて「あま酒」のように飲む。
 入り口の甘みを超えると、酒麹のフルーツめいたあじわいが舌を覆う。
 うまい。

 涙が出るほどうまい。

 すごい贅沢をさせていただいた。
 この酒を作ってくれたひらしまさんに感謝。
 この酒を教えてくれた江口さんに感謝。
 この酒を探して、送ってくれた内田さんに感謝。

●電光石火という酒

 電光石火という酒のことを知ったのは、体験型酒ライターの先達、酔っぱらいター、江口まゆみさんのサイトにおける酒蔵探訪記事である。江口さんは女だてらに、東南アジアやアフリカの酒を飲み歩いたことで有名になり、現在は日本酒の酒蔵やワイナリーを巡る酒紀行のエッセイで人気である。この方のサイトにある酒エッセイで、10年前に北九州の酒屋の店主が飲ませてくれた「電光石火」という酒にとにかくうまい!と書いてある。

 その後、ネット検索をしたら、それが北九州市のひらしま酒店であることが分かった。江口さんが感動した電光石火は、一昨年、なくなられた先代店主が広島の酒蔵と組んで作り上げた傑作である。

 先日、大分でTRPGのイベントを運営している内田さんから「何か送りましょうか?」というメールがあった際、隣県であることを承知の上で、やはり、この酒を飲んでみたくて、わがままをいったら、わざわざ北九州まで行って探してくださったのだ。ありがたい。これこそありがたい恩義だ。

●修道士カドフェルに蜂蜜酒

 もう一つ、酒の話。
「エリス・ピータースの修道士カドフェルにはちみつ酒が出てくる」と聞き、第一巻「聖女の遺骨求む」を読む。舞台は15世紀のイギリス、イングランドのシュルーズベリにある修道院の修道士カドフェルが修道院の内外で起こった事件の謎を解くという歴史ミステリーであるが、本人は薬草酒を作っているし、第一巻の舞台となるウェールズの村では、村人の娯楽としてはちみつ酒が回し飲みされている。
 イギリスではワインが出来ないし、時代の15世紀のイギリスとあれば、飲む物はミード(はちみつ酒)しかない訳だ。

|

January 25, 2010

ミャンマーの酒、新宿放浪、味噌卵

 毎週月曜日は二日酔いのような気がする今日この頃。

 土曜日は、あれでこれして、『ブルーローズ:ネクサス』。いずれ、記事か何かでネタにしますが、テストプレイヤーの一人が新型インフルで倒れた結果、急遽、知人に来てもらうことに。するとなぜか、「チャーリー対ユーリアさん」になっていた。『ブルーローズ:ネクサス』なのに!

●アフ会

Img_13371

 日曜日は午後からMixiアフリカコミュのオフ会。会場は神楽坂のトライブス。
「エクアドルのお酒が飲めますよ!」(写真)
と、トライブス常連のわらわさんに誘われたのであるが、

Img_13361

エチオピアの主食、インディラを焼き始めたので、それを食べながら一杯。そこへ、これまた、トライブス友達で根っからの旅行好き、てらCさんが「ミャンマーのお祭りの屋台で買った」という謎の酒を持ってきたので、さっそく一杯。

Img_13351

 『神の雫』ごっこで説明するならば、「中学校の夏のプールで溺れた思い出が蘇る」お酒。
 メコンよりはマシですが、生ぬるさとかいい感じ。
 途中から何か回ってきて、ウマそうに飲んでいたが、意識が飛びそうになり、帰宅。

 ところで、今、オレの家のキッチンに、そのミャンマーの酒があるんですが?

Img_13341

 写真は、ジンバブウェの500ビリオン(5千億)・ジンバブエドル札。
 ちなみに、これではパンも買えなかったそうな。

●新宿放浪

Img_13331

 打ち合わせをしていたら、新宿歌舞伎町の映画街がミラノ以外閉店し、旧コマ劇場前広場はゴーストタウンめいている、という話になった。思わず、帰り道に新宿で下車して歌舞伎町へ。

Img_13311

Img_13321

 確かにコマ劇場がなくなり、オデオンがなくなり、閉鎖されたビルが並ぶ。コマ劇場商店街の内部はもう人気もない。
 新宿はクトゥルフ神話TRPGのシナリオの舞台として、よく使っているが、ここまで激変していくのはちょっと寂しいものである。

Img_13291

 そして、ニャンコ。
 パチンコ屋の前の飲み屋街の隅で、トロ箱の中に座っていた。
 行きには3匹いたが、帰りに写真をとろうとしたら2匹しかいない。

 撮影されなれているのか、物怖じしない。

●味噌玉子の作り方

Img_13422

 さて、最近、さまざまな場所に持っていった「ゆで卵の味噌漬け」について。

 元は、魚柄仁之助さんというエッセイストの人の貧乏料理のネタから来ていますが、細かいところはかなり大雑把ですよ。
 使うのは、本当に市販の卵と味噌です。
 最近はセイユーのTOP VALUEで200円の味噌。
 少し塩気が多い方がいいようです。

Img_13411

 まず、固ゆで卵を作る。
 水から中火で茹でて、沸騰してから10分。
 火を止めたら、お湯を捨てて、水で冷やすと殻がむきやすい。

Img_13401

味噌の中に投入。
味噌の塩気にもよりますが、味噌が新しい頃は半日から1日ですでに食べごろになります。
何度か作ると味噌の塩気と旨味が卵に移ってしまうので、減塩味噌として、どんどん使いましょう。

|

January 23, 2010

日々雑記:巨大ロボットアニメ ベスト5

今日はセッションだというのに、ジタバタ。

●巨大ロボット ベスト5

 知人のミクシー日記のコメントをつける。

「機動戦士ガンダム」は多分外せない。一応、初代派であるが、本放送の1回目を見られなかったため、ザクの衝撃というのはなかった。ちなみに、本放送の最終回は祖母の葬儀で見られず、親友のI氏がカセットテープに録音してくれた内容を聞いた。よく考えるとオカシナ視聴経験だ。大学に入り、当時としては驚異的だった知人のビデオマニアのコレクションできちんと見ることができた。あるいは、映画版かな。きちんと通しで見てないのは「ターンA」と「G」、あと「V」と「X」の後半。「SEED」と「00」は肯定派です。OVA系は「ポケットの中の戦争」も「08小隊」も「MS IGLOO」もよい。

「マクロス」は、初代のインパクトが強かった。Fも好きですが、まだ劇場版を見ていないな。
 次に上げるとしたら、「ボトムズ」と「ダンバイン」。強いて言えば、「ダンバイン」が好み。

 ベスト5なので、もうひとつとなると悩む。
 メカデザインは好きだが、話が全く思い出せない「エルガイム」よりは、明らかに10周は見た「エヴァンゲリオン」の方が影響は大きい。とはいえ、新劇場版が完結するまで再評価は保留したいという複雑な気持ち。最近の作品では「ファフナー」と「エウレカ」の評価が高くて、なかなか崩せない。

という訳で、ロボットRPG作りたい熱暴走中。わははは。

追記:オレ、立場的に、ここで「デモンベイン」を上げねばいかんのでは?!
 いや、世代的にはマジンガーZ(初代)とか、ジャイアントロボ(実写)でもいいんですけれど。

●読書日記

・とある魔術の禁書目録11.12 ヘビー・オブジェクト
 鎌池和馬祭り中。とりあえず、禁書目録が読み終わるまでは、この調子かもしれない。
 ヤバイ。面白いよ!

|

January 21, 2010

BRN:火の滅び、他

記事執筆。リプレイにも着手。
どこかヤバいスイッチが入ったままで、仕事が進まない。

●『ブルーローズ:ネクサス』魔術に関する質問

質問:魔術の『火の滅び』に関して。
「直径【知力】m内の範囲にいる対象すべてに火炎のダメージを与える。」と言う事ですが、基準となる中心点は自分から、どの程度の位置に設定する事が可能なのでしょうか? また「グレネードと同様に[回避行動]を行う事が出来る。」とありますが、グレネードの場合、回避に成功すると一段階安全圏に近くなるのですが、非貫通ダメージのない『火の滅び』の場合はどうしたら良いのでしょうか?

回答
『火の滅び』の基準点は、視野の範囲であれば、どこでもかまいません。具体的な数字が必要であれば、200m以内とするのがよいでしょう。超遠距離は不可能とします。術者はその基準点の状況を把握していなくてはなりません。GMは必要に応じて、呪文TRSの開始前に、〈状況把握〉の判定を要求してもいいでしょう。この判定には視界の修正を受けます。ダメージについては呪文の説明に書いてある通り、回避に成功すると半減します。

▲近日中にテキストをフィックスしますが、『火の滅び』のテキスト冒頭に、「200m以内で〈状況把握〉出来るいずれかの地点を基準点として指定する。基準点から……」という文章を入れようと想います。

●読書日記

・とある魔術の禁書目録10
 体育祭篇後半。星座とか配置とかよくないキーワードが出る。これもニャルラトホテプ・シナリオ前夜に読み始め、スイッチが入った理由のひとつだ。イギリス清教のえがつさがよい。お前は魔族か。

・嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 9 始まりの未来は終わり
 このシリーズは狂気というものを正面から扱うトンデモナイ話だった。そういうことを思い出させられる。壊れていく主人公。第一巻の暴走を思い出させる言葉の羅列。次の巻で完結。

●今日の酒

 近所の酒屋がワイン屋になって2年。
 1000円以下でもウマそうな白が木箱で並んでいる。
 実は日本酒の趣味もまあ良くて、酒蔵のどぶろくを買う。
 本当は、泡盛を買いに行ったのだがねー。

 チョコレートスパークリングを飲む。
 正しくチョコである。

 外出ついでに、100円ショップでゆで卵切り器を買う。
 これで味噌漬け卵のスライシングが簡単に。

|

January 19, 2010

日々雑記:行く人に献杯を、R&R64

 ゲーム以外のネタも含めて、日々雑記。

●【訃報】柴野拓美(小隅黎)

 SF翻訳家にして、日本SFファンダムを黎明期から育ててきた柴野拓美さんが亡くなられた。日本SF同人誌の草分け『宇宙塵』を主催し、多くの作家を世に送り出し、自らもSF翻訳家の小隅黎として活躍してこられた。
 プロ、アマを問わず、SFファンダムに多少なりとも関わってきた者の多くがお世話になった方だ。朱鷺田も大学生の頃、宇宙塵の例会に伺ったり、イベントでお話を聞いたり、色々お世話になった。いつもにこやかにされていた。
 この名前になってからほとんどお会いしていないし、すでにご高齢であることはわかっていたが、その訃報に接するとやはり大きな喪失感を感じる。

 葬儀はうちうちということなので、遠くより献杯にてお見送りいたします。

 柴野さん、ありがとうございました。

●行く人に献杯を

 飛び交う訃報に、行く日々を感じるこの両日。
 ドズルまで!(血涙)

 60年代に生まれたオタク第一世代というべき我々にとって、大きな存在感を持っていた先達たちが次々と去っていかれる。私の若い頃に、大活躍していたのだ。私自身がこの年齢まで来ているのだ。年齢的にやむなしということは分かる。ここ数日の急激な寒波が老齢の方々には辛いものであったということも、頭では、分かる。それでも、やはり、立て続けの訃報は寂しいものである。
 これが時の流れというものであろうか?

 ただ、献杯し、その冥福を祈るのみ。

●R&R64発売中

 お世話になっているTRPG雑誌、R&R64号が発売中です。

 今回、朱鷺田の関係の記事は以下の通り。

『ブルーローズ:ネクサス』 「例えば、こんなTRS」。TRS関係の可能性に関する記事。その他、正誤表、追加データとして「ヴェラキラプトル」「ティラノサウルス」「無人偵察機」「ヘルファイア」。
 恐竜と戦いたい人、UAVを導入したい人はぜひ。
 同様に、狩岡源さんが「ガンドッグゼロ」と『ネクサス』のデータ互換に関する記事を書いてくださっていますので、データミックスを考えている場合には、ぜひ参照ください。

『深淵第二版』 「辺境見聞録魔都篇』 
 今回のテンプレートは「死霊」です。ややイラストが濃いため、文字が消えて読みにくくなっていまっております。最後の2行は以下の通り。

 

縁故:想いを残した相手(5)
 運命:[62]言えなかった一言

・『真・女神転生X』
 西上柾氏のリプレイ「ナイト・テイル4」に先立ち、ゲーム面での解説記事を西上氏自身が書いております。こっそり、極地用Dスーツとかもアイテムもありますので、奇妙な旅から帰れなかった人々はぜひ。

●スケジュール

 夏に向かって色々スケジュールが決まりつつあり……水面下で活動中。

1/24 Mixi アフリカコミュのオフ会@トライブス
1/31 東京深淵CON シキサイ  GM参加
2/5 SF評論賞 パーティ
2/21 ウイスキーマガジンLIVE キルホーマン蒸留所のセミナーに参加

 『真・女神転生X』のサプリ増刷に関しては近日中に詳細を発表します。

●映像メモ

・イナヅマイレブン
 いい最終回でした。世界編が始まるようで、それまで二週ほどは総集編ですね。

・シンケンジャー
 殿が影武者で、実は姫がいた!という神のごとき展開中。殿のツンデレっぷりの謎はこれか!というあたりで大変すばらしい。姫もなかなか強いしね。

・ライダーW
 ナスカ死亡。次回から新ライダー・アクセル登場。3ヶ月目とはいえ、派手に物語を動かそうという感じ。

・プリキュア
 最終局面。あの二人組が白くなって復活。お前らはどこのガンダルフだ(笑) プリキュアのエンジェル・フォームとか、いい感じでクライマックスへ。ノーザとクラインの最終形態とかドラゴンボールモードで、プリキュアも螺旋丸風に必殺技を拳に乗せて打ち込むとか、プリキュアが肉弾戦系ヒロインであることを再確認。
 次シリーズ。あのおジャ魔女風の二人がこのタイプのバトルをするかと思うと色々悶えますが。

●天地明察

 冲方丁さんの本格歴史小説。江戸時代の改暦事業をテーマにした物語ですが、筆力とはこういうものか!と圧倒されんばかりの物語。うむ。

●今日の酒

 先週末から、「原稿」→「ゲーム」→「酒」のループ中。
Img_12881

 土曜日:朝原稿→クトゥルフCONでキーパー→四谷天狗酒場で打ち上げ。
 ここで頂き物のお酒が3本。
 スタッフからいただきものは2本
極上吉乃川。素晴らしい吟醸香が香る逸品。濃厚な麹の味わい。
純米吟醸八海山。パワフルだがすっきり。芯の強さを感じさせてくれる。

 参加者の方からいただいたのは特上花の舞初しぼり
 華やかですっきりした味わいだが、鋭く、後から強さが来る。うまい。

 同じクトゥルフCONにて、倉樫澄人氏より、新作の同人TRPG「花散るが如く」をいただく。着々と次世代が育ちつつあるように思う。

 日曜日:朝原稿→知人サークルにて「超☆邪悪神殿攻略」。何でベルゼブブと戦ったかはさておき、ここは「飲みながら、ゲームが出来る」ので、ゆで卵の味噌漬けを持ち込み一杯。
 焼酎「佐藤」もまたよし。
 ネタとしては、「酒蔵のあまざけ やきいも味」(國盛)。
 焼き芋だ、という感想しか出てこない。

Img_12771

 月曜日:朝諸事連絡メール。酒の師匠Bさんが教えてくれた東京木下商事の新春ワインテイスティング会へ潜入。ワイン20本以上を試飲、新作シャンパンとか飲む。空席ができたので、シャンパーニュの若きエース、ラルマンディエ・ベルニエのセミナーまで聞けた。すばらしい。

注目した酒の話

Img_12841

Img_12861

・山梨のシャトー酒折とドイツ・ラインガウのショーンレーバー・ブリュームラインが並んでいて、どちらも甲州(葡萄の品種)を用いたものを並べていた。甲州という同じ葡萄を使いつつ、日本とドイツの解釈の違いに驚嘆。

Img_12831

・ヴィニョス・バーベイトのマデイラ・ワインが出店されており、10年物が並んでいたので、標高順に味わう。高いほどドライで、低いほど甘い。甘めが好きな私としては、こうした酒精強化ワインは好みである。

Img_12811

・ジャン・バブー ブランケット・ド・リムー アンセストラル
 スパークリングワイン。酒の経験値が足りず、未だに「ワインの構成」などという概念がよく分からない朱鷺田ですが、なんとなく「構成」という意味に近づけたような気がする一杯。アンセストラル(祖先のように)とは、田舎風といい、シャンパーニュ風ではなく、古来の伝統で作った無加糖のスパークリングワインのこと。

以下、適当に撮った写真をUP.
Img_12851

|

クトゥルフ:ささやきが聞こえる

 長くなりましたので、二つに分けてポスト。

●クトゥルフ:ささやきが聞こえる

土曜日はクトゥルフOnlyCONでゲスト・キーパーでした。

 タイトルは「ささやきが聞こえる(Twitter in the Wall) 」。

 舞台は、現代の東京、新宿。  とある酒場で、「リーマン予想」の研究を続ける老数学者、田辺淳一郎教授と知り合った探索者たちは、彼から「最終的な解析」に至る式を見つけたという話を聞く。

 10回記念ということで、ニャルラトホテプが隠しテーマでした。とはいえ、いつものように、ストレートにニャルラトホテプを出すのはいやなのでニャルラトホテプの化身の中でも、特にユニークな「クルーシュチャ方程式」を使うことにした。年末のNHK特集で見て気になっていたリーマン予想をテーマにし、リーマン予想をゼータ関数で解析した場合に発生する素数直線の彼方に、アザトースの宮廷があり、ニャルラトホテプは「クルーシュチャ方程式」を人間にとかせることにした、というもの。

 さて、朱鷺田は昔、SFが好きでして、石原藤夫さんの宇宙数学SF「オルモロフ号の冒険」が実にファンタジックでよろしかったと思っています。数学ジャーゴンをファンタジーとして読むというのはなかなか理解していただけないのですが、あの作品は石原さんにおける「スタートレック」か「宇宙戦艦ヤマト」であったのではないかと思います。
 それはさておき、私自身は数ⅡBで挫折した者ですが、素数とか、宇宙物理学における数式とか、ネタとしては興味があります。今回は、ずいぶん、スイッチが入っておりました。

 直前に、冲方 丁さんの「天地明察」を読み始めたのがよくなかった。この本は江戸時代における改暦事業に活躍した渋川春海の活躍を描く本格歴史小説である。前半は囲碁と算術による数字勝負の話になる。いや、これが実に面白い。小説の筆力というものを見せつけられるのだ。
 悔しい。だが、心地よい。

 シナリオ前日、素数を確認するために、暗算で計算をしていたら、ちょいとハイになった。

 2、3、5、7、11、13、17、19、23、29……

 つい、「41×17」って素数同士の掛け算だよな…と気づいてしまう。
 ちなみに、これ、電撃文庫の1ページの文字数。
 つまり、メディアワークスは素数魔術の……

 いや、落ち着け、オレ。

 という訳の分からないテンションでイベント当日。

 集まったPCは5名。
 キャラクター作成は最近、よくやっている「自分のPC化」(ファンタジー可)というランダムじゃない世界。今回は、まず素数を思い出してもらう。3分間でかけた素数が三桁まで達すれば、EDUを18以上にしてもよい。

 出来上がったPCたちは新宿西口にあるとある大学の関係者、とか言ったら、Sさんが持ってきてくれた新宿の地図に「工学院大学」がある。最初は「新宿大学」とか言おうと思っていたが、このセッションの舞台は工学院大に決定。
 セッションは、新宿南口の飲み屋、豚道楽からスタート。数学の田辺教授(専門は素数)、量子物理学の鈴木助教授(専門は宇宙論)、社会学の神田助教授(比較文化論)の飲み会に集まった面々の前に興奮した田辺教授が現れる。素数に関する究極の難問と言われるリーマン予想の解明方法を思いついたというのだ。そこで生じる複雑な計算をこなすために、分散処理を行うことにした教授は計算プログラムの入ったメモリーを配った上、全員、今夜計算するように迫る。さらに、鈴木と神田の持っている大学のサーバーの計算時間とメモリー領域を借りると一方的に断言して大学へ戻ってしまう。
 神田と鈴木も大学に戻ったため、飲み会は解散になる。
 PCの内、神田の助手である関口は神田ともに大学へ戻るが、比較文化論研究室がハードディスク上に秘蔵していた80年代アニメコレクションが、田辺教授の計算によって圧迫され始めたので、慌てて、HDDをコピーする作業に。鈴木の助手だった神田は家に戻ってメモリーを起動するが、計算ソフトがウイルスめいた動きを始めたため、悲鳴を上げる。スイッチでの強制停止も聞かず、電池パックを引き抜こうとするが、そこに触った瞬間、奇怪な黒い粘液が指先についてしまう。
 どうやら、田辺教授のプログラムは、素数の計算を分散処理で行うために、外部通信を自在に行うウイルス的なものであったようだ。
 素数の計算は世界に向かって広がっていく。

 「N=???」

 奇怪な数式が、大学のPCの画面に広がり、名状し難い多角形のCGが描かれる。
 ウイルス騒ぎを解決するため、再び、大学に集まってくるPCたちだが、素数計算の渦が世界そのものをゆがめ始める。空間が歪み、大学ビルは天に向かって伸びていく。鈴木助教授の研究室前で、未来の自分が黒い触手に捕獲される姿を目撃する。田辺教授の研究室に向かおうとすると、壁や床を素数が走り回り、虫の群れのように襲いかかってくる。

関口「ここはシュレディンガーの猫理論だ! 
観測されたことにより、現実は確定する。ならば、観測者がその事実を決めればいい」
一同「どこのラノベだ(笑)」

 かくして、13次元に消えていた教授たちを救い出すも、ウイルス問題は解決しない。

神田「物理破壊しかない!」

 物理破壊とは文字通り、ハンマーとかでPCを物理的に破壊すること。最終手段だ。
 やがて、素数と対決するには、非・素数で武装すればいいことが分かり、「九九」を唱えながら、大学構内を探索する一行。

キーパー「では、アイデアロールをしてくれ、失敗すると九九を間違ってしまう」

 失敗して、銀河中心へと続く素数の階段を見てしまう岸部。
 黒い人に招かれて帰ってこられなくなりそうになる。

 最終目的地に向かって九九を唱えながら進む人々。
 途中、数字が出るたびに「~~って素数だよね」「素因数分解できるよ!」「偶数なら安全だ」とか叫ぶ人々。
 かなり怪しいテンションで、ついに田辺教授の研究室前に到着。
 九九を唱えつつ、封印の文字か何かのように、マジックで偶数を書き連ねると、研究室の中から悲鳴が。

「らめぇ、割り切れちゃう!」

 飛び込んだ一行の前にはニャルラトホテプが偶数に襲われて悶える姿が。さらに研究室の中央では計算を続けるパソコンのディスプレイがとろけるように広がり、銀河の彼方へつながる素数の階段を描き出していた。
 ニャルラトホテプを目撃したので、ここで正気度ロール。
 失敗した大北が1D100の正気度喪失! 残り正気度16のところ、13を出してなんとか完全発狂をまぬがれた。
 神田が偶数を書き連ねたハンマーを振るい、パソコンが吹き飛んだところで、銀河の幻影は消えた。

 かくして……某大学研究室を襲った方程式暴走騒ぎは終わった。
 ……はずだ。

大北「リーマン予想のレポート、書きます。クルーシュチャ方程式で」

~FIN~

 どこかおかしいテンションのセッションでした。おかしくなった神田助教授が「ラブプラス」の寧々さんに逃避するところとか、ニャルラトホテプがおかしな悲鳴を上げるところとか、今、考えるとヤバイな。しばらく封印すべきネタかもしれない(笑)

|

January 15, 2010

ああ、イゴールの声が

 作業中、作業中。色々逼迫中。

田の中勇氏逝去

 田の中勇氏の訃報を聞く。声優で「目玉おやじ」の人。『真・女神転生』的に言えば、P3とP4のイゴールである。独特の声と演技力を持ったベテランである。享年77歳。ご冥福をお祈りいたします。

●クトゥルフOnlyCON

 明日はクトゥルフOnlyCONでゲスト・キーパーの予定。

 タイトルは「ささやきが聞こえる(Twitter in the Wall) 」
 舞台は、現代の東京、新宿。
 とある酒場で、「リーマン予想」の研究を続ける老数学者、田辺淳一郎教授と知り合った探索者たちは、彼から「最終的な解析」に至る式を見つけたという話を聞く。

●クトゥルフの長き触手 漫画編

 英語読者向け、日本の漫画におけるクトゥルフ神話の展開に関する解説記事。なぜか拙著「クトゥルフ神話ガイドブック」も混じっています。あれ? クトゥルタンからスタートかよ!

●気になるニュース

リュウグウノツカイ 画像
 元気な泳ぎが見たいところですが、深海魚なので、地上では長生きできませんよね。

月面基地
 とりあえず、グラナダの建設候補地か!
 黒い巨大石版(モノリス:『ブルーローズ:ネクサス』的には召喚値300ぐらい)が発見されないことを祈る。

自衛隊新型戦車
 2010年度配備開始か。TK-X。
 あと、次世代主力戦闘機候補に上がったF-35ライトニングⅡ。

E-INKの次
飛行する電波天文台

●天にひびき

 やまむらはじめさんの音楽コミック。
主人公は天才指揮者の少女と遭遇してしまった迷える音大生。

●今日の酒
Img_12571

・西新宿ビール
 ハーブ・リキュールを加えたピルスナー・タイプ。
新宿西口一口餃子のちびすけにて。

・静岡割り
 生徒から聞いた焼酎の飲み方の呼称。濃厚な静岡の抹茶で焼酎を割って飲む。

|

January 13, 2010

BRN:正誤表更新その他

 作業中、作業中。

●『ブルーローズ:ネクサス』正誤表追加 20100113

 GUNDOG ZEROのFAQ更新に伴い、『ブルーローズ:ネクサス』の正誤表とFAQを追加し、ポストしました。先週末にいただいたご質問への回答を含んでおります。さらにこれを反映した最新版正誤表『ブルーローズ:ネクサス』サポートBLOGにまとめました。
 サポートBLOGからのリンクに、「田中宇の国際ニュース解説」を追加しました。

付記:FAQの文章の一部を修正しました。(1/13 17:53)

●入手

Img_12551

 先日のTRPG文華祭で入手したもの。

・SPI版 ドラゴン・クエスト
・怪人学園入学案内 (悪の秘密結社TRPGシリーズ第四弾)

●今日の酒
Img_12541

・オルメカ
 メキシコのテキーラ。オルメカ文明の象徴、オルメカ・ヘッド(巨大頭部像)がマークとなっている。40度。アルコールの匂いがきつく、独特の味わいもあり、やや人を選ぶかも。

Img_12531

・アイル・オブ・ジュラ スーパースティション ミニ・ボトル
 アイルランド系のモルト・ウィスキー。ジュラ島唯一の蒸留所で作られたスモーキーな逸品。45度。最近、鞄のポケットに入っている。

|

ブルーローズ:ネクサス』正誤表 20100113 追加

『ブルーローズ:ネクサス』正誤表 20100113 追加

メモ:2010年1月13日付け「GUNDOG ZERO」FAQの扱いについて。『ブルーローズ:ネクサス』にも共通の項目については、これに準じます。

●正誤訂正

P020 風の魔女 呪文
誤:癒し
正:地の癒し

P026 剣を継ぐ者 剣のデータを以下のように修正
射程 4m
至近 88% 近 98% 中 68%

P038 ファウントオブナレッジ 

タイミングに関する正誤訂正を撤回します。(GDZと整合性をあわせます) タイミングは「ロール前」です。

P141 催涙ガス手榴弾
P141 閃光手榴弾
 特殊ルールの参照先は、P105

P146 装輪装甲車
装備している「M2マシンガン(設置式)」のデータがルールブックにありません。今後、対応いたしますが、それまでの間は、GDZを参照いただくか、FNミニミ(P141)か20mmバルカン砲(P148)を装備させてください。

P147 大型モーターボート
装備している「M2マシンガン(設置式)」と「M60E4 マシンガン」のデータがルールブックにありません。今後、対応いたしますが、それまでの間は、GDZを参照いただくか、FNミニミ(P141)、20mmバルカン砲(P148)を装備させてください。

P147 輸送用ヘリコプター
装備している「M60E4 マシンガン」のデータがルールブックにありません。今後、対応いたしますが、それまでの間は、GDZを参照いただくか、FNミニミ(P141)か20mmバルカン砲(P148)を装備させてください。

P152 バイポッド
P153 トライポッド
 「伏射」のルールがルールブックにありません。
 伏せて撃つことにより、反動の大きい銃を扱い易くします。ルールの中では、以下の効果を受けます。

[伏射]の効果
武器の必要筋力:1/2
[CP枠]オーバーによるマイナス修正:無効
[遠距離]と[超遠距離]の命中率:+10%
[コンディション]:[転倒]として扱う。

 詳しくはGDZを参照してください。

P192 騎士 剣のデータを以下のように修正
射程 4m
至近 104% 近 114% 中 84%

●FAQ

Q:GDZのFAQで「いつでも」のタイミングに関する裁定が出ましたが、『ブルーローズ:ネクサス』には影響がありますか?
A:裁定は以下に引用しますが、タイミングが「いつでも」であるアーツでは、ロール後に成功・失敗の結果を原則、覆せないというものです。『ブルーローズ:ネクサス』でもその原則を踏襲します。
 逆に、タイミングが「ロール後」で、成功率を変動させるものであれば、成功・失敗を覆せる可能性があります。『ブルーローズ:ネクサス』では以下の[アーツ]が該当します。

トレジャーハンター:《ビンゴ!》
ミリティア:《OJT》
テック:《CIC》

 これらには、「この修正により、ロールの出目が成功率を下回った場合、成功判定は成功となる」という付記が加わったものとします。

【該当するガンドッグゼロのFAQ】

【Q】タイミングに「いつでも」とある、成功率に修正を与えるクラスアーツは、成功判定のダイスを振ったあとに使用することで、本来ならば失敗していたはずの成功判定を成功(あるいはその逆)に変えることができますか?
【A】できません。すでにロールを行なっている場合、成功率を変化させても、判定の結果を変えることはできません。例外は「ロール後」のタイミングで使用できる《エースインザホール》と《レッドヘリング》です(効果欄にそのことが明記されています)。
 ただしGMは、クラスアーツの使用を宣言する間もなく(あるいは宣言と同時に)ロールが行なわれた場合、成功率を修正したうえでの再ロールを認めてもかまいません。

【引用終わり】(1/13 17:37加筆)

Q:特徴で成功率を変動させる場合、タイミングは?
A:明記されていない限り、「いつでも」と考えてください。上記、アーツのタイミングに関する原則が適用されます。

|

BRN:疫病神とインフルエンザ

作業中、作業中。ローマの戦争関係とか。

●BRN:疫病神アポロンとインフルエンザ

 文華祭および年末に、『ブルーローズ:ネクサス』で、疫病神アポロンの謎を解くというネタのシナリオをやりまして、その際、外務省の各国情報ページのギリシアを見たら、「感染症危険情報」が出ていた。
 思わず、シュープリームがアメリカCDCを名乗って、ギリシアに介入、兵器転用を目指して新型インフルエンザのウイルス収集に走るというネタを作り上げた。カバーとして、NATO軍がタフミルをばらなくとか。

 そうしたら、国際情勢の解説で名高い田中宇(たなか・さかい)さんのMLから、「インフルエンザ騒動の誇張疑惑 」という記事が到着。タイムリーすぎるでしょ! 

●アザトース、イタリアへ?

 お世話になっているイラストレーターの槻城ゆう子さんが、イタリア・トリノ市のアッカデミア・アルベルティーナ美術大学で開催される日本のグラフィック・アートの展覧会「浮世絵から現代のイラストまで―日本の偉大なグラフィックアート」展に出品されることになったそうです。その内、1点が拙著「クトゥルフ神話ガイドブック」のために描いていただいたアザトースだそうで、ありがたいことです。日本風のアザトース、いかなる受け取り方をされますやら? これが英語サイト

●BRN:ネタ

 ラスベガス発のSEXロボ。
 世界で初めてAIと結婚した人物がいる日本から見ると、まだまだ造形に突っ込みどころがありますが、どこの人も考えることは一緒かと。

 リーマン予想

●読書日記

・とある魔術の禁書目録9
 体育祭前編? 聖人殺しとか、手書き魔道書とか。

・図説古代ローマの戦い
 ローマとギリシアの戦いの違いとか。

・図説古代仕事大全
 重装歩兵の武器を運搬する専門奴隷とか。

|

January 12, 2010

TRPG文華祭:BRN+深淵、シャドウラン活動再開

 TRPG文華祭より帰還。今日からまた自主缶詰モードが再開です。今日、明日でそれなりの数の原稿を書かねばならない。『ブルーローズ:ネクサス』関係で何通かメールをいただいておりますが、少々お時間をください。金曜日あたりまでになんとかいたします。

●シャドウラン4th 活動再開

 担当さんの許可が出ましたので、ご報告。二年前、契約上の問題から刊行活動が停止していたサイバーパンク・ファンタジーRPG『シャドウラン4thRdition』ですが、アークライト社のご尽力により契約関係に目処がつき、この度、翻訳および関連作品の制作を再開することになりました。おまたせいたしました。
 まずは、身体改造を扱う「オーグメンテーション」の翻訳と、西上柾がR&Rに連載しておりましたリプレイの刊行からスタートします。 この二冊初夏を目指しております。その後、私のリプレイ「ストリートの天使たち」の続編になる予定ですが、その他の翻訳も続けて刊行出来るようにしたいと思っております。「アーセナル」と「アンワイアード」が予定に上がっております。
 ぜひとも応援いただければ幸いです。

●R&R64

 今週末、発売のR&R64号の予告が出ております。『ブルーローズ:ネクサス』『深淵』『真・女神転生X』の記事が載りますのでよろしくお願いいたします。

●TRPG文華祭:狂乱の三日間

 さて、9日から11日まで、娘。と一緒に、TRPG文華祭へ参加してきました。このイベントは、ばんゆう君が個人で開催しているアマチュアのTRPGイベントで、本郷の日本旅館を二泊三日借り切り、TRPG合宿をしようという企画です。以前は、3月の連休に行われていましたが、今年は会場の都合で1月に。その分、ちょっとこじんまりした形にはなりましたが、来年は3月の連休に戻るそうです。

 時期もあり、ゲストの方もやや少ない形になってしまいましたが、いくつか嬉しいことが。 まず、開会式には、鈴木銀一郎先生もお顔を出され、いつものエールを。さらに、ここ何年かお体の調子でTRPGを離れておられた藤波さんが久しぶりにGMをされていたこと。去年の門倉さんといい、かつての名GMが復活されたのは、とても素晴らしいこと。語無理にならない範囲で、次は朱鷺田と遊んでいただければありがたい。

 その他、懐かしい顔ぶれとの再会もあり、三日間、楽しく遊ばせていただきました。娘。も3セッションに参加、楽しかったようです。みなさん、ありがとうございました。

 あと、酒の話は最後に。

●BRN:ポエボス・アポロン・リュキアス

 さて、初日のセッションは、『ブルーローズ:ネクサス』。ギリシアのデルファイ神殿の周辺に発見された謎の亀裂へと向かう。以前、ここでも書きましたアポロン疫病神説を裏付ける謎の神像を求めてダンジョンアタックする話。いずれ、記事で詳しくやる予定ですので、ここでは割愛しますが、ひとつだけ。
 情報収集中に、セレスティアル・ゲートの銀のバンを目撃した一行。富豪の令嬢がギリシアの国防大臣経由で現地の警察に手を回し、早速、駐禁でレッカー移動。ひどい話だ。

●深淵:姫の嫁取り

 二日目、昼の部は『深淵第二版』のGM。64号に載りますテンプレート「死霊」を導入しての渦型セッション。今回も舞台は辺境騎士団領が舞台ですが、国の設定をすべて、信仰する魔族で決めるというワイルドなレギュレーションで運用。その結果、選択されたテンプレートが若き姫君、死霊、奇妙な旅人、盗賊。ラルハースと東方の騎馬民族の間に挟まれた小国での政略結婚話を前提とした婿取りイベントとなりました。
 騎馬民族の王子(騎兵、少年)、ラルハースから推薦された貴族(水の騎士、呪われた天才剣士)、近隣国の首長の親族(魔道師候補生、ギュラニン党)から婿を選ぶのであるが、PCの盗賊が紛れ込んでいたり、死霊が若き姫君のアドバイザー兼護衛になっていたり……
 結局、ギュラニン党が姫の影となり、ラルハースの騎士と天才剣士、奇妙な旅人を暗殺、盗賊にその罪をなすりつけて独立を勝ち取るという血まみれの結末に。

●BRN+深淵Meets MS IGLOO

 二日目夜の部は、一般参加者がGMをし、ゲストもプレイヤーとしてゲームに参加するという企画。ですが、基本的に、朱鷺田はGMの方が好きなので、ちょっと無理を言ってもう一度、GMに立ちます。とはいえ、ただのネタをやっても面白くないので、複数のシステムをミックスした実験セッションを。

 ネタはガンダム。それもMS IGLOO。
 システムは『ブルーローズ:ネクサス』というか、『GUNDOG ZERO』ベースで、そこに、『深淵第二版』の運命カードと戦闘システムをぶち込み、『深淵』の運命をガンダム風に読み替えるというもの。細かいストーリーパートは、夢歩きでカバー、魔族関係のデータは試作MSの能力として読み替えた。能力値とかスキルは『ブルーローズ:ネクサス』そのままだが、能力値は2D6で体格・外見まで含めて決定。(100-合計値)がニュータイプ素養。

・ウン・ヴェイト 運命「冬の予感」「自己犠牲」
 ゲルググ用ビームライフル開発部隊にしたベテランMS乗り。オデッサで受けた傷がよく痛む。使用MSはビームライフル・テスト用の旧ザク・スナイパー・カスタム。今回の試験機部隊のリーダー。整備班長と渋い会話を交わす。

・ザガード 運命「血に飢えた戦士」「猟犬」
 ゼロ・システム搭載のリック・ドム・シュトロムに乗るテストパイロット。赤い彗星のシャアにライバル心を燃やしており、シャアの後を追う。

・アハト・アハト 運命「記憶不全」「魔族の走狗→秘密結社/強化人間(鏡)」
 過去の記憶がない強化人間の少女。暗殺者だったらしいが不明。感情が欠落している。キャンペーン化するなら、双子の妹が出てくるはずだが。連邦のビームライフルに対向するため、ミラー・コーティングしたリック・ドム・ミラージュに乗る。

・スラン・ソーラン 「過去を失った(木星)」「森の結界(20年)→冷凍睡眠から目覚めた」
 サイド7が25年前に送り出したエウロパ調査隊の生き残り。エウロパで遭難、幸運にも冷凍睡眠ポッドで20年間を生き抜き、ニュータイプとなって帰還する。初代木星帰りの男として、試作型ニュータイプ用モビル・アーマー「ブラウ・ブロウ プロトタイプ」を与えられる。

 ソロモン要塞戦の前夜。兵力の穴を埋めるため、ソロモン周辺のデブリ地帯に重巡チベで派遣された第17試験小隊は、陽動作戦を展開するペガサス級9番艦「ユニコーン」の部隊と交戦、GM2機を撃破し、ユニコーンとGMスナイパーカスタムを捕獲した。彼らの素振りから、デブリ帯に何かを隠れていると感づいた一行は、デブリ帯に急行、ソーラーレイ・システムを展開するサラミス級巡洋艦2隻、GM6機からなる護衛艦隊と戦う。
 一行は、一気にGMの形成する前衛ラインを突破して、サラミスに肉薄、ブラウ・ブロウのサイコミュシステムが唸りを上げた結果、わずか2ラウンドで2隻のサラミスが轟沈することになった。

 かくして、ソロモン要塞戦の展開は少しだけ我々の知る物とは異なる流れになったが、白い悪魔により、ドズル・ザビ中将のビグ・ザムが撃破されたことで、終結へと向かっていった。残念ながら、第17試験小隊に関する記録はすべて抹消され、戦後、その存在を知る者はなかった。

~FIN~

 当日まで資料作りが出来ず、ほとんどコンセプトだけで突っ走った実験セッションでしたが、プレイヤーの皆さんのノリもよく、非常に楽しいセッションになりました。

●BRN:レムリアから愛を込めて

 最終日はR&Rステーションに移動し、『ブルーローズ:ネクサス』です。今回は、セレスティアル・ゲートが、イースター島のモアイを強奪してインド洋ソマリア沖の海底に眠るレムリアの遺跡のパワーを目覚めさせようとするお話。冒頭から、パウル・シュリーマンの手記を巡り、ニューヨークの新聞社で、シュープリームとギャラクティカのバトルが勃発する。セレスティアル・ゲートは、アダムスキー型円盤とパーフェクト・ソルジャーでモアイを強奪し、ソマリア沖の米軍艦隊をけちらして、ソマリア沖海底のレムリア遺跡をモアイで目覚めさせる。
 オーパーツ化したモアイを取り戻すべく、ロシアの原潜をチャーターして海底へ向かった一行は、そこで海底に発生したドームの内部が恐竜の跋扈する密林であることを発見、水中コンテナを使ってランドローバーを持ち込み、探検する。ティラノサウルスを振り切り、奇怪な神殿に辿りついた一同は、巨大なスライム状の怪物に襲われつつも、神殿の奥でモアイを宇宙に打ち上げようとしていたギャラクティカを発見、激しい論争の末、大人の色気で圧倒して論破し、モアイロケットの打ち上げを食い止めた。
 セレスティアル・ゲートはやむなく撤退したが、残されたモアイはオーパーツとして暴走を開始、レムリア遺跡そのものが振動し始めた。慌てて脱出する一行。巨大スライムの触手は剣を継ぐ者が切り払い、待ち伏せしていたティラノサウルスは閃光手榴弾で朦朧とさせ、なんとか脱出した。
 モアイはレムリア遺跡とともに海底に沈んでしまったが、セレスティアル・ゲートが企てたモアイ打ち上げ計画は頓挫した。

 ちなみに、この冒険の大半は、セレスティアル・ゲートの公式サイトにリンクされたニコ動LIVEで全世界に流れていたとか。

 ~FIN~

 開始前のアンケートでプレイヤー全員、トンデモが大好物と聞いたので、リミッター解除で、プレリュードの余暇行動からギャラクティカが大活躍。シュープリームのサイボーグ兵士をスターロッドで倒したり、セレスティアル・ゲートの巨大ロボットがモアイを強奪したり、四国88箇所は弘法大師がアトランティスを封印するために作った霊的マトリックスだったことが分かったり、コハウ・ロンゴロングがパンゲアの地図だと判明したり、もう、ネタ満載で送りました。一万年と二千年前から愛を語っていた奴らは半端ねえぜ。

●新作情報

 トークショーで告知しました新作情報について

・『真・女神転生X』  1月31日、リプレイ「ナイト・テイル4」発売
・『シャドウラン4th』 なんとか権利関係にめどがついたとのこと。活動再開です。まずは、西上のリプレイの単行本化と『オーグメンテイション』翻訳で、初夏以降を目指しております。

●あるいは酒で一杯の…・・・

Img_12471

 TRPG文華祭の特徴は、カジュアルな雰囲気のゲーム合宿で、四回のセッション、2回のトークショーという流れ以外は非常にルーズ。夜中はゲスト部屋が酒場になり、ゲストも参加者も区別のない状態で、酒盛りしながら、和気藹々と話にふけるところ。
 その上、毎回、各地の美味しいお酒を持ってきてくださる方が多く、朱鷺田はこちらも楽しみです。

 という訳で、初日の昼過ぎ、娘。と一緒に会場に到着すると、すでにゲスト部屋は酒の山(笑)。各地の清酒、焼酎、泡盛、果実酒に混じって、靖国神社のお神酒だの、どこぞの原酒だの、白雪が復刻した江戸元禄原酒だの、スタバのコーヒー・リキュールだの、ラベルのない、蔵元で元詰したっぽいものまである。にごり酒がかなり多かったですね。

 まずは、ダース単位で装備された「飲み友」をぐいっと飲んで臨戦態勢に。
 開会式の前から、飲みます。
 だって、味見しないと間に合わない(何が!)

Img_12481

 2枚目の写真の中央にあるのが「作(ZAKU)」。
 雅の智が送る純米吟醸。
 すっきりしたライト系。
 ただし、タイトルが魂をくすぐります。
 ぜひ、「颶風(ぐふ)」とか「曇(どむ)」とか出して欲しいです。

 泡盛の初島唄は米こうじのあじわいが強く、独特の味わい。
 白雪の復刻、江戸元禄原酒は濃厚な辛口の濁酒。お湯割にして砂糖を加えたら、どれほどうまかろうという濃厚さがある。
 凍てしぼり、鰊御殿、梅の蔵、風蝉、サザンコンフォート、葡萄しぼり酒、二川膳、シーバス・リーガル、ヘネシーなどなど、おいしゅうございました。他にもあったはずだが、メモがないので、お許しを。

 朱鷺田は、いつもお世話になっておりますミール・ミイさんお薦めのミードから、バーソロミューのスイートを。

「黄金の蜂蜜酒」です。
Md000051m

 さらに、最終日は秋葉原の過橋米線でうまい中華を堪能。三日間、飲食の面でも大満足でありました。楽しい三日間でした!

|

January 09, 2010

TRPG文華祭へ

 あっという間に松があけて、今日から三日間はTRPG文華祭です。出てきたら、缶詰決定のスケジュールだ。火曜日はトライブスに顔を出したかったのに、ちょっと無理かもしれない。うーーん。

 TRPG文華祭は、本郷の旅館に泊まって三日間、TRPGを遊び、夜中は宴会をするという懐かしいテイストのイベントです。今年の朱鷺田は、『ブルーローズ:ネクサス』→『深淵第二版』→『ブルーローズ:ネクサス』の予定。もうひとつ、ネタを仕入れてはいるのですが……時間と体力次第で。

●イベント

1月9-11日 TRPG文華祭
1月16日 クトゥルフオンリーCON
1月31日 東京深淵CON シキサイ

|

January 08, 2010

BRN正誤表修正、日々これネタ

Img_12401

 まずは、プレイ風景。ダンジョンの中で大騒ぎをして、戦車で撤退中。

 昨日は某所にて打ち合わせ。今年前半の仕事の半分が決まりました。
 具体的には、近々に発表という形で。

●ブルーローズ 正誤表修正

 ご指摘のメールをいただきました。ありがとうございます。
 鞭の長さは「500mm」ではなく、「5000mm」でした。
 実際には、3~6mの範囲で色々あるものですが、仮に標準的なものとして5mを上げ、他の銃器と単位系を揃えたら、どこかで1桁飛んでしまいました。お恥ずかしい。該当メッセージも修正しました。

●日々これネタ
800pxearthrace2

 アースレイスは、世界最速を目指したエコボート。トリマラン形のウェーブピアーサーという最新技術で高速化を図った。
 重量16トン、最高速度45ノット。約60日で世界を一周した記録を持つ。

 いやはや、ブルーローズでもいつかネタにしてやろうと思っていた船です。セレスティアル・ゲートあたりが好きそうなデザインだよなあ~と思っておりました。

 最終的な名称は「アディ・ギル」。
 バットモービルを思わせるブラックカラーに再塗装。
 2010年1月6日、南氷洋にて捕鯨阻止活動に参加、レーザービームで日本の捕鯨船に肉薄し、その航路をジグザグ走行した後、急減速。捕鯨船に激突して後、沈没。

 捕鯨問題の是非は横において、まず、海事的な扱いに注目すべきかと。

 操船性能が高いのをいいことに、危険航行をしていたアディ・ギルの方に非があるでしょう。サイズにして10倍以上違う大型船の前に飛び出して無事な訳がない。高速施行の軽量ファイバー船体が、捕鯨船のゴツイ金属船体に触れれば、それだけでバラバラになりかねない。スクリューに巻き込まれて死者が出なかっただけでも幸運だというのに、捕鯨船が体当たりしてきたかのように言い立てるシー・シェパードの言い分が欺瞞。最高速度、操船性能、慣性重量などの諸元から見て、圧倒的に回避能力の高いアディ・ギルが「わざとよけなかった」あるいは「うまく先端だけもぎ取らせた」「最初から衝突を想定していた」と考えるべきでしょう。あるいは、マヌケにも「絶対よけられると信じていた(が、操船者の能力が想定より低いか、ハイになって操船をおろそかにした)」あたりか。いずれにせよ、危険航行をしておいて、ぶつかったのが悪いというのは言いがかりであろう。

 耐用限界を超えた新型高速船の有効活用で、鯨戦争への火種を作る。

 続くシナリオは、武装抗議船の投入、やむなく、日本側は、海上保安庁の巡視艇を投入するも、活動海域の関係上、海自のヘリ護衛艦あたりになるのか。

 リアルに、シャドウ・ウォーズのネタを見てしまった。
 背景にいるのは、シュープリームかセレスティアル・ゲートか? 

●懐かしのウエスト

 日本SF大会というSFファンの年次イベントがあります。今年は東京で開催される10回目に当たるので、TOKON10と言いますが、こちらのプログレス・レポートの2号で、70年代から80年代にかけて、渋谷にあったSF例会の話を書いております。喫茶店にSFファンがたむろするという話です。友人の磯部剛喜氏がそこに一文を寄せているのですが、渋谷のウエストで行われていた「金曜会」に関して、私のコメントも載っています。1980年代前半、大学生活のほとんどを横浜から渋谷に通ってSF談義に一夜を過ごすという生き方をしていました。
 いやはや懐かしい。
 大学卒業後、私は金曜会を離れ、ゲーム方面へシフトいく訳ですが、21世紀に入ってから、シャドウランの翻訳会議で長時間使える喫茶店を探していたら、新店舗に移動したウエストを再発見、ずいぶんと懐かしい思いをしました。隠れ家のようなアルコーブを借りて、ルールの翻訳打ち合わせをしたものです。

 あと、このTOKONのBLOGで、東京SF大全という連載があります。東京を舞台にしたSF作品を紹介するというものですが、ウォーハンマーの翻訳やガンドッグリプレイなどで活躍中の岡和田氏が寄稿されておりますので、興味のある方はどうぞ。

●伊勢丹でウィスキー

Img_12381

 打ち合わせの帰り、ミードを補充しようと、新宿の伊勢丹に寄ると、ワイン・コーナーの片隅にあるハードリカーバーに目が止まる。有料ではあるが、非常に安価にテイスティングできるらしい。酒の棚を見ると、イチローズ・モルトも試飲できるらしいので、思わず、寄ってしまう。
 カウンターに立っていた人と酒の話をしていたら、ウィスキーマガジンLiveを開催しているウィスク・イー社の方だった。小雪のCMで有名な角ハイボールのおかげで、ウィスキーが再注目されているという。角の売上は前年比700%とか。いや、それに対応できるサントリーさんの底力がすごい。今やハイボールといえば角ですが、色々なモルトで楽しんで欲しいところ。酔いに備えるのであれば、サイドにソーダを飲む方が酔いにくいとも聞きますね。

・飲んだお酒
Img_12371

・Ichiro's Malt ダブル・ディスティラリー
 現在の蒸留所と羽生のモルトを 合わせたもの。パワフルな感じ。
・アクアヴィット エルダーフラ 38%
 北欧の蒸留酒。アクアヴィタエ。ジャガイモが原料なのですが、ハーブティーのような味わいが独特でした。
・ウィスキーマガジン エディターズ・チョイス 33年
 Church Incense in Naughty Dungeon。1974-2008。
 イベント限定ボトル。複雑にしてまろやか。
・スリーピート  1993  57.8%
 アードベック60%、ラフロイグ35%、ボウモア5%をブレンドしたピート系の逸品。57.8度とは思えないまろやかで飲みやすい。1993年はボウモアのゴールデン・ヴィンテージだそうです。飲みやすくて危険。

付録:京浜久里浜駅の明太バターうどん
Img_12392

●ドラマ:とめはね!

 習字をテーマにしたコミックのドラマ化。
 色々痛い奴もいますが、基本的には面白い。
 原作を読み直したくなりますね。

|

January 07, 2010

『ブルーローズ:ネクサス』正誤表 20100107 追加

 年末年始に多くの方から、『ブルーローズ:ネクサス』に関するご意見、ご指摘をいただきました。ありがとうございます。
 以下に、正誤表およびFAQの追加分をまとめました。同じものを『ブルーローズ:ネクサス』サポートBLOGにも掲載しました。同BLOGには、参考サイトとして、外務省各国情報とギズモード・ジャパンのリンクを追加しました。
 本日の正誤表は、2月発売のR&Rにも掲載されるようにしたいと思います。

      朱鷺田祐介

『ブルーローズ:ネクサス』正誤表 20100107 追加

■正誤訂正

P004:セレスティアル・ゲートの正式名称
「人類の霊的進化と汎銀河連盟加盟を目的とする非政治的ワーキンググループ セレスティアル・ゲート」

P40 フィストの重要能力値と重要スキル
重要能力値 【筋力】、【敏捷力】
重要スキル 〈格闘系〉、〈運動系〉

P043 トリックスター 特徴「金の亡者」
 双方の効果に、「1回の[ミッション]で1回」を追加。

P046 カリスマのアーツ《サムズアップ》
 右肩のクラス名が間違い。正しくは「カリスマ③」。

P047:カリスマ 余暇行動「バーホッパー」「恋のバカンス」
余暇スロット「1」

P049:ミスティック 特徴「寡黙」の説明文3行目
誤:〈社交系〉
正:〈交渉系〉

P050:テック ゼノテックの効果
誤:〈知識系〉
正:〈教養系〉

P051:テック 維持アイテム「機械工作ユニット」の携行値
誤:×2
正:2×2

P053:セレブリティ 「匠の一品」の維持コスト
「維持コスト」または「購入コスト」の2倍。

P055:ヘリテージ 「“剣”」の携行値
誤:1×4
正:1×5

P058:エクリプス
守護星
誤:太陽
正:計都

《リリパット》の効果の最初の行を修正します。
修正前:[体格]を1に変更する。
修正後:最大6時間の間、体のサイズを1/4に縮小する。耐久力は変わらないが、受けるダメージは2倍となる。

P062 経歴表

銀の暁 
誤:〈知識系〉1
正:〈教養系〉1

セレスティアル・ゲート
誤:〈メカニック〉
正:〈教養系〉1

学者/学生
誤:情報処理
正:〈技術系〉1

下の説明
「維持アイテム」「超感覚」に関する記述を削る。

P075:右 情報収集の参照ページが間違い。
 「P081およびP076」

P083:一時的な精神汚染の末尾に以下の文章を追加

「[魔術][アーツ][サイバーパーツ][余暇行動][特徴][クラス専用維持アイテム]の効果で[精神汚染]が発生した場合は、このルールを適用しません。」

P104~105:防具の重ね着
「通常移動の移動距離」を「移動力」と読み替えてください。

P137 メタルスキン
「他の防具とは累積しない」を取ってください。

P138 S&W M360PD エアライトSC の装弾数
「5(R)」

P138:モーゼルM712 の射程
  遠距離の距離修正:-60%

P139:ベレッタ Px4 Storm の必要筋力
誤:片:5★
正:片:5

P139:H&K MP5 コッファー射程
射程距離
誤:100m
正:50m

P140:H&K XM-8 カービン の必要筋力
「片:7★」

P143:ボディアーマー レベル3
携行値:(3×3)
価格:$2,500[10]
重量:6,000g

*P142鞭 全長は「5000mm 」です。(01/08修正)

P144 ライディングスーツの装備部位
誤:頭部
正:胴体

P150:空挺降下装備
誤:[走行移動]不可
正:[全力移動]不可

P151 爆薬
誤:各棒状の~ 
正:棒状の~

P199:アンタレス・ウォーロード解説
誤:後天的
正:好戦的

P201:ウォープラン 持続時間
誤:1ラウンド
正:効果参照

P202:エナジードレインの効果に追加。
「この効果は、[ミッション]終了まで有効。」

P231 シナリオ・シーン7:「神殿崩壊」
 【このシーンは?】第四段落目の最後に、以下の一行を加えてください。「光の渦は、1リミットにカード2枚分だけ移動します」

■FAQ

Q:精神汚染に関する改訂ルールで、精神汚染が発生した場合、〈精神力〉DRを行うことになりましたが、[魔術][アーツ][サイバーパーツ][余暇行動][特徴][クラス専用維持アイテム]などの使用でも行うのでしょうか?
A:いいえ、一時的な精神汚染は、オーパーツや特殊な現象に遭遇した場合の精神汚染を扱うものです。自発的な行動、[魔術][アーツ][サイバーパーツ][余暇行動][特徴][クラス専用維持アイテム]の効果で[精神汚染]が発生した場合は、一時的な精神汚染のルールは適用しません。
なお、これらの場合でも、一度に20点以上の[精神汚染]を受けた場合には、[精神汚染ペナルティ表]でダイスを振ることになります。

Q:サンプルキャラクターのうち、ミリティアのキャラクターは、BRサバイバル・スーツを持っていますか?
A:基本装備はすべて所有しているとして扱ってください。サンプルキャラクターのデータに書かれていないのは携行しないからです。

Q:モンストロスのクラスアーツ《サムソン》と特徴「野生」で上限は上昇しますか?
A:上限はそのままです。

Q:重ね着する防具の処理に「なお、肉体そのものやサイバーパーツ、クラスアーツによる防具類似の効果はこの影響を発生させません。」とありますが、これは「防具」と「防具類似効果のもの」で[防具の重ね着]の処理が可能だがペナルティの対象にならないという意味でとらえていいのでしょうか?
A:防具類似の効果はすべて、重ね着によりペナルティを発生させません。防御値と装甲値はそのまま加算します。

Q:余暇行動の「装備調達」や「操縦訓練」などのスキルレベル上昇効果でスキルレベルが11以上になることはあるのでしょうか?
A:上限値が上がると書かれていない場合、上がりません。

Q:“剣”のダメージの扱いについて。ブルーローズ余暇行動の「ガブリエル」や、GDZとのコラボ時の場合、クラスアーツの《ナインライブズ》や《ワンシルバーダラー》のような[貫通D]を[非貫通D]に軽減する効果を使用した場合、[非貫通D]:-なので、ダメージなしとでしょうか?
A:いいえ、“剣”など非貫通Dが存在しない武器は、[貫通D]を[非貫通D]に軽減する効果の影響を受けません。

Q:P154・隠匿用ホルスター
 [抜き撃ち]の修正が載っていますが、ブルーローズ・ネクサスには[抜き撃ち]のルールが掲載されていません。GDZの[抜き撃ち]のルールをそのまま採用でいいのでしょうか?
A:仮に、そうしてください。対応を検討します。

Q:XM-320は単独でも使えそうな形をしています。単独でも使えますか? 使う場合、必要筋力はいくつですか?
A:単独で使用する場合、「必要筋力:両:6/片:7」として扱ってください。

Q:P123 結界の[耐久力]を超えるダメージを受けたら、キャラクターがダメージを受けますか?
A:はい、余った分のダメージを受けます。

Q:P122 オーパーツの能力を得るにはセフィロトの呪文だけでなくP202《セフィロト》が必要なのでしょうか?
A:いいえ。

Q:P202 《エナジードレイン》で能力値等を奪われた場合、それは永続的ですか?
A:いいえ、[ミッション]終了時までです。

Q:P192 “騎士“の持つ“鎧”は“剣“に対しても貫通判定を行わせるとありますが、この時の“剣“の貫通力は0として扱うのでしょうか?
A:はい、その通りです。

Q:P193のNPCに有効な銀ですが、武器や弾丸を銀にするデータの目安を教えてください。
A:武器、弾丸の価格を100倍にし、入手値に+8の修正を加えてください。

Q:特殊余暇行動のピラミッド・パワーや妲己様との会食の効果で、[死亡]も打ち消していいのでしょうか?
A:はい、かまいません。

|

January 05, 2010

『ブルーローズ:ネクサス』サポートBLOG 開設

 お正月気分はもうおしまい。
 週末には、TRPG文華祭です。

●『ブルーローズ:ネクサス』サポートBLOG 開設

 本BLOGのサブサイトとして、『ブルーローズ:ネクサス』サポート用のBLOGを開設いたしました。こちらは『ブルーローズ:ネクサス』の正誤表、FAQなどのまとめサイトという立ち位置で運営されます。細かいFAQとか、正誤表の発表は、このBLOG「黒い森の祠」で行いますが、まとめたものをサポートへまとめるという形になります。

 最新の正誤表として、12月28日現在のものをまとめてUPしました。それ以降にいただいたものは、とりまとめ中ですので、少々お待ちください。

●1月のイベント予定

1月9-11日 TRPG文華祭
1月16日 クトゥルフオンリーCON
1月31日 東京深淵CON シキサイ

 17日は某居酒屋でキタキタ教の新年祭、もとい、邪悪寺院攻略にいきたいなあ。23日もテストプレイ用にキープ。

 文華祭は、『ブルーローズ:ネクサス』と『深淵』を中心に回す予定。『ブルーローズ:ネクサス』→『深淵』→(秘密)→『ブルーローズ:ネクサス』という感じか。

●ポーランド・ミード

 Mixiのミード・コミュ経由。ポーランド在住の日本人による日本語解説あり。先月のミードオフで、いただいたものは実に濃厚で美味しいものでした。

●Tokyo Sky Drive01

 GIZMODEより。空中に浮かぶような、半ば、沈むような東京のハイテク都市。
 ちょっとしたトリック画像ながら、楽しいものである。
 こんな世界も描きたい。

●読書日記

・とある魔術の禁書目録6・7
 イギリス清教、ローマ正教の魔術的な位置とかなんとか。ゴーレム、五行、虚数、天草式。
 設定がいいねえ。

・シアター!
 有川浩さんの一般向け小説。人気声優の参加を機に変化の時を迎えた中堅劇団の立て直し劇。
 軽やかなり。

・イスカリオテ IV
 短編集。獣に対する異端信仰をテーマにした連作短編集。
 よきよき。

追記:ウィスキー・マガジン・ライブ 2010 チケット受付開始。
 2月21日。

|

January 04, 2010

BRN:ヴァチカンの秘密

 実家への帰省から帰宅。
 東京、暖かいわ。

●BRN:ヴァチカンの秘密

 GIGAZINE:バチカンが秘密文書を公開

 早速、『ブルーローズ:ネクサス』のネタ、来ました。
 不死者13号の日記はさておき、ヒトラー、ガリレオ、モンゴル帝国と『ブルーローズ:ネクサス』でネタにしれくれと言わんがばかりのラインナップですな。
 さすがにラテン語は読めないので、どこか、早く翻訳してほしいなあ。

|

January 01, 2010

新年のご挨拶とか、色々

謹賀新年

旧年中は大変お世話になりました。
2010年もゲームデザイン、各種記事執筆など積極的に挑戦して参ります。
本年もよろしくお願いいたします。

2010年 正月

――――――――――――――――――-

●新年の抱負

 という訳で、2010年も始まりましたので、抱負をば。

1:『ブルーローズ:ネクサス』
 昨年12月に発売となりました現代トレジャーハンターTRPG『ブルーローズ:ネクサス』。今年前半はこちらのサポートが第一の課題。ページが薄くなった分、書けなかったこともたくさんありますので、このあたりをじっくりサポートできればと思っております。

2:『深淵 第二版』
 ライフワーク『深淵』は新展開を企画中。応援してくだされ。まずはR&Rの「辺境見聞録魔都篇」、そして、続く新たな展開と考えております。

3:『真・女神転生X』
 今年は色々展開の年となります。
 まずは、1月30日発売の「ナイトテイル4」をお楽しみに!

4:シャドウラン
 なんとか契約更新に光が見えてきたと、編集部の方から伺っています。夏に向けて再始動を図る方向で準備中。

5:クトゥルフとか、新作とか
 まだまだ色々ゲームを作りたい。クトゥルフのネタもまとめたいし、『ネクサス』の感触が残っている内に、デュアル・ロールで試してみたいこともある。まだまだ作りたいネタもある。がんばるぞ~

6:ゲーム以外の本もがんばろう
 その他、色々いただいているお仕事にも頑張ります。色々書きたい本もあります。神話本とか、興味のあるネタがやはり多いので、それらもきちんと形にしたいところ。

●ゲーム納め、ゲーム初め

 年末年始って何? という原稿状況でございますが、やっぱりゲームをする訳で。
 ゲーム納めは、ディベロップの西上君宅で開催されているゲーム合宿に顔出し。久しぶりに麻雀をたっぷり打ち(たっぷり振り込んだ)後、発売記念『ブルーローズ:ネクサス』

 ギリシア、デルフォイの神託所近くに開いたダンジョン探検。細かい内容はいずれ記事で書くとして、アノマロカリスが空を飛んだり、地底湖で謎の怪物に襲われたり、アトランティスの印で恐竜を封印したり……PCの一人が無理矢理、火龍を召喚して精神汚染を60点ぐらい食らってみたり。
 そんなゲーム納め。

 ゲーム初めは、家族で元旦より「カタンの開拓者たち」
 羊増産地帯から羊港への路線延長に手間取り、敗着。

 「ドミニオン」海辺入り。
 終盤突入を見きって2点分書い増し、35点で勝利。
 息子の金プレイとの速度勝負を乗り切ってなんとか48、51で連覇。

●新世紀黙示録  デジタルゲーム化

 鈴木大司教のMIXIボイス経由のムービー
 をををを!

●読書日記

・ラストイニング 11~22
 知人宅で読破。うむ、よい感じだ。

・とある魔術の禁書目録5
 夏休み最後の日というザッピング感覚で、御坂妹ネタの回収。

・文学少女見習いの、傷心
 「みずうみ」、そして、「フランケンシュタイン」。
 過酷な心の冒頭と直面する夢見がちなウォルトン。

|

« December 2009 | Main | February 2010 »