日々雑記:行く人に献杯を、R&R64
ゲーム以外のネタも含めて、日々雑記。
●【訃報】柴野拓美(小隅黎)
SF翻訳家にして、日本SFファンダムを黎明期から育ててきた柴野拓美さんが亡くなられた。日本SF同人誌の草分け『宇宙塵』を主催し、多くの作家を世に送り出し、自らもSF翻訳家の小隅黎として活躍してこられた。
プロ、アマを問わず、SFファンダムに多少なりとも関わってきた者の多くがお世話になった方だ。朱鷺田も大学生の頃、宇宙塵の例会に伺ったり、イベントでお話を聞いたり、色々お世話になった。いつもにこやかにされていた。
この名前になってからほとんどお会いしていないし、すでにご高齢であることはわかっていたが、その訃報に接するとやはり大きな喪失感を感じる。
葬儀はうちうちということなので、遠くより献杯にてお見送りいたします。
柴野さん、ありがとうございました。
●行く人に献杯を
飛び交う訃報に、行く日々を感じるこの両日。
ドズルまで!(血涙)
60年代に生まれたオタク第一世代というべき我々にとって、大きな存在感を持っていた先達たちが次々と去っていかれる。私の若い頃に、大活躍していたのだ。私自身がこの年齢まで来ているのだ。年齢的にやむなしということは分かる。ここ数日の急激な寒波が老齢の方々には辛いものであったということも、頭では、分かる。それでも、やはり、立て続けの訃報は寂しいものである。
これが時の流れというものであろうか?
ただ、献杯し、その冥福を祈るのみ。
●R&R64発売中
お世話になっているTRPG雑誌、R&R64号が発売中です。
今回、朱鷺田の関係の記事は以下の通り。
・『ブルーローズ:ネクサス』 「例えば、こんなTRS」。TRS関係の可能性に関する記事。その他、正誤表、追加データとして「ヴェラキラプトル」「ティラノサウルス」「無人偵察機」「ヘルファイア」。
恐竜と戦いたい人、UAVを導入したい人はぜひ。
同様に、狩岡源さんが「ガンドッグゼロ」と『ネクサス』のデータ互換に関する記事を書いてくださっていますので、データミックスを考えている場合には、ぜひ参照ください。
・『深淵第二版』 「辺境見聞録魔都篇』
今回のテンプレートは「死霊」です。ややイラストが濃いため、文字が消えて読みにくくなっていまっております。最後の2行は以下の通り。
縁故:想いを残した相手(5)
運命:[62]言えなかった一言
・『真・女神転生X』
西上柾氏のリプレイ「ナイト・テイル4」に先立ち、ゲーム面での解説記事を西上氏自身が書いております。こっそり、極地用Dスーツとかもアイテムもありますので、奇妙な旅から帰れなかった人々はぜひ。
●スケジュール
夏に向かって色々スケジュールが決まりつつあり……水面下で活動中。
1/24 Mixi アフリカコミュのオフ会@トライブス
1/31 東京深淵CON シキサイ GM参加
2/5 SF評論賞 パーティ
2/21 ウイスキーマガジンLIVE キルホーマン蒸留所のセミナーに参加
『真・女神転生X』のサプリ増刷に関しては近日中に詳細を発表します。
●映像メモ
・イナヅマイレブン
いい最終回でした。世界編が始まるようで、それまで二週ほどは総集編ですね。
・シンケンジャー
殿が影武者で、実は姫がいた!という神のごとき展開中。殿のツンデレっぷりの謎はこれか!というあたりで大変すばらしい。姫もなかなか強いしね。
・ライダーW
ナスカ死亡。次回から新ライダー・アクセル登場。3ヶ月目とはいえ、派手に物語を動かそうという感じ。
・プリキュア
最終局面。あの二人組が白くなって復活。お前らはどこのガンダルフだ(笑) プリキュアのエンジェル・フォームとか、いい感じでクライマックスへ。ノーザとクラインの最終形態とかドラゴンボールモードで、プリキュアも螺旋丸風に必殺技を拳に乗せて打ち込むとか、プリキュアが肉弾戦系ヒロインであることを再確認。
次シリーズ。あのおジャ魔女風の二人がこのタイプのバトルをするかと思うと色々悶えますが。
●天地明察
冲方丁さんの本格歴史小説。江戸時代の改暦事業をテーマにした物語ですが、筆力とはこういうものか!と圧倒されんばかりの物語。うむ。
●今日の酒
土曜日:朝原稿→クトゥルフCONでキーパー→四谷天狗酒場で打ち上げ。
ここで頂き物のお酒が3本。
スタッフからいただきものは2本
極上吉乃川。素晴らしい吟醸香が香る逸品。濃厚な麹の味わい。
純米吟醸八海山。パワフルだがすっきり。芯の強さを感じさせてくれる。
参加者の方からいただいたのは特上花の舞初しぼり。
華やかですっきりした味わいだが、鋭く、後から強さが来る。うまい。
同じクトゥルフCONにて、倉樫澄人氏より、新作の同人TRPG「花散るが如く」をいただく。着々と次世代が育ちつつあるように思う。
日曜日:朝原稿→知人サークルにて「超☆邪悪神殿攻略」。何でベルゼブブと戦ったかはさておき、ここは「飲みながら、ゲームが出来る」ので、ゆで卵の味噌漬けを持ち込み一杯。
焼酎「佐藤」もまたよし。
ネタとしては、「酒蔵のあまざけ やきいも味」(國盛)。
焼き芋だ、という感想しか出てこない。
月曜日:朝諸事連絡メール。酒の師匠Bさんが教えてくれた東京木下商事の新春ワインテイスティング会へ潜入。ワイン20本以上を試飲、新作シャンパンとか飲む。空席ができたので、シャンパーニュの若きエース、ラルマンディエ・ベルニエのセミナーまで聞けた。すばらしい。
注目した酒の話
・山梨のシャトー酒折とドイツ・ラインガウのショーンレーバー・ブリュームラインが並んでいて、どちらも甲州(葡萄の品種)を用いたものを並べていた。甲州という同じ葡萄を使いつつ、日本とドイツの解釈の違いに驚嘆。
・ヴィニョス・バーベイトのマデイラ・ワインが出店されており、10年物が並んでいたので、標高順に味わう。高いほどドライで、低いほど甘い。甘めが好きな私としては、こうした酒精強化ワインは好みである。
・ジャン・バブー ブランケット・ド・リムー アンセストラル
スパークリングワイン。酒の経験値が足りず、未だに「ワインの構成」などという概念がよく分からない朱鷺田ですが、なんとなく「構成」という意味に近づけたような気がする一杯。アンセストラル(祖先のように)とは、田舎風といい、シャンパーニュ風ではなく、古来の伝統で作った無加糖のスパークリングワインのこと。