BRN:アンナ・ミッチェルの遺産@EB-CON
締め切り締め切り。
昨日は「春のエンターブレイン・コンベンション」で一日GM。打ち上げまで出てちょっとつかれたのか、少しぐったり気味です。とはいえ、少々締め切りがたまっているので、回復したら、徐々に仕事をば。
「10シリング6ペンス」のサントスをミルで挽いて、粉で買ったマンデリンと1対1で合わせてドリップする。苦いが強まりなかなかうまい。おそらく、人はこうやって自家ブレンドにハマるのだな。
参照Wikipedia コーヒー豆
●いただきもの
定例ホビージャパンからゲームジャパン5月号をいただく。
ありがたい。
TCGとアーケード・ゲームの記事が増えて、D&DとかTRPGの記事がないのが残念。
ボードゲームの情報が楽しみである。
●アフリカ写真集
以前、神楽坂のトライブスでお会いした写真家の山形豪さんが写真集「南アフリカ自然紀行・野生動物とサファリの魅力」を4月11日に出版されるとのこと。おめでとうございます。
4月17日に、トライブスで出版記念パーティがあるようですが、その日はクトゥルフ神話オンリーコンでキーパーをしておりますよ。おっと、シナリオを準備しなきゃ。
●春の靖国神社へ
土曜日は、九段下のエンターブレイン本社イベントスペースで、コンベンション。朱鷺田は『ブルーローズ:ネクサス』にて参戦。
10時半集合ということで、少し早く出て、九段下から靖国神社へ。さくら祭り2日目ということで、境内はすでに出店で一杯。桜はまだ3分咲きというあたりだが、春の気配が漂う。軽くお店を冷やかし、新酒の試飲をしてから、靖国神社併設の資料館「遊就館」へ。
靖国神社とは、幕末維新で国難の時期に命を落とされた人々を弔うために誕生した神社で、明治、大正、昭和の戦争に出征され、亡くなられた方々の魂を弔う場所である。そこに併設された「遊就館」には明治、大正、昭和にかけての日本の歴史に関する資料が多数展示されている。第二次大戦中の兵器の実物展示も多い。今回はちょうど神風特攻隊の特別展示があった。私は、幕末から明治初期の資料で探しているものがあったので、寄ったが、そちらは見つからず、ちょっと残念。
●春のエンターブレイン・コンベンション
11時前、エンターブレインに到着。ゲスト部屋で鈴木銀一郎先生、力造さん、諸星祟さん、内山靖二郎さん、河村有木生さんらと話して過ごす。
11時半過ぎ、会場へ移動、声優の大竹みゆさんの司会で開会。
今回のシナリオは、先週の「BRNオンリーコン」で回した「アンナ・ミッチェルの遺産」を、EB-CON用に再調整したもの。ラストのマップは同じながら、シバルバーでの六つの試練の内容を入れ替える。
PCは4名。2名がサンプルキャラクター、2名は持ち込みを希望したので、チェックの上、許可。
アリーセ サンプル「風の魔女」、すべての陰謀組織を渡り歩いた謎の魔女
要洋司 サンプル「剣を継ぐ者」、今回のPC1 ハーレム・モードとかまでPC1
ハワード・アフメド・ヒューズ 持ち込み「セレブ・カリスマ」 英国系アラブ人、今回の交渉担当
ナン・アウタッチ 持ち込み「モンストロス×2」 サムソン×2と巨大化で暴れる野生児
クリスタル・スカルと舞台になるベリーズ国ルバアンタン遺跡については、3月22日記事を参照。
ベリーズ、ルアバンタン遺跡に第二のクリスタル・スカルが出現するという情報を聞きつけ、ブルーローズ・チームが出動することになった。
余暇行動によるオープニングでは、「剣を継ぐ者」要洋司が「ハイランダー」を選択、チチェン・イツァでブレイド少佐と第二のクリスタル・スカルを奪い合うところからスタート。達成値で負けた要は、ブレイド少佐にチチェン・イツァのスカルを奪われる。これで12と一つのスカルの内、五つがシュープリームに、五つがセレスティアル・ゲート、二つが銀の暁に渡った。残るはひとつ。
アフメドがカリブ海の舞踏会で得た情報によれば、シュープリームの原子力空母[アラクネー]が、ベリーズへ寄港するとのこと。国防軍がわずか1000人しかいないというベリーズにとって、軍事的に制圧されたも同然だ。
本編前に、もう少し情報収集をと思うが……
要洋司 「平和な日常が欲しいデス。カリブ海でイルカと戯れてきます」
アリーセ「呪文の準備で忙しいのよ。あと、瞑想と不思議な踊りで体調を整えて」
ナン 「ペッカリー食った、ジャガーと遊ぶ」
やむなく、ランダム行動で情報収集に向かうアフメド。
なぜか秋葉原でセレスティアル・ゲートのミッキーとオタトーク開始。
ミッキー:けいおん!!(第二期)、期待だな。
京都アニメーションは世界遺産に認定しないと。
この会話が後に世界を救うことになるとは、誰も想像しなかったのであった(マル)
そのまま、ベリーズに戻り、シュープリームの空母入港を確認する。
やっとジャングルから出てきたナンが、地元のケッチ族の長老からマヤ族の起源の話とか聞いていると、セレスティアル・ゲートのメンバー、銀河の聖戦士ギャラクティカRがコンビで登場。アトランティス話を垂れ流す。いつの間にか、長老から最初のクリスタル・スカルの発見場所を聞き出し、ナンを言いくるめたギャラクティカが発掘を開始するというところで、PC側が全員集合。ナンがギャラクティカのペット扱いになっていた上、ミッキー・オリオンまで出てきたので、なんとか、セレスティアル・ゲート陣とオタトーク、もとい、交渉をして、発掘と探索の段階では共同戦線を貼ることになった。
シュープリームの空母からMV-22オスプレイが離陸したという情報を受け、ミッキーを騙して撃墜させたり。
ミッキー:これよりヤシマ作戦発動。
ザク・スナイパーカスタムへ陽電子ライフル装備を!
以下、色々アニメネタを連呼するミッキー。
ジャングルから立ち上がる人型決戦兵器PS3は、陽電子ライフルでオスプレイを迎撃、その後、PS3がブレイド少佐の「剣」で真っ二つにされている間に、PCたちはなんとか、クリスタル・スカルを発掘。スカルのテレパシーに従い、シバルバーの六つの試練に挑むことになる。
GM:という訳で、まずは聖なる球技に挑戦だ。
アフメド:我々にサッカーをやれと。
ギャラクティカ:じゃあ、私、岬君で!
要:イナヅマイレブンだろ? というか、オレ、風丸で。
ナン:オレ、運動得意!
そこへ登場するのが、銀の暁の魔術師、アルハンブラとラストバタリオン!
アルハンブラ:フットボールならば、我らは相手になろう!
要:スペイン・チームか?
GM:ラストバタリオンならドイツだろう!
カタストロフで大地震を起こし。フィールドを混乱させるものの、何も動じないナンの豪快シュートが決まって勝利。負けたのでマヤの神に捕まって、生贄にされそうになるアルハンブラ。
その後、ブレイド少佐に追われつつ、ジャガーのジャングルを突破、なぜかアノマロカリスがうようよいる聖なる泉セノーテから黄金のメダルを取り出し、さらに、黒曜石の刃を振り回す戦士の柱像の間を駆け抜け、戦士の神殿に到達する。
最後の試練を前に、ギャラクティカらとクリスタル・スカルの行方を巡ってついに対立。
ギャラクティカR:雨の神チャクを選んで、新しい時代を開くのです!
雨の神:世界に豊かな水と豊穣をもたらそう!
アリーセ:それって大洪水を起こす気よね!
ギャラクティカ:大丈夫デス、セレスティアル・ゲートがノアの方舟を用意してあります。名前はブルーノア……
要:他の人はどうなるのだ!
ギャラクティカ:アトランティスの時代がやってくるのです!
大丈夫です。洋司はもう私たちとフラグが立っていますから、方舟に載せてあげます。
アフメド:ミッキー、大洪水が起きたら、けいおん!!(第二期)が見られないぞ。
ミッキー:……いや、それは。
アフメド:お前たちのノアの方舟には、京都アニメーションの全員を載せられるのか?
ギャラクティカ:そ、それは……
ミッキー:澪たん……
ひどく打ちのめされるセレスティアル・ゲート。
いや、君たち、アトランティスよりアニメが大事なのか?
心が折れたらしい彼らはクリスタル・スカルを洋司に託してUFOで戦線離脱。
最後の試練として、待ち構えていたのは、宇宙からやってきた狂戦士、アンタレス・ウォーロード。要とナンがこれに立ち向かうが、宇宙最強の戦闘宇宙人は強い強い。そこへブレイド少佐まで乱入してくるが、アリーセが囮になり、必殺の剣撃を「イリュージョン」の連打で翻弄する。なんとかアンタレス・ウォーロードを倒し、クリスタル・スカルをチャクモールに捧げ、次なる世界の神を選ぶ。
雨の神チャク、戦争の神キャブタン、知恵の神ケツァルコアトル。
第五世界の運営で疲れはてていたケツァルコアトルを説得し、なんとか世界の滅亡を回避する。クリスタル・スカルは要洋司の手に渡り、彼が生きている限り、第五世界が続くこととなった。
ブレイド少佐:選択はなされた。では、一年後、お前と戦うことになるだろう!
その後、なぜか秋葉原でメイドカフェ「クリスタル・スカル」を経営する要洋司とギャラクティカRの姿があったことに至る過程は、色々説明しにくい。
そして、香港。
チャイナドレスの女性が妖気漂う魔剣を見つめる。
「戦いの狼煙が上がったわ」
~FIN~
その後、閉会式まで雑談。
この日、新発売されたのが「世界樹の迷宮SRS」と「新ローズ・トゥ・ロード」。前者はアトラスさんの傑作ダンジョンRPGのSRS化、まずはがっつりダンジョンをプレイしていくというもの。後者は日本最初のファンタジーRPG「ローズ・トゥ・ロード」の最新作。5代目かな。チャートとトランプを多用し、イメージを喚起して行く「Once Upon a Time」型のストーリーテラーという斬新なデザインとなった。個人的には、「深淵」からのスピンオフで同系のシステムを考えていたので、ある種、納得した。一度、遊んでみたいな。
●今日の一言
榎本武揚 明治政府の大臣となった頃はずいぶんな酒豪だったらしい。
「酒は米のスープだ」
「水は水でも、新川の水を出せ!」
(当時の東京では新川沿いに酒屋がたくさんあった)
仕事で榎本武揚が隕石から作った流星刀の話を調べていますが、明治以降も、テクノクラートとして色々行っていて面白いですね。没後100年記念で出された「近代日本の万能人」が実に面白い!
●読書日記
・這いよれ、ニャル子さん4
どこまで、この小ネタ大全で行くのか?
ハス太が男の娘だったことは、言っても問題ないだろうよ。