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June 30, 2010

ガンダム深淵:星空に青き光芒を見た!

 6月も最終日 色々煮詰まりつつ作業中。

●W杯:日本チーム、惜敗

 日本戦はPK戦にて惜敗。これが日本の実力だとは分かっているが、全力で戦い、後一歩が果たせなかった。悔しいものだ。全員お疲れ様でした。この一ヶ月、楽しかった!

 NHKのW杯サイト

●ガンダム深淵:星空に青き光芒を見た!

 日曜日は籠原にて、関東深淵CON。
 最近、ネットの映像でTRPGを始めました!という女の子がいて感動。これが新たな入り口になるのかな?

 さて、第一回開催よりネタになっていた「ガンダム深淵」をついにGM。当日朝にモビルスーツ・シートを大幅改訂とか、オレ、大変。キャラクター・シートは専用の物を試作。

 集まったPCは以下の通り。

・ルーテシア・ナスホルン中尉(19) 女性
 運命「革命家(反ザビ家)」「骨肉の争い」
 搭乗機体:MS-09R リック・ドム
 ジオン公国の名家、ナスホルン家の令嬢。ニュータイプの素質を認められ、軍のパイロットとなった兄ゲオルグを追い、MSパイロットとなる。本人はザビ家の独裁体制に反感を覚えており、ギレン総帥に心酔する兄の様子に心を痛めている。

・アイン・ムラサメ少佐(24) 男性
 運命「遺伝子強化人間(身体強化+死者の招集)」「熱狂」
 搭乗機体:YMS-15DS ギャン・デスサイズ(ビーム・サイズ搭載機)
 ムラサメ研究所初期の遺伝子改造人間。幼年学校時代、シャア・アズナブルの活躍を見て彼の熱心な信奉者となる。家庭不和のために生まれた空虚を、英雄に託したのである。その後、ムラサメ研究所に見出され、名前を捨てた。大型の鎌であるビーム・サイズを試験搭載した格闘戦機ギャンを与えられる。

・クーゲル・ハスラー大尉(33) 男性
 運命:「死霊の守護」「中古機体」
 搭乗機体:MS-05 旧ザク → ザンジバル級機動巡洋艦「ブルキナファソ」
 第25試験中隊を指揮するベテラン兵士。1年戦争初期から参戦し、ガルマ・ザビ直属のMSパイロットとして活躍したが、ガルマを守れずに左遷。旧友の愛機である旧ザクを受け継ぎ、愛用している。

 物語はソロモン要塞戦の前、サイド6でのコンスコン強襲直後。ソロモン要塞でも、連邦軍の新兵器、特に「白い悪魔」と呼ばれる謎の機体の噂が流れていた。
 第25試験中隊はキシリアの命に従い、環礁宙域から地球軌道への偵察任務に出ようとしていた。この艦にはムラサメ研究所が送り出した最初の遺伝子強化人間のひとり、アインが配備されていた。与えられた機体は、格闘戦用試作機として作られたギャンのニュータイプ支援型、通称ギャン・デスサイズ。
 出航の前、ルーテシアを兄、ゲオルグが訪れる。黒ぐろとしたプレッシャーを撒き散らすゲオルグは、新型の機体とザンジバル級機動巡洋艦「ヨハネスブルグ」を与えられ、極秘任務に赴くという。

ゲオルグ:MS-18Eケンプファーだ。ギレン総帥は私を高く評価しておられる。これから私は、ある中立コロニーで行われている連邦の新兵器開発計画を襲撃する。
ルーテシア:この時期に中立コロニーって、まさか、ルビコン作戦……

 「ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の物語。試作型ガンダム「アレックス」を撃破するため、特殊部隊「サイクロプス隊」が送り込まれる。その中心となる機体こそ強襲型高機動MS、ケンプファーであるが、それはさておき……
 いやな予感のするルーテシアは兄の出撃を複雑な思いで見送る。
 一方、クーゲルのところには、赤い彗星のシャアがやってきて、ガルマの思い出話をする。それを見守るアインの中に去来する複雑な思い。戦場のカリスマ、赤い彗星を憧れの目で見るが、そのアインが乗っているのは、現在、シャアが乗っているゲルググと対抗して敗れたギャンの派生機である。そして、宇宙港の中をひらひらしたドレスで飛びまわる奇妙なアジア系の少女。

アイン:あれがララア・スン?
整備員:そんなひらひらした格好でうろつかないでくださいよ!

 出航した「ブルキナファソ」は、環礁宙域へ向かうが、その途中、奇妙な青い思念の爆発がPCたちを襲うのだった。プレイヤーたちの脳裏をよぎるのは、連邦に奪われた悪魔のシステム「EXAM」の噂。

ルーテシア:兄さん、それに触れてはダメ~!

 しかし、ゲオルグの発するオーラは青い輝きに飲まれていった。
 不安を抱えたまま、第540補給ステーションへ向かう「ブルキナファソ」。
 そして、飛び込んでくる救援要請。
 なんと、第540補給ステーションが連邦軍の偵察艦隊に襲撃されているというのだ。

 ここで「夢歩き」したプレイヤーたちは、ここぞとばかりにカードをつぎ込み、超越幻視で運命という名前の新たな設定を獲得する。

アイン:「待機」、誰かを待っている。これから出会う誰かのために自分は生まれたのだ!
クーゲル:「守護者」。自分はジオンを守るために、生きてきたのだ。
ルーテシア:「滅びた貴族の子孫」→ガンダム的に言えば、「ジオンの血脈」!
 ジオン・ズム・ダイクンの一族であったのだ!(シャアとセイラの従姉妹)

 コロニー建造のため、牽引されてきた小惑星の残骸を改造した古い補給ステーション。その姿を目撃した瞬間、ルーテシアは幼少の頃、ここへ来たことがあるのを思い出す。あの日、叔父であるジオン・ズム・ダイクンは、家族旅行を偽装し、その副官であったデギン・ザビらとともにこの小惑星の視察に来たのだ。そして、彼らがここに核兵器を準備していたことを聞いてしまったのだ。

ジオン・ズム・ダイクン:使わずに済ませたいものだな、このような……
デギン・ザビ:重力に魂を囚われた者たちに対向するには、これが必要なのです。

 ジオンと連邦の戦いが始まるずっとずっと前だった。
 核の使用を禁じる南極条約もまだ存在していなかった。
 もしも、あの核がそのまま、残っていたら?

クーゲル:確か、ここにはガルマ様が残されたものが……

 クーゲルは知っていた。第540補給ステーションに、「ガルマの遺産」が残されていることを。

 補給ステーションの救援に向かう「ブルキナファソ」。
 敵はサラミス。すでにGM3機、ボール3機が展開し、補給ステーションの警備用ザクを蹴散らしていた。

 J型ミサイルとメガ粒子砲を発射しながら、突撃する「ブルキナファソ」。奇襲され、爆散するサラミス。アインのギャン・デスサイズが飛び出し、ルーテシアがリック・ドムで追う。ギャンのビーム・サイズが一気にボールを刈り取り、ルーテシアの狙撃がGMを無力化していく。一気に戦力の大半を奪い取られ、残ったGMは降伏した。

 鹵獲したGMを伴い、第530補給ステーションに入った「ブルキナファソ」の一行は、ガルマの封印した核ミサイルを発見、連邦との戦争に悪影響を与えないため、回収した。同時に、倉庫の奥から試作MSの残骸を発見、クーゲルは高機動試験用のアクトザクに乗り換えることにした。

 そうこうしているところへ、EXAMシステムに取り込まれたルーテシアの兄、ゲオルグに率いられた機動巡洋艦「ヨハネスブルグ」が接近してくる。EXAMを搭載した愛機「ケンプファー・ブルー・ディスティニー」のコックピットに座ったまま、星の海原を越えてルーテシアに話しかけてくるゲオルグ。

ゲオルグ:私は手に入れた。連邦の白い悪魔に勝つための手段を!
ルーテシア:お兄様、それはよくないものです!
ゲオルグ:そして、私は奴らに鉄槌を下す。ガルマの遺産を使って!

 EXAMの邪悪なオーラに取り込まれていくゲオルグを必死に説得するルーテシア。彼女の悲痛な叫びになんとか踏みとどまるゲオルグは、核ミサイルの処分を「ブルキナファソ」に一任する。
 だが、そこに飛来する連邦の追手は、ペガサス級強襲揚陸艦、そして、白いMS。

クーゲル:アムロ?
GM:彼は某所でマグネティック・コーティング中。いわゆるガンダム2号機か3号機ですが、その辺はみなさんには分かりません。正史には残っていない「影のニュータイプ・パイロット」です。
クーゲル:ちょっと待って! EXAMは、ニュータイプに反応して自動的に起動し、機体を暴走させる!
GM:かくして、ケンプファーが暴走、白いMSに向かって突撃していきます。
ゲオルグ:そうだ、これはそのための力なのだ!
ルーテシア:兄さん! やめて!
ゲオルグ:連邦の白い悪魔め!

 慌てて、アインやルーテシアが支援に向かうも、その前に激突するガンダムとケンプファー。ケンプファーはパンツァーファウストを0距離でガンダムに叩き込む。ここで山から赤いカードが飛び出し、ダメージは双方の胴体を貫通、パイロット席を吹き飛ばしてしまう。

ルーテシア:兄さん! 
ゲオルグ:ジオンに栄光あれ!
GM:ガンダムは爆散、ケンプファーも胴体部に大ダメージを受け、半壊した機体が漂流している。
クーゲル:待ってください。EXAMの搭載された頭部は?
GM:無事ですよ。にやり。

 新たな憑依先を求めて、念波を飛ばすEXAMシステム。
 クーゲルとアインは過激に反応してしまいそうになるが、潜在力を駆使してなんとか耐え切る。

クーゲル:メガ粒子砲発射! あの忌まわしいシステムを原子の塵に変えろ!

 かくして、悪夢のシステムEXAMは消滅した。
 「ブルキナファソ」と「ヨハネスブルグ」は、第530補給ステーションを自爆させ、脱出した。

 宇宙世紀0079年12月、ジオンの宇宙要塞ソロモンは連邦軍の攻勢によって陥落。続いて、ア・バオア・クーにおいて、ギレン総帥とキシリアが死亡したことにより、ジオン軍の敗北が決まった。機動巡洋艦「ブルキナファソ」は「ガルマの遺産」を本国に持ち帰る途中、グラナダにて終戦を迎えた。

GM:ここで先程、クーゲルが引いた最後の運命を公開します。「故郷を失った」。
 あなたは、ジオンに帰ることはできなくなりました。
クーゲル:この核の処分もあります。アクシズへ向かいましょう。3年ほどしたら帰ってきますよ。
ルーテシア:私は血筋のことでややこしいことに巻き込まれたくないので、地球に降りて、身を隠します。Zの頃のセイラさんのような立ち位置がいいなあ。

 ちなみに、ルーテシアは戦闘中の夢歩きで新たな運命「王者の相」を獲得しており、アクシズに向かってしまうと、「ジオンの血脈」と合わせて、ハマーン・カーンの立ち位置にハマってしまいそうな状態である。
 残ったアインは「待機」で結ぶ縁故の対象を「ルーテシア」に設定。彼女を守る覚悟を決めた。

クーゲル:ルーテシア中尉、アイン少佐にはこれを(と偽装身分証を渡す)。
 諸君らは戦死したことにしておく。

 そうして、機動巡洋艦「ブルキナファソ」は月を脱出、木星へと向かって飛び去っていった。
 3年後、デラーズ・フリートによる「星の屑作戦」が実行されることになるが、その際、アクシズから飛来したジオン艦隊の中には「ブルキナファソ」の艦名は見られない。

 ~終わり~

 色々、システム的な実験をしつつも、なんとか終了。
 面白い流れになりました。
 敵ガンダムとケンプファーのバトルのあたりはもう一工夫すべきだったかと反省。

■URLメモ

 電子書籍において、高まる印刷会社の立場

 ガンダム JR東静岡駅前に立つ
 
 JAPANEXPO パリで行われている日本文化紹介展覧会 アニメと漫画とモーニング娘。

 漫画論争勃発中-(永山薫BLOG)

 月で公共工事をしたいのか?(松浦晋也のL/D)
 
 ラブプラス+ 公式サイト  熱海祭り?
 熱海が大変なことに! 
 あと、金色夜叉を誰か解説してやれ!

 ご当地ラブプラスによると、イタリア、ソウル、重慶、フィリピンなどにもユーザーがいるらしい。アメリカ大陸とアフリカ大陸は発見できんかった。

 ARとか、添い寝機能とか、DSの限界に挑むエッジなゲームだな。まあ、人としても。

●酒メモ

 ラフロイグを飲みきったので、中目黒の酒屋へ。アブサンが激安だったので購入。
 氷水を入れたグラスに軽く注ぐとうす緑に白濁し、爽やかな一杯となる。

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