« ニュース関係につぶやく | Main | 12-15歳向けのホラー小説、TGF »

November 28, 2010

霊障都市捜査ファイル:発売中です

 刑事物TRPG「霊障都市捜査ファイル:罪の街 新宿」は、現在、発売中です。

●霊障都市:入門渦型ゲームから始めよう

 「霊障都市捜査ファイル」は、非常にボードゲーム的なTRPGです。
 プレイヤーは新宿東署殺人課の刑事になり、新宿特区に起こる猟奇殺人事件に挑むことになります。捜査の部分は、実際に、七並べを応用した捜査活動をボードゲーム的に行います。
 では、実際に、入門渦型ゲームをプレイしてみましょう。

Img_17221

 キャラクターはテンプレート8種から自由に選ぼう。使いやすいのは「アメリカ帰りの女捜査官」か「執念の老刑事」を中心に、管理官(公安帰りの切れ者か新人類管理官)、技術系捜査官(ネット・レディかCSI:新宿)、実行部隊(トカゲか、ステゴロ刑事)を含む4名のチームである。

 キャラクターが選択できたら、キャラクターシートへの転記とデータ確認をかねて、各刑事に関連NPCのカードを集めてもらおう。これを回収し、よく切って、事件シートの上に配置する。

Img_17231

 捜査チットを切ってカードの上に配置すると、分かりやすい。
 GMはこっそり事件シートの上のカードを確認します。

 プレイヤーには、NPC一覧(P042)と事件要素一覧(P.056)、捜査チェックシートを配布しましょう。これは捜査の基本情報となります。
 捜査カレンダーは、A4かB4に拡大コピーすると扱いやすくなります。朱鷺田は、コピーして、下の捜査進行表に刑事の名前を書きこむようにしています

Img_17241

・事件発生パート
 GMは、事件簿を参照しながら、公開するカードを場に出していきます。その内容に合わせて、事件で分かっている部分を説明します。
 未公開のカードは事件の謎の部分です。これを明らかにしていくことで、証拠ポイントがたまり、犯人のCP以上になったら、犯人を逮捕して事件解決です。

・捜査パート
 まず、捜査会議です。刑事たちに5分の時間を与え、カードの交換をしながら、捜査の相談をしてもらいましょう。
 次に、捜査進行表の順番に、シーンの主人公であるアクティブ・キャラクターが捜査かドラマを行います。それぞれのフェイズの頭にまず、カードを1枚、場に出し、その後、捜査かドラマを選んで行います。
 捜査の基本は聞き込みです。コストに日数のかかる特殊な捜査は序盤に挑戦するとよいでしょう。協力判定が有効ですので、潜在力の余裕がある人に登場してもらってどんどん証拠ポイントを集めましょう。
 新しい証拠カードが見つかったり、証拠カード同士がつながったりすると証拠ポイントが得られます。

Img_17261

・逮捕
 証拠ポイントが犯人のCP以上になったら、アクティブ・キャラクターは逮捕を宣言できます。こうなったら、逮捕シーンに移行し、犯人との対決になります。犯人の殺意が高まっていると、抵抗する場合もありますので、注意してください。犯人が抵抗する場合、アクション・チェイス・マップに移行します。

Img_17251

 では、ぜひともお試しください!

●霊障都市事件簿:心の傷と、夢のあと

 土曜日は「霊障都市」のテストプレイヤーが集まり、発売記念セッション。
 上記写真を取りつつ、渦型ゲームで2セッションを回す。プレイ時間は約5時間、シナリオは事件簿から使用した渦型なので、細かい部分は割愛するが、第一話では、家族を殺された女性刑事が、家族の遺体に残る霊障の呪いを受けて発病、病院で生死をさまよう中、捜査が進行、管理官の恋人が殺人犯と判明し、逮捕に至るが、家族の復讐を誓った女性刑事は病院を脱走して、犯人逮捕のシーンに乱入する。放たれる銃弾。だが、それは犯人ではなく、管理官を貫いた。管理官は一命を取り留めたが、女性刑事は心を病み、病院へ送られた。
 第二話では、「猟奇殺人鬼」の運命を引いた女性刑事が妹として復帰、ラーメン屋店主絞殺に始まる連続殺人事件に挑戦する。老刑事が執念の張り込みで犯人を追い詰めると、それは老刑事の担当医であった。

 2話目になると、捜査になれた上、1話目で築いた人間関係が深まって面白くなります。ぜひ二話以上を遊んでいただきたいところです 

|

« ニュース関係につぶやく | Main | 12-15歳向けのホラー小説、TGF »