« December 2010 | Main | February 2011 »

January 30, 2011

クトゥルフ:イカヅチの遺産

 寒くて死にそうな気分がする朱鷺田です。予定通り、作業がどんと飛んできたので、山に踏み込んで動けなくなる前に、BLOG更新。

●クトゥルフ:イカヅチの遺産

 今日のシナリオは、オーストラリアの砂漠へ行って、落下した無人探査衛星のサンプル回収パーツを探すだけの簡単なお仕事です。クトゥルフ神話RPGですが・・・・・・

 土曜日はクトゥルフ神話オンリーCONで、ゲスト・キーパー。

 去年は結局、クトゥルフ神話RPGの仕事をしてないので、オレがゲストでいーのか?とか、疑問もあったよーな気がするけれど、ハスターとかの出てくるRPG関連製品はあったよ。「霊障都市」の霊障にハスターっぽい何かがいるし、『真・女神転生X』のリプレイには、邪神クトゥルーに憑依された女教師とか出したし、『ブルーローズ:ネクサス』の記事にクトゥルフ神話ネタが混じっていたような気もする。そういう訳で、脳内会議は終了。

 今回のシナリオは、JAXAの小惑星探査衛星「イカヅチ」が帰還するので、落下地点のオーストラリア西北部の砂漠へ回収しに行くという簡単なミッション。場所は、グレートサンデー砂漠の南にあるギブスン砂漠。PCは基本的にJAXAが現地に派遣した衛星回収チームの予備チーム。メインのチームはもっと南、エアーズ・ロックの西側で大気中。

 集まったプレイヤーは4名ですが、話を聞いてみると、「去年、TRPGを始め、今回、クトゥルフ神話RPGは初めて」という方と、「クトゥルフ神話RPGリプレイ『るるいえ・あんてぃーく』を読んだが、RPG自体初めて」という方がおられる。いきなり超初心者卓というか、オレでいいんですかい? 『るるいえ』の著者はその辺で、普通にプレイヤーしてますが??
 色々緊張した部分もありましたが、知人でクトゥルフのベテラン、Sさんがいたのと、もうお一方も、二桁キャリアの濃いクトゥルフ者だったので、サポートしていただきつつ、キャラクター作成開始。

 PCはJAXAの職員、もしくは、探査チームを支援する関係者ということで、INTとEDUに下駄を吐かせるが、なぜか、初心者の片方が、留年スレスレの格闘家に・・・・・・まあ、INTを高くするのは罠なので・・・

PC:
宮脇教授(37):筑波大から来た、生物学と地質学の権威。名目上のリーダー。
渡部博士(30):JAXA職員で、実務面の責任者。
K君(22):不まじめな工学部の学生で、ボンボン。格闘と自動車の腕を買われ、単位のために、回収チームに参加。名前が伏せられているのは、キーパーの口車に乗って実名プレイだったため。
ウェズリー・コーウェン(29):現地ガイドの白人。オージーの癖に、チームの中で一番小柄。チームのために、物資の調達、現地人との交渉を担当する。

 何もない砂漠の中で、衛星が落下してくるかもしれないのを、じっと待つ簡単なお仕事。生き物すらいない、乾燥した岩と砂礫だけの場所。四方を見回しても、地平線まで何もない。乾季のため、空にも雲ひとつない。地上に、ここまで何もない場所があるだろうか?
 最寄りの都市まで200キロ=最寄りの人家。
 噂では、西に50キロ行った砂漠のど真ん中に、ビールを売る飲み屋があるというが、おかしくなったアボリジニか、ネジの外れた観光客以外が、そんな店を訪れるのかもわからない。

 そんな何もない場所で第二回収チームはただ待っていた。
 あるのは、回収機材を詰め込んだキャンピングカー。

 そして、衛星落下。大気圏突入時に分解してしまったパーツのひとつが北へ流れ、第二チームにも招集がかかる。夜の砂漠を全束力で走ったチームは、パーツの一つが落下したポイントで、人工的な竪穴を発見する。回収カプセルが地上に落下した際の衝撃で、石造の竪穴の蓋が破壊されてしまったのだ。
 カプセルらしき物体は竪穴の底に落ちている。

 慌てて、本部と連絡を取るが、電波障害で通信はうまくできず、現場の判断に任されてしまう。さらに、コーウィンが、ここはアボリジニの遺跡かもしれないと言い出す。

 やむなく、宮脇教授の判断で、ガイドのコーウィンと運転手のK君が気密服をまとって竪穴をおり、カプセルを回収するが、竪穴の底にある横穴から奇妙な風が吹き出し、あたりは忌まわしい気配に包まれる。なんとかカプセルを回収するも、K君が登攀中に強風に巻かれて落下し、重傷を負う。まとわりつくような奇妙な風に、獣の吐息のような殺意を感じ取った一行は、夜明けまで待つこともできず、慌てて、最寄りの街へと走り出す。
 深夜の何もないはずの砂漠。岩の出っ張りすらない平らな砂漠なのをいいことに、全力でアクセルを踏むこと2時間。何かを踏みつけ、タイヤがパンクしたため、コーウィンと渡部博士が夜明け前の真っ暗な外で修理に当たる。応急手当ミスで死にかけ、ベッドで寝ているK君の意識は戻らない。宮脇教授は夜食を作ろうと、キャンピングカーのリビング・キッチン兼機材室に入るが、すると、回収したカプセルをいれた保管箱ががたがた揺れているではないか? 慌てて、なんとかしようとしたが、手元が滑ってしまい、箱が開き、カプセルから透明な何かが出てくる。キャンピングカーから飛び出し、逃げ出そうとするものの、背後から襲われ、鉤爪の一撃で即死する教授に透明な怪物がのしかかる。血を吸いだされる教授を見て、渡部とコーウェンはキャンピングカーに逃げこむ。渡部に起こされて、やっとK君が覚醒、再びキャンピングカーにはいろうとする怪物と格闘を演じるが、重傷のため、得意のキックにも力が入らない。渡部が車を発進させたところで、コーウィンがライフを発射、二発食らった怪物はおぞましい悲鳴を上げて、夜の砂漠に落下していった。
 翌朝、やっと人の住む街に辿りついた一行だったが、JAXAに事件を説明すると、そのまま、隔離され、日本外務省とオーストラリア陸軍の尋問を受ける羽目になる。宮脇教授の遺体、謎の穴も発見されたが、怪物の遺体はどこにも見つからなかった。全員に緘口令がしかれ、イカヅチは再突入の衝撃で分解、地上に落下した際に爆散したということになった。

 ~終了~

 シンプルな異星人物。ハヤブサとか、レベルEのアニメとかで、誰もが一度は考えたネタでした。その他、砂漠を右往左往するアボリジニのシャーマンとか、世界の果てのビアハウスとか、サンバーン太平洋遺物なんとか研究所とか、いくつかネタは仕込んでいましたが、回避されました。はう。

●いただきもの:お酒とか、いかよーかんとか。

 BLOGで酒の話ばかり書いているので、今回も参加者やスタッフからお酒などをいただく。ありがとうございます。

Img_18001

 参加者の方からいただいた「青森地酒の散歩道」
 安東水軍、ねぶた、じょっぱり、雪中八甲田、十和田の5本セット。

Img_18031

 山梨のきら君から、お世話になっているワイナリー東晨酒造さんが作った「SUN RIVER 2004」の赤。保存料無添加で、あの鉄工場みたいなワイナリーで、6年間眠っていたという、ある意味、奇跡の一本。もともとパワフルなボディで、韓国焼肉にも負けない東晨さんの赤がどこまで行ったか楽しみである。

Img_18011

 スタッフからいただいたお酒。広島の龍勢特別純米酒 夜の帝王。 燗酒に向くとのことで、アジア杯を見ながら、お燗してみましたところ、ぐっと香りが立って美味しい一杯となりました。

 そして、一緒にいただいたのが、函館名物「いかよーかん」。

Img_17991

 これだとまだよく分かりませんね。
 皿に出してみましょう。

Img_18081

 まず、正気度ロールをどうぞ。(1D3/0)。
 やたら、リアルなイカの形状を再現しきったヨーカンです。外側がコーヒー味を練りこんだゼリー状で、内部には白あん、目玉も黒あんと白あんでリアルに再現してあります。
 クトゥルフCONのおみやげとしては最適。

Img_18021

 番外編:韓国食材店で入手したいちごリキュール「宝液」と韓国謎のジュース軍団。

 締切りと体調を鑑み、宴会をパスして帰宅。
 一旦、仮眠した後、アジア杯を見る。

●アジア杯、優勝!

 非常に攻勢の派手な激戦を乗り切り、日本勝利! おめでとう!
 今回のアジア杯は見ごたえのある試合が続いて面白かった。
 本田・遠藤・長谷部・川島・長友を中心にした新世代のチームが前のめりな感じで戦うのがよかった。MVPは長友か川島に上げたかったなあ。

 頂いたお酒で祝杯を上げた後、朝のヒーロータイムまで睡眠。

ハートキャッチ・プリキュア最終回。

 明らかに縮尺のオカシイ、ラスボスとか、ガンダムWみたいな軌跡で衛星軌道を飛翔する4人の美少女が「ちょっくら世界を救ってきましょうか?」とか、「プリキュアこぶしパンチ!」とか、すべて素敵な最終回でした。褒め言葉ですよ。ゆりさんは最後までゆりさんだったし、丘の上のラスト・シーンとか、コブラージャみたいな人とか、シリーズとしての完成度が非常に高く、いやあ、いいアニメでした。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 来週からの「スイーツ・プリキュア」は、原点回帰というか、スプラッシュ・スターみたいな派手な原色デザインですが、意外にも頭身が高く、また別のプリキュアを見せてくれるかと思いますので、楽しみです。

●クトゥルフ:メモ・F・B・ロングの情報

 Mixiの朝松先生の日記経由
 クトゥルフ神話作家、F・B・ロングに関するページ。
 書影があるのが素晴らしい。

|

January 28, 2011

深淵:銀龍亭綺譚、クトゥルフホラーショー、SR:MilSpecTech、日本酒の古酒

●深淵:銀龍亭綺譚

Img_17901

 「深淵」テンプレート集「銀龍亭綺譚」が印刷所より上がってきたというので、編集部へ取りに行く。70体のテンプレートが勢揃い。今回はイラストを見ていただこうと、見開き構成です。いくつかのテンプレートにつきましては、今まで寄せられましたご意見を参考に、データの修正を加えました。
 付録には、「血のごとく赤き」より、「夢魔の占い札」こと「真紅のカード」が第二版仕様でついております。
 「真紅のカード」はなかなか楽しいアイテムですので、GMはぜひお使いください。

Img_17891

 早速、パウチした真紅のカード。
 「真紅のカード」にはちょっとした仕掛けがあるのですが、背中の赤が薄い、あるいは、パウチしてしまうので、仕掛けが……という向きには、画材店などで購入できるカッティング・シートをおすすめします。これは色鮮やかなビニール系のシールですが、幅50センチほどで量り売りしていますので、便利です。我が家では、現用のカードに合わせるため、パウチ作業をしますが、パウチ版には摩擦係数を変化させるための、カッティング・シートを張ります。

●クトゥルフホラーショー

Img_17881

 一緒に編集部から強奪してきた「クトゥルフ・ワールドツアー1:クトゥルフ・ホラーショウ」。クトゥルフ神話RPGでB級ホラー映画っぽいセッションをしようというものです。

●SR:MilSpecTech

Milspectechcover

 本家カタリスト・ゲーム・ラボでPDF販売されているシャドウラン4thの英文サプリメント。「War!」の関連商品といいますか、アレス重工が紹介する軍用兵器カタログ。どっから見てもプレデターみたいなドローンから、LAVや主力戦車、主力戦闘機のオンパレード。いや、こんな奴ら相手にしたくないよ。

●メモ:冒険王道

 ネットの各地で噂になっていますね。
 小学校でRPGを教材に使うためにデザインされたオリジナルRPG「冒険王道」

●日本酒の古酒が飲める店

 今後行きたい飲み屋のメモ。
 先日の「深淵CON」で話がでた、日本酒の古酒が飲める店 酒茶論平安、江戸、明治、大正のお酒を再現したお酒が飲めるとか。
 締切りが落ち着いたら、誰か行きましょう。

|

January 27, 2011

クトゥルー神話全書、深淵:飢えたる魂、アジア杯

 「深淵」テンプレート集「銀龍亭綺譚」は1/31発売、専門店の中には今週末あたりから店頭に並ぶこともあるでしょう。R&Rステーションではお買い求めいただくと、ちょっとした付録がつきます。

 思ったより体調が落ちているのを感じます。風邪まではいかないのですが、とにかく無理が効かないのが困る。そんなこんなで、今月前半から引きずった作業で自主缶詰再開です。来月前半にかけて、色々修羅場が待っていそうな予感。そんなこんなで、諸般もろもろの方々にご迷惑をおかけしておりますが、もう一息、ガンバリマス。

 土曜日はクトゥルフ神話オンリーCONにてゲスト・キーパーの予定。

●クトゥルー神話全書

Img_17811

 東京創元社より献本にて「クトゥルー神話全書」をいただく。実にありがたい。
 リン・カーターのクトゥルー神話研究書「Lovecraft:A Look behind the " Cthulhu Mythos”」の全訳である。j翻訳はクトゥルー研究の若きエース、竹岡啓さん。監修は朝松健先生である。
 クトゥルー研究の重要文献のひとつであったが、長らく未訳であった。これが日本語で読めるということ自体が嬉しい。あと、こっそり言えば、私は、ヒロイック・ファンタジー作家としてのリン・カーターが好きなので、カーターの著作刊行ということもまたうれしいのである。
 クトゥルー/クトゥルフ関係者はぜひ読むべし。

●深淵」飢えたる魂

 日曜日は東京深淵CONシキサイ。
 今回は、「銀龍亭綺譚」の宣伝をかね、真紅のカードを全投入しての渦型セッション「血のごとく赤き」をば。初深淵の方を含め、プレイヤー4名中、3名は初顔合わせの状況でございます。
 初心者でも使いやすそうなテンプレートを並べます。かくして出来上がったのは……

・能吏 アウェイン・タンブリーズ
 「滅びた貴族、ナセンシア大公家の末裔で、もうすぐ黒男爵ユラスに対して兵を挙げる」という「悪意の噂」を流されている辺境騎士団領、カラドス子爵領の官僚。だが、その実、肖像画に憑依した魔族に、毎月、少年の生贄を捧げる猟奇殺人犯。

 主役かと思ったら、いきなり、猟奇殺人犯誕生。「深淵」を仲間内で初めて、GMを2回やっただけという方でしたが、やる気満々で悪の道へ。これを見て他のプレイヤーもためらわない。

・「死の乙女」に従う夢占い師 モルテ・ラーテン
 予言する猫に翻弄される、ルハーブの使徒。何をやっても記憶がないのは、妙に朱鷺田の過去をえぐる感じですが、気にしないことに。前半はコミカルだったが、後半、猫のおかげで忘れていたドロドロの家族関係を再確認する羽目になる。唯一の経験者で、卓の良心のはずだったが……

・伝書使 タオベ
 TRPG自体、最近始めたという方。数少ない経験が「クトゥルフ」「シノビガミ」と聞き、容赦しないことに。
 間違って、アウェインを英雄と信じてしまい、翻弄される。最後に下した、非常に常識的な判断がGJ。

・戦災孤児シア
 ユラスに国を滅ぼされた少女。「大いなる運命」を背負って、アウェインの元に身を寄せる。身の安全のため、少年を装うが、少年を生贄にする猟奇殺人犯にとっては美味しい餌に過ぎない。

 もはや、アウェインの家で満月を迎えるだけでもいいホラーになりそうな組み合わせですが、北の街での徴税業務を命じられたアウェインに従い、4人で旅立つ。ついた村では、ラーテンの家族を巡ってどろどろのホームドラマが展開、激怒した妻の貴婦人に扇で激しく殴られたラーテンは肋骨を折る羽目になる。
 なんとか、騒動がまとまり、ラーテンが街の領主の座を継ぐため、地下の封印へと向かうが、貴婦人、ラーテン、シアを生贄に捧げたいアウェインにより、魔族の取り付いた油絵まで地下へ運び込まれる。ついに貴婦人に襲いかかるアウェイン、対抗してルハーブを解放しようとするラーテン、身の危険を感じたシアはアウェインの刃をかいくぐり逃げ出す。タオベは冷静に貴婦人とその娘を逃がした後、魔族を呼び出したアウェインとラーテンから街を守るため……

「地下室の扉を閉めて鍵をかけます」

 内部では、ルハーブにアウェインと肖像画の魔物が両断され、ラーテンの命がけの祈りでルハーブが再封印されるものの、タオベは地下室への道にも鍵をかけてしまう。

 かくして、魔族の使徒二人は地下に朽ち果て、人の世は、守られたのでありました。

 ~終わり~

 終了後、魚系の飲み屋で打ち上げ。
 飲んだのは焼酎「ファラオ」。

Img_17831

Img_17821

 飲みやすいんですが、この民明書房みたいなネーミングはなぜ?

●アジア杯

 対韓国戦は実にスリリングでした。ヤバイ、と思った時には先制され、なんとか押し返した時には強さを感じた。延長線で逆転し、時間を使い始めた時には日本が新たなステージに踏み込んだな、とも思いつつも、引きすぎの守り方に不安を覚えた。イタリアのカテナチオを実践できるほどまで来たのか? 不安は見事に当たって、残り5秒で同点になる。
 正直、ここで目の前が暗くなった。
 今までの日本なら、このPK戦で負けていた。
 W杯の様子も脳裏をよぎる。
 だが、圧倒的に勝った。
 川島が2本、止めた。残りも枠を外れ、日本は4人目で勝利を決めた。
 強くなったのだなと実感した。
 最終戦も応援したい。

|

January 22, 2011

深淵:銀龍亭綺譚、Amazonにて予約開始

Photo


 「深淵第二版」待望のテンプレート集「銀龍亭綺譚」の予約がAmazonにて始まりました。今回は、専門ホビーショップとオンライン書店限定の流通となりますので、ご予約はお早めに。
 サイドボードのアイコンよりどうぞ!

 「深淵」世界を彩る70体ものテンプレートを掲載、さらに、「血のごとく赤き」より真紅のカードを採録。「深淵」をさらに一歩深めるサプリメントです。

|

January 21, 2011

6/26 北陸深淵CON

 夏のイベント第一弾。公式発表があったので、BLOG更新。

6/26 北陸深淵CON

 6月末は、北陸にて深淵オンリーCON開催。お招きいただきました。

●Mixi VoiceとTwitterを連動してみた。

 重くならないか、使い分けが楽か。その辺を検証中。

・今夜はアジア杯の準決勝。日本×カタール。

ウィスキーマガジンLIVEのチケット到着。これで2/19は、ウィスキー三昧決定。前夜祭もいくよ。

・昨夜は「ホンボシ」。今季三つ目の心理捜査官物。船越がキネシクスの専門家。これも京都府警。Wの桐生蓮が出ているな。

・すべてを投げ出して、2、3日、漫喫に籠りたい衝動が時折…。
 昨夜、「放浪息子」を見ながら、マンガ読破量に不足を感じる。

ハヤカワ文庫JAの東直己「ススキノの俺」シリーズが、東映で劇場映画化決定。タイトルは「探偵はBARにいる」で、2011年9月公開予定。

・食べるラー油ならぬ、食べるオリーブ・オイルを購入。ゆでたパスタにぶっかけて食う。手を抜きたい時、手軽にガーリック・トーストが食べたい時に便利。

|

January 20, 2011

深淵:銀龍亭綺譚1/31、SR:マーキュリアル! 深淵CON&クトゥルフCON

 知人やら生徒やらがバタバタ、インフルやノロで倒れております。皆様、お大事に。

 年末から懸案になっていた単行本のチェックがやっと終了。ほっと一息。担当さんにはお世話をかけました。具体的な刊行日が決まりましたら、ここにて告知いたします。
 まだ雑誌やら単行本やらの記事が残っているので、息を抜いていちゃいけないんですが、週末が休みにならないぶん、水曜日と木曜日が倒れる日になっております。BLOG更新して休憩の後、再起動の。

●深淵:銀龍亭綺譚1/31

 テンプレート集の校正が終了。1/31発売の予定です。
 テンプレート70体に、血のごとく赤きの真紅のカードと追加データ、R&R掲載の追加ルール関係の採録など、「深淵」のGMには欠かせない一冊となっております。雑誌掲載時には見られなかった華麗なイラストもご堪能ください。

 なお、今回、ISBNはありますが、基本的に、出版流通を通しておりませんので、購入はホビーショップか、オンライン書店にてお願いいたします。Amazonに登録され次第、こちらでも告知いたします。

 R&Rステーションでお買い上げいただきますと、ちょっとしたおまけがつく予定です。
 よろしくお願いいたします。

●いただきもの

 秋葉原方面の編集さんより、「エンドブレイカー」のリプレイ第二弾をいただく。ありがとうございます。
 小説も出るようなので、なかなか楽しみであります。

●SR:マーキュリアル!

 シャドウランの本家カタリスト・ゲーム・ラボにて、PDF販売のシナリオ・シリーズ「ミッションズ」の新シーズンがスタート、第一話「Back in Business」が公開された訳ですが、このシナリオの冒頭シーンは、初版の人気シナリオ「マーキュリアル」に登場したメガヒット・ロック・アイドル「マリア・マーキュリアル」のシークレット・ライブ。2050年代にデッカーをやっていたフィクサーに頼まれ、消えた魔法考古学者を探すというもの。新シーズンの舞台はシアトルである。

Srm0400cover

↑ミッション00のカバー

Mercurialcover

↑シナリオ「マーキュリアル」、空山基さんのセクシー・ロボット系イラストで有名な一作。シナリオ・ヒロインはBTL中毒で記憶喪失のメガヒット・ロックスター。

●イベント予定

 今週の日曜日は、東京深淵CONシキサイに顔出しの予定。GMです。「銀龍亭」の追加ルールとかをじたばた使いながらのセッションができれば。と。

 ちなみに、来週土曜日は、クトゥルフ神話オンリーCONでゲスト・キーパーの予定。
 タイトルは「イカヅチの遺産」。
 小惑星から帰還した探査衛星を回収するため、オーストラリアの砂漠へ向かいます。

 その他、夏のイベントが決まりつつあるので、公式になりましたら、こちらにて告知させていただきます。

●Twilog的な何か

・アニソンカラオケ・イベント 「ヲタ声喫茶ぽんしゃぶ外伝Ⅲ~千億の光、千億の夜~」というイベントを1月22日に、知人がやっているのですが、その日はテストプレイで行けそうにない。遠くからエールを贈るよ。

・八日堂という苗字は、韓国の蛇神崇拝に由来するらしい。そう読むと「うそつきパラドクス」は……

・我慢できずに、色々本を買ってしまう。おい、おちつけ、オレ。

・8時のニュース冒頭のトーク、「老前整理」…ローゼンメイデンにしか聞こえないが、実は老人になる前に捨てろという話。あー、俺には無理だ。

 某A氏より「つまり、老前冥伝とな」という突っ込み。

 以下、民明書房の世界へ。

・大河「江」について嫁さんと話す。「江=のだめ」「初=清良」の段階で、上野樹理がのだめなのは仕方ない。しかし、みやざわりえの茶々にどうも無理がある。まあ、無理矢理、ローティーンを演じているのでしかたないか!

・テキサスバーガー2を食う。ベーコン味の印象がいいね。

|

January 16, 2011

R&R76、深淵テンプレート集「銀龍亭綺譚」今月下旬発売

 校正作業中。

●R&R76

 お世話になっているTRPG雑誌「R&R」の76号見本誌が到着。今月は2011年最初の号ということで、クリエーター・インタビューと題し、R&R誌上で活躍中のTRPGデザイナーがコメントしており、朱鷺田と西上も参加しております。
 記事としましては、以下の通り。

・深淵第二版 チラの動物使い
 西方チラからやってきた動物使いの情報です。第二版対応のテンプレート「アイズナ」を掲載。

・霊障都市捜査ファイル 「新宿特区捜査マニュアル」
 捜査手順の解説です。シナリオ・ソースの事件簿を二軒収録。FAQとエラッタを掲載。

・シャドウラン4th 「エッグズ・ジャンクション」
 情報コーナー。今回は新サプリ「War!」から、戦争ミッションの解説をば、
 地域解説は「アマゾニア」について。

●深淵第二版テンプレート集「銀龍亭綺譚」は下旬発売

 R&R76で情報公開されましたので、こちらでも告知。
 深淵第二版テンプレート集のタイトル「銀龍亭綺譚」となりました。今月下旬発売予定です。

●クトゥルフ神話関係

 サイドボードのTopic!に上げておりますが、今月は、クトゥルフ関係の注目出版物が2点。
 東京創元社からは、リン・カーターの「神話全書」。歴史的なクトゥルー神話研究書がやっと翻訳されました。30年前の本なのですけれど、時代を知る人々の重要な証言に基づく部分がありますので、ぜひお手に取ってくだされ。

 エンターブレインからは、朝松健先生の夜刀浦もの新作 「弧の増殖」。
 新たな国産クトゥルーのマイルストーン。

●日々雑記

・1/14 アジア杯。
 後半から見たのだが、派手というか、荒れた試合で目が話せない。GK川島が退場した時は、もうどうなるかと思ったが、勝った。面白い試合だった。

世界最古のワイン醸造場
 6100年前、アルメニア南部の洞窟。
 その次は5100年前、エジプトかあ。

「クトゥルフについて電話をしてください。」(誤訳版クトゥルフの呼び声)
 H・P・ラブクラフト 訳:伏見健二
 機械翻訳にかけた「Call of Cthulhu」。
 伏見さん、何、やっているんですか(クワ!)

津軽岩木山 赤倉霊場

・NHK クローズアップ現代
 アンドロイド研究の特集で、自分のレプリカと並んでインタビューを受ける。実にシュールなところか。

2月のウィスキーマガジンライブに申し込み。今年は東京ミッドタウンで二日間だ。

・同じ時期に、ミードバーが。(2/19-2/25)今度はメイドカフェが会場。 蜂蜜酒が。

・世界ふしぎ発見は「琉球王国」、グスクの返し(ケーシ)の説明で、「琉球文化では角に邪なものが集まる」というコメントがあり、娘いわく「つまり、そこにティンダロスの猟犬ががが!」
 なんというか、俺の娘だなあ、と。

●アニメとか特撮とかドラマとか

 新番組のアニメとか、ドラマとか端からチェックし、継続視聴するかを検討中。夜中のビデオ稼働率がうなぎのぼりで、リアルタイム視聴で補う日々。アニメと実写を混ぜてメモ。

・魔法少女まどか☆マギカ
 どこへ行くの~。まるで「エイリアン9」みたいなキャラデザだが、なかなか目を話せないね。

・フラクタル
 ARで同居する近未来SFかと思えば、ジブリっぽいメカが出てきたり、今後が色々楽しみ。

・放浪息子
 原作は未読ながら、真面目な異装物。ふむ。

・ストライク・ウィッチーズ2
 1を観ていなかったが、これはなかなか面白い。

・インフィニット・ストラトス
 ありがちなハーレム系のSFロボットアニメだが、出だしはなかなか。

・夢喰いメリー
 夢魔と現実という話。夢の世界から弾きだされたヒロインの設定は面白い。

・外交官 黒田耕作
 織田裕二主演の外交官系エスピオナージ・アクション。日本ではなかなか見ないテーマで、興味深い。映画の「アマルフィ」を観そこねているので、そちらも観るか。

・創世のアクエリオン
 「1万年と二千年前前から…」のフレーズで有名な転生ロボットアニメ、MXで再放送中。通しで見ていなかったので、この機会に見る。「LADY」の裏なのがちょっと困る。

・LADY 最後の犯罪プロファイル
 いわゆるプロファイラー系の刑事物。3人のわがままプロファイラーたちの動きがよい。管理官が実に冷徹なエリートで、よい立ち位置だ。

・ヘブンズ・フラワー
 破滅物のSFドラマ。川崎から始まった謎の環境汚染で滅びかけた近未来、世界の運命を握る「アルカナの種」を巡って、少女暗殺者アイと中華系マフィア「星龍」がバトル。
 国産の実写としてはかなり頑張っていると思う。

・ハートキャッチ・プリキュア
 残り2話となりましたが、先輩プリキュアであるムーンライト様のバトルが凄いですね。ドラゴンボールみたいになっておりますよ。衛星軌道上のデューンの要塞でバトル中なのですが、背後の地球が砂漠化していたり、「ヤマト」みたいで、SFアニメファンは燃えるところかと。

・仮面ライダー OOO
 バースがなかなかいい兄貴で、ギミックも面白く、燃える展開。

 その他、色々見ておりましたが、コメントは保留中。

|

January 13, 2011

いただきもの:黄梅の繚花&ミノタウロス、嘘つきみーくん完結など

 ぐだぐだな状況ですが、チェックの山です。

●いただきもの:黄梅の繚花&ミノタウロス

Img_17711

 JIVEさんより、「天下繚乱RPGリプレイ 黄梅の繚花」。完結編である。実に楽しみ!

Img_17741

 岡和田晃氏より、解説を書かれた、佐藤亜紀・著「ミノタウロス」をいただく。革命期のロシアを舞台にしたピカレスク文学。ロシア物はひさしぶりだな。

●嘘つきみーくん完結

 入間人間氏の「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」が10巻にて完結。お疲れさまでした。この話はここにしか落ちないのだろうねえ、とか思いつつも、壊れたカップルの結末に涙。
 実写映画化とか、コミック版とか信じられないけれど、まあ、そういうものか。(嘘だけど)

 もののついでに、学校の授業で、並べてみた。

Img_17751

●結局、酒の話

 2/19-20のウィスキー・マガジン・ライブですが、前夜祭と初日のチケットを予約。マスタークラスはボウモアかアランか悩んだ挙句、初日のアラン蒸溜所を確保。明らかにヤバイ日なのに、東京ミッドタウンで呑んだくれている予定。

 少し酒に弱くなっているかな。
 火曜日の講師懇親会のあと、ライター系講師連で、狙っていた海鮮系の居酒屋「鰓呼吸」に行ったら、小一時間で酔いつぶれる。むー。

Img_17761

 チャーリーのプレイヤーからもらった「温めてのむワイン」。

Img_17771

 自宅で白子の湯通し。これも酒に合う。

 こんなグダグダの日ばかりです。


|

January 11, 2011

ニノ国始めました、エクリプスフェイズ、ファフナー&相棒

 相変わらず、缶詰っぽい状況です。年末年始も原稿チェックに負われておりました。
 生存確認代わりにブログ更新。

●ニノ国始めました

 DSのソフトです。魔法の本がついて来るというので購入、ジブリっぽいワールドをふらふらとうろついております。

●エクリプスフェイズ

 某所にてプレイ。「シャドウラン4th」のメインディベロッパーだったロボ・ボイルがデザインしたシンギュラリティSF-RPGであります。

 精神はソフトウェア。プログラムせよ。
 肉体は容器。乗り換えよ。

 「スキズマトリックス」や「へびつかい座ホットライン」以降の最新SFにおける宇宙観、人類観を前提とした宇宙冒険SFです。サイバーパンクを越え、心身の分離を前提とした宇宙SFの視座に立ちながら、リアルな世界観で、冒険するニューエイジ・スペースオペラであり、多分に、SFホラーとエスピオナージュの要素を含んでいます。
 AIの反乱に始まる《大崩壊》により、地球は滅び去り、人類は太陽系各地のコロニー、テラフォーミングされた火星、宇宙ステーション、コロニー船などに身を寄せていきていた。そして、人類を守るため、秘密組織《ファイアウォール》のエージェントとなったPCたちは、人類の延命のため、さまざまな冒険に挑むこととなる。
 未来SFの特徴として、PCたちの世界のヴァーチャル化がある。PCの魂はソフトウェアのように、扱われる。状況に応じて、モーフという名の義体を乗り換え、バックアップした魂をダウンロードして生きることができる。
 システムは、分かりやすい%ロールで、BRPライクなものとなる。

 今回のプレイはサプリメントに掲載されたサンプル・シナリオなので詳細は避けますが、朱鷺田はアナーキストの破壊工作員をプレイ、異星の秘密兵器をめぐる冒険に参加、前半は女性型の潜入工作員用モーフを使用しておりましたが、後半は、少年型の小型モーフに変更するなど、独特の世界観が面白い体験でした。

●ファフナー&相棒

 テストプレイの合間を縫って、映画鑑賞。

・蒼穹のファフナー HEAVEN & EARTH
 TVアニメ放映以来、6年ぶりの完結編。ミールとの決戦で戦いは終わらなかった。TVアニメ版から2年、再び龍宮島にフェスティムが接近してくる。

・相棒 劇場版Ⅱ
 警視庁内部に隠れる闇に、特命係が挑む、というもの。中華街の調査とか面白いネタが多い。警察庁官房長にして、杉下右京と対照すべき権力の闇を象徴する、小野田公顕というキャラクターの存在感。これをあえて破壊するという制作陣の前向きさと勇気に拍手を送ろう。

|

January 01, 2011

新年のご挨拶

 2011年、あけましておめでとうございます。

                2011年 元旦  朱鷺田祐介 拝

●2011年の抱負

 朱鷺田祐介@スザク・ゲームズは、本年もゲーム・デザイン、執筆に邁進してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 まずは一歩ずつ、一歩ずつ。

●刊行予定などなど

[1]深淵第二版

 待望の初サプリメント、テンプレート集が1月末予定で製作進行中です。
 新規テンプレート、再録を含め、70体のテンプレートを新フォーマットで採録し、付録として「血のごとく赤き ~夢の占い札」より真紅のカードを収録しました。ぜひともお楽しみに。
 年内に、もうひとつ、製品を送り出したいところです。

 昨年の秋以来、多忙のため、休載になっておりましたウェブ連載「歌の龍王」も今月中に再開したいと思っております。

[2]シャドウラン4th Edition

 リプレイ「旅する天使たち」刊行中です。品切れ中だった第一巻の「ストリートの天使たち」も改訂版が刊行されました。リプレイ関係は引き続き企画中で、第三巻の香港編「九龍の天使たち」も準備中です。
 翻訳関係は、契約関係が遅れておりますが、許諾関係が解決され次第、翻訳が終わっております「オーグメンテーション」の刊行に向けて動き出す予定です。もう少々お待ちください。

[3]霊障都市捜査ファイル 罪の街新宿

 昨年11月末に刊行されました。FAQを掲載しております。
 1月末に向けて、小説版の製作が続いております。こちらは天沢彰さんの作品です。
 TRPGサプリメントは、京都編の製作が始まりました。発売予定の詳細が決まりましたら、また、誌面、もしくは、ブログにてご報告させていただきます。

[4]東京鬼祓師 鴉杜學園綺譚

 西上柾をメインデザイナーとして、本年前半の発売を目標に、鋭意製作中です。

[5]その他

 「ブルーローズ:ネクサス」については、順次企画中です。引き続き、R&Rでのサポートを行いますので、少々お待ちください。『真・女神転生X』はINDEX関係の状況がありますので、直近の製品予定はありませんが、随時、機会を見てサポートしていきたいと思っております。
 この他、企画中のものや準備中のものがいくつかありますので、確定次第、こちらにて発表していきたいと思っております。

●イベント・スケジュール

1月23日  東京深淵CON シキサイ  GMとして参加予定

1月29日  クトゥルフ神話オンリーCON  ゲスト・キーパーとして参加予定。
シナリオタイトル「イカヅチの遺産」の予定。

3月19-21日  TRPG文華祭@本郷  GMとして参加

その他

1月中は、火曜日が学校の予定。
2月2日の補講で2010年度の授業はおしまい。

2月19・20日  ウィスキー・マガジンLIVE@東京ミッドタウン
延々、世界各地のウィスキーを飲みまくるイベント
各地の醸造所メンバーによるマスター・クラスもあり。
2/18の前夜祭もあるような。
1月6日よりチケット販売開始。

春以降のイベントのお話がいくつか来ておりますが、その辺も公式発表となりましたら、ご報告いたします。

●近況

 仕事納めって美味しいですか?
 最近、食べてないので、記憶がありません。
 1月一杯は、修羅場決定、2月上旬までに終わっているといいなあ。
 ま、フリーランスにとっては、仕事があるのはいいことです。
 さて、編集部の仕事初めまでにどの程度こなせましょうか?

●ゲーム仕舞いとゲーム初め

 大晦日は、横須賀にて、西上氏と鬼祓師の打ち合わせを兼ねてゲーム。テストプレイの合間に「ラスト・ナイト・オン・ジ・アース」をプレイ、いわゆるゾンビ物パニック映画を再現しようというもの。村を襲ったゾンビ軍団と村の住人4名が戦うというもの。B級ホラー映画のテイストがよくでた傑作ですな。
 除夜の鐘が鳴る前に帰宅。好例家族で年越しカタン。今年は妻の勝利。

|

« December 2010 | Main | February 2011 »