JGC06:R-CON4:東京鬼祓師:夏休みに銀杏の夢
JGC2011でのプレイ・レポ、最後です。明けて三日目の昼間のR-CONでは、「東京鬼祓師」をGM。
●東京鬼祓師:夏休みに銀杏の夢
R-CON最後の演目は「東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚TRPG」。リプレイ発売記念で、毎回、西上か私が立卓し、布教活動中。GMはダイスをふらなくていいとか、色々楽なRPGなのですよ! 肝は洞(うろ)と呼ばれるダンジョンの仕掛けですね。
アトラスさんの原作も面白いので、ぜひ、遊んでくだされ。
今回は、サンプル・キャラクターで、失踪した生徒を救うという入門シナリオ。
キャラクターは以下の通り。
・野球部員 高見直人
クラス:札付き。バットでエリア攻撃ができる前線要員。
・古流武術の伝承者 杜ノ宮伊茅(もりのみや・いち)
クラス:執行者。バトル系の執行者。
・癒しの巫女 霧峰いつき
クラス:札付き。回復&支援系。
・冷静なる射手 西大路葉月
クラス:封札師。射撃系の封札師。今回の花札使い。
●消えた女生徒
天文部の夏合宿でUFOが目撃され、女生徒が失踪したため、生徒会長から執行者・杜ノ宮と仲間たちに捜索が命じられた。学内を探索し、真夏なのに、焼却炉近くの銀杏が紅葉していたことから、秋の神札が事件を引き起こしたと判断、一行は焼却炉地下の洞(うろ)へ乗り込み、女生徒を救出する。
まずは入門的な設定と洞を遊んでいただいた。
洞は二層構造で、第一層はプレーンで、対角線上に謎の柱と飛行型の隠人・ハナヒリを配置する。
だいたい、戦闘のコツを飲み込んでもらったところで、第二層のボス戦では、制限地形を入れ、飛行型のハナヒリを生かしつつ、エノコロと、BOSS扱いのカランと戦うことに。
BOSSの大カランを倒し、石像と化した女生徒を解放して、ミッション・クリア。
●消えた剣道部長
レベルアップした後、残った時間でもう一遊び。実は、剣道部長の宍戸も行方不明になっていたのだ。という訳で、今度は旧校舎地下の紅葉の洞へ。こちらは紅葉といいつつ、高低差がある上、低地には火炎が燃え盛っていて、落下すると、1ターンあたり20ダメージを受けるという障害物つき。ノックバック付きの攻撃を放つセッコクを配置し、安易に行動すると、火炎の谷間に落とされるという寸法である。
こちらも二層構造で、一層目は障害物と隠人のコンボを提示する。飛行するハナヒリで襲いつつ、セッコクが対岸で待ち受けるというもの。
このあたり、季節の相性関係を把握したPCのチームワークが完成している。野球部がエリア攻撃で潰し、射手が弱点攻撃し、巫女が応援し、執行者が前線をカバーするスタイルとなっている。最終的に、執行者が切り込み、セッコクとハナヒリの巣を潰した。
第二層では、中央に火炎の谷間を置いたコの字型で、ノックバック要員のセッコク、BOSSの大カランに加え、隠人化した剣道部長、季節をずらした春のエノコロでPCのチームワークにゆさぶりをかけた。秋属性に強い冬の武器を持つ野球部員は逆に春には弱い。そこで、執行者が対春用に、武器に夏属性を与えて敵を分担した。
結果、野球部員と剣道部長は自ら火炎の谷間に落ちて熱いバトルを展開。執行者と巫女が時間を稼ぐ中、射手が大カランを弱点攻撃で陥落させた。
~Fin~
さすがに三日目で脳みそが麻痺していたのか、最終戦闘でGMにミスがあり、時間がかかってしまったのはすいませんでした。それでも1・5シナリオ回せる軽さがこのゲームの売りです。
戦闘メインのシナリオの割には、おもしろがっていただいたようで、ありがたいところです。