JGC2011終了! エクリプス・フェイズ翻訳決定、新作情報:SR、東京鬼祓師、真・女神転生X、霊障都市
TRPGの祭典JGC2011終了!
参加者の皆さん、ゲストの皆さん、お疲れ様でした。
朱鷺田は、今年も、6セッションとGM三昧でしたが、楽しいゲームであっという間の三日間でした。私の卓に来てくださった皆さん、お声をかけてくださった皆さん、ありがとうございます。
明日からまた修羅場の締切が始まりますが、今日は体調を回復しつつ、プレイ・レポを書いてまいりたいと思います。まずは、その前に、R&Rの新作発表会で話しました新作情報をまとめてご報告いたします。
●エクリプス・フェイズ翻訳決定
こちらのブログでもたびたび紹介しておりましたポスト・ヒューマン・スタジオの最新SF-RPG「エクリプス・フェイズ」の翻訳が決定いたしました。この作品は、「シャドウラン4th」のライン・ディベロッパー、ロブ・ボイルが創りだした新作RPGで、以前より、日本で販売できないかどうか、路線を模索しておりましたが、このたび、アークライト社が、翻訳発売にご協力いただけることになり、契約交渉が開始されました。「シャドウラン」と同じような形で、来年夏頃の発売を目指しております。
今回は、後述いたします通り、「シャドウラン」翻訳チームも多忙のため、実際の翻訳に関しましては、「ウォーハンマーRPG」の翻訳を担当しました、待兼音二郎さんが率います「戦鎚傭兵団」他何名かのご協力をいただくことになりました。その関係で、今回、戦鎚傭兵団のメンバーである、岡和田晃君が、JGCでのデモプレイを担当してくれました。
朱鷺田は翻訳監修および記事やリプレイの執筆という形で、作品に関わって参ります。
「エクリプス・フェイズ」は、クリエイティブ・コモンズを利用し、ユーザーに開かれたRPGというユニークな製品です。非商用に限る場合、PDFやコピーを自由に流用できる他、その世界設定をベースに自由な個人的創作活動が行えます。CCを表記することで、ユーザーが自由に使用できる素材もいくつも公開されています。日本では、アメリカとさまざまな事情が異なりますが、日本語版もできる限り、その精神を受け継ぎ、クリエイティブ・コモンズに対応できるように努力して参りたいと思いますので、ぜひとも、ご支援のほどをお願いいたします。
●新作情報:SR、東京鬼祓師、真・女神転生X、霊障都市
シャドウラン4thは、6月末に契約関係が再開され、今年、後半に出版関係を再開いたします。長らくおまたせしておりましたサプリメント翻訳ラインがこれにより再開となります。健在のところ、コア・ルールブック五冊と基本ルールブックの20周年記念エディション(いわゆる4A)へのバージョンアップを予定しています。
まずは、人体強化関係のサプリメント「オーグメンテーション」からスタートします。現在のところ、11月の予定です。こちらはすでに翻訳がアップしており、編集部に渡っております。その後、来年以降になると思いますが、車両武器などの装備関係の「アーセナル」、マトリックス関係の「アンワイアード」、キャラクター関係の「ランナーズ・コンパニオン」に取り組む予定です。
今回の契約に伴い、基本ルールブックの20周年記念エディション(いわゆる4A)へのバージョンアップ作業を行っております。こちらは大幅な加筆が行われておりますので、全面的な再チェック中です。できれば、年内になんとかしたいと思っております。
これらと平行して、リプレイの刊行が予定されています。まずは、朱鷺田の「天使」シリーズ第三作「九龍の天使たち」(仮)、香港編を予定しております。その後についても企画進行中で、西上柾の新リプレイも企画に上がっております。
東京鬼祓師は、西上柾のリプレイ「少年揺籃」がJGCにて先行発売となっております。今週末には、店頭に並ぶでしょう。今後もサプリメントやリプレイの企画を進めておりますので、ご支援のほどお願いいたします。
『真・女神転生X』は、来月、リプレイ「湯けむり女神とアバドン王」(仮)が出ます。これは、リプレイ「退魔生徒会」と「ナイト・テイル」の外伝を一話ずつ集めたリプレイ・アンソロジーです。「退魔生徒会」は、アバドン王との対決を描いた幻の18話、「ナイト・テイル」はドラゴン・タワーのメンバーが温泉へ行きます。
霊障都市は、サポート・ツールの企画を進行中です。秋のゲーム・マーケットでお披露目できればありがたいと思っております。
その他のタイトルについては、現状、発表できるものはありませんが、R&Rなどでサポートする他、企画を進めておりますので、決定次第、ご報告させていただきます。