ナイトランド、義経変生譚2
3月15日は、ラヴクラフトの75周忌でした。
宇宙的な恐怖と幻想を描いたプロヴィデンスの紳士に献杯。
●ナイトランド
以前より、ご紹介していました新創刊の、幻視者のためのホラー&サーク・ファンタジー雑誌「ナイトランド」1号が創刊されました。すでに、年間契約者には発送され、私の手元にも見本誌が到着。出版社直販が基本ですが、ジュンク堂さんなど、いくつかの特定書店にて販売中。
ハワード、ラムジー・キャンベルの未訳短編を始め、特集「ラヴクラフトを継ぐ者」では、最新のクトゥルフ神話作家の短編5作を本邦初訳。内外のクトゥルフ情報を紹介。イラストも、山田章博さん、楢喜八さんなど豪華メンバー。こっそり、ヴァージル・フィンレイが混じっているのもオススメのポイントです。
朱鷺田もTRPG、ボードゲーム、蜂蜜酒などを紹介するコラムを書かせていただいております。
2号は、6月予定とのこと。
……という訳で、昨日は、4/4の創刊記念イベント「東京クトゥルー・ミーティング」@ロフトプラスワンの打ち合わせで、朝松健先生、森瀬繚さん、くしまちみなとさんらと打ち合わせ。色々暴走しつつも、これは楽しいイベントになりそうです。まだ申し込み可能とのこと。申し込みはこちら。
【蜂蜜酒飲めます】
●いただきもの:義経変生譚
JIVEさんより、天下繚乱TRPGのリプレイ「義経変生譚2」をいただく。ありがたし!
●バンタン卒業式
3/15は、非常勤講師をしているバンタン・ゲーム・アカデミーの卒業式。昼間の式は出られませんでしたが、打ち上げに顔出し。私が担当科目を持っているライター科は、人数が少ないものの、なんとか大半がフリーも含め、志望先に飛び込んだ。これからが正念場。皆の活躍を期待します。
●南極点のピアピア動画
野尻抱介さんの新刊。初音ミク、ニコニコ動画などのヘビーユーザー、尻Pとして知られる作者が、UGC=ユーザー生成コンテンツの可能性を、ピアピア動画と宇宙開発という組み合わせで描いた連作短編。1話目はなかなか泣けます。久しぶりに涙腺が緩んだ。
こういう無償の好意が結集して、形を成すという話には弱いのですよ。
そして、この「ウェブ上の信用に対して、好意を形にしていく」という行為は、「エクリプス・フェイズ」におけるRep思想=新経済の原点でもあったりします。
●写真日記
・うさぎドロップ 10巻
シリーズを保管する外伝短篇集。シリーズ前後の空白が埋まる。
宇仁田さんのインタビューもあり。
・火星のプリンセス
映画「ジョン・カーター」の原作にして、私の人生を変えた本の一冊。中学1年生だった私は地元の書店になかったシリーズ続編を買うため、となり町まで自転車で2時間かけて走っていったものである。
エドガー・ライス・バロウズ著。1912年から雑誌掲載されたアメリカン・ヒロイック・ファンタジーの古典。作者のERBは「ターザン」「ペルシダー」の作者と言えば、その大御所さが分かるというものだが、これこそ、ERBのデビュー作であり、代表作と言ってよい。
ちなみに、表紙のようなSFではなく、映画のようなスペクタルSFアクションである。主人公は南北戦争の英雄で、火星に行って英雄となる。
・角のゴブレット
Foodexで買ってきた牛の角のゴブレットにて、ビール。
・孤独のグルメ 待機中
我ながら落ち着け。
・渋谷の路地裏
道玄坂上にある天狗。なぜかビルの好きなの奥にあり、いい感じ。