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April 30, 2012

Shadowrun Universe エクリプス・フェイズ:アトランティカ、シャドウラン:ドバイ

 土曜日、日曜日はイベントGM二連続。今日はオフ気味に体力を回復しつつ、原稿。

●GWの予定

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5/5.6 蜂蜜酒のミール・ミイさんと峰の雪酒造場さんがTokyo インターナショナル・バーショー  に出展。朱鷺田もお手伝いに行く予定。
 蜂蜜酒のブースにおります。蜂蜜やゴブレットも販売されるとか。
 入場料はそれなりに致しますが、内外のお酒関係はやまほどブースを出しており、色々試飲できますので、お酒好きには、たまらないイベントかもしれません。

・5/4 SFセミナー

 クトゥルフ研究でお世話になっております森瀬繚さんが「クトゥルー神話の現在」、冒険企画局の齋藤高吉さん(「ブラッド・クルセイド」「ハンターズ・ムーン」など)が聞き手の「■デモ行進に近い■素材の良品■インタビュー・ウィズ・ニンジャ・エクストラ・イシュー■武田信玄■少し明るい海■」とか。
 前日、某所にてミードの試飲会もあるが、なんとか昼間の企画は聞きに行きたいところです。

●Shadowrun Universe

 シャドウラン本家のサイトが、オンライン・ゲーム、シャドウラン・リターン、TRPGをまとめたサイトに進化。
 Shadowrun Universe

●エクリプス・フェイズ:アトランティカ

 土曜日は、「エクリプス・フェイズ」体験会@秋葉原R&Rステーション。

 「エクリプス・フェイズ」では、さまざまな生物を知性化(アップリフト)しています。タコ、霊長類、オウム、カラスに加えて、鯨、イルカ、シャチなどの新鯨類(ネオ・セスタン)がいますが、なかなか新鯨類のPCを使うことは難しいものでした。そこで、今回は、新鯨類の代表として、「ネオオルカのスカベンジャー」を投入。体長7mにおよぶ巨体を持つネオ・オルカ(シャチ)が、専用ウォーカー(EVAユニット兼用)を着用して、宇宙空間で反物質エンジン専門のサルベージ業を営む。故郷は小惑星帯に建造された海洋生物用コロニー「アトランティカ」。

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 その他のPCは以下の通り。

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今回のPCは以下の通り。

・ネオ・オルカのスカベンジャー カオル
 シャチの知性化種であるネオ・オルカだが、専用のウォーカーを使い、宇宙戦のサルベージを行う。反物質エンジンに関する専門技能を買われている。アトランティカ生まれ。

・メルクリウスの盗掘屋 鈴木オクト
 タコの知性化種。アトランティカでは、知性化タコだけの犯罪結社「八本腕」に属する。

・メリクリウスの調査官 アリア
 知性化されたAIで肉体を持たない情報体。アトランティカのインフラストラクチャーを支えるコロニー管理AI。

・スカベンジャー アル(アルバトロス)
 変形合体昨日を持つ人工義体「フレックス・ボット」を使ってアトランティカ宇宙港で働く宇宙労働者。

・アクアノートの水中考古学者 シンシア
 アトランティカ・コロニーの支配者である、太陽系でももっともリッチなマッコウクジラ「ディープ・カレント ブラック・キラー・オブ・スクイッド(深層海流 黒き「烏賊の殺し手」)に雇われ、宇宙考古学調査を行う考古学者。水中用義体「アクアノート」を使用し、深度200mまでの水中活動が可能。

・ネオ・パロットの交易商人 ナタリー
 知性化オウムの自由貿易商人。小惑星帯を中心に、太陽系を飛び回っている。今回は、偶然、アトランティカ入港中に、ファイアウォールからの連絡を受ける。

●アトランティカ

 地球絶滅後、海洋性の知性化種の生きられる場所は限定されていった。地上でも活動可能なタコは、陸生種へと変容していったが、大量の海水を必要とする大型の新鯨類は、その能力の高さにも関わらず、地球の大洋を失った後、生きられる場所は、小惑星帯にあるセレスと、エウロパの氷の海、そして、太陽系でももっともリッチなマッコウクジラ「ディープ・カレント ブラック・キラー・オブ・スクイッド(深層海流 黒き「烏賊の殺し手」)が建設した、コール・バブル型宇宙コロニー「アトランティカ」である。
 ディープ・カレントは、宇宙探査とサルベージによって、巨万の富を蓄え、匿名の出資者と力を合わせて、直径1km、長さ3kmの海水入りコロニーを建設したのである。コロニーは回転することで、深さ200m以上の海を再現した。回転軸付近には海面も形成され、空気を呼吸するクジラ類の生活環境を形成している。アトランティカには、クジラ類とタコを合わせて、3000ものの住民がいるだけではない。太陽系で最後の真性のクジラが生き残っている他、大破壊以前の地球の海の生態が保存されているのである。

 このアトランティカに、一隻の宇宙船が入港し、6個のコンテナを下ろした。同じ小惑星帯にある交易都市「エクストロピア」船籍のこの船、EX-378 フォーチュンテラー号が運び込んだのは、封鎖された地球地表から違法に回収された「地球の遺物」である。
 だが、地球は戦闘AI「ティターンズ」の叛乱で破壊され、ナノテク兵器「ナノスウォーム」やエイリアンのウィルス「エクスサージェント・ウィルス」に汚染されている。中には、危険なナノテク兵器やウィルスに汚染されているものがあり、このため、多くの人々が住むドームが壊滅した事件もあった。

 かくして、ファイアウォールは、このコンテナが「人類絶滅の機器(X-リスク)」と見なし、そこに危険な物が紛れ込んでいないかどうか、センティネルたちに調査を命じたのである。
 順番に調査を進めていくセンティネルたち。
 ディープ・カレントのホテルに運び込まれそうになった、三つのコンテナのひとつには、マイクロ・ワームホールがあり、調査中にネオ・パロット(オウム)の交易商人、ナタリーが吸い込まれてしまうものの、なんとか、コレクションおよび、港湾の税関倉庫にあった倉庫の調査をこなす。
 最後は、バイオ・ラボに運び込まれた生体サンプルのうち、大西洋の底から回収されたダイオウイカが、実はエクスサージェント・ウィルスに感染しており、ラボが汚染される騒ぎに。結局、超テルミット爆弾を使って焼却作業を行い、「アトランティカ」を救った。

 ~FIN~

 今回、もう一卓の岡和田卓では、5月発売のR&Rに掲載される予定の体験版シナリオ「ヘリオンズ・エッグ」が先行公開。「エクリプス・フェイズ」ならでは、体験を満載した宇宙冒険シナリオです。お楽しみに。

 終了後は、いつもカレー屋さんで打ち上げ。
 次回は、5月26日です。

 今回も、参加者より色々おみやげをいただく。ありがとうございました。
 まず、九州から来たTさんより、西岡養蜂場の蜂蜜酒「ゆかり」と蜂蜜(蕎麦、栗、晩白柚)、熊本の地酒「亀萬」をいただきました。「亀萬」純米酒は濃厚な力強い味わい。

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 また、参加者の方から、オリジナル設定の小説同人誌を色々。1枚目の上にこっそり写っている「アパトーク」は、今となっては懐かしい「アドバンスド・ファンタズム・アドベンチャー」の同人誌。


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●シャドウラン:ドバイ

 日曜日は、R&Rステーション 横浜店開店記念の「R-CONヨコハマ」にて、5月末刊行予定のシャドウラン4AのGM。

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 今回は、最新シナリオ「Damage Control」の前日譚ということで、シアトルのシャドウランナーがドバイに連れ込まれ、無人工場に潜入するというシナリオ。こちらも、次号のR&Rに乗るミニ・シナリオを取り入れておりますが、詳しくは、来月をお楽しみに。無人工場の下りに、ドバイでのスリリングな陰謀を絡めたものでした。

●Twilog的日記

・KIckStarterのシャドウラン・ゲームは、150万ドルを獲得し、開発開始とのこと。期待しております。
 ……とか言った直後に、Paypalからのメールで、支払い処理にトラブル発生とか。こちらからの募金は受け付けられないまま、処理終了とか。うーん、わずかな応援でしたが、応援できなかったのはちょっと残念である。

Nottsoさんのクトゥルフ・イラストが、電子書籍に!「Cthulhu Creatures」。

・クトゥルフ関係でお世話になっている内山靖二郎さんの新刊「アクエリオンEVOL」

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・個人的に、電子本はAR(強化現実/拡張現実)内に本の形で存在し、ARグロープでめくりつつ、電子的検索やコピペが指先栞なみの簡易さで出来て欲しい。
 >>>もはやディスプレイ不要!? ARを備えた「夢のコンタクトレンズ」が2014年に登場か @RocketNews24さんから

・ニャル子さん絡みで、森瀬さんがつぶやかれた「『ニャル子さん』的なパロディネタ山盛りの作品を面白がれる人には、是非ともポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン『地球人のお荷物』シリーズにも手を出して欲しいなと思う」には、両手をあげて賛成。ホーカ・シリーズは素敵なシリーズですよ。
 ところで、詩人の谷川俊太郎先生がニャル子を見たという話は本当ですか?

・ガンダムAGEは第三世代で、合体機体を祖父から継承。
 二代目は……ガンダム懸案の木星ネタを・・・か?

・漫画家の土田世紀さんが急逝とのこと。まだ若いのに。「編集王」好きだったなあ。合掌。

・先日の「深淵CON」での会話、テンプレート「夢見るカカシ」の案山子から、どの程度、わらを抜いたら、案山子でなくなるのか? 案山子の本体は頭部か、それとも案山子を支える棒なのか?

・奥瀬サキ「火閻魔人」、ついに本家復活か。楽しみ。>>コミックナタリー - 25年ぶり復活、奥瀬サキ「火閻魔人」現代版の連載が決定

・プリキュアもフォーゼも、京都修学旅行編(前編)。
 今は、春のネタなんだねえ。
 フォーゼは京都四神獣編。突然、SFから『真・女神転生』に。しかし、弦太郎の宮本武蔵と、流星の公家が似合う、似合う。

・アニメ「モーレツ宇宙海賊」
 主人公のまりかも可愛いですが、元会長が好みかな。

 Twitterにて、拙作「パラダイス・フリート」で再現できませんか? という投げかけ。
 構造的には出来ますね。宇宙戦闘や宇宙関係のデータ処理はもともとできますから、あとはETCに割り振るべき「特徴表」を作ることと、みんなで「宇宙船」を動かしている感覚の再現ですね。このあたりも、カードを使うパラフリならではやり方で解決できるでしょう。

・ゆっくり系の動画を見るに、牧野修「傀儡后」の世界はすでに来ているのかもしれないと思う訳です。
 そう言えば、東横線の社内放送は、読み上げソフトだと思いますが。


・木曜深夜は、ノイタミナやさんかれあを録画しつつ、テレ玉で再放送がされている初代「ガンダム」を見る。先週は、ルナ2話。HDリマスター版がMX TOKYOで放映されているSEEDでも再現されていますが、比較してみるとなかなか面白い。
 そして、ワッケインの名セリフ。

「学ぶべき人を次々失っていく。
 寒い時代だと思わないか?」

 台詞の前提を聞くと、また趣き深いものだな。
 次回は、「大気圏突入」。SF心をかきたてる熱いネタだ。

・おいら、宇宙の~・・・・>>小惑星で資源採掘をする謎のベンチャー企業にIT系億万長者達がこぞって支援を表明 #gizjpさんから SFの世界はどんどん近づいている訳です。

・タイ風ラーメン@渋谷

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April 27, 2012

酒の伝説 (Trtuh In Fantasy 88) Amazonにて予約開始

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 新刊情報が解禁され、Amazonでも予約が開始されましたので、こちらでも新刊の告知を。

 Truth In Fantasy 88巻「酒の伝説」が5/17発売に決定いたしました。世界各地のお酒とそれにまつわる神話伝説を集めたものでございます。伝説の古代酒として、蜂蜜酒や口噛み酒、椰子酒のような珍しいものから、ビール、ワイン、日本酒、各種スピリッツ、アブさん、カクテルまで、各種のお酒とそれにまつわる神話や伝説を集めました。

 よろしくお願いします。

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April 24, 2012

シャドウラン:Upcoming Release

 シャドウランの本家、カタリスト・ゲーム・ラボのUpcoming Releaseより。

・Sacrificial Limb: Boardroom Backstabs 2 (Adventure)
 ナイト・エラントのCEO、ロジャー・ソアリング=オウルが襲撃された。彼はその襲撃から学習し、「対応する」ことに決めた。彼なりのやり方で。
 企業をテーマにした連作シナリオの第二部。

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・Hazard Pay (Deep Shadows)
 シャドウランナーが都市でのんびりランしていればいい訳じゃない。
 極寒の極地、サハラ砂漠の熱気、深海、宇宙……
 新たなランの現場に備えよ。


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・Character Deck (Game Aid)

 NPCを簡単に扱うためのカード型ゲーム・エイド。

・The Clutch of Dragons (Deep Shadows)

 グレート・ドラゴンたちの抗争はさらに激化し、あらゆるリソースが投入されていく。シャドウランナーはその中でももっとも便利で有効な手段だ。
 ドラゴン同士のバトルとその実体、周辺情報。対ドラゴン兵器の開発状況など。

・The Battle For Manhattan: Boardroom Backstabs 3 (Adventure)

 企業テーマの連作シナリオの第三弾。

 「マンハッタンに来い」

 企業戦争の最前線にして、シャドウランナーたちの戦場、マンハッタン。
 そこは、十大企業が雁首を揃える「企業法廷」の玉座がある場所。
 腐りきったリンゴだ。

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・Sprawl Sites: North American (Game Aid)

 GMのためのマップ集。8枚の大型マップで、プレイを円滑に進められる。

・Shadowrun: 2050 (Alternate Setting)

 「シャドウラン」のルーツである、初版/第二版の舞台となった、2050年を4Aのルールで再現する、設定サプリメント。

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シャドウラン:Parabotany バーショー、ニャル子、ジョン・カーター

 はっと気づくと、10日以上、BLOGを更新していませんでした(アレ??)
 なんかとっても忙しかったのと、第二週の映画三昧が響いてしまったようです。
 深淵CON~シキサイ~の告知すらできませんでした(汗)

●Jコミで絶版TRPGの電子化と無料配信

 Jコミにて、絶版TRPGルールブックの電子化と無料配信の実験が始まりました。まずは、「ベルファール魔法学園」のPDF化が進んでいますので、ファンの方はぜひ応援を!
 朱鷺田の手持ちタイトルは、残念ながら、翻訳や原作モノなど、対応できないものが多いので今回は参画できませんが、応援いたします。
 これと、アルシャードの電子化を皮切りに、TRPGと電子化の関係が進むことでしょう。

●シャドウラン:Parabotany

 本家カタリストのサイトにて、PDFサプリメント「Parabotany」(超常植物学)が発売中です。シャドウラン世界の植物とか、化学物質の話とか、どさくさ紛れに、ダンケルザーンの遺言まで……

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 なお、R&RさんのTwitterにもありましたが、『シャドウラン 20th Anniversary Edition』は5月下旬発売を目指して製作作業が進んでいます。もう少々お待ちください。ゲームマーケットまでにはもう少し詳しい告知ができるかと思います。

●GW前後の予定

4/28 「エクリプス・フェイズ」体験会@秋葉原R&Rステーション GM参加
 ありがたいことに、満員御礼です。

4/29 「R-CONヨコハマ」R&Rステーション横浜店 シャドウラン4AのGMで参戦。

5/3 某所にて、ミードの会

5/5.6 Tokyo インターナショナル・バーショー

5/13 ゲームマーケット2012
 朱鷺田は取材の予定です。事前情報収集中です。よろしくお願いします。


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5/27 ふぁみこん 
 知人が主催するコンベンションで、「家族持ちになってもTRPGを遊ぶ環境を模索する」もの。託児付きという試みあり。

6/2.3 TRPG文華祭 
 本郷の旅館を借りきっての宿泊型コンベンション。

7/29 東京深淵CON シキサイ

8/31~9/2 JGC2012

●5/5.6:Tokyo インターナショナル・バーショー

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 5月5・6日はTokyo インターナショナル・バーショー
 ウィスキー・マガジンLIVEがカクテル系バーショーと合体して拡大したイベントです。
 今回は、いつも蜂蜜酒でお世話になっている京都のミール・ミイさんと、国産蜂蜜酒メーカー、会津ミードの峰の雪酒造場さんが合同で出展するので、朱鷺田もお手伝いに参ります。蜂蜜酒の試飲販売が行われます。
 バーショーの入場料金はちょっとお高めですが、内外の酒メーカーが展示ブースを並べており、ウィスキーを中心にさまざまなお酒がたっぷり試飲できますので、それだけの価値はあると思います。今年はラムや日本酒の他、カクテルが展示されますので、飲兵衛の方面にはオススメです。

●ジョン・カーター

 先々週の金曜日、別件の飲み会の前に渋谷で映画「ジョン・カーター」を見てきました。

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 朱鷺田は、中学生の頃、原作であるエドガー・ライス・バローズの「火星のプリンせス」に出会い、現在でも、ベストSFの1位に上げます。この火星シリーズ11巻をはじめ、バローズの作品は翻訳された作品のほとんどを中学高校で読みました。それが映画になった訳ですから、当然、見ます。

 「ジョン・カーター」は、面白いです。

 原作者のバローズ青年が、謎の富豪である叔父ジョン・カーターの死で、カーターの日記を受け継ぐ冒頭は、実にクトゥルフ神話めいたものですが、これが実は1912年(100年前!)に発表された原作通りで、ERBファン的にはアリ! ちなみに、クトゥルフ神話の創造主ラヴクラフトの主たる活動期間は1920-35年あたりですから、こうした枠物語形式は、ラヴクラフト以前からよく行われていたということです。

 ちなみに、最近はラヴクラフト研究家としての紹介が多いリン・カーターですが、私にとっては、ERBの模索であるヒロイック・ファンタジー「火星」三部作の筆者というのが第一印象です。

 本編は、派手な活劇アクションそのもので、原作1~3巻のよいあたりをうまく取り込んだ面白い映画でした。第九光線で飛ぶ飛空艇や、四本腕のバーバリアンなど原作ファンには垂涎の作品でした。

●這いよれ、ニャル子さん

 絶賛、アニメ放映中の「這いよれ、ニャル子さん」ですね。
 面白いですよ。今期のアニメとしては、一番真面目に見ているかも。
 (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー! 由来
 1話目のテンションの高さとクトゥルフネタ確認のために大騒ぎで見てます。
 3話目にして、2巻が消化され、来週はママ登場ですか。

 おかげで、Amazonでは、ラヴクラフト全集がベスト10入りとか、クトゥルフ神話TRPGが絶賛品切れとか、凄まじい影響力ですね。老婆心ながら、ゲーム学校でラヴクラフトの話をした後、多くの生徒がラヴクラフト全集に突撃して、玉砕していった姿を見てきたので、少しだけアドバイスを。

 ニャル子からクトゥルフ神話へという方のうち、普段、翻訳小説を読まれない方には、ぜひ、拙著「クトゥルフ神話ガイドブック」などのガイド本を参照されるか、あるいは、PHP研究所や青心社のコミカライズから始められるといいと思います。

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 クトゥルフ神話RPGへの興味も高まっているようですので、その場合は、「クトゥルフ神話RPG」のルールブックを買うのがベストですが、それなりのお値段もしますので、同じくエンターブレインから出ているリプレイをお薦めします。内山靖二郎さんの「るるいえ」シリーズは、表紙がニャル子と同じ狐印さんですから、よく分かるはずです。

 ちなみに、拙著である戦国クトゥルフ活劇絵巻対応サプリメント「比叡山炎上」まで増刷になっておりますので、お買い求めいただけるなら、幸いでありますが、ご本家からするとずいぶん、やんちゃな代物ですので、ご覚悟のほどを。

 この機会に、クトゥルフ神話復帰を目指す方々は、ぜひ、この春創刊のホラー&ダーク・ファンタジー専門誌「ナイトランド」をぜひどうぞ。

●クトゥルフ関係情報メモ

PHPのクトゥルフ・コミック
 次は5月の「闇にささやく者」。PHPさんで表紙を見せてもらいましたが、カッコイイ!
 解説は東雅夫さんで、ゲスト作品は黒史郎さん他。

 私は、夏のドリームランドものの解説を担当しますので、ちょっと準備中。

・5/4 クトゥルフ神話ではお世話になっている森瀬繚さんがSF-セミナーで、クトゥルフ企画をやるそうです。パネルのお相手は翻訳家の尾之上浩司さんとのこと。

・COMITIA100(5/5)、第十四回文学フリマ(5/6)で発行されるクトゥルフ神話小説アンソロジー2「深淵」に、寄稿しました。詳しくはこちら

・クトゥルフ神話RPGの質問を受けて、「インスマウス年代記」と「ラヴクラフトの遺産」を勧めるオレ。どさくさに紛れて、有川浩の「海の底」は神話作品とかヨタを飛ばして、「クジラの彼」まで読ませる・・・無理か、無理だな。

●Twilog的な日記

・忙しくてもゲームはするわけで。
 4/22は、東京深淵CON~シキサイ~にて、久しぶりに、「深淵」のプレイヤー。来月のR&Rに載せる新テンプレート「料理人」を投入する。「中華一番」や「味っ子」や「鉄鍋のジャン」にならないように自重してみました。気づくと「妖神グルメ」っぽい台詞を吐いてましたが。

・4/20 某社打ち合わせで、渋谷を経由したら、京王線の駅コンコースで、NBCテロ対策の訓練で化学除染部隊が出ていた。サリン想定とか、一体、何が。

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・昼ごはんにはイブニングで見た横須賀洋行風 大根ヅケ汁風味の蕎麦。お茶とオイルの隠し味でさっぱり。いいねえ。日本酒にあいます。

・某日夜、ゲーム学校の講師仲間と飲み。今年もがんばりましょう~。

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・某日 学校の帰り、渋谷で空腹に耐えかね、駅内どん兵衛へ。

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April 11, 2012

宇宙戦艦ヤマト2199第一章、4/29:R&Rステーション横浜

 校正作業を一旦終了。これでなんとかGW前後に一冊。

 4/11は、水晶髑髏で有名なアンナ・ミッチェル・ヘッジスの5回目の命日です。クリスタル・スカルとともに生きた老夫人の魂にやすらぎあれ。

●4/29:R&Rステーション横浜

 4/20に横浜に開店するR&Rステーション横浜店の開店記念「R-CON ヨコハマ」にゲストGMとして参加することになりました。「シャドウラン4th Edition」のGMをさせていただきます。詳しくは、横浜店のスタッフ・ブログにて。

 前日(4/28)は、秋葉原R&Rステーションで「エクリプス・フェイズ」体験会です。こちらもよろしく。

●宇宙戦艦ヤマト2199第一章


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 我慢できなくなって、新宿ピカデリーで「宇宙戦艦ヤマト 2199」を見る。本当に偶然なのだが、目の前の席に知人が座っていて「ま、見に来るよね」というアイコンタクト。

 私は、ヤマト直撃世代なので、もう冷静な判断はできませんよ。あの画像、あの音が21世紀の技術で再現されてしまうともうダメですね。第二章へ続く予告編が始まった時には、もう滂沱の涙。思い出になったはずのヤマトが実際に再現されてしまった。うん、これを見に来たのだ。ブチさん、ありがとう。

 冷静に見れば、38年前のヤマトをきちんとリメイクしただけの作品かもしれない。
 でも、私は、それを求めていたので、十分に満足しました。
 よく、スタッフ・ロールが始まったところで劇場を出てしまう人がいますが、「ヤマト」の場合、せっかくの第二章予告編を見そこねている訳で、ああ、もったいないなあ、と思います。あのスタッフ・ロールはあまりにも地味なので、そういう気分も分かりますが……どうせなら、「真っ赤なスカーフ」も流してくださいよ。

 意外にも親子連れが多く、おそらくはファンのお父さんが家族で来ているのでしょうが、楽しそうな子供の声もあり、ありがたいことです。親子で映画を見るという体験自体、素敵な思い出になると思います。

 しかし、「ヤマト」に続いて、今週末にはマイ・フェイバリットSF「火星のプリンセス」を映画化した「ジョン・カーター」も来ます。これも初日に見に行く予定です。

 その後、トライブスによって、チャリティ・ナイトに参加するも、魂がヤマトのままで戻れなかったので、そのまま帰宅。写真はブルキナ・ファソの炊き込みご飯「リ・スンパラ」。木の実を発酵させたスンパラが入っているので、やや、納豆っぽい匂いがする。

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 帰宅し、MX-TOKYOのGUNDOM SEED再放送を見て、なんとか再起動。
 砂漠編は盛り上がるので、好きですね。

 そんな折に、初代ヤマトで真田技師長を演じた声優・青野武さんの訃報が届く。
 これもまた縁なのか。ご冥福をお祈りいたします。

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April 09, 2012

R&R91、比叡山炎上増刷、4/28エクリプス・フェイズ体験会

 桜が満開ですね。

●4/28エクリプス・フェイズ体験会

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 4/28(土)は、秋葉原R&Rステーションにて、エクリプス・フェイズの体験会があります。朱鷺田も、GMとして参加の予定です。ぜひ、ご参加ください。

●R&R91

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 いつもお世話になっておりますTRPG雑誌「Role & Roll」の91号が発売中です。

 今回、朱鷺田関係は以下の通り。

エクリプス・フェイズ
 リプレイ第四回(最終回)です。次号92号では、特集となります!

深淵第二版
 「ラホールと魔法の本」3回目。
 予言の書を求める豪商がラホールの館を訪れます。
 テンプレートは「豪商」。

東京鬼祓師
 待望の上級スタイルに関する記事を西上柾が解説いたします。

シャドウラン4th
 ひさびさの情報コーナー「エッグズ・ジャンクション」は拡大4P。
 翻訳進行中の「アーセナル」より、NEWアイテムを紹介。

ブルーローズ:ネクサス
 魔法使いの「人形」に関する記事を、西上柾が執筆。

霊障都市捜査ファイル
 「孤独なグルメ」と題して、殺人課の刑事たちの食事に関するお話を。

 あと、「スピタのコピタの!」で、「エルダーサイン」と「ロスト・テンプル」のプレイに参加しております。2つとも面白いゲームで、今月下旬発売ですので、よろしくお願いいたします。

●比叡山炎上増刷

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 クトゥルフ神話RPGの戦国編ルールブック「比叡山炎上」が増刷されました。
 2006年の刊行ですから、6年目の増刷です。
 なんというロングテール。

●エクリプス・フェイズとパラダイス・フリート

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 色々忙しい状況ですが、やっぱり遊ぶ訳で……昨日は、知人のゲームサークルにて、「エクリプス・フェイズ」と「パラダイス・フリート」のセッション。

 「エクリプス・フェイズ」は水星と金星を舞台にしたショート・セッション。いずれ記事にて詳しく。

 「パラダイス・フリート」は平成6年(1994年)に、富士見書房のドラゴン・ブックスより刊行したコミカルSF-TRPGです。1993年から2年間、同社のドラゴン・マガジンで朱鷺田が担当しておりました読者参加ゲーム「パラダイス・フリート ~ 目指せ大元帥」の世界を舞台にした冒険SF(でも、ギャグ)です。宇宙海賊や貴族が跋扈する正統スペオペっぽい「ベスティンスタイン公国」、中華風のビーストハーフたちが住む「金華帝国」、サイバーパンクなジャパニーズビジネスマンが働く「企業国家しきがみおえど」の三国を舞台にしています。

 今回は、ルールブック掲載の「アフター・ケア」をプレイ。辺境惑星で、ビジネスをするという、シナリオで、その途中のトラブルの解決を楽しむというもの。いわゆる「しきがみおえど」の社畜プレイ。
 18年前の作品で、ほぼ私のデザイナー・デビュー作品に近いあたりです。いやはや、遠くまで来たものです。


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April 07, 2012

新宿クトゥルー・ミーティング、シャドウラン2050&Shadowrun Returns

 単行本校正作業中。一冊まるごとPDFで飛んできました。

●新宿クトゥルー・ミーティング

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 4/4は、新宿歌舞伎町のイベントスペースロフトプラスワンで開催された「ナイトランド」創刊記念「新宿クトゥルー・ナイト」に出演。「ナイトランド」編集部の植草さん、小説家の朝松健先生を中心に、ライトノベルズ作家のくしまちみなとさん、クトゥルー研究家の森瀬さんらと一緒に、クトゥルフ神話の話をえんえんするというイベント。
 おかげさまで、満員御礼状態の上、作家の牧野修さん、井上雅彦さん、翻訳者の増田まもるさん、竹岡啓さん、立花圭一さん、イラストレーターの槻城ゆう子さんなどにもおいでいただき、大いに盛り上がりました。

 OPから朝松先生が日本クトゥルフ神話紹介史の裏側を語ったり、「ラヴクラフト大事典」の本役をされたばかりの森瀬さんが「みんなが知らないラヴクラフト」を語ったり……朱鷺田は、アナログ・ゲーム関係の宣伝とか、ネタばかり話して終わってしまいましたが、楽しんでいただけたなら幸いです。

 なお、朝松健先生によりますと、今回のイベントも盛り上がりもあってか、「ナイトランド」創刊号の売上は当初の目標をクリアしたそうです。めでたい!

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 会場の入り口近くでは、ナイトランド、新紀元社、一二三書房の物販も行われました。上記写真は、新紀元社さんが中心になって今月13日から書泉グランデ、書泉ブックタワーで開催する「クトゥルフ神話キャンペーン2012」のポップです。今回のゲスト全員のサインが入ったバージョンが展示されますので、よろしくお願いいたします。

 当日の特別メニューは、ミール・ミイさんから到着した「黄金の蜂蜜酒」でした!

●クトゥルフ関係出版情報

 今回のイベントで公開された新情報をいくつか。

・ナイトランド2号は、6月予定。テーマは「魔道書」と「怪物」。

・「ラヴクラフト大事典」刊行に続き、ラヴクラフト関係のプロジェクトがエンターブレインにて進行中。頑張れ、森瀬さん!

・アークライト発。クトゥルフ系ボードゲーム「エルダーサイン」は今月後半発売予定。
 「マンション・オブ・マッドネス」も追加セットが翻訳決定とのこと。

・PHPのクトゥルフ・コミカライズの次回作は「闇にささやく者」。
 朱鷺田は、その次、夏に予定されるドリームランド物の2冊で解説を担当する予定。まず、「ドリームランドへの序章 銀の鍵」(仮)と「未知なるカダスを夢に求めて」(仮)。
 お楽しみに。

●シャドウラン2050&シャドウランReturns

 カタリスト・ゲーム・ラボ発のシャドウランネタが2本、飛び込んできた。

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 「シャドウラン2050」製作決定。

 シャドウランの初版、第二版(日本でお馴染みの富士見書房版は第二版準拠)の舞台となった2050年の世界が、第四版ルールで再現されるというもの! OK、ビッグDが生きていた頃、まだ、ケーブルとサイバーデッキでジャックインしていた頃に飛び込むがいいぜ!

・「Shadowrun Returns」

 OK。ジョーダン・ワイズマンが帰ってきた。あの伝説のシャドウラン・ゲーム、「Deta East USA」版(日本ではSFC版)のシャドウランを超える新たなストーリーが展開されるらしい。
 なんと、資金調達サイト「Kickstarter」で呼びかけたところ、わずか28時間で、目標額40万ドルを突破、現在も50万ドルを超える出資が続いている。これで製作資金は集まり、製作決定となった。
 クレジット・カードがあれば、日本からでも、最低1ドルで支援を始められる。
 これで、また楽しみが増えたぜ。

●そのほかのTwilog的な日記

・桜!

032

・三隣亡

 小説家・石神茉莉さんの小説に登場する玩具系ホラーショップ「三隣亡」を再現した展示会イベント「玩具館・三隣亡」が初台のギャラリーZaroffにて4/19-5/1開催とのこと。

034

・放課後プレイR

007

 電撃で人気のゲーム4コマが本格TRPG(でも、自作だよ)に挑戦!
 素敵。

・SFマガジン 1991

009

 某所図書館でリサイクル棚に落ちていた何冊かを確保。
 3月号は、ジョージ・アレック・エフィンジャー特集で、ブーダイン!
 6月号は、ウォルター・ジョン・ウィリアムズで『ハードワイアード』の外伝たる「ブラック・マインド」!

・SIGNAL No.1

011

 ラブクラフト「狂気の山脈にて」コミカライズ。それは私の目的だが、ポー・リスペクトのカラーコミックや、モリミノル(小松左京)のマンガとか……

・ザク豆腐

018

020

 大増産、大人気だそうです。ジオンにこの生産力があれば…
 美味しかったので、次は、きな粉をまぶして、デザート・ザク仕様に。

・コマ劇跡

022

 いつの間にか、解体工事が始まっていた。
 ああ。

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