クトゥルフ:老作家の遺産@這いよれニャルCON
先週末、名古屋のRainbow Gateさんのクトゥルフ神話TRPG系イベント「這いよれニャルCON」にゲスト参加してきました。
●旅日記:名古屋へ
土曜日、同じくゲストで参加する内山靖二郎さんと品川で待ち合わせて、新幹線で名古屋へ。
品川で弁当を買うつもりで南口の駅内グルメエリアへ入ったら、さつま揚げや中華のウマそうなツマミが見えたので、買い込み、新幹線に乗り込む。内山さんも飲む人なので、早速、ビールで乾杯するも、ツマミを買いすぎたことに気づく。「孤独のグルメ」風に、「あ、炭水化物がかぶった」と呟く。
名古屋について、名鉄に乗り換え、桶狭間に向かうのであるが、ホームに「手羽先」と「鳥皮」の自販機を発見。
どれだけ手羽先が好きなのですか?
中京競馬場前駅について、地元のいちの君と合流、彼の車に乗って桶狭間古戦場へ。
今川義元公の墓。
お化け地蔵。
古戦場跡から近所のお寺へ続くようで、続かない石段。
さて、桶狭間とはこのあたりの地名であり、豊明市の他に、名古屋側にも桶狭間古戦場跡というのがあります。以下は、名古屋側の古戦場跡の公園にある義元公首洗いの泉。
●熱田神宮
用事のあるいちの君(ありがとう!)と別れ、熱田神宮へ。
シンプルな木製の巨大な鳥居が歴史を感じさせる。
二の鳥居の横の木には、神鳥である鶏が止まっている。
野生化しているらしい。
奉納の酒樽。思わず撮影。(職業病だな)
宝物館を見学。刃渡りが1・5mを超える大刀など、なかなか見応えがある。
神社の由来書および現代語訳を購入。
熱田神宮参拝のしめに、宮きしめんを食べる。
●手羽先! 手羽先!
ホテルに入った後、繁華街まで向かい、手羽先専門店で夕食。
激辛以外の3種類を頼むが、ビールによく合う。うん、これはビールだ。
味噌カツも頼んで、ビールと手羽先をがっつり食べたら、もうお腹いっぱい。
そのまま、ホテルに帰ったら8時過ぎにはダウン。
●老作家の遺産@這いよれニャルCON
翌朝は徒歩5分の会場で開催されるクトゥルフ神話TRPG系イベント「這いよれニャルCON」へ。
10時開催のため、のんびり、ニチアサを楽しんでから会場へ。
私の卓に来てくださった方は、ベテラン・キーパーから、リプレイや動画は知っていたものの、実プレイはほぼ初めて(小学生の時、エアRPGはしていたとか)方まで、千差万別。親子でイベント参加の強者も。(内山さんの卓はほぼ初心者卓だったらしい) 以外に、初心者率が高かったのは、イベントとしては成功かと思います。
シナリオは、4Gamerで連載した「新宿生前葬」の変奏曲、「老作家の遺産」。今回は、登場する邪神も変更し、「マンション・オブ・マッドネス」を使っての館物になりました。
老作家、鈴木阿吽の密葬に集まった5人の人々が奇妙な事件に出会う。
……という訳で、オカルト・ライター、借金取り、医者が書斎を調べている間に、私立探偵と老電気技師が早速、単独行動に。作家の館にふさわしからざる手術室の探索に向かった私立探偵は、なぜか〈目星〉の判定に大失敗を連発、冷蔵室に閉じ込められてしまう。一方、死んだ老作家の幼馴染だという設定を作り、館の情報を得た老技師は、思わせぶりな雰囲気で、地下室へと一直線に向かうが、誰もついてこないまま、食屍鬼の棺桶を発見、正気度ロールに失敗して一時的発狂。
開始一時間で、早くも事件発生。
図書館ロールをするというか、キーパーが事件を起こす前に、行方不明にならないでほしい(汗)
問題は書斎に残ったメンバーがなぜか外国語技能なしばかり(汗) 老作家の狂った遺稿(「上海の媚肉」)とか、奇妙な羊皮紙に書かれた預言書とか、どこぞで聞いたような魔道書を何冊か発見するが、一冊も読めない。あれ(汗)
やがて、携帯からノイズが走り、私立探偵が救いを求めていることが分かる。老技師が食屍鬼に襲われたこと自体、分からないまま、医者とライターが手術室で冷蔵庫に押し込められた私立探偵を救出しようとしたが、鍵開け技能の持ち主は、当の冷蔵庫の中と、地下室。もうひとりの技能持ちは、奇妙な幼女に導かれ、地下室へ。私立探偵は凍える指で、決死の鍵開けを繰り返し、結局、クリティカルを出して自力で脱出。地下室へ向かった借金取りは、食屍鬼から老技師を救い出し、地下室への扉を閉める。
…とはいえ、いきなりの状況で、老作家の愛人2号、中国女を装っていたニャルラトホテプの化身「ふくれ女」が姿を表し、5人中3人が食われて死亡。なんとか逃げ出した医者は街からも逃げ出し、取り残された借金取りは深夜営業のマクドナルドでガタガタ震えながら、夜明けを待つというエンディング。
ほぼ初心者の方は生き延びましたが、はてさて、これでよかったやら…
気づくと、プレイ時間が2時間、余っていたので、ロバート・ブロックの「星から来たもの」をベースにしたミニ・シナリオでリベンジ。マップを組換、オカルト作家のコテージでオカルト作家の怪談を聞くというOP。
そのままでも何なので、40%分の成長を入れたら、全員が〈ラテン語〉に投入。
オカルト作家が呼び出してしまった星の精を頑張って放逐する。
死者はいなかったが、私立探偵が不定の狂気に陥り、精神病院送りに。
●閉会式
その後、閉会式では、内山さんと二人でトーク。
サプリメントの解説をしたり、自作の宣伝をしたり……私は、このために持っていった「シャドウラン20th」とPHP研究所のコミック「未知なるカダスを夢に求めて」を宣伝。
●あんかけスパ
イベント終了後、名古屋駅へ。
新幹線を予約して、待ち時間に「美味しい」と評判のあんかけスパゲッティの店へ。
やわらかな太麺に、とろみの強いスープを添えたもので、胡椒の味が強く、これがまたビールに合う! おかしいな、普通、ワインだろ? まあ、でも美味しかったからヨシ!
新幹線の中でも寝酒代わりのビールを飲んで品川まで爆睡。
かくして、名古屋の旅は終了。
Rainbow Gateの皆さん、ありがとうございました。
●今月のエクリプス・フェイズ体験会は9月22日
9月22日(土・祝)13時より秋葉原R&Rステーションにて、SF-RPG「エクリプス・フェイズ」体験会
参加者募集中。
●シャドウラン:新サプリ:Land of Promise.
あのティル・タンジェルが、非エルフ差別をやめた?
いったい、何が起こっているのか?
●その後の日記
・月曜日は、疲れが出たのか、ボケボケで一日経過。
・火曜日は、図書館回りの仕事をした後、久しぶりに神楽坂のアフロフレンチ「トライブス」へ。次のTruth In Fantasyがアフリカになりそうなので、ネタ拾いも兼ねて久しぶりに挨拶に。よく考えたら、「酒の伝説」が出てから、初めてだったので、ある意味、やっと後書きのシメを実現できたという訳です。
タスカー・ビールと椰子酒、アフリカのジン「オゴゴロ」を飲んで帰宅。写真は椰子酒の瓶とナイジェリアの焼肉「スヤ」。
・メモ:「ビーズ・イン・アフリカ」 神奈川県立近代美術館 葉山館。ビーズ細工の展示会。
・メモ:旅博@東京ビッグサイト
あと4日。
・「銀の鍵」「カダス」でお世話になった未谷おと氏が11月10日に西荻窪でアイルランド幻想に関するイベント「片山廣子とアイルランド幻想」に出られるとのこと。メインは東雅夫さん。
・秋葉原のシャッツキステの恐怖話朗読会(9月21ー23日)…おや、22日なら、「エクリプス・フェイズ」体験会の後で行けるんじゃないか? 21-22時。朗読:池澤春菜さん。