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September 25, 2012

10月13日:新宿クトゥルーミーティング3

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 お世話になっているダーク・ファンタジー&ホラー雑誌「ナイトランド」3号発売記念のイベント「新宿クトゥルーミーティング3」が10月13日に新宿ロフト・プラスワンで行われます。今回のテーマは「クトゥルー・アート」。ゲストは、漫画家の高橋葉介さんです。

 朱鷺田もゲストで伺いますが、今回はのんびりしてます。

 詳しくはこちら。

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アクアリウム@エクリプス・フェイズ体験会(秋葉原)→クトゥルフ朗読会

 9月も最終週(汗) 頑張れ、オレ。

●アクアリウム@エクリプス・フェイズ体験会(秋葉原)

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 土曜日(9月22日)は、秋葉原のR&Rステーションにて、SF-RPG「エクリプス・フェイズ」の体験会。今回は、GenCONで発売された外惑星サプリメント「Rimward」で危険なアイテムを発見したので、それを使ったギミック入りの小惑星探査シナリオ。

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 エイリアンの遺物がある小惑星への探査のはずが、いつの間にか、グッピーになって金魚鉢の中を泳いでおり、マッドサイエンティストへの協力を強いられるというもの。ヴァーチャル・リアリティではなく、グッピーに魂(エゴ)を放り込まれてしまうというひどい話。水槽の脇にやってきたペルシャ猫が怖い。2名ほど食われました(汗)
 ひどいトラウマを負いつつも復活させられ、エイリアン遺跡の探索へ。
 「衝動抑制不全」というダメな特徴を持つ「アルゴノーツの異星考古学者」が遺跡の中に飛び込んで、エイリアンの遺物「莢」と接触し、一時的な発狂、最終的には、みんなの目を盗んでスイッチを入れてしまい、ワームホールの彼方へ消えました。

 今回、TRPGも初めて!という若い方もおいででしたが、コアなSFファンだったので、タコを楽しんでいかれたようです。ありがたい。

■クトゥルフ朗読会@シャッツキステ

 定例カレー屋での打ち上げを経て、そのまま、秋葉原のカルチャーカフェ「シャッツキステ」で行われたホラー朗読会の2夜目へ。今回は声優の池澤春菜さんによるクトゥルフ神話短編朗読ということで、普通にお客さん。
 題材はロバート・ブロック「無人の家から発見された手記」。主人公の少年を熱演。あっという間に一時間が経過し、予定された他の短編は別の日送りということで。いずれ、クトゥルフ・ナイトが開催されるようでしたら、その日が楽しみです。
 ご自分でもクトゥルフ神話が大好きな池澤春菜さんは美しい和服で登場。

■蜂蜜酒

 お世話になっている京都の蜂蜜専門店「ミール・ミイ」さんが渋谷東急に。

蜂蜜酒「ミード」試飲販売 期間9月27日(木)~10月3日(水)
開催場所:東急百貨店
渋谷駅・東急東横店 東急フードショー(地下一階) 和洋酒売場 

■旅博

 次のTruth In Fantasyのテーマがアフリカの神話伝承なので、アフリカ分を吸収するために、有明へ。旅博という観光系イベントに出店しているアフリカ各国のブースを回ってくる。ケニアで写真家の平岩道夫さんがトークショーをしていたり、カメルーンの仮面がざらざら置かれていたり。

・ルオ族の戦士と記念写真。

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・カメルーンの仮面

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スロバキアのスパークリングワイン「フーベルト」やスティルの「デヴィン」を飲んでシアワセになっていました(アレ)

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・モンゴルの美人出店者の姉さん

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・日本ステージではなぜか秋葉原@ホームカフェのメイドさんたちがダンス中。


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■酒とゲームの日々

 先週木曜日は、仕事の暇を見て整体に行き、夕方早くから友人のK氏と飲み。

 K氏は、私が「シャドウラン」を始めた1990年頃から友人で、最初はオフ会に来た中学生で初版のコンバット・メイジとかやっていた。その後、私がスザク・ゲームズを始める時には、DTPデザイナーになっていたので、「極楽艦隊逆襲編」のデザインをしてくれた。無茶な値段と時間で編集からDTP、印刷の手配までずいぶんと世話になった。4年ほど前、「酒の伝説」を書くとBLOGに書いたら、なぜかワインコレクターになっていて、秘蔵のワインを開けてくれた。そして、シャドウラン20thが出たので、Twitterで連絡が来た。今はオーディオ屋さんになっていて、iphoneなどにつながるカスタム・チューナー(それもトランジスタ!)を手作りしているとか。
 面白いものである。
 彼を始め、私の人生の折々に登場して手助けしてくれた人々に感謝を。

 西口の段々屋で創作串焼きを堪能、やや微発泡のワインを合わせて見たら、美味しかったが、ちょっと飲み過ぎた。店を出たのが8時前で、ショットを飲みたいねとバロン館に行ったら、貸切状態だった。

■アニメなど

 9月下旬ということで、色々アニメが終わりつつあるが…
 「氷菓」「TARITARI」「うたこい」「ソードアート・オンライン」などいい感じですね。「鬼畜勇者」も意外によかったし、当たりも多かった。再放送の「カウボーイ・ビバップ」や「SEED」も盛り上がって見逃せないところです。

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September 20, 2012

SF Prologue Waveにて『エクリプス・フェイズ』とのコラボ企画第二期スタート

 9月も後半(汗)

●SF Prologue Waveにて『エクリプス・フェイズ』とのコラボ企画第二期スタート

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 日本SF作家クラブ公認のネットマガジン「SF Prologue Wave」にて『エクリプス・フェイズ』とのコラボ企画第二期スタート! 1回目は、山口優さんの短編「サブライム」掲載!

●その他の日記

・10月8~20日 銀座のヴァニラ画廊さんにてオリエント工業の展示会「人造乙女博覧会Ⅲ」 オリエント工業も35周年か。

・『エクリプス・フェイズ』の記事を書いていたら、カット&ペーストのミスで〈芸術:著述回避〉と書いてしまった。チェックした人から「締め切りを回避する技能ですかね?」とマジに突っ込まれる。スマン。オレが悪かった。

自衛隊のサイバー防衛部門が「サイバー空間防衛隊」(仮)として2013年度に新設か。

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September 17, 2012

ナイトランド3号見本到着、酒とゲームの日々

 敬老の日ですが、色々仕事に煮詰まりつつ、前向きに1歩1歩。
 JGC前から積み残しの課題が色々ありますが、少しずつ解決して参りたいと思っております。

 まずは、「シャドウラン20th Anniversary  ルールブック」(略称4A)の正誤表をまとめないと(汗) 何か気づいた点がありましたら、ぜひ、ご一報をば。

●ナイトランド3号見本到着

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 幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌「ナイトランド」3号の見本が到着。今回は「特集:異界への扉」に加え、「レイ・ブラッドベリ」と「那智史郎」の追悼記事があります。
 朱鷺田はいつもの雑多コラム「黄金の蜂蜜酒を飲みながら」で、ボードゲームとか、イベントとか、お酒とか、コミックとか、ラヴクラフトの青春の話とかをしております。阿佐ヶ谷で行ったラヴクラフト聖誕祭の話は次の号で。

●いただきもの

 茨城県のファンの方から、鹿島神宮の由来に関する小冊子をいただきました。ありがとうございます。

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●酒とゲームの日々

 日曜日は、某酒場サークルに行き、「エクリプス・フェイズ」のGMをする。
 来月のR&Rに載せるシナリオなので、詳細は避けますが、火星の赤い荒野に何か落ちてくる話です。セッションは、「ネオ・ピッグの海兵隊員」が敵を撃破し、「アルゴノーツの異星考古学者」がレリックを暴走させて虚空に消えました(汗) 途中で義体を乗り換え、「ウィップラッシュ」(太陽系外惑星「エコー」で発見された食肉植物をPOD義体化したもの)になったPCが触手分を堪能していました。

 その後、ループ物を遊ぶ「惨劇Rooper」に参加、4ループとも主人公死亡なるも、なんとかシナリオとキャラの役割を当てて、プレイヤー側(かろうじて)勝利か。やはり面白いね。

 例によって、酒場名物、酒の列。

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 サザンコンフォートのリキュールやサントリーニ島のデザートワイン、さつま焼酎に加えて、私が持ち込んだのは、大分から届いた銘酒「電光石火」、名古屋土産の「神杉 大吟醸」、三代目茂蔵のおから煎餅「手羽先味」&「ハムカツ味」など。
 やっぱり、「電光石火」は美味いなあ。

 途中、顔を出したメンバーから、箱根の「梅酒」をいただきました。

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●Twilog的な日記

JコミFANディング Jコミさん流のクラウド・ファンド。面白い試みである。

「戸口にあらわれたもの」 新映像化  素敵な感じ。ちなみにアセナス・ウェイトはインスマウス出身の魔女でもある。

・9月22日(土・祝)13時より秋葉原R&Rステ9月22日(土・祝)13時より秋葉原R&Rステーションにて、SF-RPG「エクリプス・フェイズ」体験会 参加者募集中。

真・女神転生Ⅳ セカンド・トレーラー

・7-9月期のアニメが順次終了中。
 「氷菓」がベストで、幻想的な祭りの風景もよし。
 「人類が衰退しました」は納得しつつも、ここのエピソードで終わるかねえ的な……部分が少し。

 あと、日アサの「ゴーバスターズ」は、次回、ギャバン登場。


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September 14, 2012

発売中:クトゥルフ神話の幻夢境 未知なるカダスを夢に求めて

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 PHP研究所のラヴクラフト・コミック「クトゥルフ神話の幻夢境 未知なるカダスを夢に求めて」が発売となり、順次、各地の店頭に並んでおります。ラヴクラフト作品の中でも、ユニークな異世界冒険活劇ファンタジー長編です。おそらく日本では初、世界でも稀に見る全面コミカライズです。
 ぜひ、お手にとって驚愕してください。

 今回、朱鷺田は監修および解説を担当させていただきました。前回の「銀の鍵」に続き、英国の幻想作家ロード・ダンセイニの影響が強い時期ですので、ラヴクラフトとダンセイニの関係につきましては、ダンセイニ研究家の未谷おと氏に、貴重な助言をいただきました。感謝いたします。

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September 12, 2012

クトゥルフ:老作家の遺産@這いよれニャルCON 

 先週末、名古屋のRainbow Gateさんのクトゥルフ神話TRPG系イベント「這いよれニャルCON」にゲスト参加してきました。

●旅日記:名古屋へ

 土曜日、同じくゲストで参加する内山靖二郎さんと品川で待ち合わせて、新幹線で名古屋へ。
 品川で弁当を買うつもりで南口の駅内グルメエリアへ入ったら、さつま揚げや中華のウマそうなツマミが見えたので、買い込み、新幹線に乗り込む。内山さんも飲む人なので、早速、ビールで乾杯するも、ツマミを買いすぎたことに気づく。「孤独のグルメ」風に、「あ、炭水化物がかぶった」と呟く。

 名古屋について、名鉄に乗り換え、桶狭間に向かうのであるが、ホームに「手羽先」と「鳥皮」の自販機を発見。

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 どれだけ手羽先が好きなのですか?

 中京競馬場前駅について、地元のいちの君と合流、彼の車に乗って桶狭間古戦場へ。

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 今川義元公の墓。

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 お化け地蔵。

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 古戦場跡から近所のお寺へ続くようで、続かない石段。

 さて、桶狭間とはこのあたりの地名であり、豊明市の他に、名古屋側にも桶狭間古戦場跡というのがあります。以下は、名古屋側の古戦場跡の公園にある義元公首洗いの泉。

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●熱田神宮

 用事のあるいちの君(ありがとう!)と別れ、熱田神宮へ。

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 シンプルな木製の巨大な鳥居が歴史を感じさせる。
 二の鳥居の横の木には、神鳥である鶏が止まっている。
 野生化しているらしい。

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 奉納の酒樽。思わず撮影。(職業病だな)

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 宝物館を見学。刃渡りが1・5mを超える大刀など、なかなか見応えがある。
 神社の由来書および現代語訳を購入。

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 熱田神宮参拝のしめに、宮きしめんを食べる。

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●手羽先! 手羽先!

 ホテルに入った後、繁華街まで向かい、手羽先専門店で夕食。

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 激辛以外の3種類を頼むが、ビールによく合う。うん、これはビールだ。
 味噌カツも頼んで、ビールと手羽先をがっつり食べたら、もうお腹いっぱい。
 そのまま、ホテルに帰ったら8時過ぎにはダウン。

●老作家の遺産@這いよれニャルCON

 翌朝は徒歩5分の会場で開催されるクトゥルフ神話TRPG系イベント「這いよれニャルCON」へ。
 10時開催のため、のんびり、ニチアサを楽しんでから会場へ。

 私の卓に来てくださった方は、ベテラン・キーパーから、リプレイや動画は知っていたものの、実プレイはほぼ初めて(小学生の時、エアRPGはしていたとか)方まで、千差万別。親子でイベント参加の強者も。(内山さんの卓はほぼ初心者卓だったらしい) 以外に、初心者率が高かったのは、イベントとしては成功かと思います。

 シナリオは、4Gamerで連載した「新宿生前葬」の変奏曲、「老作家の遺産」。今回は、登場する邪神も変更し、「マンション・オブ・マッドネス」を使っての館物になりました。
 老作家、鈴木阿吽の密葬に集まった5人の人々が奇妙な事件に出会う。

 ……という訳で、オカルト・ライター、借金取り、医者が書斎を調べている間に、私立探偵と老電気技師が早速、単独行動に。作家の館にふさわしからざる手術室の探索に向かった私立探偵は、なぜか〈目星〉の判定に大失敗を連発、冷蔵室に閉じ込められてしまう。一方、死んだ老作家の幼馴染だという設定を作り、館の情報を得た老技師は、思わせぶりな雰囲気で、地下室へと一直線に向かうが、誰もついてこないまま、食屍鬼の棺桶を発見、正気度ロールに失敗して一時的発狂。
 開始一時間で、早くも事件発生。

 図書館ロールをするというか、キーパーが事件を起こす前に、行方不明にならないでほしい(汗)

 問題は書斎に残ったメンバーがなぜか外国語技能なしばかり(汗) 老作家の狂った遺稿(「上海の媚肉」)とか、奇妙な羊皮紙に書かれた預言書とか、どこぞで聞いたような魔道書を何冊か発見するが、一冊も読めない。あれ(汗)

 やがて、携帯からノイズが走り、私立探偵が救いを求めていることが分かる。老技師が食屍鬼に襲われたこと自体、分からないまま、医者とライターが手術室で冷蔵庫に押し込められた私立探偵を救出しようとしたが、鍵開け技能の持ち主は、当の冷蔵庫の中と、地下室。もうひとりの技能持ちは、奇妙な幼女に導かれ、地下室へ。私立探偵は凍える指で、決死の鍵開けを繰り返し、結局、クリティカルを出して自力で脱出。地下室へ向かった借金取りは、食屍鬼から老技師を救い出し、地下室への扉を閉める。
 …とはいえ、いきなりの状況で、老作家の愛人2号、中国女を装っていたニャルラトホテプの化身「ふくれ女」が姿を表し、5人中3人が食われて死亡。なんとか逃げ出した医者は街からも逃げ出し、取り残された借金取りは深夜営業のマクドナルドでガタガタ震えながら、夜明けを待つというエンディング。

 ほぼ初心者の方は生き延びましたが、はてさて、これでよかったやら…

 気づくと、プレイ時間が2時間、余っていたので、ロバート・ブロックの「星から来たもの」をベースにしたミニ・シナリオでリベンジ。マップを組換、オカルト作家のコテージでオカルト作家の怪談を聞くというOP。
 そのままでも何なので、40%分の成長を入れたら、全員が〈ラテン語〉に投入。
 オカルト作家が呼び出してしまった星の精を頑張って放逐する。
 死者はいなかったが、私立探偵が不定の狂気に陥り、精神病院送りに。

●閉会式

 その後、閉会式では、内山さんと二人でトーク。
 サプリメントの解説をしたり、自作の宣伝をしたり……私は、このために持っていった「シャドウラン20th」とPHP研究所のコミック「未知なるカダスを夢に求めて」を宣伝。

●あんかけスパ

 イベント終了後、名古屋駅へ。
 新幹線を予約して、待ち時間に「美味しい」と評判のあんかけスパゲッティの店へ。

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 やわらかな太麺に、とろみの強いスープを添えたもので、胡椒の味が強く、これがまたビールに合う! おかしいな、普通、ワインだろ? まあ、でも美味しかったからヨシ!

 新幹線の中でも寝酒代わりのビールを飲んで品川まで爆睡。
 かくして、名古屋の旅は終了。

 Rainbow Gateの皆さん、ありがとうございました。

●今月のエクリプス・フェイズ体験会は9月22日

9月22日(土・祝)13時より秋葉原R&Rステーションにて、SF-RPG「エクリプス・フェイズ」体験会
参加者募集中。

●シャドウラン:新サプリ:Land of Promise.

 あのティル・タンジェルが、非エルフ差別をやめた?
 いったい、何が起こっているのか?

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●その後の日記

・月曜日は、疲れが出たのか、ボケボケで一日経過。

・火曜日は、図書館回りの仕事をした後、久しぶりに神楽坂のアフロフレンチ「トライブス」へ。次のTruth In Fantasyがアフリカになりそうなので、ネタ拾いも兼ねて久しぶりに挨拶に。よく考えたら、「酒の伝説」が出てから、初めてだったので、ある意味、やっと後書きのシメを実現できたという訳です。

 タスカー・ビールと椰子酒、アフリカのジン「オゴゴロ」を飲んで帰宅。写真は椰子酒の瓶とナイジェリアの焼肉「スヤ」。

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・メモ:「ビーズ・イン・アフリカ」 神奈川県立近代美術館 葉山館。ビーズ細工の展示会。

・メモ:旅博@東京ビッグサイト 

天羅万象零英語版 キック・スターターで資金調達中。

 あと4日。

・「銀の鍵」「カダス」でお世話になった未谷おと氏が11月10日に西荻窪でアイルランド幻想に関するイベント「片山廣子とアイルランド幻想」に出られるとのこと。メインは東雅夫さん。

・秋葉原のシャッツキステの恐怖話朗読会(9月21ー23日)…おや、22日なら、「エクリプス・フェイズ」体験会の後で行けるんじゃないか? 21-22時。朗読:池澤春菜さん。

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September 06, 2012

JGCその2:第二日~最終日

 書籍流の話はさておき、JGCレポの続き。

●R-CON2:エクリプス・フェイズ:エピメテウス

 さて二日目。
 まず、R-CON昼の部は、翻訳進行中のSFーTRPG「エクリプス・フェイズ」。
 今回は、先行発売中のR&R96に掲載された「エピメテウス」。うしなわれた辺境コロニーに残された謎を解くというリドリー・スコット風シナリオ。
 ちなみに、エピメテウスとはギリシア神話の神で、プロメテウスの弟、パンドラの夫である。

 スカムの用心棒とダイレクトアクション社の傭兵が戦闘を頑張る中、タコが色々吹き飛ばしたり、ハイパーコープの闇商人がハッキングにファンブルして宇宙空間に廃棄されたり(予備義体で記憶のないPC2人目が再起動)と混乱の中(以下、シナリオを御覧ください)
 たぶん、人類の危機は免れた。

●R-CON3:シャドウラン20th Anniversary Edition(4A)

 続いて、最新バージョン・ルールブックが先行発売されたばかtりの「シャドウラン」。
 卓に来てくださった皆さんの大半が、富士見版(2版)の頃に少し触っていたので、懐かしくてという方ばかりだったので、20年分の空白を埋めるところから始めて、シナリオはやはり先行発売されたR&R96に掲載した「ワンナイト・ビズ」シリーズの「パイナップル・デイズ」。パイナップルとは手榴弾のこと。
 老ハッカーが儲け仕事を見つけたというので、そのねぐらである荒地(バーレン)地区の廃ビルに行ってみると……というシナリオ。さらっと書いてありますが、シーン1で「エレベーターの無い廃ビルで、上から破片手榴弾が投げ落とされる」というのが肝のシーンです。ぜひ、ちゃんと移動距離を管理し、手榴弾の落下位置と爆破タイミング(通常3秒=1ターン)をイニシアティブと連動させていただけると面白くなります。
 今回は主にシナリオの前半を中心に遊びましたが、ガンスリンガー・アデプトが2階の窓から飛び出したり、空飛ぶコンバット・メイジとストリート・サムライの対決とか色々見せ場がありました。逃げ出した後、ブツを金に変える段取りになって、グリッチを連発、次から次へとコンタクトにかけた電話が切られる展開は「大惨事」を予想されましたが、なんとか、「かかわっちゃならない」誰かさんにブツを売り払い、ハワイに高飛び。

●夜の深淵CON第二夜

 二日目、深夜一時半からは「夜の深淵CON」第二夜。
 今回は、JGCも二日目なので、全6卓合同で雷鳴の龍王ザイラスを倒すというイベントを行いました。ザイラスの襲来は4時過ぎ。開始のトークがありましたので、各卓約2時間で、ザイラス退治のモチベーションを高めていくという流れ。
 今回は、8月上旬に寝込んだこともあり、朱鷺田はGMをせず、謎のNPC(テンプレート「狂える詩人」)となり、各卓に茶々を入れて、ザイラス戦の前に消えていくという役目を担当。サンセット・ゲームさんで売っていた明らかに形状のおかしい2D6を振って回ったり、プレーヤーの背後から忍び寄って妄言を吐いたりする役目でした。
 いつものGM役とは違う新鮮な視点でした。

 4時過ぎ、私は退場しましたが、翌日、聞いたところでは、生命力1,000まで増強していたにも関わらず、6卓合同で戦った結果、わずか2ターンで落ちたそうな。かなりアイテムを用意していたが、各卓とも、対ドラゴン戦用に役割分担をし、カード配分をするなど戦術を練った結果でしょう。死者はわずか1名。

 お疲れ様でした。

●三日目:R-CON:エクリプス・フェイズ:バルスーム激震

 明けて最終日。「仮面ライダー・ウィザード」を見てからエレベーターに向かうと、おそらく同じ行動を取っていた友野さんと遭遇。「シャバドゥビ」「プリーズ」とか会話しながら、最終日のセッションへ。

 2回目の「エクリプス・フェイズ」は、火星の赤い荒野にテラフォーミング用の氷惑星が落下するという話。小惑星帯から運ばれた氷の塊を落として火星の地球化を進める訳だが、その氷惑星にはちょっといわくがあり…
 一応、次のR&R97に掲載する予定のシナリオなので、細部は省略いたしますが、今回は、半知性化したバブーンを連れた火星の保安官、ダイレクトアクション社の傭兵(外見は四脚型円盤戦車)、火星の空をトンボ型義体で飛ぶテクノ・ノーマットの斥候、タイタンの探検家という4人が火星の赤い荒野を旅することに。戦闘は4門の砲塔をを持つ移動戦車であるダイレクトアクション社の傭兵が中心ですが、トンボの装備するアサルト・ライフルがやたらスマッシュヒットしたり、トンボが倒した敵のスタック(大脳皮質記憶装置)を器用に取り外し、ハッキングしたり、謎の大活躍をしておりました。

 タイタンの探検家はR&Rのリプレイや体験版に出てきますが、他はこんな連中。

「火星の保安官」(葉巻を吸う知性化バブーン付き)
 
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「メーカー・ノーマットのボット乗り」(仮称トンボ)

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「ダイレクトアクション社の傭兵」(私は会社員ですが、何か?)

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 相変わらず、形状がユニークな連中ばっかりです。

●富士見書房・R&R合同トークショー

 最後に、新作発表のトークショー。
 先行発売がなった「シャドウラン20th Anniversary ルールブック」の翻訳話とか、思い出話とかしたら、あっという間に時間がなくなり、「エクリプス・フェイズ」の話は少しだけしかできなかった。
 詳しくは、JGCその1をば。

●閉会式など

 閉会式では、友野さんのRPG教養講座が第一部完結。長い間、お疲れ様でした。で、シーズン2は?
 最後は鈴木銀一郎先生の締めで再会を誓い合う。
 銀一郎先生はさすがである。

 その後、諸々ありつつも、帰宅。
 軽い打ち上げがあり、そちらでは「シャドウラン」刊行に合わせて、久しぶりに色々な方とお話できた。JGC中はセッションだけで手一杯だったので、ありがたい。ああ、マリア・マーキュリアルのその後が描かれているのは「Attitude」ですね。
 水野さんの「ロードス島戦記」は来年25周年とのこと。小説版の方ですね。ずいぶん、遠くまで来たものだと思いますよ。矢野さんと組んだ新作RPGも楽しみですね。
 今年も、SNEやFEARの新人さんからもご挨拶いただきましたが、こうして若手クリエーターが入ってくることは本当にありがたいことです。頑張ってくださいねえ。

 今年もお疲れ様でした。
 また、来年、お会いしましょう。

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9/9:名古屋 這いよれニャルCONにゲストとして参加します。

 今週末は、内山靖二郎さんと一緒に名古屋へ伺います。9月9日に行われるRainbow Gateさん主催のクトゥルフ神話RPG系イベント、「這いよれニャルCON」のゲストで、クトゥルフ神話TRPGのキーパーの予定。

 >>>コンベンション名に突っ込んじゃダメです。<<<

 シナリオの題名は「老作家の遺産」ということで、4Gamerの「クトゥルフ神話を遊ぼう」企画と少しだけリンクしたシナリオをご用意しました。こちらの記事を読んでいない方でも楽しめるようになっております。

 参加希望の方は、イベントサイトより。

 前日から、内山靖二郎さんと一緒に名古屋行きで、熱田神宮を参拝して、桶狭間を見てこようかと思っています。ところで、名古屋近辺でうまい酒というとなんでしょうかねえ?

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R&R96:間もなく発売

 一昨日、仕事場で資料を探していたら、積み上げた本の山が倒壊、書籍流が発生したため、復旧作業中です。作業のため、部屋から持ちだした本の山がどう見ても部屋に戻りません(汗)

●R&R96:間もなく発売

 お世話になっているTRPG雑誌「Role & Roll」96号がJGC2012にて、先行発売され、間もなく一般書店の店頭にも並びます。


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 朱鷺田関係は以下の通り。

・「深淵第二版」

 「ラホールと魔法の本」第八夜:魔龍大公。
 若きネイサン・ラホールと幼馴染の魔道師の弟子カリーナは、雷鳴の龍王ザイラスを封じる術を求めて、北限の荒野に、人となりし火龍、魔龍大公ゴアを訪ねますが……
 テンプレートは、「醜悪なる従者」。
 魔龍大公ゴアのデータも載っています。召喚値280。

・「エクリプス・フェイズ」

 今回より、「エントリー・ミッション」と題して、入門用のシナリオをご紹介します。R&R92の体験版でそのまま遊べます。今回のシナリオは「エピメテウス」。リドリー・スコット監督の名作「エイリアン」スタイルのSFホラーです。
 サンプル・キャラクターとして「アルティメットの傭兵」が掲載されています。

 なお、P68右段上部、義体との適合テストの「失敗」の欄に、ストレスを受けるという文章が2個ありますが、後の「2D10…」の方は本来、「決定的な失敗」に属するべきテキストです。
 そのように受け取ってください。

・「シャドウラン」

 ミニ・シナリオ「ワンナイト・ビズ」は、「パイナップル・デイズ」。知人のハッカー、ブランクDOSが儲け話を掴んだというので、彼の隠れ家である廃棄されたペンシル・ビルにやってきたランナーたちはホットな状況に巻き込まれていく。ホットスタート・シナリオ。

 なお、今回は西上柾が「ガンドッグ」の記事を書かせていただいております。

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September 04, 2012

JGCその2:The Day Before~初日

 さて、時間を追って、JGCのレポなど。
 まずは、8月頭から話をしないと。

●The Day Before(1):I Catch a Cold?

 今年は、8月前半に風邪で一週間寝込み、諸々体力が低下したところに、「シャドウラン20th Anniversary ルールブック」(略称4A)の最終校正と雑誌記事が戻ってきて、大騒ぎになった。担当編集さんや翻訳チーム、その他諸方面にご迷惑をお掛けしてしまった。
 それでも、なんとかシャドウラン4Aは先行発売ができたのは、編集部と印刷所さんのおかげです。

 夏風邪は、実際には風邪だけでなく、蓄膿症により気管にウィルスが回った症状らしい。以前から軽い鼻炎っぽい症状が出ていたが、蓄膿症の気配だったのだろう。確かに以前より空咳があったが、これが風邪で激化し、止まらない状況になった。結局、熱が下がった後、耳鼻科で蓄膿症治療を始め、鼻炎治療用の点鼻薬を霧状にして鼻孔にシュッと吹き込んでいる。なんかシャドウランのコンバット・ドラッグみたいだなとか、本人は楽しんでおりますよ。

 そんな訳でなんとか回復し、JGCでは、R-CONでのGMも出来たが、念のため、二夜連続夜の深淵CONは二日目のGMを代わってもらった。感謝します。

●The Day Before(2):Degenesis

 前日譚がまだ続きます(おい)

 校正も記事もUP。JGC一週間前の土曜日には、体調確認とシャドウラン4Aの見直しを兼ねたテストプレイ。なんとか行けそうな感じでシナリオは修正、サンプルキャラをいじる方向性も決めてGO。日曜日には、夜の深淵CONのGM連が合同でテストプレイをしてくれていたのであるが、お休みをいただいた。

 火曜日にGenCon土産をもらうために、新宿へ。久しぶりに人と会い、ゲーマー話で元気をいただくとともに、GenCon発売のシャドウランやエクリプス・フェイズのサプリメントを受け取る。

 翌日、そのUSBメモリーを開けたら、「Primal Punk RPG :Degenesis」が入っていた話は先日の日記で書きましたが、これが実にかっこよくて、「ワールド・オブ・ダークネス」と「シャドウラン」と「墜落世界」を足してヨーロッパのセンスを混ぜたような代物で、もうシビレます。やべえ、ハマりそうな予感がする。いや、その前に、JGCの準備とか、遅れている某原稿とか(以下略)

 ちなみに、無料のQuick Start ルールがこちら。

 やべえ、面白いよ!とか言っている間に、JGC当日。あれ!

●当日

 さて、当日。
 今年は「深淵第二版」「シャドウラン4A」「エクリプス・フェイズ」と3作にまとめたので、システムのルールブックの分、軽くなったはず……えっと全然、軽くなってません(涙)

 3時頃に、娘。とその友人とともに入場。

 「Degenesis」について、ゲストさんから情報収集。「墜落世界」の影響ですかと、冒険企画局の斉藤さんに聞いたら、どうやら、ドイツで21世紀初頭に出たゲームらしいとのこと。もう少し調査したいところ。

 開会式では、安田均先生、井上純一さん、北沢慶さんの挨拶に続き、鈴木銀一郎先生の挨拶でスタート。井上さんのトークはさすが。かつて、軽井沢CONのガンダムLIVEでのギレンの演説を思い出したよ。

●R-Con1:深淵

 まずは、夜の部。R-Conで「深淵」第二版。
 夜の深淵CONに先立ち、龍退治のシナリオを展開する。アイテムをゲットしてなんとか倒す目処が立つも、カードの回転の運も足りず、惨敗。バーサーカーが日和ったらいかんですよ。

●夜の深淵CON 第一夜

 R-CONの夜の部が終わっても、また初日は終わりません。
 「二夜連続夜の深淵CON 第一夜」です。

 今年は、R&Rで連載でも紹介している「雷鳴の龍王ザイラス」に関する二夜連続のイベントになりました。
 朱鷺田の卓は、完全初心者卓で4名の初心者がプレーヤー、中にはクトゥルフ神話のオンセを今年始めて、オフラインでのセッションは全く初めてという女性まで。明日のGMをしてもらう北条さんがサポート役として参加してくれる。シナリオは、南にあるレ・ドーラの野に行き、龍の骨を得て、魔法の武器を作るというものでしたが、渦型(即興型)の要素を入れたもので運命の幻視を行ったところ、5名中、魔族の使徒が3名、北条さんのキャラクターが生贄候補という素敵な展開に。
 それでも、なんとか竜骨を持ち帰り、武器は出来上がりましたが、従士が火龍に食われて死亡。

 かくして一日目終了。

 レポの続きはまた後日。

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JGCその1:色々御礼、新作情報など

 昨日は簡単なブログを書いて、プレイ・レポでもと思ったら、疲れが出たのか、集中力が切れてしまった。年はとりたくないものである。
 という訳で、今年のJGCですが…まずは製品関係から話をせんといかんですよ。

●新作情報

 まずは、最終日のトークショーなどで話した新作情報+アルファ。

●「シャドウラン20th Anniversary ルールブック」

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 昨年の契約更新に伴い、基本ルールの版上げとなりました。4thが380P、税込5000円でしたが,こちらは450P、税別5000円、内容量は当社比20%増しですが、お値段は5%増しのみ!
 全面に手が加わっており、50Pを超える描きおろし小説があり、結局、ほぼ新訳となりました。

 途中で作業していたPDFルールブックのバージョンが古く、書籍版と数字やテキストが違うという(困ったことに最近のPDFで出版し、その後、書籍を出すスタイルではよくある)事態が発覚、全面的に再チェックという状況で、もう大変でした。最終的に、最新の書籍版に併せて修正をかけましたが、修正漏れが出てしまいました。

 あとで正式なエラッタを出しますが、弓の最大レーティングは「12」ではなく、「8」です。

 そんな訳で、2009年が本来に20周年で、3年遅れになってしまいました。すいません。
 後は、再来年、四半世紀記念エディションとか出たら、どうしようかと(汗)

 すごく私的な話ではありますが、私は今年、50歳になり、デビューが1987年末の「ウォーロック」誌ですので、今年末でTRPG業界25周年になります。シャドウランの初版と出会ったのが1990年の春ですから22年になります。ずいぶん遠くまで来たものだと思います。
 読者の皆さんとしては、江川晃さんが翻訳された富士見書房版(二版)がまず、思い起こされると思います。こちらが平成6年、1994年ですから、18年前です。ちなみに、20周年本には、初版・二版で使用された懐かしい表紙が中表紙に収録されていますので、ぜひ、ご覧ください。

シャドウラン:今後の予定。

 装備関係ルールブックの「アーセナル」が作業中で年内発売を目指しております。その前に、リプレイ「九龍の天使たち」が出ます。収録はすでに終わり、表紙も上がっていますが、4A合わせの修正作業中です。正式な発売日はまだ未定ですが、秋のうちになんとかしたいです。西上の新作リプレイも準備中です。

 翻訳関係は、「アーセナル」の後、マトリックス関係の「アンワイアード」が来年春、キャラクター関係の「ランナーズ・コンパニオン」を来年夏(JGCかな)を予定しています。夏前には「天使」4もなんとかしたいところ。

 その後、何を訳すかについては、「ランナーズ・ヘイブン」や「コーポレート・エンクレイブ」のような都市ソースブック、または「シアトル2072」、あるいは、クリッター・ルールの「ランニング・ワイルド」などが候補に上がっていますが、まだ未定です。欲しいルールやサプリがありましたら、ぜひ、編集部までご意見をいただければ、幸いです。

●エクリプス・フェイズ

 R&Rでも紹介記事が進行中のハードSFーTRPG「エクリプス・フェイズ」が翻訳作業中です。

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 翻訳量が半端ではなく(シャドウラン4Aより厚い!)、ハードSFならでは専門用語が多数登場するなどの状況もあり、さらなるクオリティを目指して作業中です。

 「エクリプス・フェイズ」は、約150年後の未来の太陽系を舞台にした、本格SF-TRPGです。例えば……

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 このカバーにあるのは、太陽フレアの中を泳ぐ宇宙クジラですが、PCとしても使用できます。他にもタコとか。興味がありましたら、毎月、秋葉原のR&Rステーションで体験会を開催しております。今月は9月22日(土・祝)です。

●色々御礼

 今年も色々いただきました。
 まず、JIVEさんからが「天下繚乱ギャラクシー(2)」。主役は卍丸とその船ムラサメに、宇宙海賊娘と宇宙横綱。すげえや。

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 大分から、「電光石火」が届く。数ある日本酒の中でも大好物である。感謝!

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 北海道・夕張の知人からいちごワインなどとともに、六花亭のウィスキーボンボンをいただく。

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 カナイ製作所さんから新作カードゲーム「Love Letter」をいただく。
 
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●買ったもの

 今回はあまり買い物の余裕がありませんでした。

 鈴木銀一郎先生の新作1時間RPG「ウルフレンド・クエスト」(翔エンタープライズ)と、海外触手系カードゲームの「Building an Elder God・旧き神は来ませり」(販売はホビージャパン)。

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 娘。が購入した「くるねここいこい」。

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●中国語版「図解巫女」

 山梨の知人、きら君が台湾で買った中国語版「図解巫女」。

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コミック版:クトゥルフ神話の幻夢境 未知なるカダスを夢に求めて

 今月中旬発売になるPHP研究所のクラシック・コミック版「クトゥルフ神話の幻夢境 未知なるカダスを夢に求めて」の表紙がアマゾンで公開になっています。ラヴクラフト作品の中でも、珍しい異世界冒険ファンタジー巨編の漫画化です。朱鷺田は解説と監修を担当しています。

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September 03, 2012

JGC2012終了、シャドウラン20th Anniversary ルールブック先行発売

 アナログ・ゲームの祭典JGC2012終了!
 参加者の皆さん、ゲストの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 今年も三日間、楽しい時間でした。
 同行した娘。もさまざまなお世話になったようです。

●シャドウラン20th Anniversary ルールブック

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 無事、「シャドウラン 20th Anniversary ルールブック」が先行発売となりました。
 早速、お買い求めいただきました皆さん、ありがとうございました。

 すでに、エラッタのご指摘が届いておりますので、とりまとめて対応したいと思います。

●今年の出演企画

 今回は、R-CONにて、「深淵第二版」「シャドウラン20th」(4A)「エクリプス・フェイズ」のGMをさせていただきました他、二夜連続「夜の深淵CON」に参加いたしました。一夜目は初心者卓のGMをいたしましたが、二夜目は体力上の都合で、GMをせず、イベントNPCを演じつつ、途中退場させていただきました。

 最終日は「富士見書房、Role & Roll 合同トークショー」に西上柾と出演、シャドウランとエクリプス・フェイズの話をさせていただきました。

 また、富士見書房さんの物販ブースでは、電子書籍版の「パラダイス・フリート」も展示されていました。

 

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