2013年 謹賀新年
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
●近況
2012年も無事に終わり、第六世界が到来しました。
昨年は「シャドウラン20th Anniversary」(翻訳)、「クトゥルフ神話超入門」(監修)、「酒の伝説」(執筆)、PHPコミカライズ「未知なるカダスを夢に求めて」(解説)などをさせていただきました他、かつての作品「パラダイス・フリートRPG」の電子化など激動の1年でした。
2013年も激動が続く予定。
昨年末に発表された『シャドウラン5th』(2013年夏・英語版)という流れを念頭に置きつつ、TRPGデザイン、翻訳、記事執筆など、自分に出来ることを自覚して進んでいきたいと思います。
まずは一歩ずつ一歩ずつ前に進みたいと思います。
昨年は夏に風邪で寝込んだことがきっかけで色々スケジュールが遅れ、体調を崩し、各方面へご迷惑をおかけしました。私も昨年、50歳になりました。まあ、そういう年ですので、色々ありますが、特に大病でもありませんでしたので、今年は元気をつけて再稼働したいと思っています。
●シャドウラン
契約の関係などで3年遅れになってしまいましたが、昨年夏に「20th Anniversary ルールブック」を刊行することができました。ありがとうございます。
昨年末、カタリスト・ゲーム・ラボより「シャドウラン5th Edition」を2013年夏に刊行する発表がありましたので、5thを念頭に置きつつ、編集部との相談を行い、今後の刊行スケジュールは変更される予定ですが、現状進行中の「アーセナル」翻訳、リプレイ「九龍の天使たち」「帝都の天使たち」までは予定通り出したいと思っています。
リプレイ「九龍の天使たち」は、昨年、本文を脱稿、2月もしくは3月の刊行で調整中です。「アーセナル」は翻訳進行中ですので、春が終わらないうちに刊行したいと思っております。
朱鷺田個人としては、市販シナリオを積極的に遊ぼうということで始めた「Dawn of the Artifacts」キャンペーンが昨年春に終了。新しいキャラクターで「Horison Adventure1:A Fistfull of Credstick」から「Damage Controle」に進みつつあります。異国での派手なアクションが楽しいシリーズです。
●酒の伝説
2012年の成果としては、4年近くかかった新紀元社「酒の伝説」がやっと形になったことです。相変わらず無茶なネタに、時間をかけてしまいました。酒の素人が酒にまつわる神話伝承を語るというもので、ついつい、関連する酒を飲むという楽しみに走ってしまいました。
この間、多くの出会いがありました。面白い酒、楽しい店、楽しい人々に出会いました。多くの酒に付き合ってくれた皆さん、ありがとうございました。
引き続き、新紀元社さんとは、Truth In Fantasyを一冊書く予定になっています。なんとか今年の早い時期にと思っております。
●クトゥルフ神話関係
年末ぎりぎりに監修を担当した「クトゥルフ神話超入門」が刊行され、ゆるゆるな表紙と読みやすい文章で評価をいただきました。あくまでも、クトゥルフ神話という名前を知ったものの、なんだかわからない方のための超超超入門です。パソコン入門書で言えば、「電源は入っていますか? スイッチはここです」というレベルであります。
「監修者あとがき」にも書きました通り、書くべきと思いつつ、書かなかったこと、言わなかったことはたくさんあります。「いや、そこはざっくり説明し過ぎだろう?」「ラヴクラフト全集すら進めないのはどうよ?」とかまあ、色々突っ込みどころが満載でございますが、そこで突っ込む人は幸いです。ここからめくるめく書痴の悪夢と迷宮が広がっているのですから。
ようこそ、宇宙的な恐怖の世界へ。
「クトゥルフ神話」関係では、「ナイトランド」にてゲーム系コラムの担当をさせていただいた他、いくつかイベントを予定しています。
クトゥルフ神話でお世話になっている森瀬繚さんと組んで、昨年より、8月20日の「ラヴクラフト聖誕祭」を始めました。阿佐ヶ谷のロフトAでのトークショーです。ロフトさんとしてはまたやりましょう!というお話で、3月15日にはラヴクラフトの命日イベント「邪神忌(仮)」をやろうと計画しています。具体的な動きが決まりましたら、また、告知させていただきます。
また、昨年は、PHPクラシック・コミックにて、「銀の鍵」と「未知なるカダスに夢を求めて」の監修解説を担当させていただきました。今年もやや先の話ですが、一冊は担当できそうなので、頑張ってラヴクラフト・コミカライズが進むようにしたいと思っております。
●エクリプス・フェイズ
翻訳監修を担当しておりますSF-TRPG「エクリプス・フェイズ」が翻訳進行中です。実際の翻訳を担当する待兼音二郎さん、岡和田晃さんら翻訳チームが頑張っております。
非常に面白い作品ですので、ぜひ、楽しみにしてください。
●その他のTRPG関係
「深淵第二版」は、R&R誌でテンプレートを紹介しつつ、サポート記事が進行中です。今年中に100まで達する予定なので、それに合わせて何かできないか、考えております。色々課題が積み重なっているので、まずはひとつひとつ解決して行かないと。
その他、いくつか企画中のネタがありますので、実現できますように頑張っていきたいと思います。
富士見書房の「パラダイスフリートRPG」電子書籍化は、出版業界を覆う電子化の波を感じさせるものでした。今後も多くの電子書籍化が進むと思いますので、見守っていきたいと思います。
●1月以降の予定
現時点での2013年の予定
1月13日 R&R100号記念 R.CON100 『深淵第二版』GM
1月20日 東京深淵CON~シキサイ~
1月27日 「ナイトランド」4号 「新宿クトゥルーナイト4」@新宿ロフトプラスワン
テーマは「クトゥルー・ギャグ」で、メイン・ゲストは漫画家の西川魯介さん。
朱鷺田は、突っ込み担当のサブゲストの予定。
3月15日 ラヴクラフトの命日「邪神忌(仮)」@阿佐ヶ谷ロフトA
4月20・21日 Tokyoバーショー2013@ベルサール渋谷ガーデン
4月28日 ゲームマーケット2013春
GW後半 仮押さえ
1月および2月初旬は水曜日にゲーム学校。
●ゲーム納め
フリーランスの常で、年末年始も原稿ですが、それでも、ゲームはする訳で……
まず、西上邸での年末ゲーム会に顔出し、「スモール・ワールド」とか「終わった世界と紺碧の追憶」とか麻雀とか、カードゲームとかを遊ぶ。ひさしぶりに麻雀をして、まだ引きの強さだけは残っているような。「スモール・ワールド」は穴掘りウィザードから森のヒューマンと微妙に打撃力が低いあたりを引いたものの、頭を低くして種族衰退を引き伸ばし、小銭を稼いで僅差で逃げ切る。最終精算まで逃げ切れる気分がしなかった。
その後、ゲームマーケットの戦利品とか、自作の自転車レースゲームとかで遊ぶ。「終わった世界と紺碧の追憶」は、色々情報戦が面白かったが、調子に乗りすぎて、敗北条件トラップにひっかかって自爆。わずか15枚の「Love Letter」は、この枚数でゲーム性を維持しているのが素晴らしい。竜騎士07先生のカードゲームはやっぱり羞恥プレイでした(笑) レースゲームは、結構受けたのと、自転車レース好きが気に入ってくれたので、ブラッシュアップして刊行に持ち込みたいところ。求むボードゲーム・メーカー。
深夜に帰宅し、「猫物語(黒)」を見たら、除夜の鐘。
今回は息子。が年明け早々、学校の友達と初詣&初モンハンに出かけてしまったので、年明けカタンは今夜の予定。
さて、今年も楽しい年にしましょうや。